ふやか・す(五他)
水にひたして、やわらかくする。soften by soaking
ぶ‐やく【夫役・賦役】
支配者が被支配者に強制的に課す労役。古代から第2次大戦後の農地改革に至るまで、さまざまな形で存続。主として土木工事、年貢(ねんぐ)の運搬など。えだち。ぶえき。labor
ふや・ける(下一自)
①水を吸って、やわらかにふくれる。swell up〈用例〉指が〜。
②だらける。だらしがなくなる。be loose〈用例〉〜・けた精神。
ふや‐じょう【不夜城】
夜でも昼のように明るく、にぎやかな所。さかり場など。nightless quarters〈参考〉漢代に、中国東莱(とうらい)郡(いまの山東省)不夜県に造られた、夜も太陽が出て明るかったといわれる城に由来。
ふや・す【殖やす】(五他)
①財産などの、数量を多くする。increase〈対義〉減らす。〈用例〉貯金を〜。
②生殖(せいしょく)などによって繁殖させる。propagate〈用例〉牛を〜。
ふや・す【増やす】(五他)
数や量を多くする。add to; increase〈対義〉減らす。〈用例〉電車の本数を〜。人数を〜。
ふや‐ふや(形動)
水分をたっぷり含み、やわらかいさま。sodden
*ふゆ【冬】
四季の一つ。一年中でもっとも気温の低い季節。北半球では、12・1・2月。南半球では、6・7・8月。天文学では、冬至(とうじ)から春分まで。二十四節気(せっき)では、立冬から立春まで。陰暦では、10・11・12月。winter
冬来たりなば春遠からじ(ふゆきたりなばはるとおからじ)
《イギリスの詩人シェリーの『西風に寄せる歌』の一節。冬が来れば春は遠からずやって来る、の意から》厳しくつらい時期を耐え忍べば、幸せな繁栄の時がいずれ訪れて来る。If winter comes, can spring be far behind?
冬立つ(ふゆたつ)
立冬になる。
ふ‐ゆ【不輸】
荘園(しょうえん)の特権の一つ。租税を納めなくてよい特権。ふしゅ。〈比較〉不入(ふにゅう)
ぶゆ【蚋・蟆・子】
ブユ科の吸血性昆虫の総称。体長3〜4mm。湿地や山野・林間に多く、朝夕活動する。雌の成虫は人畜から吸血。世界各地に分布。ぶよ。ぶと。black fly
ふゆ‐あおい【冬葵】
アオイ科の多年草。高さ約90cm。葉は掌状に分裂。春から秋に、淡紅色の小花が葉腋(ようえき)に咲く。葉を食用、種子を薬用とする。中国大陸原産の帰化植物。mallow
ふゆ‐いちご【冬苺】
バラ科のつる性常緑低木。全草に毛が密生。葉は丸い心臓形で5裂。夏に、5弁の白花が咲き、冬に球形の果実が赤熟。食用。
ふ‐ゆう【浮遊・浮游】(名・サ変自)
①水などに浮かび漂うこと。floating〈対義〉沈降。〈用例〉水中に〜するプランクトン。
②放浪すること。wandering
ふ‐ゆう【富裕・富有】(名・形動)
お金があって豊かなこと・さま。裕福。wealthy
ふ‐ゆう【蝣】
→カゲロウの異名。
②《カゲロウが朝生まれて夕べに死ぬといわれていることから》人生のはかないたとえ。
ぶ‐ゆう【武勇】
武術にすぐれ、勇気のあること。bravery
ふゆう‐がき【富有柿】
柿の品種の一つ。岐阜県巣南町(旧川崎村)の原産。栽培される柿のうち、もっとも多い。果実は扁円(へんえん)形で頂部に浅い4条の溝がある。
フュージョン【fusion】
①融合。
②ジャズを基本に、ロック・ソウル・ポップ・クラシック・民族音楽などの要素を取り入れた音楽。クロスオーバー。
ふゆう‐ぜい【富裕税】
財産税の一つ。高額資産所有者を対象とする。日本では昭和25年(1950)シャウプ勧告により創設されたが同28年(1953)廃止。wealth tax
ふゆう‐せいぶつ【浮遊生物】
→プランクトン
ふゆう‐せんこう【浮遊選鉱】
鉱物表面がもっている液体に対する性質の違いを利用する選鉱法。鉱石を0.3mm以下に粉砕し、起泡剤・捕収剤などを加えた水に懸濁(けんだく)させて空気を送り込むと、ぬれにくい鉱物が泡に付着して浮き、ぬれやすいものはそのまま懸濁して残り、分離できる。flotation
フューダリズム【feudalism】
→ほうけんせいど(封建制度)
ぶゆう‐でん【武勇伝】
①強い武士などの活躍する勇ましい物語。chivalric romance
②《俗語》腕力をふるって勇ましく活躍した事件などを、ひやかしていう語。〈用例〉とんだ〜さ。
フューネラル‐マーチ【funeral march】
→葬送行進曲
フューラー【Führer(ドイツ)
ナチス‐ドイツの最高官の称号。強大な権限をもち、ヒトラーがこの職にあった。総統。
フュール‐ジヒ【für sich(ドイツ)
→たいじ(対自)
ふ‐ゆかい【不愉快】(名・形動)
おもしろくないこと・さま。不快なこと・さま。unpleasant〈対義〉愉快。〈用例〉〜な目に遭う。〈派生〉ふゆかいげ(形動)ふゆかいさ(名)
ふゆ‐がこい【冬囲い】
①冬の間、風雪から家や植木を守るために、周囲にめぐらすかこい。snow shelter
②冬の間、野菜などを土中に埋めて保存すること。wintering
③冬の間、使用しない船を入り江などの陸に揚げて囲うこと。
ふゆ‐がれ【冬枯れ】
①冬、草木が枯れること。winter decay
②冬の、寒くて寂しいさま。desolate wintry scene
③冬で客が少なくなること。slack season of winter〈対義〉夏枯れ。
ふゆ‐き【冬木】
①冬、落葉した木。冬枯れの木。冬木立。withered tree of winter
②ときわぎ。常緑樹。evergreen tree
ふゆ‐ぎ【冬着】
冬に着る厚手の衣服。冬服。winter clothes〈比較〉合い着。〈対義〉夏着。
ふゆ‐ぎく【冬菊】
→カンギクの別名。
ふ‐ゆきとどき【不行(き)届き】(名・形動)
注意が行き届かないこと・さま。気のきかないこと・さま。carelessness〈用例〉監督〜。
ふゆ‐くさ【冬草】
冬の草。また、枯れ草。winter grass
ふゆくさ‐の【冬草の】
[枕ことば]《冬の草が枯れる意で、「枯る」と同音であることから》「離(か)る」にかかる。〈用例〉わがまたぬ年はきぬれど〜かれにし人はおとづれもせず(古今・冬)。
ふゆ‐げ【冬毛】
動物の冬の毛。秋から初冬にかけて長い毛に生え替わる。winter pelage〈対義〉夏毛。
ふゆ‐げしょう【冬化粧】
山に雪が積もっていかにも冬らしくなること。wintry snow-clad scene
ふゆ‐ごし【冬越し】(名・サ変自)
冬を越すこと。越冬。pass the winter
ふゆ‐こだち【冬木立】
冬の、葉の落ちた立ち木。withered trees in winter〈対義〉夏木立。
ふゆ‐ごもり【冬籠り】(名・サ変自)
①人や動物が冬の間、巣・家にこもって過ごすこと。
②[枕ことば]《「ふゆこもり」とも。語義未詳》「春」にかかる。〈用例〉〜春さり来れば鳴かざりし鳥も来(き)鳴きぬ咲(さ)かざりし花も咲けれど(万葉・1・16)。
ふゆ‐さく【冬作】
秋に種をまき、冬に生育して、春から初夏までに収穫する農作物。ムギ・エンドウ・ソラマメなど。冬作物。winter crops〈対義〉夏作。
ふゆ‐ざくら【冬桜】
まだ冬のうちに咲く、早咲きのサクラ。カンザクラ・ヒカンザクラなど。
ふゆ‐ざれ【冬ざれ】
冬に風物が荒れて寂しいようす。
ふゆ‐さんご【冬瑚】
ナス科の小低木。葉は皮針形。夏に、葉と対生して、杯状の白色五弁花が咲く。果実が秋に赤熟。鉢植え用。ブラジル原産。タマサンゴ。リュウノタマ。
ふゆ‐ざんしょう【冬山椒】
ミカン科の常緑低木。暖地の山野にはえる。高さ約3m。枝に鋭いとげがある。葉は奇数羽状複葉。晩春、花弁のない淡黄色の小花が咲く。果実は赤熟し、黒い種子を出す。
ふゆ‐じたく【冬支度・冬仕度】
冬に備えて衣類や暖房器具などを整えること。preparation for the winter
ふゆ‐しゃく【冬尺蛾】
シャクガ科のガのうち秋から春に成虫が出現するものの総称。9種が知られる。雌の翅(はね)は退化。雑木林に多い。
ふゆ‐しょうぐん【冬将軍】
《冬の寒さと雪がナポレオンのモスクワ遠征を失敗させたことから》冬の異称。冬の厳しさを擬人化した言い方。General Winter
フュステル‐ド‐クーランジュ【Numa Denis Fustel de Coulanges】
(1830-89)フランスの歴史家。古代の宗教・社会上の諸制度を研究。史料批判の方法を確立。著書『古代都市』など。
ふゆそ‐でん【不輸租田】
律令(りつりょう)制下、納税の対象外となった田。神田・寺田・放生(ほうじょう)田・公廨(くげ)田・乗田など。のちの荘園(しょうえん)の不輸租の特権につながる。〈対義〉輸租田。
ふゆ‐ぞら【冬空】
冬の空。寒々とした冬らしい空模様。winter sky
ふゆ‐た【冬田】
冬の田。冬枯れの田。
ふゆ‐づた【冬蔦】
→キヅタの別名。
ふゆ‐どり【冬鳥】
ある地域に、秋に北の繁殖地から渡来、越冬し、春に再び北方へ帰って行く鳥。日本ではカモ類・ツル類。winter bird〈対義〉夏鳥。
ふゆ‐なぎ【冬凪】
冬の強い季節風がおさまり、海の波も穏やかになぎ渡ること。寒中のものを寒なぎ、厳しい低温下のものを凍(いて)なぎという。
ふゆ‐の‐あめ【冬の雨】(連語)
冬に降る雨。初冬には時雨(しぐれ)が降るが、真冬になると冷たい細かな雨が音もなく降る。ときにみぞれとなる。
ふゆ‐の‐かぜ【冬の風】(連語)
冬に吹く風。西高東低の気圧配置による北または西寄りの寒い季節風のことが多い。winter wind
ふゆのたび【冬の旅】
《原題Winterreise(ドイツ)》シューベルトの連作歌曲集。ミュラーの詩により1827年作曲。全24曲。恋に傷ついた若者の魂のさすらいを描く。『菩提樹(ぼだいじゅ)』などが有名。
ふゆ‐の‐はなわらび【冬の花蕨】
ハナワラビ科の多年生シダ。山地の日当たりのよい草地にはえる。短い根茎の先から3回羽状に深裂した15〜40cmの葉を1枚出す。秋、先端が穂状に分枝した胞子葉をのばし、黄色の胞子嚢(のう)を多数つける。地上部は夏には枯れる。
ふゆのひ【冬の日】
山本荷兮(かけい)編の連句集。貞享(じょうきょう)2年(1685)刊。松尾芭蕉(ばしょう)と尾張(おわり)蕉門との歌仙5巻と追加6句を収録。『俳諧(はいかい)七部集』の第1集。
ふゆ‐ば【冬場】
冬の時期。winter season〈対義〉夏場。
ふゆ‐はやて【冬風】
冬に吹く寒さのきびしい強風。
ふゆ‐び【冬日】
冬の日光。winter sun
ふゆ‐ふく【冬服】
冬に着用する洋服。含気率が大きく、保温性に富んだ材料で、襟・袖(そで)・裾(すそ)などが閉鎖的なものが多い。冬着。winter clothes〈比較〉合い服。〈対義〉夏服。
ふゆ‐ふにゅう【不輸不入】
荘園(しょうえん)に与えられた基本的特権。不輸は租税の免除、不入は検田使や収納使の立入禁止。
ふゆ‐むき【冬向き】
冬にふさわしいこと。for winter use〈対義〉夏向き。
ふゆ‐もの【冬物】
〈対義〉夏物。
①冬使う品物。冬向きのもの。winter goods
②冬に着る衣服の類。winter clothes
ふゆ‐やすみ【冬休み】
冬の休暇。winter vacation〈対義〉夏休み。
ふゆ‐やま【冬山】
〈対義〉夏山。
①冬の山。mountain in winter
②冬に登山すること。また、その山。mountain-climbing in winter
フュルティエール【Antoine Furetière】
(1619-88)フランスの文学者。『フランス語辞典』を編集。風刺小説『町人物語』。
フュン‐とう【フュン島】
(Fyn)デンマーク南部、ユトランド半島東方にある同国第2の島。面積3400km2。中心都市オーデンセ。
ふ‐よ【不予】
《「予」は、くつろぎよろこぶの意》
①心中おもしろくないこと。不愉快。
②天皇・上皇・貴人の病気。不例。
ふ‐よ【付与・附与】(名・サ変他)
授け与えること。交付。delivery〈用例〉権利を〜する。
ふ‐よ【賦与】(名・サ変他)
配って分け与えること。生まれつき備わっていること。endow〈用例〉豊かな才能を〜される。
ふよ【扶余】
①紀元前1世紀から後5世紀、中国東北部から朝鮮半島北部にかけて活躍したとされる部族。また、その国名。1〜3世紀に最盛、494年勿吉(もっきつ)により滅亡。夫余。
②韓国(かんこく)忠清南道南西部の都市。百済(くだら)末期の首都泗ひ(しひ)の故地。町の北にある扶蘇(ふそ)山城跡、東郊の王陵など百済時代の遺跡が多い。
ぶよ【蚋・蟆・子】
→ブユの異名。
ふ‐よう【不用】(名・形動)
①使わないこと・さま。disuse〈用例〉〜になった服。
②役に立たないこと・さま。むだ。無益。useless
不用の用(ふようのよう)
役に立たないと思われるものが、かえって大きな用をたすこと。無用の用。
ふ‐よう【不要】(名・形動)
いらないこと・さま。unnecessary〈対義〉必要。
ふ‐よう【不溶】
液体にとけないこと。insolubility〈対義〉可溶。
ふ‐よう【扶養】(名・サ変他)
①たすけ養うこと。support
②親族間にあって、一定の者が特定の者の生活を援助すること。私的扶養。親族扶養。support
③社会保障としての公的扶助、とくに生活保護。
ふ‐よう【蓉】
①アオイ科の落葉低木。九州以南の暖地にはえる。庭園にも栽植され、高さ1〜3m。葉は掌状に裂け、8〜9月に淡紅色の五弁花が咲く。白花や八重咲きの栽培種がある。モクフヨウ。キハチス。
②ハスの花の中国名。
芙蓉の顔(ふようのかんばせ)
《「芙蓉」は、ハスのこと》ハスの花のように、美しい顔。
ふ‐よう【浮揚】(名・サ変自他)
浮かび上がること。浮かび上がらせること。floating
ぶ‐よう【舞踊】
音楽に合わせた、身体の韻律的な運動または動作。感情や情況を表現する叙述性がある。dance
ふ‐ようい【不用意】(名・形動)
用意のないこと・さま。うっかりしていること・さま。carelessness〈用例〉〜な発言。
ぶよう‐おんがく【舞踊音楽】
踊りのための音楽。一般にはバレエ音楽をさすことが多い。舞曲・舞踏音楽。dance music
ふよう‐かぞく【扶養家族】
納税義務者が生活の世話をし、養っている家族。one's dependents
ふよう‐ぎむ【扶養義務】
一定範囲の親族が互いの生活を保障する義務。ふつうは夫婦相互間と未成年の子に対する親の生活保障の義務をいう。duty of support
ふよう‐グループ【蓉グループ】
第2次大戦後、富士銀行を中心に形成された安田財閥系の企業集団。丸紅・日本鋼管などを含む。富士グループ。
ぶよう‐げき【舞踊劇】
①歌劇・話劇に相対し、器楽と舞踊を主体とする劇。dance drama
②歌舞伎(かぶき)の所作事(しょさごと)・振り事劇のこと。舞踊の場面は、ストーリーに有機的に関連する。
ふよう‐こうじょ【扶養控除】
所得控除の一つ。納税義務者に配偶者以外の扶養親族がいる場合、その人数に応じ一定額を合計所得金額から差し引いて課税すること。allowance for dependents
ふ‐ようじょう【不養生】(名・形動)
健康に気をつけないこと・さま。不摂生。intemperance〈用例〉医者の〜。
ぶ‐ようじん【不用心・無用心】(名・形動)
用心・警戒が足りないこと・さま。carelessness
ふよう‐せい【不溶性】
物質が水やエタノール・エーテルなどの溶媒に溶けない、あるいは均一に混じり合わない性質。insoluble
ふよう‐ど【腐葉土】
落ち葉を堆積(たいせき)して腐らせた土。園芸に用いる。leaf mold〈比較〉腐植土。
ぶよう‐ふ【舞踊譜】
舞踊の運動を紙上に記号で記録したもの。
ふよう‐ほう【蓉峰】
→富士山の美称。
ふ‐よく【扶翼】(名・サ変他)
仕事・任務を達成するように助けること。
ぶよ‐ぶよ(副・形動・サ変自)
水ぶくれしたように、やわらかくしまりがないさま。flabby〈用例〉〜と太る。