ぶんか‐けん【文化圏】
言語・宗教・民俗などの文化現象によって、その性質と範囲が決定される地域。「文化領域」とほぼ同義。culture region
ふんか‐こう【噴火口】
火山の噴火する口。火口。crater
ぶんか‐こうりゅう【文化交流】
諸外国と文化面での交流をはかり、相互理解と友好を促進すること。cultural exchange
ぶんか‐こうろうしゃ【文化功労者】
学問や芸術を通じて日本文化の発展向上につくしたと政府が認めた者。昭和26年(1951)制定の文化功労者年金法に基づき、終身年金が支給される。person of cultural merits
ぶんか‐こっか【文化国家】
文化の創造・維持・発展を理想とする国家。19世紀ドイツで、警察国家や教権国家に対立する理念として成立。cultural nation
ぶんか‐さい【文化祭】
大学・高校・中学などで、学生・生徒が中心となって、展示・講演・討論などをする行事。cultural festival
ぶんか‐ざい【文化財】
①学術・芸術など高度の精神行為によって価値づけられた貴重な文化的遺産のこと。cultural assets
②日本で、文化財保護法の対象とされるもの。有形文化財・無形文化財・埋蔵文化財・民俗文化財・史跡名勝天然記念物・伝統的建造物群。cultural assets
ぶんかざいほご‐ほう【文化財保護法】
文化財の保存と活用を図り、国民の文化の向上や世界文化の進歩に貢献することを目的としてつくられた文化財保護の総合的統一法。昭和25年(1950)制定。従来の「史跡名勝天然記念物保存法」「国宝保存法」「重要美術品等の保存に関する法律」などを統合。
ふんか‐ざん【噴火山】
噴火活動を続けている山。活火山。active volcano
ぶんか‐し【文化史】
人類の歴史を、その精神活動(学問・芸術・宗教など)の諸相から見たもの。cultural history
ぶんか‐ししゅう【文化刺繍】
専用の管針(くだばり)を用い、図案にそって絵を描くように刺していく刺繍。厚手の弾力ある布地にリリヤンなどの糸で刺す。hooking
ぶんかシャッター【文化シャッター(株)】
金属製品。建築資材会社。とくにシャッター。昭和30年(1955)設立。本社は東京都板橋区志村。
ぶんか‐じゅうたく【文化住宅】
①大正の後半から昭和にかけて流行した、和洋折衷住宅。多くは、玄関脇(わき)に洋風応接間をもつ。
②第2次大戦後、関西地方で多く建てられた木造2階建ての棟割りアパートの俗称。
ぶんかしゅうれいしゅう【文華秀麗集】
平安初期の勅撰(ちょくせん)漢詩集。3巻。嵯峨(さが)天皇の命で藤原冬嗣(ふじわらのふゆつぐ)や仲雄(なかお)王らが弘仁(こうにん)9年(818)に編纂(へんさん)。『凌雲(りょううん)集』にもれた作品に新しい詩を加え、28人の詩148首(現存143首)を11部門に分ける。
ぶんか‐しゅぎ【文化主義】
社会の進歩の段階は文化の向上と発達によって決定されると主張し、文化の発達を重視する立場。文化至上主義。
ぶんか‐じょしだいがく【文化女子大学】
私立女子大学。昭和39年(1964)創立。本部は東京都渋谷(しぶや)区代々木。
ぶんか‐じん【文化人】
①文化を身につけた、教養のある人。知識人。intellectual
②学術・芸術などにかかわる職業の人。
ぶんか‐しんかろん【文化進化論】
文化はいずれも一定の段階を経て発展するという立場。進化論の影響下にタイラーらが提唱。culture evolutionism
ぶんか‐じんるいがく【文化人類学】
広義の人類学のうち、生活・思想・行動様式など、文化の側面から研究する分野。身体形質を研究する形質(自然)人類学に対する語で、主としてアメリカで使用。ヨーロッパの民族学と内容的には多く共通。cultural anthropology
ぶんか‐せっしょく【文化接触】
異なる文化をもつ複数の集団・社会が、持続的・直接的な接触を行うこと。culture contact
ぶんか‐だいかくめい【文化大革命】
1966年から76年にかけて毛沢東(もうたくとう)の指導下に中国全土で展開された一大政治闘争。革命派は紅衛兵などを組織して実権派打倒の闘争を進め優位に立ったが、76年毛沢東の死を機に革命派の中心であった江青(こうせい)以下の「四人組」が逮捕され、終結。プロレタリア文化大革命。文革。
ぶんか‐ちょう【文化庁】
文化の振興と普及、文化財の保存と活用をはかり、宗教に関する行政事務を行う文部科学省の外局。昭和43年(1968)発足。Agency for Cultural Affairs
ぶんか‐ちりがく【文化地理学】
言語・地名・宗教・風俗習慣など、文化的諸現象に関する地理学。広義の人文地理学に属する。cultural geography
ぶん‐かつ【分割】(名・サ変他)
分けて別々にすること。division〈用例〉土地を〜する。
ぶん‐かつ【分轄】(名・サ変他)
いくつかに分けて管轄(かんかつ)すること。division〈用例〉職務の〜。
ぶんかつ‐そうぞく【分割相続】
相続の形態の一つ。共同相続人が相続財産をその相続分に応じて分割するもの。division of succession
ぶんかつ‐とうち【分割統治】
反対勢力の結集を妨げるため、支配層が被統治者間の民族的・宗教的・経済的利害の対立をあおり、互いに抗争させ、それを利用して統治すること。帝国主義国の植民地支配でしばしば用いられた。divide and rule
ぶんかつ‐ばらい【分割払い】
売買の決済を2回以上にわたって行う支払い方法。installment plan〈対義〉一時払い。
ぶんか‐てき【文化的】
①文化を重んじるさま。〈用例〉〜事業。
②文化を活用しているさま。〈用例〉〜な生活。
ぶんかでんぱ‐せつ【文化伝播説】
文化の歴史を説明するにあたって、文化の伝播を中心に考える立場。独立発生説と対置される。theory of culture diffusion
ぶんか‐とうそう【文化闘争】
ドイツ統一後の1870年代、宰相ビスマルクが行った、反プロイセン的旧教徒に対する抑圧政策。
ぶんか‐の‐ひ【文化の日】
国民の祝日の一つ。11月3日。もとの明治節。
ぶんかぶんせい‐じだい【文化文政時代】
徳川(とくがわ)11代将軍家斉(いえなり)執政の、文化・文政年間(1804〜30)を中心とした時代。町人文化の隆盛期。文学の山東京伝(さんとうきょうでん)・滝沢馬琴(たきざわばきん)・式亭三馬(しきていさんば)・十返舎一九(じっぺんしゃいっく)・大田南畝(おおたなんぽ)、絵画の葛飾北斎(かつしかほくさい)・安藤広重(あんどうひろしげ)・円山応挙(まるやまおうきょ)・司馬江漢(しばこうかん)・池大雅(いけのたいが)などの出た時期。化政時代。化政期。
ぶんか‐へんか【文化変化】
人類の個別的文化が、長い時間の流れに沿って示す変動。culture change
ぶんか‐へんよう【文化変容】
《acculturationの訳語》文化的に異なる集団の直接的持続的な接触の結果、いずれかの文化様式に変化を生じる現象。
ふんか‐ようしき【噴火様式】
噴火の活動の仕方。爆発型・爆発溶岩混合型などで区分する。ハワイ式噴火・ブルカノ式噴火・ブリニアン式噴火など。mode of eruption
ぶんか‐るいけい【文化類型】
文化人類学の概念の一つ。ベネディクトの著書『文化の型』によって広まったもの。文化を文化要素の統合体として扱い、文化の特性は、要素の結びつけられ方の違いにあるとして、これを類型化したもの。cultural patterns
ぶん‐かん【分館】
本館から分かれた建物。annex〈用例〉研究所の〜。
ぶん‐かん【文官】
軍事以外の行政事務を扱う官吏。文民。civilian〈対義〉武官。
ぶんかんしりん【文館詞林】
中国、初唐期に許敬宗らが勅命を奉じて、漢から唐に至る詩文を集めた書物。658年に成る。もと1000巻あったが、中国では早くに散逸し、日本に伝来したものが現在二十余巻残存するのみ。
ぶんかん‐ゆうい【文官優位】
《civilian supremacyの訳語》→文民統制の別称。
ふん‐き【噴気】
ガス・水蒸気をふき出すこと。また、そのガス・水蒸気。fumes
ふん‐き【奮起】(名・サ変自)
ふるいたつこと。rouse oneself〈用例〉〜を促す。
ふん‐ぎ【紛議】(名・サ変自)
議論がもつれること。また、その議論。いざこざ。trouble
ぶん‐き【分岐】(名・サ変自)
分かれること。またになること。branch off; diverge〈用例〉道路が〜する。
ぶんき【文亀】
室町末期の年号。明応(めいおう)から改元。元年(1501)2月29日〜4年(1504)2月30日。次に、永正(えいしょう)に改元。
ふんき‐いちばん【奮起一番】(名・副)
さあやるぞと、意気込むこと・さま。rouse oneself
ふんき‐こう【噴気孔】
火山地帯にあり、ガスや蒸気などを噴出する穴。または割れ目。ガスの成分によって、硫気孔・炭酸ガス孔・蒸気孔などとよぶ。fumarole
ぶんき‐てん【分岐点】
→分かれ目。turnig point〈用例〉鉄道の〜。人生の〜。
ふん‐きゅう【紛糾】(名・サ変自)
物事が、乱れもつれること。紛乱。complication〈用例〉〜を招く。審議が〜する。
ぶんきゅう【文久】
江戸末期の年号。万延(まんえん)から改元。元年(1861)2月19日〜4年(1864)2月20日。次に、元治(げんじ)に改元。
ぶんきゅう‐さよう【分級作用】
土や砂が、水中での沈降速度の差によって、ふるい分けられる作用。classification
ぶんきゅう‐せん【文久銭】
文久3年(1863)に江戸幕府が出した穴あきの銅銭。文久永宝。
ぶん‐きょう【文教】
①学問・教育によって教化すること。その教え。education
②教育に関する行政。education
ぶん‐ぎょう【分業】(名・サ変他)
①手分けして仕事をすること。工場などで、生産工程をいくつかに分け、各工程を分担して作業を行うこと。division of labor
②業務を専門ごとに分けること。separation〈用例〉医薬〜。
ぶん‐きょうじょう【分教場】
小・中学校で、本校から分かれて授業する所。過疎や交通不便などの辺地に設けられる。現在は分校という。branch school〈対義〉本校。
ぶんきょう‐じょしだいがく【文京女子大学】
私立女子大学。平成2年(1990)創立。本部は埼玉県入間郡大井町。
ぶんきょう‐だいがく【文教大学】
私立大学。昭和41年(1966)立正女子大学として創立、同51年(1976)より現名。本部は埼玉県越谷(こしがや)市南荻島(おぎしま)
ぶんきょう‐ちく【文教地区】
学校や図書館などの文教施設が集中している地区。文教上好ましくない娯楽施設などは法的に制限される。school zone
ぶんきょう‐の‐ふ【文教の府】
文教をつかさどる官庁。文部省のこと。the Ministry of Education
ぶんきょうひふろん【文鏡秘府論】
平安初期の詩学書。6巻。空海編著。弘仁(こうにん)10年(819)ごろ成立。六朝(りくちょう)や唐の詩学書を総合整理し、詩文創作の重要規則を論じる。『文筆眼心抄』は本書の要約。
ぶん‐きょく【分極】
①電気分解のさい、電極付近にイオン濃度の濃淡などが生じ、一時的に電解が阻害される現象。polarization
②原子や分子が双極子モーメントをもつ現象。polarization
ふん‐ぎり【踏ん切り】
思い切り。決心。決断。decision〈用例〉〜がつかない。
ふん‐ぎ・る【踏ん切る】(五自)
《「ふみきる」の転》思い切ってする。決断する。決心する。determine〈用例〉廃止に〜。
ぶんきん‐たかしまだ【文金高島田】
日本髪の一つ。髷(まげ)の根の位置の高い島田髷。江戸時代には御殿女中や未婚女性が、現在はおもに婚礼時に花嫁が結う。
ぶん‐ぐ【文具】
学習や机まわりの作業に必要な諸道具。文房具。stationery
ぶん‐け【分家】(名・サ変自)
①家族の一員が本家から独立して、新しく一家を創設すること。また、その建てた家。また、その家庭。〈対義〉本家。
②旧民法で、戸籍上、家から分離し、新しく別の籍をつくること。
ふん‐けい【頸】
①首をはねること。
②「→刎頸(ふんけい)の交わり」の略。〈用例〉〜の友。
刎頸の交わり(ふんけいのまじわり)
《『史記』「廉頗(れんぱ)藺相如(りんしょうじょ)伝」にあることば》その友人のためなら首をはねられてもいい、というほどの深いつきあい。〈類似〉水魚の交わり。
ふん‐けい【焚刑】
火あぶりの刑。火刑。burning at the stake
ぶん‐けい【文系】
文学ないし人文科学の系統。また、その学科。文科系。cultural science course〈対義〉理系。
ぶん‐けい【文型】
構造あるいは表現の性質によって分けられる、文の類型。sentence pattern
ぶん‐げい【文芸】
[一]
①ことばで表す芸術。詩・小説・戯曲などの総称。文学。literature〈用例〉〜評論。
②文学と芸術。literature and arts
③学問と芸術。art and science
[二]昭和期の代表的文芸雑誌。昭和8〜19年(1933〜44)改造社より刊行。高見順(たかみじゅん)・太宰治(だざいおさむ)・織田作之助(おださくのすけ)らの作品を掲載。第2次大戦後、河出書房より再刊される。
ぶんげい‐がく【文芸学】
文芸の本質・様式・方法などを原理的に研究する学問。science of literature
ぶんげい‐きょうかい【文芸協会】
坪内逍遥(つぼうちしょうよう)を中心とした演劇団体。小山内薫(おさないかおる)の自由劇場とともに日本の新劇運動の端緒を開いた。明治39年(1906)島村抱月(しまむらほうげつ)の立案により発足。広く文芸美術教育などを含めた文化活動を目的としたが、演劇部門のみ活動。大正2年(1913)解散。
ぶんげい‐こうわ【文芸講話】
《正式には「延安(えんあん)文芸座談会での講話」》1942年延安で開かれた座談会での毛沢東(もうたくとう)の講話。新しい人民文学の生まれる方向が提示された。
ぶんげいじだい【文芸時代】
文芸同人雑誌。新感覚派の拠点となった。大正13年(1924)創刊。昭和2年(1927)廃刊。横光利一(よこみつりいち)・川端康成(かわばたやすなり)らが感覚主義的手法による文学活動を展開。
ぶんげいしゅんじゅう【文藝春秋】
大衆総合雑誌。大正12年(1923)菊池寛(きくちかん)が文芸随筆誌として創刊。のち中間的読者層を対象とする総合雑誌へ転換した。芥川(あくたがわ)賞・直木(なおき)賞発表の舞台でもある。
ぶんげいしゅんじゅう【(株)文藝春秋】
雑誌『文藝春秋』から発展した総合出版社。大正12年(1923)菊池寛(きくちかん)が創業。
ぶんげいせんせん【文芸戦線】
文芸雑誌。大正13年(1924)創刊、昭和7年(1932)廃刊。『種蒔(ま)く人』を継承。プロレタリア文学の源流となる。青野季吉(あおのすえきち)を中心に葉山嘉樹(はやまよしき)・黒島伝治(くろしまでんじ)らの創作を生んだ。
ぶんげい‐ふっこう【文芸復興】
→ルネサンス
ぶんげいほう【文芸報】
現代中国の文芸評論専門誌。1949年創刊。66年停刊したが、78年に復刊。
ふん‐げき【憤激】(名・サ変自)
ひどく怒ること。怒りが爆発すること。激怒。wrath
ぶん‐けつ【分蘖】(名・サ変自)
イネ科植物が、生育にともない根元に近い茎の節から新しい茎を分岐すること。株張り。ぶんげつ。tillering
ぶん‐けん【分遣】(名・サ変他)
主とする所から分けて派遣すること。detach〈用例〉〜隊。
ぶん‐けん【分権】
権力・権限を1か所にまとめず、分散すること。decentralization of authority〈対義〉集権。〈用例〉地方〜。
ぶん‐けん【文献】
《「文」は書籍、「献」は賢者の意》
①昔の制度・文物を知る頼りとなる文書。documents
②参考資料とする文書・書物。documentary records〈用例〉〜をあさる。参考〜。
ぶん‐げん【分限】
=ぶげん。
①身分。分際。one's status〈用例〉〜を守る。
②法律上の地位・資格。one's legal position
③財力。財産家。financial power〈用例〉〜者。
ぶん‐げん【文言】
①手紙や文章のことば。もんごん。contents of a letter
②中国で、文語のこと。〈対義〉白話。
ぶんけん‐がく【文献学】
文献や古記録の成立の歴史や、原文の解釈・批判などについて研究をする学問。philology
ぶんけん‐かんり【分権管理】
権限をできるだけ下部階層に組織的・体系的に委譲する管理方式。経営規模が拡大・複雑化している場合に有効。decentralized control
ぶんげん‐さいばん【分限裁判】
裁判官分限法に基づいて行われる、裁判官の免官・懲戒に関する裁判。裁判官が回復困難な心身の故障のため職務を執ることができない場合の免官と、職務上の義務に違反し、職務を怠り、または品位を辱める行状があった場合の懲戒のために開かれる。
ぶんけん‐たい【分遣隊】
ほうぼうへ分けて出す小部隊。detachment
ぶんけん‐ちず【分県地図】
日本全国を都道府県別にしてつくった地図。prefecture maps
ぶんけんつうこう【文献通考】
中国の古代より宋(そう)代までの制度・文物に関する書。元(げん)の馬端臨(ばたんりん)著。24部門、348巻。1317年成立。唐の『通典(つてん)』、宋の『資治通鑑(しじつがん)』を範としたもの。元来は科挙の参考書。
ぶん‐こ【文庫】
[一]
①書物を入れておくくら。
②書類や身の回りの小物を入れる箱。手文庫。
③普及を目的とした小型の本。文庫本。
④まとまった蔵書。〈用例〉学級〜。
[二]文芸雑誌。明治28〜43年(1895〜1910)刊行。投書雑誌で、詩欄から詩人が輩出し「文庫派」を形成した。
ぶん‐ご【文語】
〈対義〉口語。
①書きことば。「話しことば」に対していう。
②平安時代の語法を基礎とした文章語。
ぶんご【豊後】
→ぶんごのくに(豊後国)
ふん‐ごう【吻合】(名・サ変自)
①物事がぴったり合うこと。符合(ふごう)。coincidence
②血管や神経が相互に連絡すること。また、互いに異なる部位、あるいは臓器間に直接・間接の連絡路を設けること。anastomosis
ぶん‐こう【分光】(名・サ変自他)
光を波長あるいは振動数の違いによってスペクトルに分解すること。spectrum
ぶん‐こう【分校】
本校の一部を、離れた所に建てた学校。分教場。branch school〈対義〉本校。
ぶん‐こう【聞香】
《維摩(ゆいま)経の一節からの語。香は、「かぐ」といわないで「聞く」ということから》香をかぐこと。また、香道で、六国五味(りっこくごみ)を鑑別すること。ききこう。もんこう。
ぶん‐ごう【分合】(名・サ変他)
①分けることと合わせること。分割と併合。〈用例〉集散〜する。
②土地の一部を分筆して、他の土地に合筆すること。〈用例〉農地の〜。
ぶん‐ごう【文豪】
すぐれた作家・文学者。master writer
ぶんこう‐かがく【分光化学】
化学の一分野。分光学を応用して、物質の構造や化学的現象・機器による分析法などを研究する。spectrochemistry
ぶんこう‐がく【分光学】
物質が放射あるいは吸収する光の波長・強度などを測定し、その物質の構造や性質を研究する学問。spectroscopy
ぶんこう‐き【分光器】
光を波長によって分解しスペクトルを得る装置。プリズム分光器、回折格子(こうし)を使う格子分光器、干渉じまを利用する干渉分光器などがある。spectroscope
ぶんこう‐けい【分光計】
分光器のうち光のスペクトルを、角度目盛りで測定できるようにした装置。波長や屈折率をきめる。spectrometer
ぶんこう‐こうどけい【分光光度計】
物質による光の吸収または反射に基づくスペクトルを定量測定する装置。物質の定性・定量、分子構造の解明に利用。spectrophotometer
ぶんこう‐しさ【分光視差】
スペクトル線の強度比から求めた絶対等級と、実視等級の差から推定した恒星の視差のこと。恒星の距離決定の一方法。spectroscopic parallax
ぶんこう‐ぶんせき【分光分析】
物質が放射・吸収する光のスペクトルを測定・解析して、物質の検出または組成決定をすること。spectrochemical analysis
ぶんご‐うめ【豊後梅】
ウメの変種。葉が大きく、花も大形で淡紅色の八重咲き。果実は径約5cm、黄熟し、赤褐色の斑点(はんてん)がある。
ぶんこう‐れんせい【分光連星】
星のスペクトル線のドップラー効果によるずれから、連星と確認されたもの。spectroscopic binary
ぶん‐こく【分国】
①平安中期以後の知行国(ちぎょうこく)。院の御分国、源頼朝(みなもとのよりとも)の関東御分国など。
②室町・戦国時代の大名の領地。
ぶんこく‐ほう【分国法】
戦国大名が領国支配のために発布した法令。各領国ごとにそれぞれ独自の法令を定めたが、基本的には御成敗式目(ごせいばいしきもく)を中心とする幕府法を継承。大内家壁書(かべがき)、今川仮名目録(かなもくろく)、伊達(だて)氏の塵芥(じんかい)集、武田(たけだ)氏の信玄家法(しんげんかほう)など。家法。戦国家法。
ぶんご‐すいどう【豊後水道】
大分県南東部の海岸と愛媛県西部の海岸の間、瀬戸内海と太平洋を結ぶ海域。両岸は典型的なリアス式海岸。
ぶんご‐たい【文語体】
文語で書かれた文章の様式。〈対義〉口語体。
ぶんごたかだ【豊後高田】
〈市〉大分県北東部の市。国東(くにさき)半島西部の商業中心地で、農林業もさかん。旧城下町で、石仏など仏教遺跡で知られる。人口1万9204(1994)。
ぶん‐こつ【分骨】(名・サ変他)
遺骨を、2か所以上に分けて納めること。また、その骨。
ふんこつ‐さいしん【粉骨砕身】
力のかぎり努力すること。do one's best
ぶんご‐の‐くに【豊後国】
旧国名。現在の大分県の大部分。西海道の一国。「延喜式」では上国、8郡。国府・国分寺はともに大分市。明治4年(1871)廃藩置県により大分県。豊州(ほうしゅう)。豊後。
ぶんごのくにふどき【豊後国風土記】
古代豊後の地誌。1巻。和銅(わどう)6年(713)の詔命による風土記の一つ。奈良時代中期に成立。抄本が残る。豊後風土記。
ぶんご‐ぶし【豊後節】
浄瑠璃(じょうるり)の一流派。宮古路豊後掾(みやこじぶんごのじょう)が始め、享保(きょうほう)15年(1730)ごろ江戸で大流行したが、幕府から禁止された。常磐津(ときわず)節・富本(とみもと)節・清元節を派生、その芸風は新内(しんない)節に残る。
ぶんご‐ぶん【文語文】
〈対義〉口語文。
①文語で書いた文章の総称。漢文訓読文・変体漢文・候(そうろう)文・擬古文・和漢混交文など。
②明治前半期の文語で書かれた文章。雅文・漢文直訳文・普通文など。
ぶんご‐ぶんぽう【文語文法】
文語文の文法。平安時代の和文を基礎とする。〈対義〉口語文法。
ぶんこ‐ぼん【文庫本】
一定の装丁のもとに継続刊行される小型で安価な叢書(そうしょ)。A6判が多い。文庫。pocket book
ぶんこ‐むすび【文庫結び】
女帯の結び方。蝶(ちょう)結びの左右の羽根を下に向けたもの。半幅帯でゆかたや羽織下に、袋帯で振り袖(そで)などに結ぶ。
ふん‐さい【粉砕】(名・サ変他)
①固体を細かく砕いて小さい粒子にすること。grind
②徹底的に相手を打ち負かすこと。annihilate〈用例〉敵を〜する。
ふん‐ざい【粉剤】
こなになった薬剤。powdered medicine〈対義〉液剤。
ぶん‐さい【文才】
文章を書く才能。文学的才能。literary talent〈用例〉〜がある。
ぶん‐ざい【分際】
《しかるとき、けんそんするときにいう》身のほど。身分。one's status〈用例〉学生の〜でなにごとか。
ふんさい‐き【粉砕機】
→はさいき(破砕機)
ぶん‐さつ【分冊】(名・サ変他)
一部の書物を幾冊かに分けること。分けたもの。separate volume
ぶん‐さん【分散】(名・サ変自他)
①分かれて散らばること。分けて散らすこと。scatter〈用例〉会場が〜している。
②物理で、光や音の波動が、振動数のちがいによって、ちがった屈折をして分かれる現象。dispersion
③統計で、集団全体の平均値からの散らばりの度合いを表す値。標準偏差とともによく用いられる。variance
④《江戸時代、債務者の申し出による》破産。
ぶんさんせい‐せんりょう【分散性染料】
水中に分散剤によって微粒子状に分散し、固溶体の形で溶解して繊維を染める染料の総称。アゾ系・アントラキノン系のものが多い。合成繊維用に広く使用される。disperse dye