ぼうか‐ど【防火戸】
火災の拡大や延焼を防ぐ目的の戸・窓・シャッターで、建築基準法で指定されるもの。fireproof door
ぼうか‐とりょう【防火塗料】
不燃性の塗膜をつくる塗料。塩化ビニル樹脂系・無機質系など。火災時に不燃性ガスを発生する発泡性の塗料もある。fireproof paint
ぼうか‐へき【防火壁】
火災の延焼や拡大を防止するために建築物内に設ける耐火構造の壁。建築基準法で、1000m2以上の木造建築には設置が義務づけられ、構造・位置・開口部の大きさなどが規定されている。fire wall
ほうが‐りん【萌芽林】
林を伐採したのち、切り株から芽がのびて回復した林。切り株から何本かの幹がのびることが多い。雑木林にはこの形のものが多い。coppice forest
ぼうか‐りん【防火林】
火災の延焼を防ぐため難燃性の植物で造成された樹林帯。山地では山火事の延焼を防ぐため防火線(空地)と併用することが多い。fire break forest
ほう‐かん【芳翰】
人の手紙をいう敬語。貴翰。
ほう‐かん【奉還】(名・サ変他)
お返しすること。〈用例〉大政〜。
ほう‐かん【宝冠】
宝石で飾ったかんむり。crown
ほう‐かん【宝鑑】
りっぱな手本や参考になる書物。宝典。
ほう‐かん【法官】
司法の官吏。裁判官。judge
ほう‐かん【砲艦】
おもに港湾や河川の警備を任務とする吃水(きっすい)の浅い小型の軍艦。比較的大口径の砲と機銃をもつ。gun boat
ほう‐かん【幇間】
宴席で客のきげんをとり結ぶ男の芸人。近世社会が遊里を社交場としたために生まれた職業。たいこもち。男芸者。
ほう‐がん【包含】(名・サ変他)
中に含み持つこと。inclusion〈用例〉矛盾を〜する。
ほう‐がん【判官】
=はんがん。
①律令(りつりょう)制で、上級官吏の四等官の第3。各役所の三等官の総称。じょう。
②とくに衛門府(えもんふ)の尉(じょう)などで検非違使(けびいし)を兼ねるもの。検非違使の尉。
③《検非違使左衛門少尉だったので》→源義経(みなもとのよしつね)のこと。〈用例〉九郎〜義経。
ほう‐がん【砲丸】
①大砲の弾。砲弾。shell
②砲丸投げに使う金属の玉。shots
ぼう‐かん【坊間】
まちなか。市中。世間。
ぼう‐かん【防寒】
寒さをふせぐこと。protection against the cold〈用例〉〜具。
ぼう‐かん【傍観】(名・サ変他)
そばで見ていること。第三者的立場・態度で物事のなりゆきをながめること。look on〈用例〉〜者。事件を〜する。
ぼう‐かん【暴漢】
暴力をふるう男。あばれ者。乱暴者。ruffian; rowdy〈用例〉〜に襲われる。
ボウ‐ガン【bow gun】
石弓の一種。銃と弓を組み合わせたような形の弓。撃つときは銃のように引き金を引く。
ほうかん‐がいこう【砲艦外交】
大国が艦隊の武力を背景に展開する外交戦略。gunboat diplomacy
ぼうかん‐こうぞう【防寒構造】
とくに寒さを防ぐ目的で造られた建築構造。断熱性を高め、凍上(とうじょう)・結露の防止対策をとるもの。cold-proof structure
ほうがん‐し【方眼紙】
一定の間隔で縦横に直交する線が引いてある紙。設計・製図・統計などに使う。graph paper(米); section paper(英)
ほうかん‐しょう【宝冠章】
勲章の一種。功労のある婦人に授与され、勲一等から勲八等まである。
ほうがん‐だい【判官代】
①昔、院庁(いんのちょう)に仕えた判官。
②荘園(しょうえん)の事務を扱った職。
ほうがん‐なげ【砲丸投げ】
陸上競技で、投擲(とうてき)種目の一つ。砲丸(金属球で男子7.26kg以上、女子4kg以上)をサークル内から投げ、飛距離を競う。shot putting
ほうがん‐びいき【判官屓】
=はんがんびいき。
①《判官源義経(みなもとのよしつね)が、兄頼朝(よりとも)の圧迫により悲境に陥ったことへの同情から》弱い立場にある者に同情し、肩をもつこと。
②《転じて》弱者・敗者に対していだく、第三者の同情的な気持ち。
ほうがん‐もの【判官物】
源義経(みなもとのよしつね)が判官だったことから、義経に関する戯曲・小説をまとめてよぶ語。『義経記(ぎけいき)』を源泉として種々の義経伝説が生じ、謡曲『船弁慶(ふなべんけい)』『安宅(あたか)』、浄瑠璃(じょうるり)『義経千本桜』、幸若舞曲などにつくられた。
ぼうかん‐れい【貿管令】
→貿易管理令」の略。
ほうき【箒・帚】
《「ははき」の転》はき掃除の用具。座敷ぼうき、庭ぼうき、かまど用の荒神(こうじん)ぼうきなどがある。broom
箒に手拭を被せ、逆さに立てる(ほうきにてぬぐいをかぶせ、さかさにたてる)
なかなか帰ろうとしない客を追い出すためのまじない。
ほう‐き【芳紀】
年ごろの女性の年齢。〈用例〉〜まさに18歳。
ほう‐き【宝器】
①尊いうつわ。
②すぐれた人物。
ほう‐き【放棄・抛棄】(名・サ変他)
①捨ててしまうこと。abandonment〈用例〉任務を〜する。
②権利などを喪失させること。renunciation〈用例〉権利〜。
ほう‐き【法規】
法律・命令・規則などのうち、とくに国民の権利・義務に影響を与えるきまりの総称。law; legislation
ほう‐き【法器】
①法要に使う器具。
②仏道修行にたえる素質の人。
ほう‐き【蜂起】(名・サ変自)
《ハチが巣から一時に飛び立つ、の意》暴動・兵乱などが、いっせいに起こること。群起。uprising〈用例〉武装〜。
ほうき【耆】
→ほうきのくに(伯耆国)
ほうき【宝亀】
奈良時代の年号。神護景雲(じんごけいうん)から改元。元年(770)10月1日〜12年(781)1月1日。次に、天応(てんおう)に改元。
ぼう‐ぎ【謀議】(名・サ変他)
①はかりごとの相談をすること。conference
②法律で、数名がともに犯罪の計画・手段を相談すること。conspiracy〈用例〉共同〜。
ほうき‐ぎ【箒木】
アカザ科の一年草。畑などで栽培され、高さ約1m。茎はよく分枝する。葉は狭皮針形。夏〜秋に、淡緑色の小花を穂状につける。枝や茎でほうきを作る。実はとんぶりとよばれ薬用・食用。中国原産。ニワクサ。ハハキギ。ホウキグサ。
ほうき‐たけ【茸】
担子菌類ホウキタケ科のキノコ。高さ約15cm。秋に山中に発生する。下部の茎は太く、上部は樹枝状に分岐。食用。ネズミタケ。
ほうき‐の‐くに【耆国】
旧国名。現在の鳥取県西半部。山陰道の一国。「延喜式」では上国、6郡。国府は倉吉(くらよし)市国府(こう)、国分寺は同市国分寺(こくぶんじ)。明治4年(1871)廃藩置県により鳥取県。同9年(1876)島根県に併合。同14年(1881)再び鳥取県に統合。伯州(はくしゅう)。伯耆。
ほうき‐ふじ【耆富士】
→大山(ダイセン)の異称。
ほうき‐ぼし【箒星】
《太陽に近づくと長い尾が現れ、あたかも箒のように見えることから》彗星(すいせい)。comet
ほうきむし‐るい【箒虫類】
触手動物門ホウキムシ綱に属する海生動物の総称。この一種ホウキムシは、浅海の砂泥中や岩上に分泌液で管をつくり、その中にすむ。体長約9cm、円筒状で細長く、前端の触手冠が箒のようにみえるのでこの名がある。世界中に10種内外が分布しており、日本では2種が知られている。
ほうき‐め【箒目】
ほうきで掃いた跡に残る筋。
ほうき‐もろこし【黍】
イネ科の一年草。高さ約3m。夏、茎の先端に大きな花穂をつける。花穂は多数枝分かれし、先に穎果(えいか)を実らす。穎果を取り除いたものから箒をつくる。アフリカ原産。
ほう‐きゃく【訪客】
訪ねてくる客。訪問客。
ぼう‐きゃく【忘却】(名・サ変他)
過去の経験や印象を、すっかりわすれること。失念。oblivion; forgetfulness〈対義〉記憶。〈用例〉世間から〜される。
ぼう‐ぎゃく【暴虐】(名・形動)
手荒く取り扱うこと・さま。むごくいじめること・さま。atrocity〈用例〉〜の限りをつくす。
ぼうきゃく‐きょくせん【忘却曲線】
経験し記憶した事柄が、時間の経過によってどのように忘れられていくかを示す曲線。
ほう‐きゅう【俸給】
公務員・会社員などが、労務に対して受ける報酬。年俸・月俸など。給料。サラリー。salary
ほう‐ぎょ【崩御】(名・サ変自)
天皇・太皇太后・皇太后・皇后が亡くなることをいう尊敬語。〈比較〉薨去(こうきょ)
ほう‐ぎょ【鮑魚】
塩漬けにしたさかな。
鮑魚の肆(ほうぎょのいちぐら)
《「肆」は店》
①塩漬けの魚や干物を売る店。
②《その、くさいにおいを発するところから転じて》ならず者などの集まり。
鮑魚の肆に入るが如し(ほうぎょのいちぐらにいるがごとし)
《『孔子家語(こうしけご)』「六本」にあることば。塩漬けの魚を売る店にいると、そのくさいにおいを感じなくなる、の意から》悪い仲間と一緒にいると、その影響を受ける。鮑魚の肆。
ぼう‐きょ【暴挙】
①無謀な振る舞い。reckless act〈用例〉〜に出る。
②暴動。riot〈用例〉〜を起こす。
ぼう‐ぎょ【防御・防禦】(名・サ変他)
ふせぎ守ること。また、その備え。defense〈対義〉攻撃。〈用例〉攻撃は最大の〜なり。
ほう‐きょう【方磬・方響】
古く、雅楽で使われた楽器。中国の唐代に現れた打楽器で、鉄琴の一種。鉄板を上下2段に8枚ずつつるし、槌(つち)で打つ。ほうけい。
ほう‐きょう【豊凶】
豊作と凶作。豊年と凶年。
ほう‐きょう【豊胸】
ふっくらと盛り上がった胸。
ほう‐きょう【豊頬】
①ふっくらと美しいほお。
②美人。
ぼう‐きょう【防共】
共産主義をいれないこと。defense against communism〈比較〉反共。〈対義〉容共。
ぼう‐きょう【望郷】
遠く離れていて、故郷を懐かしく思うこと。homesickness〈用例〉〜の念たちがたし。
ほうきょういん‐とう【宝篋印塔】
宝篋印陀羅尼(だらに)の経文を納める塔。北宋(そう)初期の呉越(ごえつ)王の銭俶(せんしゅく)が金銅製の小塔八万四千に『宝篋印陀羅尼経』を納めて広めたのに始まる(日本にも数基現存)。日本では平安時代末〜鎌倉(かまくら)時代以後に作られ、供養塔・墓碑塔として建てられた。石造りが多い。
ほうぎょう‐づくり【宝形造(り)・方形造(り)】
屋根の形式の一つ。大棟(おおむね)がなく、角錐(かくすい)状で、底面が四角・六角・八角形の建物に用いる。pavilion roof
ほう‐ぎょく【宝玉】
宝として扱う、たま。宝珠。
ぼうぎょ‐りつ【防御率】
野球で、投手の自責点を1試合9回完投分に換算して表した数字。防御率=総自責点÷総投球回×9 投手防御率。earned run average
ぼう‐きれ【棒切れ】
棒の切れはし。ぼうぎれ。ぼうっきれ。stick
ほう‐きん【砲金】
青銅の一種。錫(すず)5〜10%、亜鉛2〜5%を含む銅合金。かつて大砲の鋳造(ちゅうぞう)に使われたのでこの名がある。バルブ・軸受け・機械部品に多用。gun metal
ほう‐ぎん【放吟】(名・サ変自他)
大声で詩や歌をうたうこと。singing loudly〈用例〉高歌〜。
ほう‐く【法鼓】
《仏教語》仏の説法のこと。ほっく。
法鼓を鳴らす(ほうくをならす)
仏法を、世の中に盛んにひろめる。
ほう・く【惚く】(下二自)
〈古語〉
→ほうける(惚ける)
ほう‐ぐ【故】
→ほご(反故)
ほう‐ぐ【法具】
仏教の儀式に用いる器具。
ぼう‐ぐ【防具】
剣道などの格技で、相手の攻撃から身を守るため胴・腕・面などをおおう道具。打突の有効部位を明確にする意味からも用いられる。protector
ぼう‐ぐい【棒杭・棒杙】
丸太のくい。pile; stake
ぼう‐くう【防空】
航空機やミサイルによる攻撃を防ぐこと。air defense
ぼうくう‐えんしゅう【防空演習】
空襲による被害を防ぐための消火・避難訓練。anti-air-raid drill
ぼうくう‐ごう【防空壕】
空襲のさいに待避するため、地下に設けた穴・部屋。air-raid shelter
ぼうくうしきべつ‐けん【防空識別圏】
各国が領空の外側に設けている国防上の空域。ここに進入する航空機は国籍や飛行計画を前もって知らせなければならない。日本では沿岸から400〜500km。ADIZ。air defense identification zone
ぼうくう‐ずきん【防空頭巾】
第2次大戦下、空襲のときに頭部を保護するためにかぶった頭巾の一種。おもに婦女子が所持・着用。
ぼう‐ぐみ【棒組(み)】
①かごを担ぐ相手。相棒。
②仲間。
③新聞・雑誌などの文章・記事を、本組みの前に活字などで決められた字詰めに組むこと。また、組んだもの。棒ゲラ。〈対義〉ページ組み・本組み。
ぼう‐グラフ【棒グラフ】
変量の分布を、度数に比例した長さの棒状の図形で表したグラフ。bar chart
ぼう‐くん【亡君】
死んだ主君。先君。
ぼう‐くん【傍訓】
漢字の右わきなどにつけるよみがな。振り仮名。ルビ。
ぼう‐くん【暴君】
①無道な君主。tyrant
②気ままにふるまう人。tyrannical master〈用例〉家庭の〜。
ぼうくん‐りゅう【暴君竜】
→チラノサウルス
ほう‐けい【方形】
四角いかたち。四角形。〈対義〉円形。〈用例〉〜の陣立て。
ほう‐けい【包茎】
男性生殖器の亀頭(きとう)が、成人しても包皮でおおわれていて、露出していない状態。手術を必要とすることもある。phimosis
ほう‐けい【芳馨】
よいかおり。芳香。
ほう‐げい【奉迎】(名・サ変他)
貴人を迎えること。〈対義〉奉送。
ぼう‐けい【亡兄】
死んだ兄。〈対義〉亡弟。
ぼう‐けい【忘形】
①自分を忘れて、無為自然の道を悟ること。自分を無にすること。
②人の容貌・外見や地位・身分などを、問題にしないこと。
忘形の交わり(ぼうけいのまじわり)
《『唐書』「孟郊(もうこう)伝」にあることば》へだてのない、親密な交際。
ぼう‐けい【傍系】
分かれ出た系統。collateral line〈対義〉直系・正系。〈用例〉〜会社。
ぼう‐けい【謀計】
はかりごと。たくらみ。謀略。conspiracy; plot
ぼうけい‐かぞく【傍系家族】
直系尊属と直系卑属以外の親族を含む家族。複合家族とほぼ同義。collateral family〈対義〉直系家族。
ぼうけい‐けつぞく【傍系血族】
自分と同じ始祖から分かれた血族。兄弟姉妹・おい・めい・おじ・おば・いとこなど。collateral consanguinity〈対義〉直系血族。
ほうけい‐しゅうこうぼ【方形周溝墓】
方形で、周囲に溝を掘りめぐらせた墓。弥生(やよい)時代から古墳時代初めにかけてさかんに造られた。
ほう‐げき【砲撃】(名・サ変他)
大砲などで攻撃すること。bombardment〈用例〉〜を加える。
ぼう‐げつ【某月】
《該当する月が不明であったり、わざとかくしたりするときに用いる》ある月。〈用例〉〜某日。
ほう・ける【惚ける・耄ける】(下一自)
=ほける。
①頭の働きが鈍くなる。ぼける。become senile〈用例〉病み〜。
②夢中になる。be absorbed in〈用例〉遊び〜。
ほう‐けん【奉献】(名・サ変他)
差し上げること。たてまつること。奉納。
ほう‐けん【宝剣】
宝とする、たいせつな剣。treasured sword
ほう‐けん【封建】
①天子の公領以外の土地を、諸侯に分け与えて治めさせること。feudalism
②封建制度のこと。feudalism
ほう‐げん【方言】
一言語のうちで、音韻(おんいん)・語彙(ごい)・文法などの特徴によって共通語と区別される地域的言語体系。また、その地域特有の珍しい語。俚言(りげん)。土語。dialect〈対義〉共通語・標準語。
ほう‐げん【放言】(名・サ変自他)
よく考えもせず、思い浮かんだことを言うこと。無責任な発言をすること。また、そのことば。irresponsible remarks〈比較〉広言。
ほう‐げん【法眼】
①《「法眼和尚位(かしょうい)」の略》僧位で、法印に次ぐもの。
②中世以降、仏師・画工などに授けられた称号の一つ。
ほう‐げん【法源】
①判決を基礎づけるために援用される法や規範。source of law
②法として効力をもつことの根拠。source of law
ほう‐げん【法諺】
法律に関することを格言として表現したもの。「疑わしきは被告人の利益に」「法律なければ刑罰なし」など。法格言。legal maxim
ほうげん【保元】
平安末期の年号。久寿(きゅうじゅ)から改元。元年(1156)4月27日〜4年(1159)4月20日。次に、平治(へいじ)に改元。
ぼう‐けん【冒険】(名・サ変自)
①危険をおかして事を行うこと。adventure
②成功のめどが立たないことをあえてすること。venture〈用例〉この店を始めたのは〜でした。
ぼう‐けん【剖検】(名・サ変他)
解剖して調べること。
ぼう‐けん【望見】(名・サ変他)
遠くから望み見ること。〈用例〉丘から町を〜する。
ぼう‐げん【妄言】
出まかせに言うこと。また、そのことば。もうげん。
ぼう‐げん【暴言】
乱暴なことば。abusive language〈用例〉〜を吐く。
ほうけん‐いせい【封建遺制】
資本主義社会の発展の不均衡により残存している、封建社会の制度や価値意識。
ほうげん‐きょうかいせん【方言境界線】
方言と方言の境目。その両側で、言語的特色に大きな違いがみられる。日本を東西両方言に分ける新潟県の親不知(おやしらず)から日本アルプスを南下して浜名湖に至る線などをいう。〈比較〉等語線。
ほうけん‐しそう【封建思想】
封建社会に育った、身分の上下を中心とする思想。
①支配者・権力者に完全に服従する心をもつ考え方。feudal idea
②支配者・権力者が度を越して権力を行使し、命令する考え方。feudal idea〈用例〉今日でも〜はまだ残っている。
ほうけん‐じだい【封建時代】
封建社会の時代。古代社会のあとを受け、近代社会に先行する時代で、政治的・社会的制度が土地を媒介(ばいかい)として成立。feudal age
ほうけん‐しゃかい【封建社会】
封建制度を基底とする社会。ヨーロッパでは13世紀までの中世社会、日本では鎌倉(かまくら)〜江戸時代がこれに該当(がいとう)。feudal society
ほうげん‐しゅうけんろん【方言周圏論】
柳田国男(やなぎたくにお)が『蝸牛(かぎゅう)考』で提示した言語伝播(でんぱ)に関する学説。新語が文化的中心地に発生し、周辺に影響を与え、次々に旧表現を外側に押しやるため、遠隔の地に相似した古語が存在するというもの。
ほうけん‐しゅぎ【封建主義】
封建制度を社会の基本理念とする考え方。上位の者が下位の者の意志や理念を無視して、権力で押さえつけるやり方。feudalism
ぼうけん‐しょうせつ【冒険小説】
海・山・未開地・宇宙への旅行など、危険をおかして事を行う主人公を中心に描いた小説。adventure novels
ほうけん‐せいど【封建制度】
①中国の周(しゅう)代に行われた国家組織。天子が土地を諸侯に分割し、諸侯はそれをさらに臣下に分与して領内を掌握するもの。
②封建時代の政治制度。領主が家臣に封土を給与する代償として軍役奉仕を求めるという、主従関係を中心とした統治制度。西欧では6世紀ごろから始まり、12世紀ごろに確立。日本では鎌倉(かまくら)幕府の成立とともに発展し、江戸幕府により変質しながら完成。feudalism
ぼうげん‐たしゃ【妄言多謝】
妄言をお許しあれ。もうげんたしゃ。
ぼうけんだんきち【冒険ダン吉】
島田啓三(しまだけいぞう)作の漫画。また、その主人公名。昭和8年(1933)から『少年倶楽部(クラブ)』に連載。
ほうげん‐ちず【方言地図】
音韻・語彙(ごい)・文法などの、地理的変異のさまを表した地図。言語地図。dialect atlas
ほうけん‐ちだい【封建地代】
封建的土地所有者である領主が、農民から、経済外的強制によって奪いとる地代や年貢(ねんぐ)。労働地代・生産物地代・貨幣地代に分けられる。feudal rent
ほうけん‐てき【封建的】(形動)
①上下関係を重んじ、因習を守り、個人の人格・自由を軽んずるさま。feudal〈対義〉民主的。
②人間関係に、義理・人情を重んずるさま。feudal
③甘んじて人の支配を受け、批判的態度のないさま。feudal
④封建制度のなごりがあるさま。feudal〈対義〉近代的。〈用例〉〜な家長制度。
ほうげん‐の‐らん【保元の乱】
保元元年(1156)におこった、天皇家・摂関家内部の対立による争乱。崇徳(すとく)上皇・藤原頼長(ふじわらのよりなが)は源為義(みなもとのためよし)・源為朝(ためとも)・平忠正(たいらのただまさ)らを、後白河(ごしらかわ)天皇・藤原忠通(ただみち)は平清盛(きよもり)・源義朝(よしとも)らを集めて衝突したが、天皇側の勝利に終わった。武家の勢力が政界に大きく進出するきっかけとなった事件。
ほうげんものがたり【保元物語】
鎌倉(かまくら)初期の軍記物語。3巻。作者未詳。江戸期流布の本文は室町中期以降の成立。保元の乱を描き、源為朝(みなもとのためとも)を中軸に勇壮な合戦が和漢混交文で活写される。琵琶(びわ)法師によって語られた。
ぼう‐げんれい【房玄齢】
(578-648)中国、唐朝創業の功臣。李世民(りせいみん)(太宗(たいそう))を補佐して隋(ずい)末の乱を平定。唐朝成立後は宰相として活躍。経史に通じ、文章家としてもすぐれていた。