まき【牧】
牛・馬・羊などを、はなしがいにする所。まきば。ぼくじょう。ぼく。pasture
まき【巻(き)】
[一](名)
①巻くこと。巻いたもの。〈用例〉〜がゆるい。
②書画の巻き物。
③書物や物語の内容上の一区切り。〈用例〉桐壺(きりつぼ)の〜。
④俳諧(はいかい)の付け句を続けたもの。その書き物。
[二](助数)巻いた物、書物の巻数などを数える語。〈用例〉1の〜。〜の上。
まき【薪】
燃料にする木。たきぎ。firewood〈数え方〉1本・1把(わ)・1束(そく)
ま‐き【真木・槙】
→いぬまき(犬槙)。
②《すぐれた木、の意》スギ・ヒノキの古名。
真木立つ山(まきたつやま)
スギやヒノキなどが茂った山。
真木の嬬手(まきのつまで)
スギやヒノキなどの、荒くけずっただけの木材。
まき【牧】
〈村〉新潟県南西部、長野県境の山間の村。豪雪地域で、稲作のほか肉牛飼育などの農業が主。建設機器工場などもある。人口3438(1994)。
まき【巻】
〈町〉新潟県中部、新潟市の南にある町。周辺地域の行政・文化の中心で、市の穀倉地帯でもある。人口3万0147(1994)。
マキ【maquis(フランス)
《コルシカ島の低木林、の意。犯罪者の潜伏場所とされていたことから》第2次大戦中、対独抵抗運動に従事した地下武装組織。1944年フランス国内軍に編入された。
ま‐ぎ【間木】
なげしの上などにつくった、たな。
マギ【magi】
①『新約聖書』で、イエス誕生時の、東方の三博士。the Magi
②ペルシアの古代宗教、とくにゾロアスター教の司祭階級。
③幻術師。魔術師。
まき‐あが・る【巻(き)上がる・捲(き)上がる】(五自)
①巻いて上にあがる。rool up〈用例〉土煙が〜。
②すっかり巻き終わった状態になる。rolled up〈用例〉のり巻きが〜。
まきあげ‐しぼり【巻(き)上げ絞り】
→まきしぼり(巻き絞り)
まき‐あ・げる【巻(き)上げる・巻(き)揚げる・捲(き)上げる】(下一他)
①巻いて上げる。roll up〈用例〉すだれを〜。
②奪い取る。take away〈用例〉金を〜。
マキアベリ【Niccolò Machiavelli】
(1469-1527)ルネサンス期イタリアの政治思想家。近代政治学の祖。フィレンツェの貴族出身。宗教的権威や個人道徳から独立したリアリズムで政治技術の法則性を発見した。著書『君主論』『ローマ史論』など。
マキアベリズム【Machiavellism】
権力の獲得・維持拡大のためには手段を選ばず、結果によってすべての行為が正当化されるとする考えや態度。政治の道徳からの独立性を主張したマキアベリの思想に由来。権謀術数主義。
まき‐あみ【巻(き)網・旋網】
長い帯状の網漁具。揚繰(あぐり)網・巾着(きんちゃく)網・縫切(ぬいきり)網など。魚群を包囲し、その囲いをしだいにせばめる。purse seine
まき‐ありつね【槇有恒】
(1894-1989)元登山家。宮城県生まれ。慶大卒。日本近代登山の先覚者。大正10年(1921)アルプスのアイガー東山稜(さんりょう)初登頂。昭和31年(1956)日本隊マナスル初登頂時の隊長。
まき‐いずみ【真木泉】
(1813-64)幕末の尊攘派志士。名は保臣(やすおみ)。久留米(くるめ)の神官出身。江戸・水戸(みと)に遊学し水戸学の影響を受ける。元治(げんじ)元年(1864)長州(ちょうしゅう)兵とともに蛤御門(はまぐりごもん)の戦に敗れ自殺。
まき‐いつま【牧逸馬】
→林不忘(はやしふぼう)の別名。
まき‐え【蒔絵】
日本独自の漆工芸の装飾技法の一種。漆で文様を描いた上に、金・銀・錫(すず)などの粒子や色粉(いろこ)を付着させたりして図様を表現する。工程上から平(ひら)蒔絵・研出(とぎだ)し蒔絵・高蒔絵の3種に区別できる。
まき‐え【撒(き)餌】
①小鳥・魚などに、えさをまき散らして与えること。そのえさ。scattered feed
②釣りで、魚をおびき寄せるためにまくえさ。よせえ。こませ。ground bait
まきおか【牧丘】
〈町〉山梨県北部、笛吹(ふえふき)川上流域の町。養蚕・コンニャク栽培がさかんで、ブドウ(巨峰)の産地としても知られる。金峰(きんぷ)温泉がある。人口6704(1994)。
まき‐おこ・す【巻き起(こ)す・巻起(こ)す】(五他)
①巻くようにして吹き上げる。〈用例〉砂塵(さじん)を〜。
②強い勢いで事をひき起こす。create a sensation〈用例〉センセーションを〜。
まき‐がい【巻(き)貝】
広義には、軟体動物のうち、マキガイ綱に属する貝類の総称。通常背上に渦巻き状の殻(から)があるが、カサガイ・ヨメガカサガイのように円錐(えんすい)状の殻の種類や、ナメクジ・ウミウシのように殻のない種類も含む。狭義には、マキガイ綱のうち、アワビ・サザエ・タニシ・カワニナなど巻いた殻の貝。snail〈比較〉ニマイガイ。
まき‐かえし【巻(き)返し】
①広げたり反対に巻いたりしたものを、もとの状態に巻きもどすこと。roll back
②勢いをもり返すこと。反撃。roll back〈用例〉〜をはかる。
まきかえし‐せいさく【巻(き)返し政策】
冷戦の主導権をソ連から奪い返し、社会主義陣営に積極的に攻勢をかけようというアメリカの政策。1953年国務長官ダレスが提唱。roll back policy
まき‐かえ・す【巻(き)返す】(五他)
①巻いて、元へ戻す。rewind
②勢いを取り戻して、逆に攻めかける。rally
まき‐か・える【巻(き)替える】(下一他)
①別なものに新たに巻く。また、別なものを巻く。rewind〈用例〉毛糸を〜。
②相撲の技の一つ。自分に不十分な組み手のとき、わずかな動きを利して、有利な差し手に組みかえること。
まき‐がまえ【冂構え】
漢字を組み立てている部分の名。「円・周」などの「冂」。けいがまえ。
まき‐がみ【巻(き)紙】
①半切(はんせつ)紙を横につないで巻いたもの。手紙用。
②物を巻いて包む紙。また、巻いた紙。roll
まき‐がり【巻(き)狩り】
四方から狩り場を囲んで、獣を捕らえること。〈用例〉富士の〜。
まきぐち‐つねさぶろう【牧口常三郎】
(1871-1944)教育家・宗教家。創価学会の創設者の一人。初代会長。昭和3年(1928)日蓮正宗(にちれんしょうしゅう)に入信。その教えに基づく教育法を創唱し、昭和5年(1930)創価教育学会を設立。第2次大戦中弾圧され、獄死。
まき‐ぐも【巻(き)雲】
→けんうん(巻雲)
まき‐げ【巻(き)毛】
髪の毛がちぢれて、うずを巻いたようになっている状態。また、その毛。髪型に部分的にあしらったり、髪型全体を構成したりする。カール。curl
まき‐こ・む【巻(き)込む】(五他)
①巻いて中に入れる。roll in〈用例〉機械に〜・まれる。
②事件や仲間に引き入れる。involve〈用例〉犯罪に〜・まれる。
まき‐ざっぽう【薪雑把】
まきにするのに適した形や大きさにした木切れ。まきざっぱ。a piece of firewood
マキシ【maxi】
《服飾用語。maximumから》くるぶしの隠れるほどの、床上10〜20cmの長い丈のスカート。マキシスカート・マキシドレスなど。ロングスカート。
まき‐じた【巻(き)舌】
①舌を巻くようにして、ら行を強く発音し、早口にものを言うこと。江戸っ子のべらんめえ口調など。roll one's r's
②切り口上。
まき‐しぼり【巻(き)絞り】
絞り染めの技法の一つ。布をつまんで糸をぐるぐる巻きつけて締めて染める。巻き上げ絞り。
マキシマム【maximum】
=マクシマム。〈対義〉ミニマム。
→最大限。最大量。
②数学で、→極大値
まき‐じゃく【巻(き)尺】
テープ状の物差し。輪形に巻いたり、円形の容器に巻き込んで、必要に応じて引き出して使う。まきざし。tape measure
まき‐す【巻(き)簀】
竹製の調理用すだれ。竹を細く割り、糸で連ねてある。巻きずし・だて巻きなどを巻く。
まき‐スカート【巻きスカート】
腰に巻いて身につけるスカートの総称。ラップスカート。wraparound skirt
まき‐ずし【巻(き)鮨】
乾し海苔(のり)、すり身入りの厚焼き卵などで、鮨飯(すしめし)と、しんにするたねを巻いたもの。海苔巻き。卵巻き。
まき‐ぞえ【巻(き)添え】
①人人を災難に巻きこむこと。involvement〈用例〉子どもを〜にする。
②他人の事件のために罪や損害を受けること。by-blow〈用例〉〜をくう。
まきぞの【牧園】
〈町〉鹿児島県北東部、霧島山西麓(せいろく)の町。農林業と観光の町で、林田をはじめ多くの温泉がある。人口1万1103(1994)。
まき‐ぞめ【巻(き)染め】
絞り染めの一種。しっかり巻いた布の上をひもで巻いて染色し、ひもで巻いた部分が白く残るようにしたもの。
ま‐きた【真北】
ちょうど北にあたる方角。true north
マキタ【(株)マキタ】
機械。電動工具メーカー。昭和13年(1938)設立。本社は愛知県安城市住吉(すみよし)町。旧称はマキタ電機製作所。
まき‐タバコ【巻きタバコ】
細長く巻き固めて吸うタバコ。紙巻きと葉巻とがある。cigarette〈対義〉刻みタバコ。
まき‐ちら・す【撒(き)散らす】(五他)
①まいてちらす。あたり一面にばらまく。scatter〈用例〉排気ガスを〜。
②あちこちに広める。spread〈用例〉うわさを〜。
まき‐つ・く【巻(き)付く】(五自)
他の物の回りに巻いてくっつく。twine around〈用例〉アサガオのつるが〜。
まき‐つけ【蒔(き)付け】(名・サ変他)
作物の種をまくこと。sow
まき‐つ・ける【巻(き)付ける】(下一他)
他の物の回りに巻いて離れないようにする。wind around〈用例〉くいに縄を〜。
まきとり‐がみ【巻(き)取り紙】
(す)き紙機から製造されてくる帯状の紙を一定量だけ巻き取ったもの。新聞・雑誌などの印刷に用いる。rolled paper
まき‐と・る【巻(き)取る】(五他)
帯状のものを巻きつけて一方に移す。wind up〈用例〉フィルムを〜。
まき‐なおし【蒔(き)直し】(名・サ変他)
①あらためて、もう一度蒔くこと。sow again
②物事を、新しくやり直すこと。make a fresh start〈用例〉新規〜。
まきの【マキノ】
〈町〉滋賀県北西部、琵琶(びわ)湖に臨む町。農林業と漁業の町で、シイタケの産地。関西でもっとも古いマキノスキー場がある。人口6532(1994)。
まきの‐えいいち【牧野英一】
(1878-1970)刑法学者。岐阜県生まれ。東大卒。東大教授。主観主義刑法理論の権威。教育刑論を唱え、行刑改善にも影響を与える。昭和25年(1950)文化勲章受章。著書『日本刑法』など。
まきのお【槇尾】
京都市右京区の清滝(きよたき)川流域一帯の名称。栂尾(とがのお)・高雄(高尾)とともに三尾(さんび)といわれる。西明(さいみょう)寺があり新緑・紅葉の名所として知られる。
まきの‐ごけ【牧野苔】
マキノゴケ科のコケ。山地の湿った岩上や地上に群生。葉状体は濃緑色で二叉(にさ)に分岐する。雌雄異株(いしゅ)。植物学者の牧野富太郎(まきのとみたろう)を記念した名。
まきの‐しょうぞう【牧野省三】
(1878-1929)日本映画初期の監督・製作者。京都生まれ。作品『本能寺合戦』『碁盤忠信(ごばんただのぶ)』など。
まきの‐しんいち【牧野信一】
(1896-1936)小説家。小田原生まれ。早大卒。身辺小説で出発、のち現実と幻想の交錯する特異な美の世界を築いた。作品『父を売る子』『ゼーロン』『鬼涙(きなだ)村』など。
まきの‐しんけん【牧野伸顕】
(1861-1949)政治家・外交官。鹿児島県生まれ。大久保利通(おおくぼとしみち)の次男。文相・外相を経て大正8年(1919)パリ講和会議全権。のち内大臣。二・二六事件にあって隠退。まきののぶあき。
まきの‐とみたろう【牧野富太郎】
(1862-1957)植物分類学者。高知県生まれ。独学で植物学を研究。多くの新種を記載し、日本の植物分類学の発展に寄与。著書『牧野日本植物図鑑』。昭和32年(1957)文化勲章受章。
まきの‐とらお【牧野虎雄】
(1890-1946)洋画家。新潟県生まれ。東京美術学校卒。軽快な筆致の平明で装飾的な作風。作品『渓流の水浴』『凧(たこ)揚げ』など。
まきのはら【牧ノ原】
静岡県南部、大井川と御前(おまえ)崎との間に広がる洪積台地。浸食により基盤の第三紀層が露出。古くから茶の産地として知られる。牧ノ原台地。
まきのフライスせいさくしょ【(株)牧野フライス製作所】
機械。工作機械製造会社。昭和26年(1951)設立。本社は東京都目黒区中根。
まき‐ば【牧場】
→まき(牧)
まき‐ばしら【真木柱】
①ヒノキの柱。
②[枕ことば]《ヒノキの柱は太いことから》「太し」にかかる。〈用例〉〜太き心はありしかどこのあが心鎮(しづ)めかねつも(万葉・2・190)。
まき‐はた【牧畑】
土地をいくつかに区分し、農耕と放牧とを交互に行う畑地。かつて隠岐(おき)島にみられた。
まき‐ひげ【巻(き)鬚】
茎や葉の一部がつるのように変わり、他物に巻きついて体を支えるもの。ブドウの枝・エンドウの小葉・サルトリイバラの托葉(たくよう)など。tendril〈参照〉つる植物。
まきむく‐いせき【纏向遺跡】
奈良県桜井市にある、古墳時代前期を中心とする大規模な集落遺跡と古墳群。土器・木器・農耕具・機織具・建物跡・水路などが発見されている。とくに纏向石塚は3世紀後半の築造で、日本最古の前方後円墳。
まき‐もど・す【巻(き)戻す】(五他)
帯状のものを巻いてもとの状態に戻す。まきかえす。rewind〈用例〉テープを〜。
まき‐もの【巻(き)物】
①書画などを横に長く表装したもの。巻子本(かんすぼん)。scroll〈対義〉草紙(そうし)。〈数え方〉1巻・1軸。
②軸物に巻いた反物。roll of cloth
③料理で、卵焼き・のり・とろろこんぶなどで、鮨飯(すしめし)などを円筒状に巻くもの。
ま‐きゅう【魔球】
球技で、相手を苦しめる変化球。
ま‐きょう【魔境】
①魔物のすむ世界。pandemonium
②人跡未踏で、生物や自然環境が予測不能な地域。mysterious zone〈用例〉アマゾンの〜。
③遊郭など、人を誘惑する場所。魔窟(まくつ)。brothel
まぎらか・す【紛らかす】(五他)
→まぎらす(紛らす)
まぎら・す【紛らす】(五他)
=紛らかす・紛らわす。
①区別できないようにする。ごまかす。cheat; confuse〈用例〉話を〜。
②気分を変える。divert〈用例〉気を〜。
まぎらわし・い【紛らわしい】(形)
似ていたり複雑すぎて、区別がしにくい。まちがえやすい。confusing〈用例〉〜名前の会社。〜文章。〈派生〉まぎらわしさ(名)
まぎらわ・す【紛らわす】(五他)
→まぎらす(紛らす)
まき‐りょうこ【巻菱湖】
(1777-1843)江戸後期の書家。名は大任。越後(えちご)の人。漢字・かなをよくし、菱湖流と称される。幕末三筆の一人。
ま‐ぎ・る【間切る】(五自)
①波間を切って船を進める。
②斜め前方からの風を帆に受けて、風上に船を進める。
まぎ・る【紛る】(下二自)
〈古語〉
→まぎれる(紛れる)
まぎれ【紛れ】
[一](名)紛れること。confusion
[二](接尾)《形容詞の語幹や動詞の連用形などに付いて名詞をつくる》どうしようもない状態であることを表す。…のあまり。〈用例〉苦し〜。腹立ち〜。
紛れも無い(まぎれもない)
まちがえようもない。obvious
まぎれ‐こ・む【紛れ込む】(五自)
①まちがって入る。get mixed in〈用例〉本がどこかへ〜。
②混雑・騒ぎに乗じて、そっと入る。slip into〈用例〉人の波に〜。
まぎ・れる【紛れる】(下一自)
①区別しにくくなる。入りまじる。confuse〈用例〉人込みに〜。
②見えなくなる。be lost in〈用例〉やみに〜・れて逃げる。
③心が他に移る。気を奪われる。be diverted〈用例〉気が〜。
ま‐ぎわ【間際・真際】
差し迫ったさい。寸前。直前。just before〈用例〉発車〜。
まき‐わら【巻(き)藁】
弓術のまとなどにする、わらを巻きたばねたもの。
まき‐わり【薪割(り)】
たきぎにする木を割ること。また、それに使う刃物。wood-chopping
マキン‐とう【マキン島】
(Makin Island)太平洋中部、キリバスのギルバート諸島北端にある環礁。面積12km2。ブタリタリ島。
マク【幕】13画
部首 巾はば 教育小6
区点 4375・JIS 4B6B・シフト 968B
[音] マク・バク
→ 字形参照

①おおいぎれ。たれぬの。とばり。テント。「暗幕・銀幕・字幕・除幕式・天幕」〈用例〉(名)紅白の〜をはりめぐらす。〈数え方〉1枚・1張り・1帖(いちじょう)・1垂れ。
②芝居。「開幕・閉幕」〈用例〉(名)〜があく。
③芝居の大きな区ぎり。〈比較〉場(ば)。〈用例〉(名)第1〜。〜あい。
④場合。場面。〈用例〉(名)きみの出る〜ではない。
⑤おわり。しまい。〈用例〉(名)〜になる。
⑥大相撲の番付で、前頭(まえがしら)以上。「入幕」「幕内(まくうち)・幕下(まくした)」〈用例〉(名)〜を落ちる。
→バク[幕]
のべつ幕無し(のべつまくなし)
絶え間なく続くさま。continually
幕が開く(まくがあく)
芝居で、開幕する。転じて、物事が始まる。curtain rises; begin〈対義〉幕が下りる。
幕が下りる(まくがおりる)
芝居で、閉幕する。転じて、万事が終わる。curtain falls; come to an end〈対義〉幕が開く。
幕を開ける(まくをあける)
①幕を開け、芝居を始める。raise the curtain
②物事を始める。また、物事が始まる。start〈用例〉スキーシーズンが〜。
幕を下ろす(まくをおろす)
=幕を打つ。
①引き幕を閉じて、芝居などが終わりになる。drop the curtain
②物事が、終わりになる。come to an end
幕を切って落とす(まくをきっておとす)
①《切り幕を開けることから》芝居が始まる。start
②物事が、にぎにぎしく始まる。また、初めて公開される。begin
幕を切る(まくをきる)
①物事を開始する。start
②終わりにする。幕を閉じる。
幕を通す(まくをとおす)
両者の間に、うまく話をつける。
幕を閉じる(まくをとじる)
①《芝居などが》幕を閉めて、終わる。close the curtain
②物事が、終わりになる。come to an end
幕を引く(まくをひく)
幕を閉じる。close the curtain
マク【膜】14画
部首 月にくづき 常用
区点 4376・JIS 4B6C・シフト 968C
[音] マク・バク・ボ・モ
→ 字形参照

①生物の器官をおおったり、へだてたりする、うすい層。「角膜・鼓膜・粘膜・皮膜・腹膜」「膜質」
②ものの表面をおおう、うすい皮。〈用例〉(名)〜をはぐ。
→ボ[膜]
*ま・く【巻く・捲く】(五自他)
①(他)
(ア)布・紙などの平たいものを円筒状に丸く畳む。roll〈用例〉紙を〜。
(イ)物のまわりにからみつける。まとう。bind; tie round〈用例〉包帯を〜。
(ウ)まわりを取り囲む。くるむ。wrap; surround〈用例〉遠巻きに〜。
(エ)それ自体につけた網などを、軸にまきつけながら上げる。巻き上げる。reel; weigh anchor〈用例〉錨(いかり)を〜。
(オ)渦巻き状にする。swirl; coil〈用例〉渦を〜。とぐろを〜。
(カ)ねじやぜんまいをねじってまわす。ねじり回す。wind〈用例〉時計を〜。
(キ)連歌・俳諧(はいかい)の付け合いをする。〈用例〉連歌を〜。
(ク)登山で、山腹を迂回(うかい)する。〈用例〉絶壁を〜・いて上に出る。
②(自)渦巻き状になる。〈用例〉つむじが〜。アサガオのつるが〜。
ま・く【蒔く・播く】(五他)
①種を土に落として、埋める。sow
②《「蒔く」で》まき絵で、漆で模様をかき、金粉などをふりかける。
③《比喩(ひゆ)的に》物事の原因をつくる。〈用例〉自分で〜・いた種。
蒔かぬ種は生えぬ(まかぬたねははえぬ)
原因がないのに、結果の生じるわけがない。Nothing comes of nothing.
ま・く【撒く】(五他)
①水など散らして注ぐ。sprinkle
②ついて来た人をはぐれさす。throw off the track〈用例〉尾行を〜。
ま・く【負く】(下二自他)
〈古語〉
→まける(負ける)
マグ【mug】
茶・コーヒーなどを飲むための大型の器。ふつう円筒形で、取っ手がついている。
ま・ぐ【曲ぐ】(下二他)
〈古語〉
→まげる(曲げる)
まく‐あい【幕間】
芝居で、幕が下りて次の幕が開くまでのあいだ。intermission(米); interval(英)〈用例〉〜に弁当を食べる。
まく‐あき【幕開き】
=幕開け。
①幕が開くこと。rise of the curtain〈用例〉芝居の〜。
②物事の始まり。opening〈用例〉ゴールデンウイークの〜。
まく‐あけ【幕開け】
→まくあき(幕開き)
まく‐うち【幕内】
大相撲で、番付の最上段に名を連ねる階級。また、その力士の総称。横綱・三役と前頭(まえがしら)。幕の内。
まく‐ぎれ【幕切れ】
①芝居が一段落して幕がおりること・場面。幕。end of an act
②物事の終わる時。end〈用例〉あっけない〜を迎える。
ま‐くさ【真草】
→てんぐさ(天草)
ま‐ぐさ【秣】
《「馬草」の意》牛馬のかいばとする草・わら。fodder
ま‐ぐさ
門や、出入り口の上部に渡した横木。
マグサイサイ【Ramon Magsaysay】
(1907-57)フィリピンの政治家。第2次大戦中抗日ゲリラを指導。戦後、下院議員・国防長官を経て1953年大統領に当選。土地改革などを行うが、航空機事故で死亡。
まぐさ‐いし【まぐさ石】
石製建造物(古墳の石室なども含む)の出入り口あるいは窓の枠組みの上部にわたした石。下部に置かれた石は梱石(しきみいし)
まぐさ‐ば【秣場】
江戸時代、馬・牛などの飼料や肥料にする草の採集地。多くは入会(いりあい)地で、藩から小物成(こものなり)を課せられた。秣山。苅敷(かりしき)山。
まくし‐あ・げる【捲(く)し上げる】(下一他)
上のほうまでまくる。まくり上げる。roll up
マクシーモフ【Vladimir Emelyanovich Maksimov】
(1932-)ソ連の小説家。フランスに亡命。作品『創造の七日間』『検疫』など。
まく‐した【幕下】
大相撲で、十両と三段目の間の階級。また、その力士。かつては、幕内より下の力士の総称。
まくし‐た・てる【捲(く)し立てる】(下一他)
相手に口を挟む余地も与えないほど、勢いよく、続けざまにしゃべる。talk on and on
マクシミアヌス【Marcus Aurelius Valeri-us Maximianus】
(245ごろ-310)ローマ皇帝。286年東のディオクレティアヌス帝とともに西の正帝となったが、305年退位。のち帝位争いに敗れ、自殺。
マクシミリアン【Ferdinand Maximilian Joseph】
(1832-67)メキシコ皇帝(在位(1864-67))。オーストリア皇帝フランツ=ヨーゼフの弟。ナポレオン3世のメキシコ干渉にあたり皇帝とされたが、フランス軍撤退後、革命軍により処刑。
マクシミリアン【〈1世〉Maximilian I】
(1459-1519)神聖ローマ皇帝(在位(1493-1519))。ブルゴーニュ公女との婚姻で領地を拡大したが、フランスとの抗争など対外的に多事にわたり、その内政改造政策は不調に終わった。人文主義者・芸術家を保護し、「最後の騎士」と称された。
マクシモービチ【Karl Ivanovich Maksimovich】
(1827-91)ロシアの植物学者。シベリア・日本の植物にくわしく、明治時代数多くの植物が彼によって分類上の所属を決定された。
ま‐くじゃく【真雀】
キジ科の鳥。全長約25cm、翼長約55cm。雄の体は光沢のある緑色で青銅色のまだら模様をまじえる。翼は青銅色・黒色。冠毛は小さく、扇形にならない。雌も全体に緑色がかる。森林にすみ種子や昆虫を食べる。ミャンマー・タイ・マレーに分布。
まく‐じょう【膜状】
膜のような状態。membranous
まく‐じり【幕尻】
大相撲で、幕内力士の中の、いちばん下の階級。また、その力士。
まくし‐るい【膜翅類】
ハチ目の節足動物。ハチとアリの仲間で高等な昆虫類。翅(はね)は膜状で透明。前翅(ぜんし)と後翅がかぎで連なって1枚の翅のように動く。雌は産卵管または、それの変化した毒針をもつものがある。完全変態する。社会生活を営むものが多い。hymenopteran