- む【む・ム】
- 五十音図ま行第3の仮名。平仮名「む」は「武」の草体。片仮名「ム」は「牟」の上。
- ム【▼无】4画
- 部首 无む
- 区点 5859・JIS 5A5B・シフト 9DD9
- [音] ム・ブ
- ない。なし。無。
- ム【矛】5画
- 部首 矛ほこ 常用
- 区点 4423・JIS 4C37・シフト 96B5
- [音] ム・ボウ
- [訓] ほこ
→ 字形参照
- ほこ。両刃で柄の長い武器。〈比較〉盾(じゅん)。「矛盾」
- ム【武】8画
- 部首 止とめる 教育小5
- 区点 4180・JIS 4970・シフト 9590
- [音] ブ・ム
→ 字形参照
- たけし。いさましい。軍事。兵事。「文武(もんむ・ぶんぶ)」「武者」
→ブ[武]
- ム【務】11画
- 部首 力ちから 教育小5
- 区点 4419・JIS 4C33・シフト 96B1
- [音] ム・ブ
- [訓] つとめる
→ 字形参照
- ①つとめる。つとめ。しごと。〈比較〉勤(きん)。「義務・急務・業務・勤務・兼務・公務・債務・事務・執務・職務・任務」
- ②はげむ。はげます。
- ③つとめて。できるだけ。
- ム【無】12画
- 部首 爫れっか 教育小4
- 区点 4421・JIS 4C35・シフト 96B3
- [音] ム・ブ
- [訓] ない
→ 字形参照
- ①ない。なかれ。ないこと。〈対義〉有(う・ゆう)。「皆無・虚無・絶無」〈用例〉(名)〜から有(ゆう)を生ずる。
- ②哲学で、有と対しない絶対的な無。日常的認識のおよばないものであるから、日常的認識を否定する意味で、無と表現される。〈用例〉(名)〜の哲学。
- ③…がない。…しない。〈対義〉有(ゆう)。「無休・無形・無限・無言(むごん)・無断・無理・無力(むりょく)」〈用例〉(接頭)〜抵抗。〜資格。
- ④なみする。かろんずる。
- ⑤むなしい。
→ブ[無]
- 無に帰す(むにきす)
- なくなってしまう。むだになってしまう。come to nothing
- 無にする(むにする)
- むだにする。waste〈用例〉人の好意を〜。
- 無になる(むになる)
- むだになる。だめになる。come to nothing
- ム【夢】13画
- 部首 夕ゆうべ 教育小5
- 区点 4420・JIS 4C34・シフト 96B2
- [音] ム・ボウ
- [訓] ゆめ
→ 字形参照
※旧字・異体字あり
- ①ゆめ。ゆめみる。〈比較〉幻(げん)。「悪夢・吉夢(きつむ・きちむ)・凶夢」「夢想・夢中」
- ②むなしい。なにもしない。「酔生(すいせい)夢死」
- ム【▼梦】11画→夢の異体字
- 夕ゆうべ
- 区点 5277・JIS 546D・シフト 9AEB
- ム【謀】16画
- 部首 言ごんべん 常用
- 区点 4337・JIS 4B45・シフト 9664
- [音] ボウ・ム
- [訓] はかる
→ 字形参照
- はかる。たくらむ。はかりごと。「謀反(むほん)」
→ボウ[謀]
- ム【▼鵡】18画
- 部首 鳥とり
- 区点 4425・JIS 4C39・シフト 96B7
- [音] ム・ブ
- 「鸚鵡(おうむ)」は、インコ目に属する鳥。
- ム【霧】19画
- 部首 雨あめかんむり 常用
- 区点 4424・JIS 4C38・シフト 96B6
- [音] ム・ブ
- [訓] きり
→ 字形参照
- きり。ガス。また、きり状のもの。「雲散霧消・雲霧・五里霧中・濃霧」「霧笛」
- む【六】
- 《声に出して数えるときにいう》むっつ。ろく。six〈用例〉いつ、〜、なな、やあ。〜年(とせ)。
- む(助動四段型)
- 〈古語〉
- 《用言の未然形に付く》=ん。
- ①推量の意を表す。…だろう。〈用例〉黄葉(もみち)挿頭(かざ)さ〜高円(たかまと)の山(万葉・8・1571)。
- ②話し手の意志・希望を表す。…よう。…したい。〈用例〉絶ゆることなくまた還(かへ)り見〜(万葉・1・37)。
- ③適当・当然の意を表す。…はずだ。…するのがよい。〈用例〉子といふものなくてありな〜(徒然・6)。
- ④相手に対する遠回しな命令・勧誘の意を表す。…すべきだろう。〈用例〉今こそ鳴かめ友に逢へる時(万葉・8・1481)。
- ⑤現在ない事柄について仮定的に、また遠回しにいう。…であるとしたら。〈用例〉二人して打た〜にははべりなむや(枕・うへにさぶらふ御猫は)。
- ムアーウィヤ【Mu‘āwiya】
- (?-680)西アジアのウマイヤ朝の創始者(在位(661-680))。メッカのクライシュ族出身。661年第5代カリフに就任。海軍をつくってビザンチン帝国に対抗。カリフの世襲相続を初めて行った。
- ムアッラカート【al-Mu‘allaqāt】
- イスラム時代以前のアラビアの名詩選。語部(かたりべ)のハンマード(772年没)の著といわれる。6〜7世紀初めにアラビア中央高原の遊牧民の間に現れた詩人たちの詩を集めたもの。
- む‐い【無為】
- ①老荘(ろうそう)思想の中心概念で、人為をやめ自然にまかせること。
- ②《仏教語》因縁(いんねん)に造作されない永遠不滅の存在。〈対義〉有為(うい)。
- ③何もしないでぶらぶらしていること。〈用例〉〜に日をおくる。
- 無為にして化す(むいにしてかす)
- 《『老子』にあることば》政治家の徳が大きければ、とくに政策を立て、統制を加えなくても、人民は自然に治まる、という老子の思想。
- む‐い【無意】
- わざとではないこと。意志的でないこと。unintentional〈対義〉有意。
- むい‐か【六日】
- ①月の第6日。the sixth day of the month
- ②日数が6つあること。6日間。six days
- 六日の菖蒲(むいかのあやめ)
- 《五月五日の節句に遅れたアヤメは、役に立たないことから》時機に遅れて役に立たないこと。〈類似〉十日の菊。
- むいか【六日】
- 〈町〉新潟県南部、魚野(うおの)川に沿う町。市場町・宿場町として栄えた。上越新幹線・関越自動車道が通り、温泉・スキー場のある観光の町。人口2万8800(1994)。
- むいかいち【六日市】
- 〈町〉島根県南西部、冠山山地南西にある町。農林業が主体。人口6303(1994)。
- むいかまち‐ぼんち【六日町盆地】
- 新潟県南部にある盆地。信濃(しなの)川支流の魚野(うおの)川流域に形成され、魚沼盆地ともいう。多雪地域で知られる。
- む‐いぎ【無意義】(名・形動)
- 意義のないこと・さま。つまらないこと・さま。価値のないこと・さま。meaningless〈対義〉有意義。
- む‐いしき【無意識】(名・形動)
- ①意識を失っていること・さま。faint
- ②自覚しないで、何かをすること・さま。unaware〈用例〉〜の行動。
- ③フロイトの精神分析用語。意識の外にあり、意識に影響を及ぼすが、自由連想・催眠など特定の操作を用いない限り、意識化できない心的内容。〈参考〉ユングは、個人の無意識と、人類・動物に共通して存在する普遍的無意識とがあるとした。unconscious
- むいしき‐てき【無意識的】(形動)
- 自覚しないで知らず知らずにするさま。unconscious
- ムイシキン【Myshkin】
- ドストエフスキーの小説『白痴(はくち)』の主人公。キリストのように「完全に美しい人」として構想された、純粋無垢(むく)な公爵は、悲劇的な殺人事件のあと、再び精神に異常をきたす。
- むい‐しぜん【無為自然】
- 老荘思想の中心概念を表す語。人為を排し無為であることが最高の境地へ達する路であるとする。
- むい‐そん【無医村】
- 医者のいない村。doctorless village
- むい‐ちく【無医地区】
- 当該地区の中心から半径4kmの区域内に50人以上居住しているにもかかわらず、厚生省で指定した医療機関のない地区。
- む‐いちもつ【無一物】
- なに一つ持っていないこと。むいちぶつ。have nothing〈比較〉本来無一物。
- む‐いちもん【無一文】
- 少しの金銭も持たないこと。一文なし。penniless
- むい‐としょく【無為徒食】
- 仕事もしないで、ぶらぶら暮らしていること。idle one's time away〈比較〉尸位素餐(しいそさん)。
- む‐いみ【無意味】(名・形動)
- なんの意味もないこと・さま。無駄なこと・さま。meaningless〈用例〉〜な発言。〜に過ごす。〈派生〉むいみさ(名)
- むい‐むかん【無位無官】
- 位階も官職も持たないこと。
- 無韻の詩(むいんのし)
- ①韻を踏まない詩。
- ②絵画のこと。無声の詩。
- むいん‐し【無韻詩】
- イギリスの詩劇や叙事詩の代表的詩形で、無韻の抑揚五歩格。blank verse
- ムーア【George Augustus Moore】
- (1852-1933)イギリスの小説家・詩人。アイルランド生まれ。ゾラの影響を受け自然主義小説を書く。作品『旅役者の妻』『エスター=ウォーターズ』など。
- ムーア【George Edward Moore】
- (1873-1958)イギリスの哲学者。ケンブリッジ大教授。分析哲学の母胎となった新実在論を展開、また善は直覚されるものと説く。著書『倫理学原理』など。
- ムーア【Gerald Moore】
- (1899-1987)イギリスのピアニスト。現代最高の伴奏者・室内楽奏者。著書『伴奏者の発言』『歌手と伴奏者』など。
- ムーア【Henry Moore】
- (1898-1986)イギリスの彫刻家。有機的でなかば抽象的な形態に具象性を加味し情感のある作品をつくる。作品『聖母子』『横たわる人物』など。
- ムーア【Marianne Moore】
- (1887-1972)アメリカの女流詩人。多様な題材を独特の感性と鋭い知性でうたった。詩集『観察』『全詩集』など。
- ムーア【Stanford Moore】
- (1913-82)アメリカの化学者。アンフィンゼン・スタインとともに、リボ核酸分解酵素のアミノ酸配列と立体構造の関係を解明。1972年ノーベル化学賞受賞。
- ムーア【Thomas Moore】
- (1779-1852)アイルランドの詩人。国民に広く愛唱された。詩集『アイルランドの歌』、長詩『ララ‐ルーク』など。
- ムーア‐じん【ムーア人】
- 8世紀以降イベリア半島に侵入したアラブ人・ベルベル人らイスラム教徒の呼称。モール人。Moor
- むう‐げ【無憂華】
- 無憂樹(むうじゅ)に咲く赤い花。インドで瑞兆(ずいちょう)とされた。
- ムーサイ【Mūsai(ギリシア)】
- 《英語で「ミューズ」》ギリシア神話で、知的活動をつかさどる9人の女神。ゼウスと記憶の女神ムネモシュネとの間に生まれた娘たち。
- むう‐じゅ【無憂樹】
- 釈迦(しゃか)の生母である摩耶(まや)夫人が、この木の下で釈迦を産み、安産であったことに由来する名。阿輸迦樹(あしゅかじゅ)。
- ムーシル【Robert Musil】
- (1880-1942)オーストリアの小説家。代表作『特性のない男』は20世紀ドイツ語小説の最高峰と目される。人間の現実と内面の多様性を追究した。長編『若いテルレスの惑い』、短編集『和合』『三人の女』、戯曲『熱狂家たち』など。
- ムース【mousse】
- 《泡立てたクリーム、の意》泡立てた卵白やクリームを使った冷たい料理または菓子。チョコレートムースなど。
- ムーズ‐がわ【ムーズ川】
- (La Meuse)フランス北東部ラングル台地からベルギー、オランダを経て北海に注ぐ国際河川。長さ950km。マース川。ミューズ川。
- ムータンチアン【牡丹江】
- (Mǔdān Jiāng)<項目参照 refid="013291000" kariid"13291000">ぼたんこう(牡丹江)項目参照>
- ムーディー【moody】(形動)
- 《むら気・不機嫌な、の意》ムード・雰囲気があるさま。
- ムード【mood】
- ①気分。情調。
- ②様式。
- ③英文法の用語。動詞の表す動作・状態に対する、話し手の叙述態度を示す文法的な形式。直接法・仮定法・命令法など。叙法。法。
- ムード‐インディゴ【Mood Indigo】
- デューク=エリントンのジャズの名曲。1930年にバーニー=ビガードの協力で作曲。アービング=ミルズ作詞。
- ムード‐おんがく【ムード音楽】
- ゆるやかなテンポの、甘美で情緒あふれる音楽。気分をほぐし、落ち着いた雰囲気をかもしだす。ムードミュージック。mood music
- ムーニエ【Constantin Meunier】
- (1831-1905)ベルギーの彫刻家・画家。労働者をリアリズムで表現。彫刻『労働の記念碑』など。
- ムーニエ【Emmanuel Mounier】
- (1905-50)フランスの思想家。「人格主義」を提唱。戦後独特のカトリック的思想運動を展開。著書『実存主義入門』『人格主義』など。
- ムーブメント【movement】
- ①主張をもった集団の行動。政治運動・芸術運動など。
- ②絵画や彫刻にみられる運動感や動きの感じ。流動感。
- ③音楽で、楽章。章。
- ムーベリ【Vilhelm Moberg】
- (1898-1973)スウェーデンの小説家。農民や移民の生活を描いた。作品『移民のロマン』など。
- ムームー【muumuu】
- 本来はハワイの民族衣装。転じて、丈長のゆったりしたワンピース。昭和36年(1961)ごろから夏の家庭着として一般化した。
- ムーラン‐ルージュ【Moulin-Rouge(フランス)】
- 《赤い風車、の意》
- ①パリにあるミュージックホール。フレンチ‐カンカンで有名。1889年創設。
- ②東京新宿にあった軽演劇一座。昭和6年(1931)創設。同51年(1976)に解散。
- ムール‐がい【ムール貝】
- 《「ムール」はmoule(フランス)》→ムラサキイガイのフランス名。料理に使い、南欧では養殖もされる。
- ムーンストーン【moonstone】
- 磨くと真珠のような光沢を示し、月光を思わせる宝石。磨きかたで猫目石のような光条も現す。6月の誕生石。月長石。
- ムーン‐フェース
- 《和製語》薬剤による副作用で、顔がむくみ、満月のようにまるくなる症状。また、その顔。副腎(ふくじん)皮質ホルモンなどステロイド剤の連用によって起こる。swollen face; puffy face
- ムーンライト‐ソナタ【Moonlight Sonata】
- ベートーベン作曲の『→月光ソナタ』のこと。
- む‐えき【無益】(名・形動)
- 役に立たないこと・さま。無駄。むやく。useless〈対義〉有益。〈派生〉むえきさ(名)
- 無益な殺生(むえきなせっしょう)
- 殺さなくてもいいものを殺すこと。無駄に殺すこと。
- む‐えん【無援】
- 助けのないこと。helpless〈用例〉孤立〜。
- む‐えん【無塩】
- 塩分を含まないこと。saltless〈用例〉〜バター。
- む‐えん【無縁】(名・形動)
- ①縁もゆかりもないこと・さま。関係がないこと・さま。unrelated〈用例〉ぜいたくとは〜の生活。
- ②《仏教語》
- (ア)生ずる原因が欠けていること。
- (イ)対象がないこと。また、対象を限定しないこと。
- (ウ)供養する縁者のいないこと。〈用例〉〜墓地。
- (エ)仏縁のないこと・人。〈対義〉有縁。
- 無縁の慈悲(むえんのじひ)
- 一切衆生に対し、苦を除き楽を与えようとする、仏の大慈悲。
- むえん‐ガソリン【無鉛ガソリン】
- 四エチル鉛などアルキル鉛系のアンチノック剤を加えていないガソリン。自動車の排気ガスから鉛をなくすためにつくられたもの。leadless gasoline
- むえん‐かやく【無煙火薬】
- 発射薬のうち、煙の発生が少ない火薬。硝酸セルロースを揮発性溶剤で練ったものやニトログリセリンを加えたものなど。弾丸・ロケットなどの発射・推進用。smokeless powder
- むえん‐たん【無煙炭】
- 石炭化のもっとも高い石炭。揮発分が少なく、燃焼中ほとんど煤煙(ばいえん)が出ない。カーバイド・練炭の原料。anthracite
- むえん‐ぼとけ【無縁仏】
- 弔ってくれる身よりの者のない霊。子孫のない死者、また身元不明の死者。untended grave
- む‐おん【無音】
- 音が出ないこと。音を出さないこと。soundless
- む‐か【無価】
- 値段のつけようもないほど貴重なこと。
- む‐が【無我】
- ①《仏教語》基本的な教理の一つ。いっさいの存在は因縁によって生じるもので、固定的な実体はないとするもの。
- ②私心のないこと。無私。没我。selflessness
- ③我を忘れること。忘我。trance
- 無我の境(むがのきょう)
- 我を忘れた状態。trance
- ムガール‐ていこく【ムガール帝国】
- 16世紀前半から19世紀にかけての、インドのイスラム帝国。1526年バーブルがパーニパットの戦いでロディー朝を倒し、デリーを都に建国。第3代アクバルがほぼインド全土を制圧し最盛。17世紀後半にはヒンズー教徒の離反、財政難、加えてイギリスなど外国勢力の侵入のため衰退。1857年セポイの反乱を契機に滅亡した。Mughal dynasty
- むかい【向(か)い】
- ①向かうこと。face
- ②向かうほう。あちらがわ。むこう。opposite
- ③向かい合った家。opposite house〈用例〉お〜さん。
- ④正面。front
- 迎いが掛かる(むかいがかかる)
- 遊びが時間切れになって、芸妓(げいぎ)・娼妓(しょうぎ)が呼び戻される。
- む‐がい【無害】(名・形動)
- 害がないこと・さま。harmlessness〈対義〉有害。〈用例〉人畜〜。
- む‐がい【無▼蓋】
- おおいのないこと。〈対義〉有蓋。
- むかい‐あ・う【向(か)い合う】(五自)
- お互いに正面を向いて相対する。face each other
- むかい‐あわせ【向かい合(わ)せ・向い合(わ)せ】
- 向かい合っていること。face each other
- むかい‐かぜ【向(か)い風】
- 前方から吹いてくる風。逆風。head wind〈対義〉追い風。
- むかい‐きょらい【向井去来】
- (1651-1704)江戸中期の俳人。元升の子。通称、平次郎。長崎の人。蕉門(しょうもん)十哲の一人。格調高い作風と篤実な人柄で芭蕉(ばしょう)に愛された。上方蕉門の中心として凡兆とともに『猿蓑(さるみの)』を編集。芭蕉の俳諧観を祖述する『去来抄』を著す。著書『旅寝論』など。
- むかい‐げんしょう【向井元升】
- (1609-77)江戸初期の儒者。肥前の人。独学で医術を修め、長崎で学堂を建て教えた。西洋医術も学び、『庖厨(ほうちゅう)備用倭名(わみょう)本草』など多くの著書がある。
- むかい‐しま【向島】
- 広島県南東部、尾道(おのみち)市街の対岸にある島。面積22.4km2。本土との間に尾道大橋がかかり、南側は景勝地。ミカン栽培や造船業が行われる。
- むかいしま【向島】
- 〈町〉広島県南東部、芸予(げいよ)諸島向島の西半部と岩子(いわし)島からなる町。ミカン栽培・造船・海苔(のり)養殖などを行う。人口1万8086(1994)。
- むかい‐ちあき【向井千秋】
- (1952-)宇宙飛行士。群馬県生まれ。慶大卒。慶大医学部助手を経て、宇宙開発事業団職員となる。平成6年(1994)NASA(ナサ)のスペースシャトル「エンデバー」で、日本人女性として初めて宇宙を飛行し、多くの実験・観測を行った。
- むがい‐つうこうけん【無害通航権】
- 外国の船舶が、沿岸国の利益をそこなわない範囲でその領海を自由に航行する権利。海面下の潜行などは含まれない。right of innocent passage
- むかいはら【向原】
- 〈町〉広島市北東部の町。三篠(みささ)川上流域にあり、日本海側と瀬戸内海側への分水界「泣き別れ」がある。農業が主。人口5357(1994)。
- むかい‐び【向(か)い火】
- 《「迎え火」とは別》
- ①野火などの燃えてくる火に向かって、こちらからも火をつけ、その火勢を弱くすること。
- ②相手が怒ったとき、こちらも怒って、相手を威圧すること。
- ③敵に対抗して味方でもたくかがり火。
- むか・う【向(か)う・▽対う】(五自)
- ①顔や体をそのほうへ回す。相対する。面する。face〈用例〉〜・って左。
- ②ある方向へ出かける。おもむく。leave for〈用例〉東京へ〜。
- ③その状態にだんだん近づく。come near; approach〈用例〉春に〜。快方に〜。
- ④人にはむかう。さからう。oppose〈用例〉敵に〜。
- 向かう鹿に矢が立たぬ(むかうししにやがたたぬ)
- 顔を向けてこちらを見ている鹿には、矢を射かけることができない。柔順な者を攻撃することができないたとえ。
- 向かう所敵無し(むかうところてきなし)
- 向かって進んでいくところに、誰ひとり抵抗する者がいない。強くて、競争する相手がいない。
- むかう‐の‐さと【無何有の▽郷】(連語)
- 《『荘子(そうじ)』「逍遥遊」にあることば》自然のままの理想郷。別天地。ユートピア。
- むかえ【迎え】
- 迎えること・人。person sent to meet〈用例〉〜を出す。
- むかえ‐い・れる【迎え入れる】(下一他)
- ①出迎えて中に入れる。invite〈用例〉客を玄関に〜。
- ②歓迎して仲間に加える。receive〈用例〉新人社員を〜。
- むかえ‐う・つ【迎え撃つ】(五他)
- 攻めて来る敵を待ち受けて撃つ。meet
- むかえ‐かく【迎え角】
- 飛行機などの主翼の翼弦(翼の前縁と後縁を結ぶ線)が、気流の流れの方向となす角度。angle of attack
- むかえ‐ざけ【迎え酒】
- 二日酔いを散らすために翌朝飲む酒。hair of the dog
- むかえ‐と・る【迎え取る】(五他)
- 迎えて家に入れる。迎えて自分の身に引き受ける。
- むかえ‐び【迎え火】
- 《「向かい火」とは別》盂蘭盆会(うらぼんえ)に、精霊(しょうりょう)を迎えるためにたく火。7月13日の夕方、門前で麻幹(おがら)を燃やすのが一般的。〈対義〉送り火。
- *むか・える【迎える】(下一他)
- ①人の来るのを待ちうける。wait for; meet〈対義〉送る。〈用例〉客を〜。
- ②仕事などのために人を招く。来てもらう。invite〈用例〉専門家を〜。
- ③そういう時期・状況になる。face; see〈用例〉危機を〜。新年を〜。
- ④《「逆える」「邀える」とも》待ち構えて防ぐ。meet〈用例〉敵軍を〜。
- ⑤家族とする。仲間の一人にする。accept〈用例〉嫁に〜。
- ⑥他の人の意見・考えを受け入れて、迎合する。〈用例〉意を〜。
- む‐がく【無学】(名・形動)
- ①学問・知識がないこと・さま。illiteracy; uneducated
- ②《仏教語》真理をきわめ尽くして、もはや学ぶものがないこと・人。悟った人。仏・阿羅漢(あらかん)のことを指す。
- むがく‐そげん【無学祖元】
- (1226-86)南宋(なんそう)の禅僧。弘安(こうあん)2年(1279)北条時宗(ほうじょうときむね)に招かれて来日。弘安5年(1282)円覚(えんがく)寺を開創。著書『仏光録』。仏光禅師。
- むがくめん‐かぶ【無額面株】
- 株券に額面金額が記載されず、発行価格が自由にきめられる株式。会社の資金調達を容易にするためアメリカで発達した。no-par stock〈対義〉額面株。
- むがく‐もんもう【無学文盲】
- 学問もなく、文字も読めないこと・人。illiteracy
- むがく‐るい【無▼顎類】
- 脊椎(せきつい)動物門の一亜門で、最初の脊椎動物。原始的な魚類で、あごをもたない。現生のヤツメウナギ目・メクラウナギ目、古生代の甲冑魚(かっちゅうぎょ)をさす。
- むかく‐わしゅ【無角和種】
- 和牛の一品種。在来ウシにアバディーン‐アンガス種を交雑した種。毛色は黒色で、角はない。肉用種。
- むか‐ご【▽零▽余子】
- 葉の付け根にできる栄養をたくわえた多肉な芽。離れ落ちて発芽する。ヤマノイモなどの肉芽、オニユリなどの鱗芽(りんが)を含む。肉芽。珠芽。ぬかご。brood bud
- むかご‐いらくさ【▽零▽余子▼蕁▽麻】
- イラクサ科の多年草。山地にはえる。茎の高さ約70cm。葉は長柄卵形で先はとがる。葉腋(ようえき)にむかごを生じる。
- むかご‐こんにゃく【▽零▽余子▼蒟▼蒻】
- サトイモ科の多年草。インド・ミャンマーにはえる。また栽培もされる。高さ約1m。葉柄が茎のように直立、白色斑(はん)がある。葉身のむかごで繁殖。塊茎はこんにゃくの原料。