*むかし【昔】
①遠い過去。いまからずっと前。old days〈対義〉今。〈用例〉〜をしのぶ。〜の友だち。
②過ぎ去った年月を数えることば。〈用例〉十年一(ひと)〜。
昔取った杵柄(むかしとったきねづか)
若いころ鍛えた腕前。Skill learned in one's former days.
昔の剣、今の菜刀(むかしのつるぎ、いまのながたな)
《むかし剣だったものが今では菜刀に使われている、の意》古くなったものは重んぜられない。すぐれた人も、年老いては役に立たない。
昔は争えない(むかしはあらそえない)
前の立場・身分が現れる。〈類似〉お里が知れる。
昔は昔、今は今(むかしはむかし、いまはいま)
昔はどうであろうとも、今は昔とは違う。昔がこうだったから今も昔にならうべきだ、という論は成り立たないということ。Let bygones be bygones.
むかし‐うさぎ【昔兎】
ウサギ科ムカシウサギ亜科の動物の総称。大半が新生代第三紀に絶滅した。現生は、アマミノクロウサギ(日本)・アカウサギ(南アフリカ)・メキシコウサギ(メキシコ)の3属。
むかし‐おぼ・ゆ【昔覚ゆ】(下二自)
〈古語〉
①昔のことが思い出される。〈用例〉かの〜・えたる細殿の局(つぼね)に(源氏・賢木)。
②古風に思われる。〈用例〉うちある調度も〜・えてやすらかなるこそ(徒然・10)。
むかし‐かたぎ【昔質】(名・形動)
気性ががんこで昔風なこと・さま。old-fashioned〈用例〉〜の職人。
むかし‐がたり【昔語り】
昔の物語。遠い思い出話・できごと。昔話。old story
むかしつ‐せきにん【無過失責任】
損害の発生にさいし、故意・過失がなくても損害賠償責任を負うこと。公害裁判などで問題となることが多い。
むかし‐とかげ【昔蜴】
ムカシトカゲ科の原始的な爬虫(はちゅう)類。ジュラ紀に栄えた仲間の生き残りで、生きている化石の一つ。全長50〜80cm。黄褐色。頭頂に第3の眼(め)(顱(ろ)頂眼)をもつ。ニュージーランドに分布。tuatara
むかし‐とんぼ【昔蛉】
ムカシトンボ科の昆虫。生きている化石として有名。腹長約4cm。体は黒地に黄斑(おうはん)がある。5月ごろ出現。沖縄を除く日本全土に分布。
むかし‐ながら【昔乍(ら)】(副)
昔のまま。昔と同じ。as it was before〈用例〉〜のやり方。
むかし‐なじみ【昔馴染み】
以前親しかった人。昔の親友。old friend
むかし‐ばなし【昔話・昔噺】
①昔にあったことの話。昔語り。old story
②民俗学で、口承文芸の一つ。通常、「むかしむかし」という一定の句で始まり、「あったとさ」「あったげな」など一定の句で終わる話。『猿蟹(さるかに)合戦』『鶴女房(つるにょうぼう)』『一寸法師』『桃太郎』など。folklore
むかし‐ふう【昔風】(名・形動)
古風なこと・さま。old-fashioned〈用例〉〜の建物。
むかし‐むかし【昔昔】
大昔。昔話の始めによく使われる。once upon a time
むかし‐やんま【昔やんま】
黄色の地に黒の縞(しま)がある原始的な大形トンボ。腹長5cm内外。山地の渓流付近を飛ぶ。幼虫は水辺のコケや湿土の中で生活する。本州各地と九州に分布。この仲間は本種を含めて全世界に10種を産するだけ。
むか‐つ・く(五自)
①吐き気が起こる。feel sick
②腹が立つ。get angry
むかっ‐と(副・サ変自)
①急に吐き気をおぼえるさま。feel nausea
②急に腹が立つさま。feel vexed
むかっとう‐りろん【無藤理論】
ソ連のスターリン時代末期の作劇論。階級対立のないソ連では、劇的葛藤を基本とした古典的な作劇法は、否定されると説く。
むかっ‐ぱら【向かっ腹】
《俗語》わけもなく怒ること。むかばら。
向かっ腹を立てる(むかっぱらをたてる)
しゃくにさわってむかむかする。fly into a passion
むかで【足・蚣】
ムカデ綱のうちゲジ類を除いた動物の総称。体長1.5〜30cm。体は多くの体節からなり、胴部の各体節には1対の歩脚。落葉や石の下にすむ。日本産約80種。ひゃくそく。centipede
むかで‐のり【苔】
紅藻類ムカデノリ科の海藻。波の静かな潮間帯の岩上に生育する。長さ約30cm。粘質で細長く、扁平(へんぺい)な主枝の両側に側枝がムカデ状に生える。食用。形態の変化が著しい。
むか‐ば【向か歯】
上あごの前歯。
むか‐ばき【縢・騰】
武士が旅行・騎馬・狩猟などのときに用いる腰から脚にかけておおうもの。シカ・トラなどの毛皮で作る。
むかばき‐やま【縢山】
宮崎県延岡(のべおか)市西部の山。標高830m。奇峰で知られ、山頂の東岳(雄岳)と西岳(雌岳)の間に高さ100mの行縢の滝がある。むかばきさん。
むか‐ばら【向か腹】
→むかっぱら(向かっ腹)
むか‐ぶ・す【向か伏す】(四自)
〈古語〉
はるかかなたに横たわる。〈用例〉天雲(あまくも)の〜極み(万葉・5・800)。
むか‐むか(副・サ変自)
①吐き気を催すさま。feel sick
②しきりに腹が立つさま。get angry
むが‐むちゅう【無我夢中】
物事に心を奪われて、我を忘れること。be absorbed in
むかわ【武川】
〈村〉山梨県北西部、韮崎(にらさき)市の北西に接する村。稲作を中心とする農業地帯。南アルプス登山の入り口。人口3621(1994)。
むかわ【鵡川】
〈町〉北海道南部、太平洋に臨む町。勇払(ゆうふつ)平野の東縁にあり、農業と漁業が中心。人口8061(1994)。
む‐かん【無官】
官職のないこと。
無官の大夫(むかんのたいふ)
①五位の位にあっても官職のなかった人。
②貴族の子で、元服前に五位に叙せられた人。〈用例〉〜平敦盛(たいらのあつもり)
む‐かん【無冠】
かんむりのないこと。位のないこと。uncrowned
無冠の帝王(むかんのていおう)
《地位はなくても、何者にも屈しないという意味から》ジャーナリスト、とくに新聞人・新聞記者に対する美称。
む‐かんがえ【無考え】(名・形動)
考えのないこと・さま。あさはか。thoughtlessness
む‐かんかく【無感覚】(名・形動)
①感覚がないこと・さま。感じないこと・さま。insensitivity
②回りの人の気持ちや事情を考えないこと・さま。insensible
む‐かんけい【無関係】(名・形動)
続き合い・かかわり合いがないこと・さま。be unrelated
むかん‐じしん【無感地震】
人体には感じないが地震計には記録される、小規模な地震。unfelt earthquake
むかん‐しょう【無汗症】
汗の分泌が減少、欠如する病気。口のかわき、頻尿・多尿を伴う。原因は汗腺(かんせん)がない先天性外胚葉(がいはいよう)欠損・腫瘍(しゅよう)などによる体温中枢の障害、表皮の病変など。anhidrosis
む‐かんしん【無関心】(名・形動)
興味がないこと・さま。気にかけないこと・さま。unconcernedness〈用例〉世界情勢に〜。〈派生〉むかんしんさ(名)
むかん‐ふもん【無関普門】
(1212-91)鎌倉(かまくら)時代、臨済宗の僧。信濃(しなの)の人。弁円(べんえん)の法を継ぎ、入宋(にっそう)して12年修行。帰国し東福寺3世となり、亀山(かめやま)上皇の離宮を南禅寺として開山。
むき【向き】
①向くこと。その方向。direction〈用例〉〜を変える。南〜の部屋。
②大したことでもないのに過剰な反応を示すこと。seriousness〈用例〉〜になる。
③その考え・傾向をもつ人。〈用例〉御希望の〜は。反対の〜もある。
④傾向。性質。tendency〈用例〉すぐ悲観的になる〜がある。すぐ行動に走る〜がある。
⑤適すること。suitable〈用例〉それぞれ〜不向きがある。子ども〜の本。
む‐き【無季】
俳句で、1句中に季語が入っていないこと。
む‐き【無記】
《仏教語》
①事柄が善でもなく悪でもないこと。
②問いに対して、是とも非とも答えないこと。
む‐き【無期】
①期限のないこと。indefinite〈対義〉有期。
②「→無期懲役」の略。
む‐き【無機】
〈対義〉有機。
①生活機能のないこと・もの。inorganic matter
②無機物・無機化合物に関すること。inorganic
*むぎ【麦】
イネ科の一、二年生栽培植物。コムギ・オオムギ・エンバク・ライムギなどの総称。分類学上の属は異なる。世界的にもっとも重要な穀物。コゾグサ。wheat
むぎ【牟岐】
〈町〉徳島県南部、太平洋に臨む町。漁業の町で、景勝の八坂八浜、シラタマモの自生地出羽(でば)島がある。人口6746(1994)。
むぎ【武儀】
〈町〉岐阜県中南部、美濃(みの)市の東に接する町。長良(ながら)川の支流津保(つぼ)川流域の農業の町で、シイタケの出荷量は県下一。刃物の家内工業もある。人口4705(1994)。
むき‐あい【向(き)合い】
向き合うこと。向かい合い。face to face〈用例〉〜になる。
むき‐あ・う【向(き)合う】(五自)
向かい合う。face each other
むぎ‐あき【麦秋】
《麦秋(ばくしゅう)を訓読した語》=むぎのあき。
①麦の取り入れ時。6月ごろ。
②陰暦4月の異称。
むぎ‐あらし【麦嵐】
→麦の秋風の別称。
むぎ‐うち【麦打ち】(名・サ変自)
麦をからざおで打って実を落とすこと。また、そのからざお。flail wheat
むぎうち‐うた【麦打(ち)歌】
麦打ちの仕事のさいに歌われる労働歌。日中、農家の庭先などで、刈り取った麦の穂をむしろにひろげ、それを殻竿(からざお)で打ちながら歌ったもので、節・歌詞ともに明るく快活なものが多い。殻竿歌。
むき‐えいようせいぶつ【無機栄養生物】
→どくりつえいようたい(独立栄養体)
むき‐えび【剥(き)老】
殻をむいたエビ。
むき‐おん【無気音】
音声学で、破裂直後にとくに呼気を伴わない破裂音。unaspirated〈対義〉有気音。
むき‐かがく【無機化学】
無機化合物および元素について、その構造・化学的性質・化学反応などについて調べ、合成・精製・分離などを行う化学の分野。inorganic chemistry〈対義〉有機化学。
むき‐かごうぶつ【無機化合物】
有機化合物以外の化合物の総称。炭素以外の元素の化合物と、炭素の酸化物・シアン化物、炭酸塩など一部の炭素化合物をいう。イオン結合・金属結合・配位結合の化合物が多い。無機物。inorganic compound〈対義〉有機化合物。
むぎ‐かり【麦刈(り)】
麦を刈り取ること。mowing
むぎ‐くさ【麦草】
イネ科の越年草。畑や路傍にはえる。ヨーロッパ原産の帰化植物。稈(かん)は叢生(そうせい)し、夏に、稈頂にオオムギに似た花穂をつける。
むぎ‐ぐわい【麦姑】
→アマナの異名。
むき‐けい【無期刑】
終生、身柄を拘禁する自由刑。無期懲役と無期禁錮(きんこ)の2つある。改悛(かいしゅん)の情があるときは、10年経過後、仮出獄を許すこともある。終身刑。life imprisonment〈対義〉有期刑。
む‐きげん【無期限】
期限がないこと。期限を決めていないこと。indefinite〈用例〉〜スト。
むぎ‐こ【麦粉】
①麦のこな。とくに、小麦のこな。wheat flour
→むぎこがし(麦焦がし)
む‐ぎこう【無技巧】
たくまないこと。技巧をこらさないこと。
むき‐こうぶんし【無機高分子】
高分子化合物から有機高分子化合物を除いたものの総称。耐熱性・耐燃性が大きいものが多い。粘土・ガラス・アスベストなど。inorganic polymer
むぎ‐こがし【麦焦(が)し】
大麦を炒(い)って粉にひいたもの。砂糖を加えてそのまま食べたり、水や湯で練って食べたり、菓子の材料にしたりする。はったい。麦粉(むぎこ)。香煎(こうせん)
むぎ‐こき【麦扱き】(名・サ変自)
麦の穂をこき落とすこと。また、その農具。
むき‐こきゅう【無気呼吸】
生物が酸素を使わないで必要なエネルギーを得る方法。アルコール発酵や解糖など。inorganic respiration
むぎ‐さく【麦作】
麦の栽培・収穫・収穫量。barley crop
むき‐さん【無機酸】
ハロゲン・硫黄・窒素・燐(りん)などの非金属元素を含む基が水素と結合して生じた酸の総称。塩酸・硫酸・硝酸・燐酸など。鉱酸。inorganic acid〈対義〉有機酸。
むき‐しつ【無機質】
①鉱物の性質をもつこと。
②人体や食品に含まれる元素のうち、炭素・水素・酸素を主成分とする有機物を除いたもの。カルシウム・カリウム・塩素・鉄など。ミネラル。mineral
むきじょう‐でんしゃ【無軌条電車】
→トロリーバス
む‐きず【無傷・無疵】(名・形動)
①傷がないこと・さま。woundless
②負け・失敗・欠陥・罪などがないこと。〈用例〉〜の15連勝。
むき‐せんい【無機繊維】
無機物質を繊維状にしたものの総称。不燃性・保温性・電気絶縁性・強度などにすぐれたものが多い。ガラス繊維・アスベスト・ウイスカーなど。inorganic fiber
むき‐たけ【茸】
シメジ科のキノコ。秋、広葉樹の枯幹に群生。かさは黄褐色で径10cmの半円形、側面に短い柄がつく。表皮下にゼラチン層があり、表皮ははげやすい。ひだはやや黄色、肉は白色。食用。
むき‐だし【剥(き)出し】(名・形動)
①覆わずに隠さず出すこと・さま。nakedness〈用例〉肌を〜にする。
②感情・考えなどを隠さずに、ことばや態度などに表すこと・さま。露骨。unreserved〈用例〉ライバル意識を〜にする。
むき‐だ・す【剥(き)出す】(五他)
隠さないで、あらわに出す。すっかり出す。bare〈用例〉歯を〜。
むぎ‐ちゃ【麦茶】
大麦・裸麦を殻つきのままほうじたもの。また、それを煎(せん)じた飲み物。冷やしても飲む。麦湯。
むき‐ちょうえき【無期懲役】
無期刑の一つ。期限を定めない懲役刑。imprisonment for life
むぎ‐つき【麦搗き】
麦をつくこと。
むぎつき‐うた【麦搗(き)歌】
麦つきのときにうたう労働歌。
むぎ‐つく【麦突】
コイ科の淡水魚。全長約15cm。暗褐色で、体側中央を黒色帯が走る。口ひげが1対ある。河川の岩や石の多い所にすむ。食用。琵琶(びわ)湖以西の本州、九州北部、朝鮮半島に分布。
むき‐てき【無機的】(形動)
無機物のように生命の感じられないさま。冷ややかで温かみのないさま。inorganic〈用例〉〜な音声。
む‐きどう【無軌道】
[一](名)軌道のないこと。trackless
[二](形動)行動や考え方が常識から外れていること・さま。でたらめ。random〈用例〉〜な若者。〈派生〉むきどうさ(名)
むきどう‐ぶり【無軌道振り】
でたらめなようす・程度。loose manner
むぎとへいたい【麦と兵隊】
火野葦平(ひのあしへい)の小説。昭和13年(1938)発表。陸軍報道部員の目から日中戦争における徐州会戦を描く。
むぎ‐とろ【麦蕷】
とろろ汁をかけた麦入りのご飯。
むき‐なお・る【向き直る】(五自)
向きを変えて、そちらを向く。turn around
むぎ‐なでしこ【麦撫子】
①ナデシコ科の一年草。高さ70cm前後。葉は細長くムギの葉にたとえられ淡緑色。花は径約3cmで紫紅色。5月に開花。観賞用に栽培。ヨーロッパ原産。ムギセンノウ。
→サルシフィの別名。
むぎ‐の‐あき【麦の秋】
→むぎあき(麦秋)
むぎ‐の‐あきかぜ【麦の秋風】
初夏、麦の収穫のころに吹き渡るさわやかな風。麦嵐(むぎあらし)
むぎ‐ばたけ【麦畑】
麦を植え付けてある畑。wheat field
むき‐ひりょう【無機肥料】
有機物を含まない鉱物質の肥料。草木灰・硫安・過燐酸(かりんさん)石灰など。inorganic fertilizer
むぎ‐ぶえ【麦笛】
麦の茎に割れ目を入れて笛のように吹き鳴らすもの。oaten pipe
むき‐ぶつ【無機物】
〈対義〉有機物。
①有機物以外のすべての物質。鉱物・水・気体など。inorganic substance
②無機化合物と単体。
むぎ‐ふみ【麦踏み】
早春、根張りをよくするために麦の芽を踏むこと。tread barley plants
むき‐ふむき【向き不向き】
ある物事が、その人に適しているか、適していないかということ。apti tude〈用例〉この仕事には、〜がある。
むぎ‐まき【麦蒔き・麦播き】
[一](名・サ変自)麦の種をまくこと。
[二](名)《「麦蒔」》ヒタキ科の小鳥。全長約13cm。顔と背が黒く、目の後ろに白線斑(はん)がある。胸は黄を帯びた赤褐(せきかつ)色。シベリアなどで繁殖し、冬は東南アジアに渡る。日本へは旅鳥として春秋2回立ち寄る。コツバメ。
むき‐み【剥(き)身】
皮や殻を取り除いた料理用の材料。カキ・アサリ・ハマグリなどの貝類のほかエビなどにいう。
むき‐むき【向き向き】
①各人ごとの異なった適性。individual liking
②思い思い。それぞれ。respectively; each
む‐きめい【無記名】
名前を書かないこと。unsigned〈対義〉記名。〈用例〉〜投票。
むきめい‐かぶ【無記名株】
株主の氏名が記載されていない株券。名義書き換えの事務が不必要という利点があり、ドイツ・フランスで普及。bearer stock〈対義〉記名株。
むきめい‐さいけん【無記名債権】
券面上に権利者の氏名を表示せず、証券の所持人に対して弁済することになっている債権。商品券や無記名公債など。unregistered bond
むきめい‐とうひょう【無記名投票】
投票用紙に投票者の氏名を記入しないで行われる投票。secret ballot〈対義〉記名投票。
むぎ‐めし【麦飯】
米に裸麦を混ぜて炊いた飯。
麦飯で鯉を釣る(むぎめしでこいをつる)
少しの元手で多くの利益を挙げるたとえ。〈類似〉海老(えび)で鯛(たい)を釣る。
麦飯に薯蕷汁(むぎめしにとろろじる)
取り合わせがよくて、おいしいものをいう。
麦飯は脚気の薬(むぎめしはかっけのくすり)
麦飯は、ビタミンB1を含んでいるので、その欠乏から起こる脚気の予防・治療に役立つということ。
むぎ‐ゆ【麦湯】
→むぎちゃ(麦茶)
む‐きゅう【無休】
休まないこと。休日がないこと。have no holiday〈用例〉年中〜。
む‐きゅう【無給】
給料が支給されないこと。unpaid〈対義〉有給。
む‐きゅう【無窮】(名・形動)
果てのないこと・さま。無限。永遠。〈用例〉天壌(てんじょう)〜。
むきゅう‐どう【無窮動】
音楽で、同じ音型が終始繰り返され急速に進行する器楽曲。パガニーニの『無窮動』など。常動曲。perpetual motion
む‐きょういく【無教育】(名・形動)
教育を受けていないこと・さま。また、教養のないこと・さま。無学。uncultured
むきょうかい‐しゅぎ【無教会主義】
内村鑑三(うちむらかんぞう)が創唱した、日本独特のキリスト教。教会的な諸制度を認めず、聖書中心の福音主義的信仰に立つ。
むき‐ようぶん【無機養分】
栄養分のうち、ナトリウム・カリウムなどの無機塩類を含む養分。ミネラル。mineral nutrient
む‐きりつ【無規律】(名・形動)
①規律のないこと・さま。ruleless
②しまりのないこと・さま。loose; slovenly〈用例〉〜な生活。
む‐きりょく【無気力】(名・形動)
気力のないこと・さま。活気のないこと・さま。inactive; lifeless〈用例〉〜な若者。〈派生〉むきりょくさ(名)
むぎ‐わら【麦藁】
麦の穂を取り除いた茎。ストロー。straw〈用例〉〜帽子。
むぎわら‐ぎく【麦藁菊】
キク科の一、二年草。高さ60〜90cm。夏から秋に咲く頭花は、花弁に似た白・黄・紅などの総苞(そうほう)に包まれる。観賞用に栽培。オーストラリア原産。strawflower
むぎわら‐ざいく【麦藁細工】
着色したむぎわらを材料にして作る細工物。strawwork
むぎわら‐とんぼ【麦蛉】
→シオカラトンボの雌の俗称。
むぎわら‐ぼうし【麦藁帽子】
夏に日よけ用として用いる帽子。真田紐(さなだひも)のように編んだ麦藁を材料としたもの。ストローハット。straw hat
む‐きん【無菌】
細菌が存在しないこと。aseptic〈用例〉〜状態。
むきん‐どうぶつ【無菌動物】
実験用として、病原菌をはじめとする微生物がないように飼育された動物。帝王切開により母体から取り出し、無菌室中で無菌的な食餌(しょくじ)を与える。germ-free animal
むきん‐ほう【無菌法】
感染を防止する目的で、細菌がまったくない状態にする方法。外科手術の前提となる。滅菌(めっきん)法。asepsis