- む‐せい【無声】
- ①音声を伴わないこと。〈用例〉〜映画。
- ②発音のとき、声帯が振動しないこと。〈対義〉有声。
- 無声の詩(むせいのし)
- 絵画の別称。無韻(むいん)の詩。
- む‐せい【無性】
- 雌雄の区別のつかないこと。下等動物などにみられる。asexual〈対義〉有性。
- む‐せい【夢精】(名・サ変自)
- 夜間睡眠中に無意識のうちに射精すること。いせい。nocturnal emission
- む‐ぜい【無税】
- 税金のかからないこと。税をかけないこと。tax-free〈対義〉有税。
- む‐ぜい【無勢】
- 人数が少ないこと。ぶぜい。smaller force
- むせい‐えいが【無声映画】
- トーキー出現のころまでの、音声を伴わない映画。サイレント(沈黙)映画。silent movie
- むせい‐おん【無声音】
- 声帯の振動を伴わない音声。主として子音の[p][t][k][s][f][h]の類。voiceless sound〈対義〉有声音。
- むせい‐が【無性芽】
- 植物の雌雄の区別のない繁殖器官のことで、これが散って新しい個体をつくる。オニユリの珠芽(しゅが)やゼニゴケなど。brood body
- む‐せいげん【無制限】(名・形動)
- 制限がないこと・さま。制限をしないこと・さま。unlimited〈用例〉重量〜。
- むせい‐せいしょく【無性生殖】
- 雌雄の配偶子が接合することなく新しい個体が生まれること。母体の一部の細胞が分かれたり、単独で発育しうる無性胞子や卵細胞を生じたりする。asexual reproduction〈対義〉有性生殖。
- むせい‐せだい【無性世代】
- 世代交代の存在する生物の生活環において、無性生殖を行う世代。胞子体世代。asexual generation〈対義〉有性世代。
- む‐せいふ【無政府】
- 政府が存在しないこと。ないも同然なこと。anarchy〈用例〉〜状態。
- むせい‐ぶつ【無生物】
- 生活機能のないもの。水・鉱物など。inanimate object〈比較〉無機物。〈対義〉生物。
- むせい‐ほうでん【無声放電】
- 音を伴わない放電。silent discharge
- むせい‐らん【無精卵】
- 受精していない卵(たまご)。wind egg
- むせ‐かえ・る【▼噎せ返る】(五自)
- ①ひどくむせる。choke
- ②激しくむせび泣く。sob convulsively
- む‐せき【無籍】
- 国籍・戸籍・学籍などがないこと。unregistered
- むせきつい‐どうぶつ【無▼脊▼椎動物】
- 脊椎をもたない動物の総称。invertebrate〈対義〉脊椎動物。
- む‐せきにん【無責任】(名・形動)
- ①責任がないこと・さま。irresponsibility
- ②取るべき責任を感じないこと・さま。でたらめ。random〈用例〉〜きわまる行為。〈派生〉むせきにんさ(名)
- むせき‐もの【無籍者】
- 戸籍・国籍のない者。homeless wanderer; vagabond〈比較〉無宿。
- む‐せっそう【無節操】(名・形動)
- 主義主張がその場その場ですぐ変わること・さま。節操がないこと・さま。inconstant
- むせび‐な・く【▼噎び泣く】(五自)
- 息をつまらせるように泣く。
- むせ・ぶ【▼噎ぶ・▼咽ぶ】(五自)
- ①飲食物・煙・感動などで、息がつまりそうになる。むせる。be choked with
- ②のどにつまるような声で泣く。むせび泣く。sob〈用例〉涙に〜。
- ③風の音、水の音などがむせび泣くように聞こえる。
- む・せる【▼噎せる・▼咽せる】(下一自)
- 飲食物・煙・香りなどが気管に入って、息がつまりそうになる。むせぶ。せき込む。be choked〈用例〉タバコの煙に〜。〜ばかりの花の香。
- む‐せん【無銭】
- ①お金を持っていないこと。have no money〈用例〉〜飲食。
- ②お金のかからないこと。お金をかけないこと。without money〈用例〉〜旅行。
- む‐せん【無線】
- ①電線を架け渡さないこと。電線を用いないこと。wireless〈対義〉有線。
- ②「→無線電信」「→無線電話」の略。
- むせん‐きょく【無線局】
- 無線通信設備をもち、その操作を行う者の総体。開設には郵政大臣の許可が、また操作する者は目的に応じたそれぞれの資格が必要。radio station
- むせん‐そうじゅう【無線操縦】
- 人が乗りこまないで、電波で船・飛行機などをあやつること。ラジコン。radio control
- むせん‐でんしん【無線電信】
- 電線を使わず、電波を用いる通信。おもに遠隔地で利用。
- むせん‐でんわ【無線電話】
- 電線を使わず、電波を利用した電話。radiotelephone
- むせん‐ひょうしき【無線標識】
- 航空機や船舶に、航路を示すための無線信号を発射する標識。ラジオビーコン。radio beacon
- む‐そう【無双】
- ①2つとないこと。比べるものがないこと。無二。無比。matchless
- ②《「夢想」とも》衣服・器具などで、表と裏、内と外が同じ作り・材質のもの。和裁では表裏同一の布あるいは同色の布で仕立てたもの。無双袖(そで)・無双羽織など。用尺不足の場合は半無双にする。〈用例〉〜だんす。
- ③相撲で、片手を相手のももに当てて倒すわざ。〈用例〉外〜。
- む‐そう【無想】
- 何も考えないこと。無心。〈用例〉無念〜。
- む‐そう【夢想】(名・サ変他)
- ①夢の中で思い見ること。dream
- ②夢の中で、神仏のお告げがあること。oracle in a dream
- ③当てもないことを考えること。fancy〈比較〉空想。
- ④→むそう(無双)②
- む‐ぞうさ【無造作・無雑作】(名・形動)
- ①造作ないこと・さま。たやすいこと・さま。facility
- ②慎重さのないこと・さま。casually〈用例〉〜に承知する。
- むそう‐じたて【無双仕立(て)】
- 表地と裏生地をまったく同じ生地で仕立てること。袋仕立て。両面仕立て。無双。
- むそう‐そせき【夢窓疎石】
- (1275-1351)鎌倉(かまくら)末・室町初期の臨済宗の僧。伊勢(いせ)の人。後醍醐(ごだいご)天皇・足利尊氏(あしかがたかうじ)の帰依(きえ)を受け、天竜寺の開山となるなど多くの寺を開き、門流が栄えた。著書『夢中問答集』など。
- むそう‐ばおり【無双羽織】
- 表布と裏布が同じ絹織物の高級羽織。表布を折り返して胴裏にする。
- むそう‐まど【無双窓】
- 連子(れんじ)を仕組んだ引き戸を取り付けた窓。閉めると1枚の板張りのようになり、開けると連子窓の外観になる。
- むそく‐にん【無足人】
- 中世・近世、知行(ちぎょう)地をもたない状態にある家臣。江戸時代には、扶持米(ふちまい)取・蔵米(くらまい)取の下層武士をさした。
- むそ‐じ【六▽十路】
- ①60。sixty
- ②60歳。sixty years old
- む‐ぞり【無反り】
- 刀身の反りがなく、まっすぐなこと。
- ムソルグスキー【Modest Mussorgsky】
- (1839-81)ロシアの作曲家。「五人組」の一人で、ロシア国民楽派の巨匠。独特な音楽様式を確立。オペラ『ボリス=ゴドゥノフ』、交響詩『禿山(はげやま)の一夜』、ピアノ組曲『展覧会の絵』など。
- むた【▽共・▽与】
- 〈古語〉
- 《格助詞「の」「が」の下に付いて》…とともに。〈用例〉風の〜寄せ来る波に漁(いざり)する(万葉・15・3661)。
- むだ【無駄・▽徒】(名・形動)
- 役に立たないこと・さま。してもかいがないこと・さま。また、そのもの。useless〈用例〉〜な努力。
- むだ‐あし【無駄足】
- 足を運んだかいがないこと。fool's errand〈用例〉〜を踏む。
- む‐たい【無体・無代・無台】
- 《古くは「むだい」とも》
- [一](名・形動)
- ①無法なこと・さま。無理なこと・さま。〈用例〉無理〜。
- ②ないがしろにすること・さま。無視。
- [二](名)形のないこと。
- む‐だい【無題】
- ①題のないこと。without title
- ②題をつけずに作った詩・歌。〈対義〉題詠。
- むたい‐ざいさんけん【無体財産権】
- 財産権の一つ。無形の知的創造物を排他的に利用する権利。特許権や著作権など。知的所有権。right to intangible property
- むたい‐さいばい【無袋栽培】
- リンゴやナシなどの果実を袋掛けせずに育てる栽培法。糖分やビタミンが増す。
- むたい‐ぶつ【無体物】
- 法律で、音・香り・電気・熱など有形的な存在をもたないもの。incorporeal thing〈対義〉有体物。
- むだ‐がき【無駄書(き)】
- いたずら書き。scribbing; graffitos
- むだ‐がね【無駄金・▽徒金】
- 使っただけの効果のないお金。役に立たないお金。死に金。wasted money〈用例〉〜を使う。
- むだ‐ぐい【無駄食い】(名・サ変自)
- ①あいだ食い。間食。eat between meals
- ②必要以上に食べること。また、働かないで無為に日をすごすこと。徒食。live an idle life
- むだ‐ぐち【無駄口】
- 無益なおしゃべり。むだ言。chatter〈用例〉〜をたたく。
- むだ‐ごと【無駄事】
- 役に立たないことをすること。無益な事柄。useless things
- むだ‐じに【無駄死に】(名・サ変自)
- 無意味に死ぬこと。犬死に。die for nothing
- むだ‐づかい【無駄遣い】(名・サ変他)
- 役に立たない金のつかい方をすること。浪費。waste one's money
- むだ‐ばな【無駄花】
- 咲いても実を結ばない花。あだ花。
- むだ‐ばなし【無駄話】
- 無益でつまらない話。雑談。chat
- むだ‐ぼね【無駄骨】
- 《「無駄骨折り」の略》無益な労力。骨折り損。lost labor; vain efforts
- 無駄骨を折る(むだぼねをおる)
- してもかいのない、無益な骨折りに終わる。やったかいがない。make vain efforts
- むだ‐めし【無駄飯】
- 働きもせずに食うめし。徒食(としょく)。live an idle life
- 無駄飯を食う(むだめしをくう)
- 《仕事をしないで飯ばかり食う、の意》何の役にも立たずに、ぶらぶらと暮らす。また、何らの貢献もしないで、恩恵にだけ浴する。lead an idle life
- む‐だん【無断】
- ことわらないこと。許しを得ないこと。無許可。without permission〈用例〉〜欠勤。
- むだん‐へんそくそうち【無段変速装置】
- 自動車・機械などに用いる変速装置の一つ。原動機側の軸の回転を、連続的に出力側の軸に伝える。流体を利用したトルクコンバーターと、円錐(えんすい)状の回転板とV字形のベルトを組み合わせた機械式のものとの2つがある。
- むたんぽ‐しゃさい【無担保社債】
- 物的担保がつかず、発行会社の信用にもとづくだけの社債。担保手数料が不要なため、発行側には低コストで資金調達ができる利点がある。unsecured corporate debenture〈対義〉担保付き社債。
- むち【▼鞭・▼笞・▽策】
- ①馬や牛などを打って進ませたり、罪人を打ったりするための細長い棒や皮ひも。whip〈用例〉〜をあてる。
- ②物を指し示すための細長い棒。stick〈用例〉黒板の字を〜で指す。
- ③自分や人をはげましたりしかったりする、ことばや行為。〈用例〉愛の〜。
- 鞭鐙を合わせる(むち、あぶみをあわせる)
- むちをくれ、あぶみで馬をあおる。馬を急がせるさま。
- 鞭の加持(むちのかじ)
- 競馬(くらべうま)の勝利を神仏に祈ること。
- 鞭を揚ぐ(むちをあぐ)
- 速く走らせるために、馬に鞭を当てる。
- む‐ち【無知・無▼智】(名・形動)
- ①ものを知らないこと・さま。ignorance
- ②知恵がないこと・さま。愚か。dull; silly
- 無知の知(むちのち)
- ソクラテスの、真の知に至るにはまず無知を自覚することだという考え。
- む‐ち【無恥】(名・形動)
- 恥を恥とも思わないこと・さま。恥知らず。shameless〈用例〉厚顔〜。
- むちうち‐しょう【▼鞭打(ち)症】
- 自動車の追突事故などによる頸部(けいぶ)の損傷。鞭がしなうように頭部が前後に激しく振れるため、頸椎(けいつい)関節が捻挫(ねんざ)(ときに脱臼・骨折)し、脳震盪(しんとう)、頭頸部の痛み、しびれ、悪心などの急性症状を示す。多く慢性症状になりやすい。whiplash injury
- むち‐う・つ【▼鞭打つ】(五自他)
- ①むちで打つ。whip
- ②励ます。encourage〈用例〉老骨に〜。
- む‐ちつじょ【無秩序】(名・形動)
- 秩序がないこと・さま。disorder〈用例〉〜な社会。
- むち‐むち(副)
- 肉づきがよくてほどよくかために太っているさま。むっちり。plump
- むち‐も【▼鞭藻】
- 褐藻類ムチモ科の海藻。波の静かな潮だまりに生育する。体長約40cmで暗褐色。軟骨質の体枝には分枝が多く、表面にいぼ状の突起がある。本州中南部の太平洋岸に分布。
- むち‐もうまい【無知▼蒙▼昧】(名・形動)
- ものを知らず、道理にうといこと・さま。
- むち‐もんもう【無知文盲】
- 知識がなく、文字も読めないこと・人。illiteracy
- むちゃ【無茶】(名・形動)
- 《当て字》
- ①筋道が立たないこと・さま。乱暴。unreasonable〈用例〉〜を言う。
- ②程度のはなはだしいこと・さま。excessive〈用例〉〜な食べかた。
- むちゃ‐くちゃ【無茶苦茶】(名・形動)
- 《当て字》
- ①「むちゃ」を強めていう語。目茶苦茶。in a mess; absurd〈用例〉〜な話。〜大きい。
- ②ひどくこわれていること。度をこしてひどい状態であること。〈用例〉計画が〜になる。
- む‐ちゃくりく【無着陸】
- 航空機などが目的地につくまで中途で着陸しないこと。nonstopflight〈用例〉〜飛行。
- む‐ちゅう【夢中】
- [一](名)夢を見ている間。in a dream〈用例〉〜遊行症。
- [二](名・形動)興奮したり、物事に熱中したりして、われを忘れること・さま。absorption; forget oneself〈用例〉無我〜。〜になる。〜で逃げ出す。
- む‐ちゅう【霧中】
- ①きりのなか。in the fog
- ②見通しや見当がつかないこと。at a loss〈用例〉五里〜。
- むちゅう‐しんごう【霧中信号】
- 霧などで視界不良のとき、衝突を避けるため、海上の船舶や灯台が発する汽笛などの信号。fog signal〈参照〉霧笛。
- むちゅうもんどう【夢中問答】
- 仏教書。夢窓疎石(むそうそせき)の問答体の法語録。3巻。康永(こうえい)3年(1344)刊。俗信から仏教信仰、さらに禅の教理を具体的に説くもの。
- むちょう‐おんがく【無調音楽】
- 調性のない音楽。中心となる主音のない状態。19世紀後半から無調的な音楽が作られるようになり、シェーンベルクが代表的。これを徹底させたものが十二音音楽。atonal music
- む‐ちん【無賃】
- 運賃や料金がいらないこと。また、払わないこと。free of charge〈用例〉〜乗車。
- ムチン【mucin】
- 動物の外分泌腺(せん)から分泌される粘性物質の総称。主体は糖たんぱく質。唾液(だえき)・胃液などに含まれている。
- むつ
- 沖合いの深所にすむムツ科の海水魚。全長約60cm。体色は褐色系だが変異が大きい。12〜3月、浅い所で産卵。幼魚は浅海にすむ。冬季のものは美味。本州中部以南に分布。mudskipper
- む‐つ【六つ】
- ①1の6倍。5つの次の数。むっつ。six
- ②昔の時刻の名。明け方(明け六つ)と夕暮れ(暮れ六つ)。現在の、午前と午後の6時ごろ。六つどき。〈参照〉明け六つ・暮れ六つ。
- むつ
- 日本原子力船研究開発事業団が、原子力船の建造運航技術の確立などを目的として、建造した原子動力実験船。8350総トン。
- むつ
- 〈市〉青森県北東部、下北(しもきた)半島にある市。田名部(たなぶ)・大湊(おおみなと)町が合併、大湊田名部市となり、昭和35年(1960)現市名に改称。農業と漁業が主体。霊場恐山(おそれざん)がある。人口4万9714(1994)。
- むつ【▽陸▽奥】
- ①→陸奥国(むつのくに)。
- ②旧日本海軍の戦艦。大正10年(1921)完成。40cm砲を8門搭載、排水量3万2720トン。昭和18年(1943)瀬戸内海で、原因不明の火薬庫爆発により沈没。姉妹艦「長門(ながと)」。
- む‐つう【無痛】
- いたみのないこと。painless
- むつう‐ぶんべん【無痛分▼娩】
- 医学的処置によって陣痛と出産時の痛みを除くか、やわらげて分娩すること。睡眠薬や麻酔薬による方法と、一種の暗示による精神的方法とがある。painless labor
- むつか・し【▽難し】(形シク)
- 〈古語〉
- ①気分が晴れ晴れしない。うっとうしい。〈用例〉女君は暑く、〜とて御髪(みぐし)すまして(源氏・若菜下)。
- ②気味が悪い。恐ろしい。〈用例〉右近は、ただあな〜と思ひける心地みなさめて(源氏・夕顔)。
- ③見苦しい。風情がない。〈用例〉竜胆(りんだう)は、枝ざしなども〜・しけれど(枕・草の花は)。
- ④わずらわしい。めんどうだ。〈用例〉その事果てなば、とく帰るべし。久しく居たる、いと〜(徒然・170)。
- むつき【▼襁▼褓】
- ①おしめ。おむつ。diaper; nappy
- ②うぶ着。clothes for a newborn baby
- むつ‐ぎり【六つ切り】
- ①1つのものを6等分に切ること。また、そのもの。sexto; one sixth
- ②写真印画紙のサイズの一つ。254mm×203mm。sixmo
- ムック【mook】
- 《和製語。雑誌magazineと書籍bookとの合成語》形態は雑誌的で、内容は書籍的な性格の出版物。昭和40年代の半ばごろから刊行されるようになった。一般にビジュアルなものが多い。
- むっく‐と(副)
- 急に起き上がるさま。むくと。sit up abruptly
- ムックリ
-
- (mukkuriアイヌ)《口琴・口琵琶(びわ)の意》アイヌの共鳴楽器。竹製と金属性があり、現在ではほとんど竹製。中に舌状の切り込みを入れた細長い竹片の端につけた糸を引いて舌状の板を振動させ、口の中で共鳴させて音を出す。同種の楽器は世界に広く分布。旭川(あさひかわ)地方では、ムックル。
- むっくり(副)
- ①急に起き上がるさま。むっくと。sit up abruptly〈用例〉〜と起き上がる。
- ②よく太っているさま。plumply
- むつ‐ごと【▼睦言】
- ①仲よく語り合う話。
- ②男女が寝室で交わす話。寝物語。talk in bed
- むつごろう【むつ五郎】
- 軟泥の干潟(ひがた)に孔道を掘ってすむハゼ科の魚。全長約18cm。暗緑色の地にコバルト色の斑点(はんてん)が散在。両眼は相接して頭上に突出。干潟を胸びれではい、また跳ねて移動。食用。日本では有明(ありあけ)海北部の特産。
- むつざわ【▼睦沢】
- 〈町〉千葉県房総半島南東部、茂原(もばら)市の南に接する町。稲作中心で酪農・園芸農業もさかん。人口8493(1994)。
- ムッシュー【monsieur(フランス)】
- =ムシュー。〈対義〉マダム。
- ①《男性の名に付けて》氏。ミスター。Mr.
- ②男性に呼びかけることば。sir
- ムッソリーニ【Benito Mussolini】
- (1883-1945)イタリアの政治家。初め社会党左派に属して活躍。1919年ファシスタ党を結成。22年政権を掌握してファシズム独裁体制を確立。エチオピアを侵略、スペイン内戦に干渉。日本・ドイツと結んで第2次大戦を強行したが43年敗北、失脚。45年パルチザンにより銃殺される。
- むっちり(副・サ変自)
- 肉づきがよく、弾力のあるさま。plumply〈用例〉〜とした腕。
- むっ‐つ【六つ】
- ①5の次の数。むつ。む。ろく。six
- ②6個。6歳。six pieces; six years old〈比較〉むつ。〈用例〉〜になる。
- むっつり(副・サ変自)
- 愛想がなく口数が少ないさま。taciturn〈用例〉〜と押し黙る。〜屋。
- むっ‐と(副・サ変自)
- ①不機嫌になったり、腹をたてたりするさま。be offended〈用例〉〜なって、にらみつける。
- ②悪臭・熱気などがたちこめて、息がつまりそうなさま。stifling〈用例〉人いきれで〜する。
- むつ‐の‐くに【▽陸▽奥国】
- ①旧国名。現在の福島・宮城・岩手・青森県全域と秋田県北東部。東山道の1国。「延喜式」では大国、35郡。国府は宮城県多賀城(たがじょう)市、国分寺は仙台(せんだい)市木ノ下(きのした)。明治元年(1868)磐城国(いわきのくに)・岩代国(いわしろのくに)・陸前国(りくぜんのくに)・陸中国(りくちゅうのくに)・陸奥国の5国に分割。奥州(おうしゅう)。陸奥。
- ②旧国名。現在の青森県と岩手県北西部。明治元年(1868)当時の陸奥国より9郡を分割して設置。同4年(1871)廃藩置県により青森県。同9年(1876)二戸(にのへ)郡を岩手県に編入。陸奥。
- むつ‐の‐はな【六つの花】
- 《結晶の形から》→雪の美称。六花(りっか)。
- むつ・ぶ【▼睦ぶ】(上二自)
- 〈古語〉
- むつまじくする。親しくする。〈用例〉姫君の御あたりを〜・びて(源氏・末摘花)。
- むつまじ・い【▼睦まじい】(形)
- 互いに情愛が細やかである。仲がいい。親しい。むつましい。harmonious; close; related〈用例〉〜親子。〈派生〉むつまじげ(形動)むつまじさ(名)
- むつみ
- 〈村〉山口県中北部の山間の村。稲作中心で野菜栽培・畜産も行う。世界でも珍しい無角牛を飼育。人口2573(1994)。
- むつみ‐あ・う【▼睦み合う】(五自)
- 互いに仲よくする。互いに親しみ合う。
- むつ・む【▼睦む】(五自)
- 仲よくする。親しむ。むつぶ。
- むつ‐むねみつ【▽陸▽奥▽宗▽光】
- (1844-97)明治の外交官・政治家。和歌山藩出身。脱藩して尊攘(そんじょう)運動に参加。のち第2次伊藤(いとう)内閣では外相として条約改正や下関(しものせき)条約締結に尽力。著書『蹇蹇(けんけん)録』。