も【も・モ】
五十音図ま行第5の仮名。平仮名「も」は「毛」の草体。「モ」は「毛」の略。
モ【茂】8画
部首 ⻌くさかんむり 常用
区点 4448・JIS 4C50・シフト 96CE
[音] モ・ボウ
[訓] しげ
→ 字形参照

①しげる。草などがしげる。「繁茂」
②ゆたか。さかん。
③よい。うつくしい。
モ【摸】13画
部首 氵てへん
区点 4446・JIS 4C4E・シフト 96CC
[音] モ・バク・マク

①さぐる。さがす。「摸索」
②うつす。にせる。まねる。まねて書く。「摸写」
→バク[摸]
モ【模】14画
部首 木きへん 教育小6
区点 4447・JIS 4C4F・シフト 96CD
[音] モ・ボ
→ 字形参照
 ※旧字・異体字あり

①かた。のり。かたどる。のっとる。「模型・模範・模様」
②《もとは摸》
(ア)にせる。まねる。まねて書く。〈対義〉創(そう)。「模擬・模写・模倣」
(イ)さぐる。さがす。「模索」
→ボ[模]
モ【糢】16画→模の異体字
こめへん
区点 6887・JIS 6477・シフト E2F5
も【面】
〈古語〉
《「おも」の略》おもて。表面。〈用例〉筑波嶺(つくばね)のこの〜かの〜に影はあれど(古今・東歌)。
も【喪】
死を穢(けが)れとする考えに基づき、その穢れに触れた親族などが、一定期間忌(い)み慎む状態。本来は魂の蘇生(そせい)を待つという意。mourning〈用例〉〜に服す。
も【裳】
①上代から平安期にかけて、腰から下に着けた衣。
②律令(りつりょう)制で、男子が礼装のとき表袴(うえのはかま)の上につけたもの。
③平安以降、高貴の女性が正装のとき、唐衣(からぎぬ)の腰から下、後方につけた前だれ風のもの。
も【藻】
水中で生育する隠花植物類の総称。ラン藻類・ユーグレナ藻類・褐藻類・紅藻類・緑藻類などの種類がある。藻草(もぐさ)。alga
*も
[一](副助)《種々の語に付く》
①類似の事柄を並べ立てる。and〈用例〉あれ〜これ〜うまくいく。
②同様な事柄のうち1つをあげて同様の事柄が他にもあることを類推させる。too〈用例〉今日〜雨だ。
③全部を肯定または否定するときに用いる。〈用例〉だれ〜できない。どれ〜よい。
④程度が大きいことを示し、強調する。〈用例〉雪が2m〜積もる。
⑤おおよその程度を示す。about〈用例〉100円〜出せば買える。
⑥詠嘆・強意の意を表す。〈用例〉引き〜きらぬ。書き〜書いたり。
⑦ほかに何かがあるのではないが、含みをもたせるときに用いる。〈用例〉芝居〜佳境に入る。夏〜近づく八十八夜。〈参考〉助詞の6分類では係助詞。
〈古語〉
[二](接助)《用言の連体形に付く》
①既定の逆接条件を表す。…のに。…けれども。〈用例〉内裏(うち)へ参らむと思(おぼ)しつる〜出で立たれず(源氏・橋姫)。
②仮定の逆接条件を表す。…とも。…ても。〈用例〉来むといふ〜来ぬ時あるを来(こ)じといふを(万葉・4・527)。
〈古語〉
[三](終助)詠嘆の意を表す。…よ。…なあ。〈用例〉この夕かげに鶯(うぐひす)鳴く〜(万葉・19・4290)。
モア【moa】
モア目の絶滅鳥。シチメンチョウぐらいの大きさから高さ3.5m以上のものまでいた。ニュージーランドにのみ分布したが19世紀に絶滅。キョウチョウ。
モアイ【moai】
南東太平洋の、イースター島に残る巨大な石像。
モアッサン【Ferdinand-Frédéric-Henri Moissan】
(1852-1907)フランスの化学者。弗素(ふっそ)の単離に成功。また難融化合物・耐火物の研究を行い高温化学・電熱化学工業の基礎を築いた。1906年ノーベル化学賞受賞。
モアレ【moiré(フランス)
①木目や波状模様になるように織られた布地。または、その光沢ある地模様。動きに伴って流動するような効果がある。ドレスやリボンに利用。
②規則正しい点列または線を重ねたとき、それらのわずかなずれによってできる斑紋。印刷・写真などでみられる。
③格子定数の異なる格子を重ねたときに生じる干渉縞(じま)。モアレ模様。
モイーズ【Marcel Joseph Moyse】
(1889-1984)フランスのフルート奏者。現代フルート奏法を確立し、大きな影響を及ぼした。豊かで輝きのある音色が特徴。
モイセーエフ【Igor Moiseyev】
(1906-)ソ連の舞踊家。ソ連各地の民族舞踊を採り入れて民族舞踊団を結成。振り付けも多く手がけた。作品に『スパルタクス』など。
モイマン【Ernst Meumann】
(1862-1915)ドイツの心理学者・教育学者。実験教育学を提唱し、教育学と心理学を結合させた。著書『実験教育学』。
モイラ【Moira(ギリシア)
ギリシア神話の運命をつかさどる女神。3人とされ、複数形モイライ。クロトは生命の糸をつむぎ、ラケシスは運命を割りあて、アトロポスはそれを断つ。人が生まれる瞬間に同席して、その運命を決める。
モウ【亡】3画
部首 亠なべぶた 教育小6
区点 4320・JIS 4B34・シフト 9653
[音] ボウ・モウ
[訓] な
→ 字形参照

①しぬ。しんだ。「亡者(もうじゃ)
②わすれる。「敗亡(はいもう・はいぼう)
③なくなる。うしなう。「焼亡(しょうもう・じょうもう・しょうぼう)
→ボウ[亡]
モウ【毛】4画
部首 毛 教育小2
区点 4451・JIS 4C53・シフト 96D1
[音] モウ・ボウ
[訓] け
→ 字形参照

①け。皮膚・植物などの表面に生じる糸状のもの。「羽毛・紅毛・純毛」「毛根・毛髪」
②作物のできること。「二毛作・不毛」
③小数点以下第3位のけたを示す。または、1割の1000分の1。
④尺貫法の長さの単位。1寸の1000分の1。0.0303mm。
⑤尺貫法の目方の単位。1匁の1000分の1。3.75mg。
⑥金銭の単位。1厘の10分の1。
モウ【妄】6画
部首 女おんな 常用
区点 4449・JIS 4C51・シフト 96CF
[音] モウ・ボウ
→ 字形参照

①わけもわからずに。やたらに。「妄執(もうしゅう)・妄従・妄信」
②うそ。みだり。みだりに。でたらめ。「虚妄」「妄言(もうげん・ぼうげん)・妄語・妄想・妄念・妄評(もうひょう・ぼうひょう)
→ボウ[妄]
モウ【网】6画
部首 网あみがしら
区点 7006・JIS 6626・シフト E3A4
[音] モウ・ボウ

①あみ。
②部首の一つ。あみがしら。あみめ。
モウ【孟】8画
部首 子 人名用
区点 4450・JIS 4C52・シフト 96D0
[音] モウ・ボウ・マン
→ 字形参照

①中国の戦国時代の思想家、孟子のこと。「孔孟」「孟母」
②かしら。はじめ。「孟夏・孟秋・孟春・孟冬」
→マン[孟]
モウ【盲】8画
部首 目 常用
区点 4453・JIS 4C55・シフト 96D3
[音] モウ・ボウ
→ 字形参照

①目がみえない人・こと。みわけられない。「色盲(しきもう)・文盲(もんもう)」「盲唖(もうあ)・盲人(もうじん)・盲点・盲目」
②わけもわからずに。やたらに。「盲従・盲信」
③くらい。
モウ【罔】8画
部首 㓁あみがしら
区点 7008・JIS 6628・シフト E3A6
[音] モウ・ボウ

①あみ。
(ア)糸や縄を編んで、狩りや漁に用いるもの。
(イ)法のあみ。法律。
②しいる。こじつける。事実をまげていう。
③ない。なかれ。
モウ【耄】10画
部首 老おいかんむり
区点 7046・JIS 664E・シフト E3CC
[音] モウ・ボウ

おいぼれる。おいる。おいぼれ。老人。「老耄」「耄碌(もうろく)
モウ【耗】10画
部首 耒らいすき 常用
区点 4455・JIS 4C57・シフト 96D5
[音] モウ・コウ・ボウ
→ 字形参照

へる。すりへる。へらす。「消耗・損耗」
→コウ[耗]
モウ【望】11画
部首 月つき 教育小4
区点 4330・JIS 4B3E・シフト 965D
[音] ボウ・モウ
[訓] のぞ
→ 字形参照

のぞむ。ねがう。のぞみ。ねがい。「願望(がんもう・がんぼう)・所望・大望(たいもう・たいぼう)・本望」
→ボウ[望]
モウ【猛】11画
部首 𤴔けものへん 常用
区点 4452・JIS 4C54・シフト 96D2
[音] モウ・ボウ
→ 字形参照

たけだけしい。たけし。あらあらしい。はげしい。「勇猛」「猛威・猛火・猛然・猛烈」〈用例〉《接頭的》〜運動。〜勉強。
モウ【莽】9画
部首 ⻌くさかんむり
区点 7247・JIS 684F・シフト E4CD
[音] モウ・ボウ

①くさ。雑草。くさぶかい。くさぶかいところ。くさむら。くさはら。「草莽」
②民間。存野。「草莽」
モウ【蒙】13画
部首 ⻌くさかんむり
区点 4456・JIS 4C58・シフト 96D6
[音] モウ・ボウ

①くらい。道理にくらい。無知。「啓蒙」〈用例〉(名)〜をひらく。
②うける。こうむる。「蒙塵(もうじん)
③おおう。おおいかくす。
④蒙古のこと。「満蒙」
蒙を啓く(もうをひらく)
知識をもたないものに教える。啓蒙する。enlighten
モウ【網】14画
部首 糸いとへん 常用
区点 4454・JIS 4C56・シフト 96D4
[音] モウ・ボウ
[訓] あみ
→ 字形参照

①あみ。あみ状のもの。「漁網(ぎょもう)・法網」「網膜・網羅」
②あみする。魚をとる。
③各地にわたって、たがいに連絡できるようにした組織。〈用例〉《接尾的》放送〜。
モウ【濛】16画
部首 氺さんずい
区点 6334・JIS 5F42・シフト E061
[音] モウ・ボウ

①くらい。うすぐらい。はっきりしないさま。「濛濛」
②きりさめ。こさめ。きり・こさめのふるさま。「濛濛」
モウ【曚】17画
部首 日ひへん
区点 5904・JIS 5B24・シフト 9E43
[音] モウ・ボウ

くらい。
①うすぐらい。
②道理にくらい。無知。
モウ【朦】17画
部首 月つきへん
区点 5915・JIS 5B2F・シフト 9E4E
[音] モウ・ボウ

おぼろ。ぼうっとしているさま。月がぼんやりとかすむさま。「朦朦・朦朧(もうろう)
モウ【檬】17画
部首 木きへん
区点 6108・JIS 5D28・シフト 9F47
[音] モウ・ボウ

「檸檬(ねいもう)」は、レモン。ミカン科の常緑小高木。また、その果実。
モウ【魍】18画
部首 鬼おに
区点 8219・JIS 7233・シフト E9B1
[音] モウ・ボウ

「魍魎(もうりょう)」は、水の神、また木石から生じるという精霊。すだま。
モウ【矇】18画
部首 目めへん
区点 6662・JIS 625E・シフト E1DC
[音] モウ・ボウ

①視力をうしなった人。盲人。
②くらい。
(ア)うすぐらい。
(イ)道理にくらい。無知。
モウ【艨】19画
部首 舟ふねへん
区点 7165・JIS 6761・シフト E481
[音] モウ・ボウ

いくさぶね。軍艦。「艨艟(もうどう)
も・う【思う】(四他)
〈古語〉
《「おもう」の「お」が脱落した形》→おもう(思う)
もう
[一](副)
①時間や程度がある基準を超えた状態にあることを示す。もはや。すでに。already〈用例〉〜11時だ。〜だめだ。
②時間や場所が間近であることを示す。まもなく。やがて。soon〈用例〉〜来るころだ。
③さらに。この上。これ以上(は)。further; another〈用例〉〜1つ、いかが。〜いたしません。
[二](感)感情を強く表したり、語調を強めたりするときに使う語。more〈用例〉〜、うれしくて。
もう一息(もうひといき)
あとわずかな努力で。あとちょっと。もう少し。one more effort〈用例〉〜で頂上だ。
もう‐あ【盲唖】
目の不自由な人と、口の不自由な人。blind and dumb〈用例〉〜学校。
もう‐あい【盲愛】(名・サ変他)
理性を失ってむやみにかわいがること。blind love〈用例〉長男を〜する。
もう‐あく【猛悪】(名・形動)
残酷で悪いこと・さま。
もう‐い【猛威】
激しく強い勢い。rage〈用例〉〜をふるう。
もう‐か【孟夏】
《「孟」は、はじめの意》
①初夏。〈対義〉孟冬。
②陰暦4月の異称。
もう‐か【猛火】
激しく燃える火。raging flames〈用例〉〜につつまれる。
もう‐か【軻】
→孟子(もうし)の本名。
もうがく‐どうぶつ【毛顎動物】
動物界の一門。あごの部分に剛毛をもつ小形の海生動物。体長5〜30mm。ヤムシ類が代表的。chaetognath
もう‐がっこう【盲学校】
視覚障害のある児童・生徒に対して、普通教育に準ずる教育や生活に必要な特別教育を行う学校。school for the blind
もうか・る【儲かる】(五自)
①金銭上の利益になる。もうけが得られる。make a profit〈用例〉金が〜。
②思いがけない得になる。〈用例〉手伝わなくてすんで〜・った。
もう‐かん【毛管】
→毛細管の学術名。
②「→毛細血管」の略。
もう‐かん【盲官】
昔、盲目で琵琶(びわ)・筝(そう)・按摩(あんま)・鍼(はり)などを業とした者に与えられた官名。検校(けんぎょう)・別当・勾当(こうとう)・座頭・衆分(しゅぶん)などがあり、江戸時代には総検校が統轄。
もう‐かん【盲管】
一端が閉じられているくだ。
もうかん‐げんしょう【毛管現象】
→もうさいかんげんしょう(毛細管現象)
もうかん‐じゅうそう【盲管銃創】
銃弾が突き抜けないで、からだの中に残っている傷。〈対義〉貫通銃創。
もうかん‐ぶんせき【毛管分析】
毛細管内で、物質の拡散速度の差を利用する分析法。クロマトグラフィーの一つ。capillary analysis
もう‐き【盲亀】
目の見えないカメ。
盲亀の浮木(もうきのふぼく)
《『涅槃経(ねはんぎょう)』にあることば。大海に住み、100年に1度水面に浮かびあがる盲目のカメが、浮き木の穴にはいることのようにむずかしい、の意》めったに出会えないことのたとえ。浮き木の亀。
もう‐き【濛気】
もうもうとたちこめる気。一面にたちこめる霧やもやなどの細かい水気。dense fog
もうぎゅう【蒙求】
中国、唐代の児童むけの教科書。李瀚(りかん)編。古代から南北朝までの聖賢・忠臣・悪人・美女など有名な人物の伝記・説話を述べる。4字句の韻文で暗唱しやすい。
もう‐きん【猛禽】
性質がたけだけしく、小鳥や小動物などを捕って食べる、大形の鳥。ワシ・タカなど。猛鳥。bird of prey
もうけ【設け】
つくり備えること。備えた物。用意。preparation; provision〈用例〉〜の席。
もうけ【儲け】
もうけること。利益。得。profit〈対義〉損。
もう‐げき【猛撃】(名・サ変他)
激しく攻撃すること。fierce attack
もうけ‐ぐち【儲け口】
金もうけの仕事。way to make a fast buck
もうけ‐の‐きみ【儲けの君】
《「儲君(ちょくん)」の訓読み》→皇太子
もうけ‐もの【儲け物】
思いがけない利益。godsend
もうけ‐やく【儲け役】
歌舞伎(かぶき)や演劇で、演技にそれほど苦心しないのに観衆の喝采(かっさい)を浴びる得な役。
もう・ける【設ける】(下一他)
①前もって備えておく。準備する。prepare〈用例〉一席〜。
②ある目的のためにこしらえる。設置する。set up; establish〈用例〉規則を〜。本部を〜。口実を〜。
もう・ける【儲ける】(下一他)
①金銭上の利益を得る。もうけを得る。make a profit〈用例〉金を〜。株で〜。
②思いがけない得をする。〈用例〉当番を免れて〜・けた。
③子を得る。have a child〈用例〉2男1女を〜。
もう‐けん【猛犬】
性質が荒くて強い犬。fierce dog〈用例〉〜注意。
もう‐げん【妄言】
=ぼうげん。
①道理に合わないことば。無茶なことば。
②自分の批評のことばの謙称。reckless words
妄言を吐く(もうげんをはく)
何の根拠もなく、出まかせを言い散らす。いいかげんなことをしゃべりまくる。
もうげん‐たしゃ【妄言多謝】
《人の作品などを批評したあとで言うあいさつ語》勝手なことを申し上げた失礼、幾重にもお許しください、の意。
もう‐こ【猛虎】
たけだけしいトラ。fierce tiger
もうこ【蒙古】
中国の北、シベリアの南に位置する、現在のモンゴル人民共和国と中華人民共和国内蒙古自治区とを合わせた地域の古称。13世紀の初めにチンギス=ハンが帝国を樹立。モンゴリア。Mongolia
もう‐ご【妄語】
《仏教語》十悪の一つ。うそをつくこと。偽ること。妄語戒によって戒められる。
もう‐こう【猛攻】(名・サ変他)
激しく攻めたてること。violent attack〈比較〉速攻。
もう‐こう【孟郊】
(751-814)中国、中唐の詩人。字(あざな)は東野。武康の人。困窮と社会不正を鋭く訴え、賈島(かとう)と「郊寒島痩(こうかんとうそう)」と評された。詩集『孟東野詩集』。
もうこ‐うし【蒙古牛】
ウシの一種。モンゴル地方で飼育される。体は小形で、肩高1.2m内外。濃い赤褐色。乳は飲用、糞(ふん)は燃料などに利用。
もう‐こうぜん【浩然】
(689-740)中国、盛唐の詩人。襄陽(じょうよう)の人。郷里に隠棲(いんせい)。自然美を詠じて王維に似るが、しばしば憂愁を帯びる。詩集『孟浩然集』。もうこうねん。
もうご‐かい【妄語戒】
仏教の五戒・十戒の一つ。うそをついてはいけないという戒め。
もうこげんりゅう【蒙古源流】
モンゴルの史書。オルドスの王族サガン=セチェン著。1662年完成。太古から清(しん)初に至るモンゴルの歴史。原名『諸ハンに関する宝の歴史』。
もうこ‐ご【蒙古語】
バイカル湖付近のブリヤート語、甘粛(かんしゅく)省のモングォル語、アフガニスタンのモゴール語、ボルガ川下流のカルムイク語などを含むモンゴル語族の総称。狭義にはモンゴル人民共和国のハルハ語および内蒙古の同系諸語をいう。モンゴル語。Mongolian
もうこしゅうらいえことば【蒙古襲来絵詞】
鎌倉(かまくら)後期の絵巻物。2巻。永仁(えいにん)元年(1293)ごろ制作。元軍が筑紫(つくし)に来冦(らいこう)したときの、肥後の武人竹崎季長(すえなが)の戦功を描く。史料としても貴重。
もうこ‐しょう【蒙古症】
→ダウンしょうこうぐん(ダウン症候群)
もうこ‐じんしゅ【蒙古人種】
→おうしょくじんしゅ(黄色人種)
もうこ‐のうま【蒙古野馬】
→プシバルスキーウマの異名。
もうこ‐はん【蒙古斑】
主として小児の尻などにみられる青色の斑紋。出生時に顕著で、1年後には退色を始める。黄色人種に多くみられる。Mongolian spot
もうこ‐ひだ【蒙古襞】
上眼瞼縁(けんえん)の内側端が小さなひだとなり内眼角をおおっているもの。黄色人種に多くみられる。epicanthus
もうこ‐ひつじ【蒙古羊】
モンゴル・中国原産のヒツジの一品種。体重は雌40kg内外、雄60kg内外。おとなしく、体質強健で、粗飼料にも耐える。肉用・毛皮用など。
もうこ‐もじ【蒙古文字】
モンゴル民族の文字。17世紀の中ごろつくられたもの。左から縦に書く。Mongolian script
もう‐こん【毛根】
皮膚の中に埋没した毛の部分。毛包(もうほう)に包まれていて、末端のふくらみの先端はくぼんで毛乳頭が入りこむ。hair root
もうさい‐かん【毛細管】
→毛細血管。capillary vessel
②毛細管現象を起こすような細いガラス管。毛管。capillary tube
もうさいかん‐げんしょう【毛細管現象】
細い管を液の中に立てると、管の中と外で液面の高さが違ってくる現象。毛管現象。capillary phenomenon
もうさい‐けっかん【毛細血管】
動脈と静脈とをつなぐ細い血管。体全体に網目状に分布する。血液と組織との間で物質代謝を行う。毛管。capillary vessel
もうさい‐リンパかん【毛細リンパ管】
血管と同じように、体内に広く分布するリンパ系の末端部。リンパ管はここから始まり、互いに合流して本幹となる。lymphatic capillaries
もうさ‐く【申さく・白さく】(連語)
〈古語〉
《「まおす」の未然形に「く」が付いた「まおさく」の転》申すこと。申し上げることには。〈用例〉をのこども、仰(おほせ)の事を承(うけたま)はりて〜(竹取)。
もうさ‐ば【申さば】(副)
〈文語的〉
《「言えば」の丁寧語》試みに申すならば。
もうし【孟子】
(BC372ごろ-BC289ごろ)中国、戦国時代の思想家。名は軻(か)。孔子(こうし)の仁に基づく礼治主義をもって、諸国を遊説したが用いられず、教育と著述に専念。弟子たちとの言行を集録した『孟子』は、人の性を性善説でとらえ、王道による天下統一を説く。朱子(しゅし)学では四書の一つにあげられ、『論語』とともに「孔孟の道」として儒学の代表的経典とされる。
もうし【申し】(感)
《「申す」の連用形から》呼びかけに使う語。もしもし。〈用例〉〜、そこのお方。
もうし‐あい【申(し)合い】
相撲で、力のつりあった力士どうしの稽古(けいこ)
もうし‐あ・げる【申(し)上げる】(下一他)
①「言う」の謙譲語。〈用例〉一言お祝い〜・げます。
②《「お」「ご」の付いた動詞の連用形や動作性のある体言に付いて》けんそんの意を表す。〈用例〉ご遠慮〜。
もうし‐あわ・す【申し合わす】(下二他)
〈古語〉
「言い合わす」の謙譲語。相談申し上げる。〈用例〉平大納言に〜・せて、もとのごとくにからげをさめ奉る(平家・11・能登殿最期)。
もうし‐あわせ【申し合(わ)せ・申合(わ)せ】
①相談して決めること。agreement〈用例〉〜によって変更する。
②能・狂言の出演者が、上演までに行う打ち合わせ。楽屋で行う簡単な打ち合わせや舞台で装束(しょうぞく)をつけないで行う稽古(けいこ)をいう。
もうし‐あわ・せる【申し合(わ)せる・申合(わ)せる】(下一他)
打ち合わせる。約束する。arrange〈用例〉みんな〜・せたように赤い服を着ている。
もうし‐いで【申(し)出で】
①言い出ること。その内容。もうしで。proposal
②行政機関に特定の意思を表示すること。
③民事訴訟で、訴訟当事者が裁判所に特定の訴訟行為(裁判・証拠調べなど)を要求すること。申し立て。申請。application
もうし‐いれ【申(し)入れ】
要望や意見を正式に相手に伝えること。proposal〈用例〉文書で〜をする。
もうし‐い・れる【申(し)入れる】(下一他)
こちらの意見・希望・条件などを相手に改まった形で伝える。propose; request〈用例〉和解を〜。会見を〜。
もうし‐う・ける【申(し)受ける】(下一他)
①申し出て、もらい受ける。また、与えられる。accept; ask for〈用例〉送料は別途〜・けます。養子に〜。
②お引き受けする。うけたまわる。〈用例〉お仕立て〜・けます。
もうし‐おくり【申(し)送り】
申し送ること。とくに、口頭で事務の引き継ぎをすること。hand over〈用例〉〜事項。
もうし‐おく・る【申(し)送る】(五他)
①先方に伝える。〈用例〉手紙で〜。
②後任者に必要な事柄を伝える。〈用例〉後任の部長に懸案事項を〜。
もうし‐おく・れる【申(し)遅れる】(下一他)
「言い遅れる」の謙譲語。申し上げるのが遅れる。〈用例〉〜・れましたが、私はこういう者です。
もうし‐か・ねる【申(し)兼ねる】(下一他)
「言い兼ねる」の謙譲語。言いにくい。言うのがためらわれる。hard to say〈用例〉私の口からは〜・ねますが。
もうし‐きか・せる【申(し)聞かせる】(下一他)
→言い聞かせる」の謙譲語。また、「言い聞かせる」の重々しい言い方。〈用例〉私からよく〜・せます。
もうし‐き・ける【申(し)聞ける】(下一他)
《古めかしい言い方》「→言い聞かせる」の謙譲語。
もうし‐ご【申し子】
①神仏に願って、授かった子。〈用例〉観音様の〜。
②霊力のあるものから生まれた子。転じて、特定の背景から生まれたもの。〈用例〉天狗の〜。占領政策の〜。
もうし‐こし【申(し)越し】
言ってよこすこと。send word〈用例〉お〜の件。
もうし‐こみ【申(し)込み・申込】
①申し込むこと。application; proposal
②法律で、相手方の承諾があれば契約を成立させる旨の意思表示。offer
もうしこみ‐しょ【申込書】
申し込みをする用紙。また、その用紙に必要事項を書き込んだ文書。application form
もうしこみ‐じょう【申込状】
→申込書。application form
もうし‐こ・む【申(し)込む】(五他)
①希望・要求・意志などを相手に伝える。申し入れる。propose〈用例〉結婚を〜。苦情を〜。
②契約(けいやく)の意思表示をする。apply for; offer; subscribe〈用例〉購読を〜。
もうし‐そ・える【申(し)添える】(下一他)
「言い添える」の謙譲語。つけ加えて申し上げる。〈用例〉一言〜・えたき儀あり。
もうし‐たて【申(し)立て】
①とりたてて言うこと。言いぶん。主張。assertion〈用例〉異議の〜。
②当事者が裁判所に一定の訴訟行為を要求する行為。申し出。申請。
もうし‐た・てる【申(し)立てる】(下一他)
①強く言い張る。言い立てる。declare; plead〈用例〉苦情を〜。
②上申する。report to one's superior
もうし‐つ・く【申し付く】(下二他)
〈古語〉
→もうしつける(申し付ける)
もうし‐つけ【申(し)付け】
①申し付けること。命令。order
②注文。order
もうし‐つ・ける【申(し)付ける】(下一他)
上の者が下の者に、用を命ずる。order〈用例〉何なりとお〜・けください。
もうし‐つた・える【申(し)伝える】(下一他)
「言い伝える」の謙譲語。伝える。〈用例〉母に〜・えます。
もうし・でる【申(し)出る】(下一他)
自分の意志・希望などを言って出る。offer〈用例〉援助を〜。
もうし‐の・べる【申(し)述べる】(下一他)
「言い述べる」の謙譲語。お述べ申し上げる。〈用例〉意見を〜。
もうし‐ひらき【申(し)開き】(名・サ変他)
「言い開き」の謙譲語。弁明。言いわけ。〈用例〉〜が立つ。
もうし‐ぶみ【申(し)文】
①昔、公卿(くぎょう)などが任官・昇進などを朝廷に上申した書類。
②下位の者から上位の者に差し出す文書。
もうし‐ぶん【申し分】
①非難すべき点。point to criticize〈用例〉〜のない人柄。
②言い分。excuse; claim
もう‐しゃ【盲者】
〈文語的〉
目の不自由な人。盲人。blind person
もう‐しゃ【盲射】(名・サ変他)
ねらいを定めず、あたりかまわず撃つこと。random shooting
もう‐しゃ【猛射】(名・サ変他)
激しく射撃すること。
もう‐じゃ【亡者】
①《仏教語》
(ア)死んだ人。死者。
(イ)成仏(じょうぶつ)しないで、魂がこの世で迷っている者。
②金銭など、ある事柄に異常な執着を示す人。〈用例〉我利我利〜。金の〜。
もう‐しゅう【妄執】
《仏教語》真実でない、迷いの世界への執着。妄念。もうじゅう。
もう‐しゅう【孟秋】
《「孟」は、はじめ、の意》
①初秋。〈対義〉孟春。
②陰暦7月の異称。
もう‐しゅう【猛襲】(名・サ変他)
激しくおそいかかること。attack fiercely
もう‐じゅう【盲従】(名・サ変自)
言われるままに、なんでも従うこと。blind obedience
もう‐じゅう【猛獣】
性質の荒い肉食獣。fierce animal
もう‐しゅん【孟春】
《「孟」は、はじめ、の意》
①初春。〈対義〉孟秋。
②陰暦1月の異称。