もの‐づくし【物尽(く)し】
その種類に属する物を全部並べて言うこと・もの。物は尽くし。
もの‐つくり【物作り】
①農耕をすること。また、農民。
②豊作を願って、餠(もち)・藁(わら)・木などで農具や農作物の飾り物を作って飾る小正月の呪術(じゅじゅつ)行事。また、その飾り物。
モノディー【monody】
音楽で、
①古代ギリシア悲劇におけるモノローグ風な独唱部分。
②16世紀末に起こった器楽伴奏つき独唱声楽曲の様式。
もの‐どお・い【物遠い】(形)
①遠い。distant
②おろそかである。疎遠だ。negligent〈用例〉世事に〜。
③回りくどい。roundabout〈用例〉〜説明。
モノトーン【monotone】(名・形動)
単調であること・さま。一本調子。
もの‐ども【者共】(代)
従者など、目下の者に呼びかける語。その方ども。〈用例〉〜、続け。
モノドラマ【monodrama】
俳優一人だけで演じられる芝居。18世紀後半、ドイツの俳優ブランデスが創始。コクトーの作品『声』など。1人芝居。
もの‐とり【物取り】
人の物を奪うこと。泥棒。盗人。追いはぎ。robbery; robber; thief〈用例〉〜強盗。
もの‐なつかし・い【物懐かしい】(形)
なんとなく心ひかれるさまである。なんとなくなつかしい。dear〈派生〉ものなつかしさ(名)ものなつかしげ(形動)
もの‐なら(接助)
《連体形に付く》
①《「う」「よう」に付いて》それがきっかけで、なりゆきが大変なことになるという、仮定の順接条件を示す。〈用例〉それを言おう〜、事だ。
②実現が難しい事柄を仮定した順接条件を示す。〈用例〉それでいい〜、苦労は無い。
もの‐ならず【物ならず】(連語)
なんでもない。問題にしない。no difficulty〈用例〉千里の道も〜。
もの‐な・れる【物慣れる・物馴れる】(下一自)
物事に慣れて、じょうずになる。熟練する。become skillful〈用例〉〜・れた手つき。
ものによせておもいをのぶる‐うた【思歌】
『万葉集』における部立(ぶだて)の一つ。ある事物を借りて心情を表現する歌。正述心緒歌(ただにおもいをのぶるうた)・譬喩歌(たとえうた)と並び相聞(そうもん)に属する。
もの‐の【物の】(連体)
ほんの。ちょっと。だいたい。only〈用例〉〜5分とたたないのに。
もの‐の(接助)
《連体形に付く》
①思わしくない結果を導く、既定の逆接条件を示す。…ではあるけれど。けれども。though〈用例〉引き受けてはみた〜、気が進まない。
②その事態が成立しなければ、生じるであろうある事柄を対比的に述べる。〈用例〉この程度ですんだからいいような〜、手遅れになるところだった。
もの‐の‐あわれ【物の哀れ】
日本文芸の美的理念の一つ。本居宣長(もとおりのりなが)が『源氏物語』の性格を規定してから、平安時代の文芸の本質を把握する概念として用いられるようになる。理性と感情との調和によって生み出された、優美繊細で沈潜した情趣気分。
もの‐の‐かず【物の数】
取り立てて言うほどのこと。問題とするほどのこと。count for nothing〈用例〉〜ではない。
もの‐の‐ぐ【物の具】
→道具→調度
→よろい→具足
もの‐の‐け【物の怪・物の気】
たたりをする死霊・生霊。妖怪(ようかい)。変化(へんげ)。〈用例〉〜に取りつかれる。
もの‐の‐な【物の名】
和歌や俳諧(はいかい)で、事物の名を意味に関係なくさりげなく詠み込むこと。また、その作品。物名(ぶつめい)。隠題(かくしだい)
もの‐の‐ふ【物部・士】
①古代、朝廷・貴人に仕えた文官・武官の総称。
②平安末・鎌倉(かまくら)時代以降、武芸を職能とする者。ぶし。さむらい。
もののふ‐の【物部の】
[枕ことば]《「もののふ」は、上代、朝廷に仕えた者。その氏(うじ)の数が多いことから》「八十(やそ)・宇治川・五十(い)」などにかかる。〈用例〉〜八十少女(をとめ)らが汲(く)みまがふ寺井の上の堅香子(かたかご)の花(万葉・19・4143)。
もののべ‐し【物部氏】
大和朝廷の有力氏族。軍事関係を担当し、大伴(おおとも)氏とともに代々大連(おおむらじ)に就任。仏教受容問題で受容派の蘇我(そが)氏と対立し、物部守屋(もののべのもりや)が蘇我馬子(そがのうまこ)らと戦って敗れ衰退。
もののべ‐の‐もりや【物部守屋】
(?-587)敏達(びだつ)・用明(ようめい)天皇時代の大連(おおむらじ)。排仏を主張して、蘇我馬子(そがのうまこ)と対立。用明天皇の死後、馬子らと戦って敗死。
もの‐の‐ほん【物の本】
その方面のことが書いてある本。しかるべき本。book〈用例〉〜によると。
ものの‐みごとに【物の見事に】(連語)
非常にみごとに。excellently〈用例〉〜完投した。
ものは‐づくし【物は尽(く)し】
→ものづくし(物尽くし)
ものは‐づけ【物は付け】
雑俳で、点者(てんじゃ)の「…の物は」という課題に、答えの句を付けるもの。寛保(かんぽう)年間(1741〜44年)ごろから江戸で流行。なぞづけ。
もの‐び【物日】
①節日(せちにち)や祭日など、特別な行事が行われる日。古くは、商家の決算日とされた。
②江戸時代、遊里での紋日(もんび)
モノフォニー【monophony】
1つの旋律しかもたない音楽。複数の声部であっても、各声部が同一旋律のものはモノフォニー。
ものべ【物部】
〈村〉高知県北東端、徳島県境の村。四国山地の山村で、スギ・ヒノキ・ユズ・ワサビなどを産出。人口3756(1994)。
ものべ‐がわ【物部川】
高知県白髪(しらが)山に発し、高知平野東部をへて土佐(とさ)湾に注ぐ川。長さ71km。重要な農業用水。
モノポール【monopole】
→じきたんきょくし(磁気単極子)
もの‐ほし【物干(し)】
洗濯物や寝具などを乾燥させるために干す場所。物干し場。また、その設備・器具。
もの‐ほしげ【物欲しげ】(形動)
いかにもなにか欲しそうなさま。物欲しそう。greedy〈用例〉〜な目つき。
ものほし‐ざお【物干(し)竿】
洗濯物をかけて干す竿。
もの‐ほしそう【物欲しそう】(形動)
→物欲しげ。greedy
モノポリー【monopoly】
→独占→専売→専売特許
モノマー【monomer】
→たんりょうたい(単量体)
モノマニア【monomania】
1つの事に凝り固まって、ほかに頭の回らない人。偏執狂。
もの‐まね【物真似】(名・サ変自他)
①寄席演芸の一つ。鳥・獣・虫の鳴き声などを巧みにまねてみせる芸。また、その人。現在では、声色(こわいろ)・声帯模写などもいう。mimicry
②他人の創意工夫を模倣(もほう)すること。mimicry
もの‐み【物見】
→見物。sightseeing
②斥候(せっこう)。見張り。scout〈用例〉〜の兵を出す。
③遠くを見るために設けられた場所。〈用例〉〜やぐら。
ものみ‐だい【物見台】
遠くを見るために設けた高い台。
ものみ‐だか・い【物見高い】(形)
なんでも見たがる傾向がある。好奇心が強い。curious〈用例〉江戸っ子は〜。〈派生〉ものみだかさ(名)
ものみ‐やぐら【物見櫓】
見張りや偵察のためのやぐら。望楼。watchtower
ものみ‐ゆさん【物見遊山】
催し物を見物したり、山野に行ったりして、遊び楽しむこと。
もの‐むつか・し【物難し】(形シク)
〈古語〉
①なんとなくいとわしい。うっとうしい。〈用例〉日の光もさやかならず、いみじう〜(更級)。
②なんとなく気味が悪い。〈用例〉奥の方(かた)は暗う〜と、女は思ひたれば(源氏・夕顔)。
もの‐めずらし・い【物珍しい】(形)
なんとなく珍しい。いかにも珍しい。curious〈用例〉〜風習。〈派生〉ものめずらしげ(形動)ものめずらしさ(名)
もの‐もう・す【物申す】(五自)
①「物を言う」の謙譲語。ものを申し上げる。
②文句を言う。〈用例〉生徒諸君に一言〜・したい。
③案内を請う語。ごめんください。
もの‐もうで【物詣(で)】(名・サ変自)
神社や寺へお参りすること。参詣(さんけい)。物参り。
もの‐もち【物持(ち)】
①物を長い間なくさず、壊さず持っていること。〈用例〉〜がいい。
②金持ち。財産家。rich person
ものもの‐し・い【物物しい】(形)
①いかめしい。おごそかである。厳重だ。imposing〈用例〉〜行列。〜警備。〜門構え。
②大げさだ。もったいぶっている。仰々しい。showy〈用例〉〜・く鳴り物入りで登場する。〜包装。〈派生〉ものものしげ(形動)ものものしさ(名)
もの‐もらい【物貰い】
→こじき
②まぶたの汗腺(かんせん)・毛包(もうほう)・瞼板(けんばん)腺に黄色ブドウ球菌が侵入して起こる炎症。学問上の名は、麦粒腫(ばくりゅうしゅ)。hordeolum
もの‐やわらか【物柔らか】(形動)
穏やかなさま。しとやかなさま。gentle〈用例〉〜な物腰で応対する。〈派生〉ものやわらかさ(名)
もの‐やわらか・い【物柔らかい】(形)
穏やかだ。しとやかだ。〈用例〉〜言い回し。〈派生〉ものやわらかげ(形動)ものやわらかさ(名)
もの‐ゆえ【物故】(接助)
〈古語〉
①既定の順接条件を表す。…なので。〈用例〉事ゆかぬ〜、大納言をそしりあひたり(竹取)。
②既定の逆接条件を表す。…だけれども。〈用例〉誰(た)が秋にあらぬ〜をみなへしなぞ色に出(い)でてまだき移ろふ(古今・秋上)。
モノラル【monaural】
レコードなどで、立体音でなく、ふつうの音を出すこと。1つのスピーカーによる放送・録音・レコードなど。モノ。〈対義〉ステレオ。
モノレール【monorail】
1本のレールで車両を走行させる交通機関。車両がレールをまたぐ跨座(こざ)式と、つり下がる懸垂式がある。単軌鉄道。
モノローグ【monologue】
①演劇で、登場人物が舞台に1人いて語る台詞(せりふ)。ハムレットの独白が有名。独白。〈比較〉ダイアローグ。
②《転じて》周囲の人に口を出させず、1人で長く話すこと。
もの‐わかり【物分(か)り】
物事を理解すること。人の立場・気持ちなどを理解すること。また、その程度。飲み込み。understanding〈用例〉〜がよい。
もの‐わかれ【物別れ】
意見が一致しないで別れること。fail to reach an agreement〈用例〉交渉は〜に終わった。
もの‐わすれ【物忘れ】(名・サ変自)
物事を忘れること。度忘れ。forgetfulness〈用例〉〜がひどい。
もの‐わび・し【物侘し】(形シク)
〈古語〉
なんとなくうらさびしい。〈用例〉独り寝もまめやかに〜・しうて(源氏・明石)。
もの‐わらい【物笑い】
人をあざけり、笑うこと。laughingstock〈用例〉〜の種にされる。
もの‐を
《連体形に付く》
[一](接助)残念な気持ちをこめた逆接条件を示す。…ものだのに。although〈用例〉こうやれば成功したであろう〜、不幸な結果になった。
[二](終助)不満な気持ち、残念な気持ちをこめた詠嘆の意を示す。…のになあ。〈用例〉せっかく作った〜。
も‐ば【藻場】
コンブ・ワカメやアマモ類が密生している内湾の浅い海域。魚介類が多く集まる。えさ場、外敵からの逃避場所として重要。seaweed bed
モハーベ‐さばく【モハーベ砂漠】
(Mojave Desert)アメリカ西部、カリフォルニア州南部、シエラネバダ山脈南方に続く乾燥地域。
モバイル【mobile】
携帯型コンピューターなど、小型で持ち運びできる情報端末機器。
モハメッド‐アリ【Muhammad Ali】
(1942-)アメリカのプロボクシング選手。前名カシアス=クレー。1964年、世界ヘビー級チャンピオン。タイトルを3度奪取の記録を持つ。ムハマド=アリ。
モハメット‐きょう【モハメット教】
《「モハメット(Mohammed)」は開祖の名》→イスラムきょう(イスラム教)
も‐はや【最早】(副)
今となっては。すでに。もう。already; no longer〈用例〉〜これまでと観念する。
も‐はら【専ら】(副)
〈古語〉
①ひたすら。もっぱら。〈用例〉逢(あ)ふことの〜絶えぬるときにこそ(古今・恋5)。
②《下に打ち消しの語をともなって》全然。ちっとも。〈用例〉〜、さやうの宮仕へ仕うまつらじと思ふを(竹取)。
もばら【茂原】
〈市〉千葉県九十九里(くじゅうくり)平野南端の市。宿場・市場町として発達。天然ガスを産出、化学・電機工業などがさかん。人口9万0346(1994)。
も‐はん【模範】
見習うべきもの。手本。model; example〈用例〉人の〜になる。〜を示す。
もはん‐ぎかい【模範議会】
(Model Parliament)1295年、イギリス王エドワード1世が召集した身分制議会。貴族・聖職者のほか騎士・市民両身分を加えたことから、のちの議会構成の模範とされた。
もはん‐じあい【模範試合】
すぐれた技量や型などを見せる試合。exhibition match
もはん‐てき【模範的】(形動)
見習うべきであるさま。model〈用例〉〜な行動。
モヒ
→モルヒネ」の略。
モビール【mobile】
①動く彫刻のこと。アメリカの彫刻家コールダーが1932年に始める。針金・金属片・糸・木片などを使って平衡をとると、空気の少しの振動にも微妙に動く。
→モービル (mobile)
モビール‐オイル【mobile oil】
発動機のシリンダーなどに使う潤滑油。モビル油。
モヒカン‐ぞく【モヒカン族】
北米東部の森林地帯に住むインディアンの一種族。男の毛髪をとさか状に残して剃(そ)る習慣で知られる。Machican
も‐ひとつ【も一つ】(連語)
→もうひとつ(もう一つ)
モファット‐トンネル【Moffat Tunnel】
アメリカ、コロラド州のロッキー山脈を横切る鉄道トンネル。長さ約10km。1928年開通。
モフ‐かんじょう【MOF勘定】
《MOFはMinister of Financeの略》大蔵大臣名義で日本銀行などに設けられた外資勘定。為替の集中にともなう政府外資受け払いの処理を目的とする。
も‐ふく【喪服】
喪中・葬儀・法事に着る衣服。黒色・薄墨色がふつう。mourning
モブス【MOBS】
《multiple orbital bombardment systemの略》多数軌道爆撃システム。何度も軌道を回る攻撃衛星を、所期の時間と場所で大気圏に再突入させて核爆撃を行うもの。〈比較〉フォブス。
モブツ【Mobutu Sese Seko】
(1920-97)ザイールの軍人・政治家。コンゴ民族独立運動に参加。1960年コンゴ共和国独立後、国防相に就任。65年クーデターで大統領となる。97年の政変で追放され、同年モロッコで客死。
モヘア【mohair】
①アンゴラヤギの毛。また、その織物。
②梳毛(そもう)織物の一種。縦に綿糸、横にアンゴラヤギの毛の糸を用いた織物。
モヘンジョ‐ダロ【Mohenjo Daro】
ハラッパーと並ぶインダス文明の都市の遺跡。パキスタンのインダス川下流西岸に位置。1922年発見。東西・南北に大路が通じ、下水溝も完備。住宅は煉瓦(れんが)造りで、大浴場・穀物倉・集会所などの公共建築を備える。彩文土器・銅器・青銅器・土偶・装身具・印章などが出土。印章にかかれた絵文字は未解読。
モ‐ボ
《和製語》→モダンボーイ
も‐ほう【模倣・摸倣】(名・サ変他)
①似せること。まねること。imitation〈対義〉創造。
②他人の行動や精神作用に対して同一または類似の行為をすることにより、その人間に同化していく行動様式。imitation
もほう‐げいじゅつ【模倣芸術】
《建築・工芸などに対して》絵画・彫刻のように、自然の姿を写す芸術。imitative arts
もほう‐せつ【模倣説】
社会学で、あらゆる社会現象のもとが模倣にあると説く学説。代表的なものは、フランスの社会学者タルドの見解。imitation theory
モホ‐めん【モホ面】
→モホロビチッチ不連続面」の略。
モホリ‐ナジ【László Moholy-Nagy】
(1895-1946)アメリカの画家・写真家・芸術理論家。ハンガリー生まれ。著作は造形理論とデザイン教育の基本書となる。著書『ザ‐ニュービジョン』など。
モホロビチッチ‐ふれんぞくめん【モホロビチッチ不連続面】
地殻とマントルの境界面。旧ユーゴスラビアの地震学者モホロビチッチが発見。地下数十キロメートルにあり、地震のP波の速度が急に大きくなるところ。モホ面。Mohorovičić's discontinuity
も‐ほん【模本・摸本】
①模写した本。
②習字・図画などの、手本。絵の下書き。粉本。
も‐また【亦】(連語)
《漢文で、「亦(また)」の字を「又(また)・復(また)」と区別して呼ぶ語》→また(又)[三]②
もみ【籾】9画
部首 米こめへん 和製漢字
区点 4466・JIS 4C62・シフト 96E0

①もみごめ。もみがらがついたままの米。
②もみがら。イネなどの穀物の実の外皮。
もみ【紅・絹】
《ベニバナを揉(も)んで染めたことから》平絹を鬱金(うこん)で下染めし、ベニバナで上染めした紅色の絹布。現在は、酸性染料、または直接染料で染める。婦人和服の裏地。
もみ【樅】
マツ科の常緑高木。本州・四国・九州の山地にはえる。幹は直立し、高さ約40m、径約1.8m。枝は水平に広がる。葉は線形。5月に開花し、10月に球果が成熟。材は建材・製紙用。クリスマスツリーにする。日本特産。オミノキ。fir
もみ‐あい【揉(み)合い】
①もみあうこと。〈用例〉与野党議員の〜になる。
②相場が小刻みに変動して不安定であること。
もみ‐あ・う【揉(み)合う】(五自)
①入り乱れて、激しく争う。jostle one another〈用例〉機動隊とデモ隊が〜。
②さかんに議論し合う。have a heated argument
③相場が小刻みに変動して不安定な状態になる。
もみ‐あげ【揉(み)上げ】
左右の耳の前の部分に生えている毛。sideburns
もみ‐あらい【揉(み)洗い】
→てもみあらい(手揉み洗い)
もみ‐うら【紅裏】
紅絹(もみ)を女物の和服の裏地として使うこと。また、その裏地。上質品には紅花染(べにばなぞめ)の本紅(ほんこ)・本紅絹などがある。
もみ‐うり【瓜】
①ウリ科→シロウリ(白瓜)の別名。
②ウリの薄く刻んだものを塩で揉み、酢をかけたもの。うりもみ。
もみ‐がら【籾殻】
もみ米の外皮。もみ米を玄米にするときに出る殻。籾糠(もみぬか)。chaff
もみ‐かわ【揉み革】
なめし革をもんで、やわらかくしたもの。buff
もみ‐くちゃ【揉みくちゃ】
《「くちゃ」は「苦茶」とも当てる》=もみくしゃ。
①もまれて、くしゃくしゃになること。もみくた。crumpled〈用例〉紙を〜にする。
②人込みなどでひどくもまれること。〈用例〉満員電車で〜にされる。
もみ‐け・す【揉(み)消す】(五他)
①燃えついたものを、もんで消す。crush〈用例〉タバコの火を〜。
②不利な事件などが表面化しないように隠す。hush up〈用例〉事件を〜。
もみ‐ごめ【籾米】
イネの実。外皮をとる前の米。
もみじ【椛】11画
部首 木きへん 和製漢字
区点 1981・JIS 3371・シフト 8A91

→もみじ[紅葉・黄葉・椛]
もみじ【紅葉・葉・椛】
《上代は「もみち」》
①秋に植物の葉が紅変、または黄変すること。また、その葉。葉中のクロロフィルが分解し、共存していた黄色のカロテノイドが目立つのが黄葉で、紅色のアントシアンが生成するのが紅葉である。autumn tints
→カエデの通称。
③シカの肉。venison
④襲(かさね)の色目の名。表は紅、裏は紅梅。または、表は白、裏は紅。
紅葉の様な手(もみじのようなて)
赤ん坊や幼児の、小さくてかわいい手の形容。lovely little hand
紅葉を散らす(もみじをちらす)
恥ずかしさに顔を赤くする。blush
もみじ‐あおい【紅葉葵】
アオイ科の多年草。高さ約2m。葉は長柄掌状で深裂。夏に、赤色の径約15cmの大きな花が咲く。観賞用に裁培される。北アメリカ原産。コウショクキ。rose mallow
もみじ‐いちご【紅葉苺】
→キイチゴの別名。
もみじ‐おろし【紅葉卸(し)】
①赤唐辛子を加えて紅く染めた大根おろし。大根に唐辛子を刺し込んですりおろすか、ペースト状の赤唐辛子を加える。
②大根おろしとにんじんおろしを混ぜたもの。
もみじ‐がい【紅葉貝】
沿岸の砂地にすむヒトデ。星形で、腕長約8cm。灰青色から淡褐色。日本全土に分布。名前は、外形からモミジの葉にみたてたもので、ヒトデはかつては貝と考えられていた。
もみじ‐がさ【紅葉笠・紅葉傘】
①まわりを白い紙で、中央を青い紙で張った雨傘。貞享(じょうきょう)ころから江戸で流行した。
②キク科の多年草。山林内に群生。高さ約90cm。葉は掌状で5〜7裂。初秋、枝頂に管状の白色花が密集。新芽は食用。
もみじ‐からまつ【紅葉唐松】
キンポウゲ科の多年草。山地にはえる。高さ約60cm。葉は掌状で7〜9裂。夏に、茎頭に白色の花が多数咲く。
もみじ‐がり【紅葉狩(り)】
[一]山野に出て紅葉を観賞すること。古代から平安時代にかけて花見とともに広く行われた行楽。
[二]《紅葉狩》
①謡曲の曲名。五番目物(切(きり)能物)。観世信光(かんぜのぶみつ)作。戸隠(とがくし)山で、上臈(じょうろう)姿の鬼女が本性を現して平維茂(たいらのこれもち)を襲うが逆に討たれる。
②新歌舞伎(かぶき)十八番の一つ。謡曲『紅葉狩』による歌舞伎舞踊。
③長唄(ながうた)・荻江節(おぎえぶし)・地歌(じうた)・一中節(いっちゅうぶし)などの曲名。
もみじば‐の【葉の・葉の】
[枕ことば]《上代は「もみちばの」。紅葉が散る意から》「移る・過ぐ」などにかかる。〈用例〉沖つ藻の靡(なび)きし妹(いも)は〜過ぎて去(い)にきと玉梓(たまづさ)の使ひの言へば(万葉・2・207)。
もみじやま‐ぶんこ【紅葉山文庫】
徳川将軍家の図書館。慶長(けいちょう)7年(1602)徳川家康が設けた富士見亭文庫を、寛永(かんえい)16年(1639)江戸城内の紅葉山に移蔵。現在は宮内庁書陵部と国立公文書館内の内閣文庫とに分蔵。
もみ・ず【葉ず・葉ず】(上二自)
〈古語〉
《上代は「もみつ」で四段活用》草木の葉が変色して、紅または黄にかわる。〈用例〉つひに〜・ぢぬ松も見えけれ(古今・冬)。
もみ‐すり【摺り】
もみ米を臼(うす)ですり、玄米ともみ殻とを分ける操作。現代では、籾摺り機を用いる。hulling rice
もみすり‐き【摺(り)機】
乾燥したもみをすってもみがらを飛ばし、玄米にする機械。huller
もみ‐だ・す【揉(み)出す】(五他)
①もんで外に出す。squeeze out〈用例〉汚れを〜。
②もみはじめる。begin to squeeze
もみ‐た・てる【揉(み)立てる】(下一他)
①激しくもむ。crumple
②せきたてる。いらだたせる。irritate; hurry up
もみ‐で【揉み手】
両手の指を互いにもむようにすること。頼み・弁解・謝罪などのさいの手つき。rubbing one's hand〈用例〉〜をしながら頼む。