- もみのきはのこった【▼樅の木は残った】
- 山本周五郎(やまもとしゅうごろう)の時代小説。昭和29〜31年(1954〜56)発表。伊達(だて)騒動の原田甲斐(はらだかい)を忠臣として新解釈、その人間性と苦悩を描く。
- もみ‐のり【▼揉み▽海▼苔】
- 海苔をあぶり、もんで細かくしたもの。
- もみ‐ほぐ・す【▼揉(み)▽解す】(五他)
- ①固くなっているところをもんで柔らかにする。massage〈用例〉肩のこりを〜。
- ②気分をやわらげるように仕向ける。relax〈用例〉緊張を〜。
- も・む【▼揉む】(五他)
- ①肩などの筋肉を、つかむように繰り返し力を加えて、やわらかにする。massage〈用例〉肩を〜。
- ②茶を両手で持って、すり合わせて、やわらかにする。rub
- ③紙を手のひらの間で、すり合わせてやわらかにする。crumple
- ④きりを手のひらの間にはさんで、すり合わす。よるようにする。drill
- ⑤大勢が、からだを強く触れあって押し合う。jostle〈用例〉人込みに〜・まれる。
- ⑥大勢の中で鍛えられる。苦労を経験する。experience hardships〈用例〉社会に出て〜・まれる。
- ⑦大勢で議論する。論争する。debate hotly〈用例〉審議が紛糾して〜・みに〜。
- ⑧気持ちを激しく動揺させる。いらだつ。worry〈用例〉気を〜。
- ⑨体を激しく動揺させる。もだえる。be in agony〈用例〉悲しみに身を〜。
- 気を揉む(きをもむ)
- あれこれと心配する。be anxious
- モムゼン【Theodor Mommsen】
- (1817-1903)ドイツの歴史家。近代ローマ史学の基礎を確立。自由主義の立場からビスマルクの政策を攻撃、一時教壇を追われた。1902年ノーベル文学賞受賞。著書『ローマ史』『ローマ国法』など。
- もめ【▼揉め】
- 争い。もめごと。trouble〈用例〉内輪〜。
- もめ‐ごと【▼揉め事】
- ごたごた。争い。trouble〈用例〉〜を起こす。
- も・める【▼揉める】(下一自)
- ①ごたごたが起きる。have trouble〈用例〉遺産問題で〜。
- ②そわそわして落ち着かない。
- も‐めん【木綿】
- ①綿の種子の表面に着生する繊維。丈夫で水ぬれに強く弾力性・吸湿性・保温性に富む。ふとんなどに入れる。木綿わた。きわた。めん。コットン。cotton
- ②「→木綿糸」の略。
- ③「→木綿織り」の略。
- もめん‐いと【木綿糸】
- 綿花をつむいだ糸。また、それを何本かより合わせた糸。綿糸。cotton thread
- もめん‐おり【木綿織(り)】
- 綿糸でつくった織物。綿布。木綿。cotton cloth
- もめん‐づる【木綿▼蔓】
- マメ科の多年草。山地にはえる。茎は倒れて伸び、先端はたち上がる。高さ約50cm。葉は奇数羽状複葉。夏に、黄白色の蝶形(ちょうけい)花が総状に葉腋(ようえき)につく。
- もめん‐どうふ【木綿豆腐】
- にがりを加えて固めた豆乳を、穴のあいた箱に木綿布を敷いて入れ、軽く押しをして水気を切って作った豆腐。布目が豆腐の表面についているのが特徴。
- もめん‐はば【木綿幅】
- 木綿織りの幅。小幅。並幅。約36cm。
- もめん‐ばり【木綿針】
- 和裁の手縫い用の針(和針)のなかで、木綿用の太めの針。
- もも【▽百】
- ①ひゃく。また、数が多いこと。
- ②《接頭的。名詞の上に付けて》数が多いことを表す。〈用例〉〜千鳥。
- もも【▼股・▼腿】
- 足の、ひざがしらの上から付け根までの部分。thigh
- 股を割いて腹に啖わしむ(ももをさいてはらにくらわしむ)
- 《『貞観政要(じょうがんせいよう)』にあることば》やみくもに自分の利益を図り、かえって自分が倒れるたとえ。
- もも【桃】
- ①バラ科の落葉果樹。高さ3〜4m。葉は皮針形〜長楕円(だえん)形。春、5弁の白・淡紅色の花を開く。果実は球形。果肉の色は白・黄・赤。花モモは、花木として観賞用に植栽。中国原産。peach
- ②《形が桃の実に似ている》ワタの実。cotton seed
- ③紋所(もんどころ)の名。桃の実を紋章化したもの。
- 桃栗三年、柿八年(ももくりさんねん、かきはちねん)
- 芽生えてから、桃と栗は3年、柿(かき)は8年たって実を結ぶということ。何事も、時期が来なくてはできないというたとえ。
- ももいし【▽百石】
- 〈町〉青森県南東部、太平洋に臨む町。農業の町だが、八戸(はちのへ)・三沢(みさわ)市に接し通勤者も多い。人口9932(1994)。
- もも‐いろ【桃色】
- ①桃の花のような淡い赤色。pink
- ②男女の、性に関したことにいう語。erotic〈用例〉〜遊戯。
- ③《俗語》やや左翼的であること。
- ももいろ‐さんご【桃色▼珊▼瑚】
- 淡紅色をした装飾用サンゴ。高さ約1m。他の装飾用サンゴ(シロサンゴ・アカサンゴ)よりも深所の岩礁に生育する。上質の細工物に使われ、美しく高価。四国沖・九州西部・小笠原(おがさわら)などが主産地。
- ももかわ‐じょえん【桃川如▼燕】
- 講談師。初代(1832-98)は本名杉浦要助。明治期講談界の代表的存在で得意は『百猫(ひゃくびょう)伝』。2代(1867-1929)は本名斎藤嘉吉。落語家から転じ得意は『義士伝』。3代(1898-1976)は本名岡田秀章。如燕を継いだのち5代神田伯山を襲名。
- もも‐しき【▽百敷・▽百▼磯▽城】
- 〈古語〉
- 《枕ことば「ももしきの」から転じた語》→宮中。→皇居。〈用例〉山川の音にのみ聞く〜を(古今・雑下)。
- ももしき‐の【▽百敷の・▽百▼磯▽城の】
- [枕ことば]《多くの石や木で造った御所の意から》「大宮」などにかかる。〈用例〉春草の繁(しげ)く生(お)ひたる霞立ち春日の霧(き)れる〜大宮処(おほみやどころ)見れば悲しも(万葉・1・29)。
- もも‐じり【桃▼尻】
- 《桃の実が丸くてすわりの悪いことから》乗馬が下手でくらにしりが据わらないこと。
- ももじろ‐こうもり【▼股白▼蝙▼蝠】
- ヒナコウモリ科の動物。体長5cm、翼長20cm。体の背面は黒褐色、腹面はベージュ色。下腹部からももにかけて白色。後ろ脚は大きい。洞窟(どうくつ)にすむ。南千島から九州に分布。
- ももぞの‐てんのう【桃園天皇】
- (1741-62)第116代天皇(在位(1747-62))。名は遐仁(とおひと)。桜町(さくらまち)天皇の第1皇子。
- ももた‐そうじ【▽百田宗治】
- (1893-1955)詩人。大阪市生まれ。民衆詩派の代表詩人。平明な口語自由詩で日常生活や労働の喜びをうたった。詩集『最初の一人』『ぬかるみの街道』など。
- もも‐だち【▼股立(ち)】
- 袴(はかま)の腰部の左右両側のあきを縫い止めたところ。
- 股立ちを取る(ももだちをとる)
- 股立ちをつまみあげ、帯や腰のひもに挟む。活動しやすい状態にするために行う。
- もも‐たまな
- シクンシ科の半落葉性の高木。小笠原・沖縄などの熱帯海岸にはえる。高さ約15m。卵形の葉は秋に紅葉。夏に、穂状に淡緑白色の小花が咲く。街路樹のほか、材は建材、樹皮はタンニン原料。コバテイシ。
- もも‐たらず【▽百足らず】
- [枕ことば]《百に足りない数の意から》「八十(やそ)・五十(い)」などにかかる。〈用例〉〜八十の衢(ちまた)に夕占(ゆふけ)にも卜(うら)にもそ問ふ死ぬべきわがゆゑ(万葉・16・3811)。
- ももたろう【桃太郎】
- 昔話の一つ。桃から生まれた桃太郎が、犬・猿・雉(きじ)を家来にして、鬼ケ島の鬼を退治し、財宝を得るという話。また、その話の主人公の名。
- もも‐づたう【▽百伝う】
- [枕ことば]《数えていって百に達する数の意から》「八十(やそ)・磐余(いはれ)」などにかかる。〈用例〉〜八十の島廻(しまみ)を漕(こ)ぐ船に乗りにし心忘れかねつも(万葉・7・1399)。
- ももて‐まつり【▽百手祭(り)】
- 正月や春秋の祭礼時に行われる的射(まとい)の行事。百手神事。
- もも‐とせ【▽百▽歳・▽百▽年】
- ①100年。a hundred years
- ②たいへん長い年月。hundreds of years
- もも‐にく【▼股肉】
- 食肉の部位の名称。枝肉をカットしたときのももの部分の肉。柔らかいが少し筋がある。
- もものい‐こうわかまる【桃井幸若丸】
- (?-?)幸若舞の祖とされる。名は直詮(なおあきら)。幸若丸は幼名。南北朝期の武将桃井直常(なおつね)の孫。越前(えちぜん)の人。曲舞(くせまい)などの曲節を採り入れ、軍記物などに節付けして幸若舞を創始。
- もものい‐しゅんぞう【桃井春蔵】
- (1825-85)幕末の剣客。沼津の人。鏡心明智(みょうち)流桃井氏の養子となり、4代目春蔵を襲名。千葉周作(ちばしゅうさく)・斎藤弥九郎(さいとうやくろう)と並び称された。
- もも‐ひき【▼股引(き)】
- 足にぴったりするズボン形の衣服。江戸時代から職人・農民などが着用した。現在はメリヤス地の防寒用下着が多い。パッチ。ズボン下。
- もも‐やま【桃山】
- 和菓子の一つ。白あんに卵黄・砂糖・みじん粉などを加えて練り、木型などで成形して焼き色をつけたもの。
- ももやま【桃山】
- 京都市伏見(ふしみ)区にある地区。地名は豊臣秀吉(とよとみひでよし)築城の伏見城跡に多くの桃の木が植えられたことによる。明治天皇の桃山御陵がある。
- ももやま【桃山】
- 〈町〉和歌山県北西部、和歌山平野西縁の町。県下有数の桃の産地で、果樹苗木・花卉(かき)も産出。人口8163(1994)。
- ももやまがくいん‐だいがく【桃山学院大学】
- 私立大学。昭和34年(1959)創立。所在地は大阪府和泉(いずみ)市まなび野。
- ももやま‐じだい【桃山時代】
- 豊臣秀吉(とよとみひでよし)が全国統一支配をなしとげた時代。天正(てんしょう)10年(1582)本能寺(ほんのうじ)の変以後、慶長(けいちょう)3年(1598)秀吉が死去するまで、または同5年(1600)の関ケ原(せきがはら)の戦いまで。秀吉の築いた伏見城の地を桃山と呼んだところからの呼称。
- ももやま‐ぶんか【桃山文化】
- 16世紀末、豊臣秀吉(とよとみひでよし)の時代の文化。都市豪商を中心とした民衆文化。絢爛(けんらん)豪華さが特色。安土(あづち)桃山文化。
- もも‐われ【桃割(れ)】
- 日本髪の一つ。十六、七歳ぐらいの少女が結う。髪を左右に分けて束ね、後頭上部で輪を作る。明治・大正期に流行。
- ももんが
- ネズミ目リス科の哺乳(ほにゅう)類。体長約18cm。ムササビに似て、飛膜を広げて滑空する。目が大きい。山林にすみ夜行性。本州・九州に分布。flying squirrel
- ももんがあ
- 着物をかぶり、ひじを張って、ムササビのまねをすること。子どもを脅すいたずら。
- ももんじ‐や【ももんじ屋】
- 《「ももんじ」はイノシシやシカなどのこと》江戸時代にイノシシやシカなどの獣肉を専門に売った店。
- もや【▼靄】
- 空気中に浮かんでいる煙霧の粒子に水蒸気が凍りついた状態。霧と煙霧の中間の状態。気象用語では水平の視程距離は1km以上。mist〈用例〉〜がかかる。朝〜。
- も‐や【▽母屋・▽身屋・▽身▽舎】
- ①家屋の主体となる部分。庇(ひさし)に対していう。〈対義〉庇。
- ②家人の住まいにする家。おもや。本屋(ほんや)。main house
- ③小屋組みで、棟および軒げたに平行して垂木(たるき)を受ける横木。purlin
- も‐や(連語)
- 〈古語〉
- ①《係助詞「も」に間投助詞「や」の付いたもの》強い感嘆の意を表す。…まあ。…よ。〈用例〉われは〜安見児(やすみこ)得たり皆人の得かてにすとふ(万葉・2・95)。
- ②《係助詞「も」に係助詞「や」の付いたもの》疑い危ぶむ意を表す。…かもしれない。〈用例〉忘れ草枯れ〜すると(古今・恋5)。
- もやい【▽催▽合い・▽最▽合い】
- 村仕事などを協力して行ったり、共同生産したものを共有、また分配すること。共同。共有。共同生産。おもやい。〈用例〉〜傘。
- もやい【▼舫い】
- もやうこと。船をつなぎとめること。また、そのための綱。もやい綱。moor; mooring rope〈用例〉〜を解く。
- もやい‐づな【▼舫い綱】
- 船を、岸壁や他の船につなぐ綱。遣手(やりて)。手安(てやす)綱。もやい。mooring rope
- もやい‐ぶね【▼舫い船】
- ①互いにつなぎ合わせている船。boats moored to each other
- ②つないである船。boat moored to the shore
- もや・う【▼舫う】(五他)
- ①船と船とをつなぎ合わせる。moor
- ②船をつなぎとめる。moor
- もや・う【▼靄う】(五自)
- もやがかかる。もやる。be covered with mist
- もやし【▼萌やし】
- 人為的に日光を遮断し、発芽させた米・麦・豆類・野菜類などの若芽。ビタミンCに富む。いため物・漬物などに用いる。bean sprouts
- もや・す【燃やす】(五他)
- ①火をつけて炎を立てる。燃えるようにする。燃す。たく。burn〈用例〉紙を〜。
- ②感情を高まらせ、積極的な行動に出ようとする。burn with〈用例〉意欲を〜。情熱を〜。
- もや‐もや
- [一](副・サ変自)
- ①煙などが、薄く立ちのぼるさま。hazy
- ②気持ち・態度がはっきりしないさま。unclear〈用例〉〜した気分。
- ③情欲の起こるさま。have an itch
- ④草や毛が生え茂っているさま。
- [二](名)わだかまり。bad feeling〈用例〉心の〜が晴れる。
- もやもや‐びょう【もやもや病】
- 脳底部に異常血管網を示す疾患。小児では片麻痺(まひ)・言語障害・意識障害などの症状を示し、成人ではクモ膜下出血として発病する。ウィリス動脈輪閉塞(へいそく)症。
- もや・る【▼靄る】(五自)
- 《「もや」の動詞化》もやが立ちこめる。be covered with mist〈用例〉向こう岸が〜・っている。
- もよい【▽催い】(接尾)
- 《名詞に付けて》そのきざしが見えることを表す。〈用例〉雨〜。
- *も‐よう【模様】
- ①衣服、その他のものに、装飾的意味や変化を与えるためにつけた図形。文(あや)。文様。柄(がら)。pattern〈用例〉水玉の〜。
- ②ありさま。ようす。look; conditions〈用例〉戦闘の〜を伝える。空〜。人間〜。
- ③物事の推移を推測するときに用いる語。そのようだ。…らしいようす。〈用例〉交渉は長引く〜だ。雨〜。
- もよう‐あみ【模様編(み)】
- 編み物で、模様を作り出す編み方の総称。透かし模様・編み込み模様などがあり、これらを2つ以上組み合わせることもある。pattern stitch knitting
- もよう‐がえ【模様替え】(名・サ変他)
- 物事の方法・順序、室内の調度などを替えること。rearrangement
- もよう‐ふぐ【模様▽河▽豚】
- フグ科の海水魚。体長約50cm。幼魚と成魚の体色は著しく異なる。成魚は白地で、全身に多数の黒点と小さな刺(とげ)があり、卵巣と皮に毒がある。本州中部以南から、太平洋・インド洋に分布。
- もよおし【催し】
- ①催すこと。とくに、人を集めて会合・興行などを行うこと。また、その会合・興行。〈用例〉文化の日にちなんだ〜。県の〜。
- ②→きざし。signs
- ③{古語}促すこと。〈用例〉〜ばかりの言を添ふるになし侍らむ(源氏・澪標)。
- もよおし‐もの【催し物】
- 公演・演芸・展示などの行事。イベント。event
- もよお・す【催す】
- [一](五自他)
- ①(自)ある気分・状態が起ころうとする。きざす。feel〈用例〉吐き気が〜。眠気が〜。
- ②(他)
- (ア)会・イベントなどをくわだてる。行う。hold〈用例〉送別会を〜。
- (イ)ある気分・状態を引き起こす。そのような気持ちをかきたてる。〈用例〉便意を〜。涙を〜。
- 〈古語〉
- [二](四他)
- ①せきたてる。促す。〈用例〉船とくこげ、日のよきにと〜・せば(土佐)。
- ②召集する。〈用例〉侍ども〜・せ(平家・2・西光被斬)。
- も‐より【最寄り】
- もっとも近いところ。手近。nearby; vicinity〈用例〉〜の郵便局。
- もより‐ひん【最寄(り)品】
- 消費者が手近な商店で頻繁(ひんぱん)に購入する日用品。convenience goods
- モヨロ‐かいづか【モヨロ貝塚】
- 北海道網走(あばしり)市の網走川河口にあるオホーツク文化の遺跡。貝塚・住居跡・墓などを検出。
- モラール【morale】
- 士気。志気。勤労意欲。集団のメンバーが、業務の遂行に対してもつ意欲や自発的意志。
- モラール‐サーベイ【morale survey】
- 労務管理を改善するために、従業員の労働意欲や仕事と会社に対する意識・態度を調査すること。また、その技法。
- もらい【▼貰い】
- もらうこと・もの。祝儀・布施など。alms〈用例〉あわてるこじきは〜が少ない。
- もらい‐う・ける【▼貰い受ける】(下一他)
- よそからもらって、自分のものにする。get; be given
- もらい‐ご【▼貰い子】
- 他人の子をもらって養育すること。また、その子。現在は民法727条によって養子縁組みという形をとる。養子。養女。adopted child
- もらい‐さげ【▼貰い下げ】
- 警察などに留置されている者を、身元を保証して引き取ること。
- もらい‐ぢ【▼貰い乳】
- 生母以外の女性に授乳してもらうこと。人工栄養法が発達する前は、各地で広く行われていた。もらいぢち。
- もらい‐て【▼貰い手】
- もらい受ける人。receiver〈対義〉くれ手。
- もらい‐どし【▼貰い年】
- 厄年の人が災厄から逃れるために、実際の年齢より多い年齢を称すること。また、その余分の年数。
- もらい‐なき【▼貰い泣き】(名・サ変自)
- 人の泣くのにつられて泣くこと。cry in sympathy〈用例〉思わず〜する。
- もらい‐び【▼貰い火】
- ①燃え移ってきた火事。類焼。catch fire
- ②もらってきた火種。
- もらい‐ぶろ【▼貰い風▼呂】
- 他家の風呂に入れてもらうこと。もらい湯。
- もらい‐みず【▼貰い水】
- よそから水をもらうこと。また、その水。
- もらい‐もの【▼貰い物】
- 人からもらった物。到来物。present
- *もら・う【▼貰う】
- [一](五他)
- ①与えられたり、贈られたりして、自分のものにする。get; take〈対義〉やる・くれる。〈用例〉時計を〜。手紙を〜。
- ②自分の身に受ける。receive〈用例〉大目玉を〜。
- ③引き受ける。undertake〈用例〉そのけんかはおれが〜・った。
- ④自分の組織や家族の一員として迎える。adopt〈用例〉嫁を〜。わが社に〜・いたい人材だ。
- ⑤自分の責任でないものを負わせられる。〈用例〉学校から風邪を〜・ってくる。
- ⑥→買う。buy〈用例〉これを〜・います。
- ⑦試合などで勝利を得る。win〈用例〉この試合は〜・った。
- [二](補動)《「…てもらう」の形で》
- ①他人の動作・行為から自分が利益を受ける。依頼して他人に行為をさせる。get...to do〈用例〉書いて〜。読んで〜。手伝って〜。
- ②自分の動作・行為が他人に利益をもたらす。〈用例〉いっぱいつくって食べて〜。喜んで〜。
- 貰う物は夏も小袖(もらうものはなつもこそで)
- もらう物なら、時季はずれのものでもなんでもかまわない。
- モラエス【Wenceslao de Moraes】
- (1854-1929)ポルトガルの日本研究家。明治31年(1898)来日、のち日本に帰化し徳島で没。著書『日本精神』『徳島の盆踊』など。
- もら・す【漏らす・▼洩らす】(五他)
- ①漏れるようにする。こぼす。leak
- ②秘密を知らせる。leak〈用例〉情報を〜。leak
- ③思っていることを口に出す。express〈用例〉本心を〜。
- ④落とす。取り逃がす。〈用例〉細大〜・さず書きとる。
- モラティン【Leandro Fernández de Moratín】
- (1760-1828)スペインの劇作家。喜劇『娘たちのハイ』など。
- モラトリアム【moratorium】
- ①恐慌・戦争・天災などの非常時に、国家が債務の支払いを一定期間延期し猶予する応急措置。また、その期間。信用機構の全面的崩壊を防ぐことが目的。支払猶予。
- ②自発的に実施を一時中止すること。核実験の停止や原子力発電所の設置停止措置などについていう。
- ③心理学で、人間が成長して、なお社会的義務の遂行を猶予される期間。青年期にみられる。
- モラトリアム‐にんげん【モラトリアム人間】
- いつまでもモラトリアム(猶予期間)の状態に踏みとどまって、実社会に同化できないでいる若者たち。1960〜70年代に見られるようになった。
- モラバ【Morava】
- チェコ中央部、ドナウ川の支流モラバ川の上・中流域の地方。農業・皮革工業などがさかん。モラビア。
- モラバ‐がわ【モラバ川】
- (Morava)バルカン半島中央部、セルビア中部を北に流れる川。長さ240km。ドナウ川の一支流。ベリカ(大)モラバ川。
- モラバ‐がわ【モラバ川】
- (Morava)チェコ北部のズデーデン山脈からモラバ地方を南に流れてドナウ川に合流する川。長さ350km。マルク川。
- モラビア【Alberto Moravia】
- (1907-90)イタリアの小説家。リアリズムを基盤にするが、長編では心理主義的な手法も加味される。小説『無関心な人びと』『ローマの女』『軽蔑(けいべつ)』など。
- モラリスト【moraliste(フランス)】
- ①道徳的な人。
- ②フランス文学で、人間の風俗・性向を観察し、心理を洞察して記す文筆家。一般に同傾向をもつ作家たちをひろく含めていう。モンテーニュ・ラ=ロシュフーコー・ラ=ブリュイエールらが代表的。
- モラル【moral】
- ①道徳。倫理。生き方についての考え・態度。〈比較〉モラール。〈用例〉〜に欠ける。
- ②話のもつ教訓。寓意(ぐうい)。
- モラル‐ハザード【moral hazard】
- 預金保険制度・損害保険制度の充実が、かえって利用者に損害に対する不注意や無関心を起こさせることによる危険。
- モラル‐マジョリティー【Moral Majority】
- 道徳的多数派。1979年に設立されたアメリカの保守的なキリスト教徒の政治団体。
- モラレス【Luis de Morales】
- (1510ごろ-86ごろ)スペインの宗教画家。神秘的作品を描き、エル=グレコの先駆的存在。作品『聖母子像』など。
- モランディ【Giorgio Morandi】
- (1890-1964)イタリアの画家。静物を題材とした瞑想(めいそう)的な作風が特色。キリコらと形而上(けいじじょう)絵画を推進。