もり【守・守り】
①番をしてまもること・人。keeper〈用例〉島〜。
→子守。baby-sitting; baby-sitter〈用例〉子どもの〜をする。
もり【盛り】
①盛ること。盛った程度・量。helping〈用例〉〜がよい。
②「→もりそば」の略。〈用例〉〜を2枚食べる。
*もり【森・杜】
①木が集まってこんもり茂っている所。forest; woods〈比較〉林。〈用例〉木を見て〜を見ず。〜の都(みやこ)
②神社の境内(けいだい)にある木立ち。forest〈用例〉鎮守の〜。
もり【漏り】
①水が漏ること。leak
→雨漏り。leak of rain
もり【銛】
(やり)状の漁具。マグロ・カジキ・クジラなどを刺してとる。手で投げる銛と、捕鯨砲などで飛ばす銛がある。harpoon〈用例〉〜を打つ。〜で突く。
もり【森】
〈町〉北海道南部、渡島(おしま)半島東岸、駒ケ岳(こまがたけ)北西麓(ほくせいろく)の町。タラ・エビ中心の漁業と農業の町で、かつてニシンの漁場としても知られた。人口1万6090(1994)。
もり【森】
〈町〉静岡県南西部、袋井市の北にある町。旧宿場町。農業中心で、山間部は良質の茶・シイタケの栽培地。次郎柿(がき)の産地としても知られる。人口2万1502(1994)。
もり‐あおがえる【森青蛙】
山地にすむアオガエル科のカエル。体長雌6〜9cm、雄5〜7cm。緑色で暗褐色斑(はん)がある。指先に吸盤が発達し木登りが巧み。5〜6月に水辺の木の枝に泡状の卵塊を産む。日本固有種で、本州・四国・九州に分布。
もり‐あがり【盛(り)上がり】
①盛ったように高くなっていること。heap〈用例〉筋肉の〜。
②さかんになること。気分が高潮すること。upsurge〈用例〉世論の〜に欠ける。
もり‐あが・る【盛(り)上がる】(五自)
①ふくれあがって山のようになる。rise〈用例〉地面が〜。
②内側からさかんになる。高まる。rise〈用例〉世論が〜。
もり‐あ・げる【盛(り)上げる】(下一他)
①高く盛る。盛って高くする。pile up〈用例〉土を〜。
②気持ちや雰囲気などが高まるようにする。encour age〈用例〉ムードを〜。
もり‐あざみ【森薊】
→ゴボウアザミの別名。根はヤマゴボウとよばれ食用。
もり‐あつし【森敦】
(1912-89)小説家。長崎県生まれ。旧制一高中退。放浪生活を経て、論理の実践としての清冽(せいれつ)な作品を書き続けた。昭和49年(1974)『月山(がっさん)』で第70回芥川(あくたがわ)賞受賞。同62年(1987)『われ逝くもののごとく』で第40回野間文芸賞受賞。作品『鳥海山』『わが青春わが放浪』など。
もり‐ありのり【森有礼】
(1847-89)政治家。鹿児島生まれ。英米に留学。明六社を設立。日本初代の文相として近代日本の教育制度の基礎を確立。国粋主義者に暗殺された。
もり‐ありまさ【森有正】
(1911-76)哲学者。森有礼(ありのり)の孫。東京生まれ。東大卒。東大助教授を辞してフランスに定住。著書に、デカルトの研究書のほか、思索的で叙情に富むエッセー『バビロンの流れのほとりにて』『流れのほとりにて』『遥(はる)かなノートルダム』など。
もり‐あわ・せる【盛り合(わ)せる・盛合(わ)せる】(下一他)
一つの入れ物に、違ったものを合わせてもる。assort〈用例〉刺身を〜。
もり‐いのしし【森猪】
中央アフリカにすむ大形のイノシシ科の動物。肩高約80cm。深い森林にすみ夜行性で、20世紀に発見された。giant forest hog
モリエール【Molière】
(1622-73)フランスの喜劇作家・俳優。本名ジャン=パティスト=ポクラン。コルネイユ・ラシーヌとともにフランス古典劇を代表する。喜劇を根本から革新し、奇癖や悪徳を風刺的に描きつつ、人間味と生命あふれる典型的人物を創造した。喜劇『タルチュフ』『ドン=ジュアン』『ミザントロープ』『守銭奴』『女学者』など。
もり‐おうがい【森鴎外】
(1862-1922)小説家・翻訳家・評論家・軍医。本名、林太郎(りんたろう)。別号、観潮楼主人。島根県生まれ。東大卒。ドイツ留学後、陸軍軍医総監・帝室博物館総長などを歴任。雑誌『しがらみ草紙』『スバル』などにより活躍。近代日本文学の確立に貢献した明治・大正の代表的文学者。翻訳『即興詩人』『ファウスト』、小説『舞姫(まいひめ)』『青年』『雁(がん)』『阿部(あべ)一族』『高瀬舟』、史伝『渋江抽斎(しぶえちゅうさい)』など。
もりおか【盛岡】
〈市〉岩手県中部、北上川・雫石(しずくいし)川・中津川の合流点に位置する市。県庁所在地。南部氏の盛岡城(不来方(こずかた)城)の城下町として発達。東北新幹線・東北自動車道が通る交通の要地。南部鉄器や牛馬の市でも知られる。人口27万9734(1994)。
もりおか‐だいがく【盛岡大学】
私立大学。昭和56年(1981)創立。所在地は岩手県岩手郡滝沢村。
もり‐かいなん【森槐南】
(1863-1911)漢詩人。名は公泰(きみやす)。名古屋生まれ。絢爛(けんらん)華麗な修辞はわが国独歩と称され明治漢詩壇の第一人者。著書『唐詩選評釈』、漢詩集『槐南集』など。
もり‐かえ・す【盛(り)返す】(五他)
一度衰えた勢いを、元どおりさかんにする。挽回(ばんかい)する。recover〈用例〉勢いを〜。
もり‐がし【盛(り)菓子】
器物に山盛りにした菓子。神仏の前に供える。
もりかわ‐きょりく【森川許六】
(1656-1715)江戸前期の俳人。名は百仲(ももなか)。彦根(ひこね)藩士。蕉門(しょうもん)十哲の一人。晩年の芭蕉(ばしょう)に師事、蕉風理念の伝承に活躍。俳文選集『本朝文選(もんぜん)(風俗文選)』編、俳論『俳諧(はいかい)問答』など。
もり‐きり【盛(り)切り】
1度盛って入れただけで、お代わりのないこと・もの。もっきり。〈用例〉〜飯。
もりぐち【守口】
〈市〉大阪府中部、大阪市の北東に接する市。京街道の宿場町として発達。大阪市の衛星都市で、電気機器工業がさかん。人口15万5350(1994)。
もりぐち‐だいこん【守口大根】
ダイコンの一品種。根は白色で細長く1m以上。肉が硬く、もっぱら奈良漬けに使用。大阪府守口が原産であるが、いまは岐阜が主産地。ナガダイコン。
モリこうぎょう【モリ工業(株)】
鉄鋼。ステンレス管・鋼管製造会社。昭和19年(1944)設立。本社は大阪府河内長野(かわちながの)市楠(くすのき)町東。
もり‐こ・む【盛(り)込む】(五他)
①食べ物を器(うつわ)に入れる。盛って中に入れる。serve
②いっしょに組み入れる。含ませる。incorporate into〈用例〉要求を〜。アイディアを〜。
もり‐コンツェルン【森コンツェルン】
昭和初期に森矗昶(もりのぶてる)によって創設された新興財閥。昭和電工・日本冶金(やきん)工業などを中心とする企業グループ。第2次大戦後解体され、芙蓉(ふよう)グループに加わった。
もりさだまんこう【守貞漫稿】
江戸時代の風俗書。喜田川守貞著。嘉永(かえい)6年(1853)成稿。全34巻。明治41年(1908)『類聚(るいじゅう)近世風俗志』の名で刊行。嘉永年間(1848〜54)における江戸・京都・大坂の庶民風俗を記述。
もり‐じお【盛(り)塩】
神前・かまど前・門口などに盛った塩。また、塩を盛ること。料亭・寄席などにも見られる。浄(きよ)めの力があるといわれる。盛り花。
もりしげ‐ひさや【森繁久弥】
(1913-)俳優。大阪生まれ。早大中退。映画・演劇・テレビに軽妙多彩な芸を発揮。森繁劇団主宰。平成3年(1991)文化勲章受章。代表作に、映画『夫婦善哉(めおとぜんざい)』、舞台『屋根の上のヴァイオリン弾き』など。
もり‐しげふみ【森重文】
(1951-)数学者。愛知県生まれ。京大卒。京大教授。三次元代数多様体における極小モデル空間の存在を証明。平成2年(1990)フィールズ賞受賞。
もりした‐ようこ【森下洋子】
(1948-)バレリーナ。広島県生まれ。本姓、清水(しみず)。世界的に活躍する代表的舞踊家。松山バレエ団所属。
もりしま‐みちお【森夫】
(1923-)経済学者。大阪生まれ。京大卒。ロンドン大教授。日本の経済学を国際的水準にまで高めることに貢献。昭和51年(1976)文化勲章受章。
もり‐しゅんとう【森春濤】
(1819-89)幕末・明治初期の漢詩人。本名、魯直(ろちょく)。槐南(かいなん)の父。尾張(おわり)の人。遺稿『春濤詩鈔』など。
モリス【Charles William Morris】
(1901-80)アメリカの哲学者。シカゴ大・フロリダ大教授。論理実証主義とプラグマティズムの統一をめざし記号論を提唱。著書『記号・言語・行動』など。
モリス【William Morris】
(1834-96)イギリスの詩人・工芸家・社会改良家。詩作活動のほか、装飾美術の普及に貢献した。晩年にケルムスコット印刷所を創立。政治活動にも従事。叙事詩『地上楽園』など。
モリス【Wright Morris】
(1910-)アメリカの小説家。田舎町の人間の情熱と哀歓を描く。作品『視野』『火の説教』など。
モリス‐ダンス【Morris dance】
イギリスの民俗舞踊で、豊穣(ほうじょう)祈願の仮装舞踊。2拍子または4拍子の伴奏。
もり‐ずな【盛(り)砂】
貴人を迎えるときなどに車寄せの左右に高く盛った砂。たてずな。
もり‐すみお【森澄雄】
(1919-)俳人。兵庫県生まれ。九大卒。俳誌『寒雷』同人。『杉(すぎ)』主宰。句集『雪櫟(ゆきくぬぎ)』『鯉素(りそ)』、評論『森澄雄俳話百題』など。
もりせいきせいさくしょ【(株)森精機製作所】
機械。工作機械製造会社。昭和23年(1948)設立。本社事務所は奈良県大和郡山(やまとこおりやま)市井戸野町。
モリゾ【Berthe Morisot】
(1841-95)フランスの女流画家。印象派との交流により、繊細で情趣豊かな主題を明るい色彩で描く。作品『ゆりかご』など。
もり‐そういち【森荘已池】
(1907-)小説家。本名は佐一。岩手県生まれ。東京外語中退。昭和19年(1944)『山畠(やまばたけ)』『蛾(が)と笹舟(ささぶね)』で第18回直木賞受賞。作品『店頭』『宮沢賢治と三人の女性』など。
もり‐そせん【森狙仙】
(1747-1821)江戸後期の画家。名は守象。大坂に住む。狩野(かのう)派・円山(まるやま)四条派を学び、独自の画風を開く。サルの図で名高い。作品『群猿図』『竜鹿図』など。
もり‐そば【盛(り)麦】
ゆでたそばを蒸籠(せいろ)に盛りつけたもの。辛口のつゆをつけて食べる。もり。〈対義〉かけそば。
モリソン【George Ernest Morrison】
(1862-1920)イギリスのジャーナリスト。『ロンドンタイムズ』北京(ペキン)駐在員。在任期間中に収集した極東関係図書はモリソン文庫として知られ、東洋文庫の母体となった。
モリソン【Toni Morrison】
(1931-)アメリカの作家。コーネル大卒。プリンストン大教授。アメリカ社会における黒人問題の実相を幻想的かつ詩的表現を駆使して、女性の視点から描く。1993年ノーベル文学賞受賞。作品『青い目がほしい』『ソロモンの歌』など。
モリソンごう‐じけん【モリソン号事件】
天保(てんぽう)8年(1837)徳川幕府がアメリカ船モリソン号を砲撃した事件。日本の漂流民を送還し、通商を求めて来航した同船を浦賀と鹿児島で撃退。
もりた【森田】
〈村〉青森県西部、弘前(ひろさき)市の北西に接する村。稲作のほかリンゴ・ニンニク栽培がさかん。人口5305(1994)。
モリタ【モリタ(株)】
輸送用機器。消防用ポンプ車・消火器製造会社。昭和7年(1932)設立。本社は大阪市生野(いくの)区小路(しょうじ)東。
もりた‐あきお【盛田夫】
(1921-99)実業家。愛知県生まれ。大阪帝大卒。ソニー社長・会長・名誉会長。昭和21年(1946)東京通信工業(現ソニー)を設立し、トランジスターラジオなど革新的製品を相次ぎ商品化、日本企業の国際化に功績を残した。
もりた‐かんや【守田勘弥】
歌舞伎(かぶき)俳優および守田座(森田座)座元名。屋号、喜の字屋。現在14世まで。10世まで「森田」。12世(1846-97)は明治期の大興行師。守田座を新富(しんとみ)座と改称。歌舞伎俳優の社会的地位の向上に貢献。13世(1885-1932)は大正期の名優。新作物や翻訳劇にも活躍。文芸座をおこす。14世(1907-75)は江戸系の二枚目。
もり‐だくさん【盛(り)沢山】(形動)
①たくさん盛ってあるさま。分量が多いさま。〈用例〉〜の料理。
②内容が豊かなさま。〈用例〉〜な行事。
もりた‐ざ【森田座】
歌舞伎(かぶき)劇場。江戸三座の一つ。万治(まんじ)3年(1660)森田太郎兵衛が木挽(こびき)町に創設。守田座を経て、明治5年(1872)新富(しんとみ)町に移り、同8年新富座と改称。関東大地震で焼失。
もりた‐しげる【森田茂】
(1907-)洋画家。茨城県生まれ。茨城師範卒。民族文化をテーマに庶民の風土感覚をにじませた日本的油絵を確立。平成5年(1993)文化勲章受章。作品『黒川能』など。
もりた‐しけん【森田思軒】
(1861-97)翻訳家・新聞記者。岡山県生まれ。本名、文蔵。慶応義塾に学ぶ。新旧過渡期の文体で、『十五少年』などべルヌや、ユゴーの作品を翻訳。
もりた‐せいご【森田誠吾】
(1925-)小説家。本姓は堀野。東京生まれ。東京商大中退。昭和61年(1986)『魚河岸(うおがし)ものがたり』で第94回直木賞受賞。作品『曲亭馬琴(きょくていばきん)遺稿』『雑学者の死』など。
もりた‐そうへい【森田草平】
(1881-1949)小説家。本名、米松。岐阜県生まれ。東大卒。夏目漱石(なつめそうせき)に師事。翻訳も多い。作品『煤煙(ばいえん)』『輪廻(りんね)』『細川ガラシヤ夫人』など。
もりた‐たま【森田たま】
(1894-1970)随筆家。札幌(さっぽろ)生まれ。森田草平(もりたそうへい)に師事。日常生活を繊細な感覚と柔軟な知性でとらえた。著書『もめん随筆』など。
もり‐た・てる【守(り)立てる】(下一他)
①まもり育て上げる。bring up
②助けて高い地位につかせる。support〈用例〉幼君を〜。
③再興する。restore〈用例〉旧家を〜。
もりた‐まさたけ【森田正馬】
(1874-1938)精神医学者。高知県生まれ。東大卒。東京慈恵会医大教授。神経症に対し、絶対臥褥(がじょく)・作業療法などを取り入れた森田療法を創始。
もりた‐りょうほう【森田療法】
森田正馬(もりたまさたけ)によって創唱された神経症の独自な治療法。作業療法を主体とし、あるがままの自分を受けいれる態度を体得させる。
もりちか‐うんぺい【森近運平】
(1881-1911)明治の社会運動家。岡山県生まれ。平民社に入り社会主義運動に参加。『大阪平民新聞』を創刊。大逆(たいぎゃく)事件で刑死。
もり‐つけ【盛(り)付け】
料理などを器に盛り付けること。また、盛り付けたもの。dish up
もり‐つ・ける【盛(り)付ける】(下一他)
料理などを器に盛り、美しくまとめる。dish up
もり‐つち【盛(り)土】(名・サ変自)
土を盛って高くすること。また、その土。fill
もり‐つとむ【森恪】
(1882-1932)政治家・実業家。大阪生まれ。東京商工中卒。三井物産天津(テンシン)支店長などを経て政界に入り、政友会幹事長・内閣書記官長などを歴任。軍部と提携し対中国強硬策を唱える。もりかく。
もり‐つばめ【森燕】
ツバメに似た黒っぽい鳥。全長18cm前後。森にすみ、空中で昆虫を捕食。東南アジア・オーストラリアに分布。white-breasted woodswallow
もり‐つぶ・す【盛(り)潰す】(五他)
酒をたくさん飲ませて、正体を失わせる。
もりと‐たつお【森戸男】
(1888-1984)経済学者。広島県生まれ。東大卒。東大助教授時代、論文が新聞紙法違反の罪に問われ休職処分を受ける。第2次大戦後、社会党の衆議院議員となり、片山哲・芦田均(あしだひとし)内閣の文相を歴任。のち広島大学長を務める。
もりなが‐しんのう【良親王】
→もりよししんのう(護良親王)
もりながせいか【森永製菓(株)】
食料品。製菓会社。ほかに食品など。明治43年(1910)設立。本社は東京都港区芝。
もりながにゅうぎょう【森永乳業(株)】
食料品。乳業会社。昭和24年(1949)設立。本社は東京都港区芝。
もりのうた【森の歌】
《原題Pesn' o lesakh(ロシア)》ショスタコービチ作曲のオラトリオ。植林事業を主題とする。1949年作。ドルマトフスキーの詩による。
もりのせいかつ【森の生活】
《原題Walden, or Life in the Woods》アメリカの思想家ソローのエッセー。1854年刊。ウォールデン湖畔の森での2年余の思索と自然観照の生活の記録。
もり‐のぶてる【森昶】
(1884-1941)実業家。千葉県生まれ。ヨード製造業から事業を拡大し、化学工業を中心に森コンツェルンを作る。また、衆議院議員を4期務める。
もりの‐よねぞう【森野三】
(1908-)化学者。大阪生まれ。東大卒。名大・東大教授。分子構造論の精密化や化学反応過程の追究など構造化学研究の基礎を築く。平成4年(1992)文化勲章受章。
もり‐ばな【盛(り)花】
①華道の様式の一つ。水盤・かごなどの中に剣山を使い、多くの花を盛るように入れる生け方。瓶華(へいか)とともに、20世紀初め小原雲心(おはらうんしん)によって始められた。自然の尊重、自然の再現が特徴。〈比較〉投げ入れ花。
→盛り塩
もり‐はなえ【森英恵】
(1926-)服飾デザイナー。島根県生まれ。東京女子大卒。東洋調を生かしたモチーフで世界的に有名。
モリブデン【Molybdän(ドイツ)
金属元素。元素記号Mo原子番号42。原子量95.9。比重10.2。光沢のある銀白色で硬い。モリブデン鋼・不銹(ふしゅう)鋼などのほか、電気接点用材料・顔料・触媒などに使用。水鉛。molybdenum
モリブデン‐こう【モリブデン鋼】
クロム、ニッケルなどとともにモリブデンを0.2〜0.3%加えた合金鋼。焼き入れにより硬度・高温強度を向上させ、窒化により焼きもどし脆性(ぜいせい)を防止できる。molybdenum steel
モリブデンさん‐アンモニウム【モリブデン酸アンモニウム】
アンモニアのパラモリブデン酸塩。燐酸(りんさん)イオンの検出試薬。ammonium molybdate
もり‐べ【守部】
上代、陵・墓・山野などの番人。その事に当たった集団。
もり‐まさゆき【森之】
(1911-73)俳優。有島武郎(ありしまたけお)の長男。本名、行光。札幌(さっぽろ)市生まれ。映画や新派などで活躍。映画『羅生門(らしょうもん)』で国際的名声を得た。
もり‐めし【盛(り)飯】
どんぶりなどに盛りつけた飯。
盛り飯に箸を立てるものではない(もりめしにはしをたてるものではない)
茶碗(ちゃわん)に盛った飯に箸を立てるのは、死者に供えるときの作法で縁起がよくないからしないように、という戒め。
もりもと‐かおる【森本薫】
(1912-46)劇作家。大阪生まれ。京大卒。知性的対話喜劇を書き、のち文学座に所属し年代記風の作品を発表。戯曲『華々(はなばな)しき一族』『女の一生』など。
もりもと‐ろくじ【森本六爾】
(1903-36)考古学者。奈良県生まれ。三宅米吉(みやけよねきち)に師事。東京考古学会を創立。弥生(やよい)文化の研究に業績がある。著書『日本農耕文化の起源』『日本考古学研究』。
もり‐もの【盛(り)物】
①おぜんに供える食物。
②神仏の供え物。供物。
もり‐もり(副)
①さかんに食べるさま。ぱくぱく。〈用例〉〜食べる。
②物事を猛烈な勢いで推し進めるさま。〈用例〉〜仕事をする。
③力強くもり上がっているさま。〈用例〉〜した筋肉。
もりや【守谷】
〈町〉茨城県南西部の町。取手(とりで)市に隣接し都市化が著しい。森林公園、西林寺がある。人口4万4061(1994)。
もり‐やく【守役・傅役】
お守りをして育てる役・人。nurse; nanny
もりやま【守山】
〈市〉滋賀県南西部、琵琶(びわ)湖東岸の市。野洲(やす)川下流域に古くから開けた米の産地。阪神圏の拡大により都市化が著しい。人口6万0619(1994)。
もりやま【森山】
〈町〉長崎県、島原半島にある町。諫早(いさはや)市の東に接し、米・麦のほかミカンなどを産出。人口6265(1994)。
もりよし【森吉】
〈町〉秋田県北部、米代(よねしろ)川の支流阿仁(あに)川中流域の町。大半が山岳地帯で、林業・酪農がさかん。人口8692(1994)。
もり‐よしお【森芳雄】
(1908-97)洋画家。東京生まれ。作品『二人』など。
もりよし‐しんのう【護良親王】
(1308-35)後醍醐(ごだいご)天皇の第1皇子。倒幕をはかって勤王軍を組織。建武(けんむ)政権で征夷大将軍(せいいたいしょうぐん)、のち足利尊氏(あしかがたかうじ)により鎌倉(かまくら)に幽閉され、足利直義(ただよし)の臣により殺害された。大塔宮(おおとうのみや・だいとうのみや)。もりながしんのう。
もり‐よしろう【森喜朗】
(1937-)政治家。石川県生まれ。早大卒。自民党幹事長などを歴任、平成12年(2000)内閣総理大臣。
もり‐らんまる【森蘭丸】
(1565-82)安土(あづち)桃山時代の武士。美濃(みの)の人。幼年より織田信長(おだのぶなが)に仕えて寵(ちょう)を受け、本能寺の変で戦死。
もり‐りつこ【森律子】
(1890-1961)女優。東京生まれ。大正時代に帝劇女優として活躍、のち新派に参加。著書『女優生活廿年(にじゅうねん)』。
もり‐れいこ【森禮子】
(1928-)小説家。本姓は川田。福岡県生まれ。福岡高女卒。昭和55年(1980)『モッキングバードのいる町』で第82回芥川(あくたがわ)賞受賞。作品『遊園地暮景』『三彩の女』など。