- やけ‐ばら【▽自▽棄腹】
- 捨て鉢になって、腹を立てること。
- やけ‐ひばし【焼け火▼箸】
- 焼けて真っ赤になった火箸。熱した火箸。red-hot tongs〈用例〉〜をあてる。
- やけ‐ぶとり【焼け太り】(名・サ変自)
- 火事で焼けたあと、前よりもかえって生活が豊かになったり、事業が伸びたりすること。prosperity after a fire
- やけ‐ぼっくい【焼け木▼杭・焼け▽棒▼杭】
- 《俗語》焼け焦げたくい。燃えさしの切り株。
- 焼け棒杭に火が付く(やけぼっくいにひがつく)
- 一時縁の切れていたものが、もとの関係に戻る。多く、男女関係にいう。Wood half-burned is easily kindled.
- やけ‐やすで【焼▽馬▽陸】
- 日本各地にふつうみられるヤスデ。体長約2cm。紫褐色か黒褐色で、腹面と足は黄色。平地から山地、田畑や洞穴(ほらあな)にすむ。全世界に分布。
- やけ‐やま【焼け山】
- ①野火などで焼けた山。burnt mountain
- ②→休火山。dormant volcano
- やけ‐やま【焼山】
- 秋田県北東部にある活火山。標高1366m。十和田(とわだ)八幡平(はちまんたい)国立公園に属し、山麓(さんろく)に後生掛(ごしょがけ)・玉川温泉がある。
- やけ‐やま【焼山】
- 新潟県南西部、妙高(みょうこう)高原町と糸魚川(いといがわ)市の境にある活火山。標高2400m。
- やけやま【焼山】
- 青森県南部、十和田(とわだ)町の地区。十和田湖への東の玄関で、名勝奥入瀬(おいらせ)渓谷がある。
- *や・ける【焼ける】(下一自)
- ①火で燃える。burn〈用例〉家が〜。
- ②物の中まで熱・火が通って食べられるようになる。roast; broil; bake〈用例〉もちが〜。
- ③日光にあたって色が変わる。be suntanned〈用例〉日に〜。たたみが〜。
- ④非常に熱くなる。be burning〈用例〉海岸の砂が〜。
- ⑤日の出や日の入りのころの空が赤くなる。glow〈用例〉西の空が〜。
- ⑥火熱を加えて作る物が、できあがる。be baked〈用例〉炭が〜。茶碗(ちゃわん)が〜。
- ⑦噴火(ふんか)する。erupt〈用例〉浅間山が〜。
- ⑧消化不良で胸焼けがする。have heartburn〈用例〉胸が〜。
- ⑨気を遣わされる。世話がかかる。〈用例〉手が〜。
- ⑩《「妬ける」「嫉ける」とも》ねたましく感じる。be jealous of〈用例〉あいつばかりがもてるので〜。
- 世話が焼ける(せわがやける)
- ①気がもめる。be anxious
- ②手数がかかる。be troublesome
- ヤゲロ‐ちょう【ヤゲロ朝】
- ポーランドの王朝。1386年ポーランド女王と結婚し、ウラディスラフ2世となったリトアニア大公ヤゲロが創始。1572年ジグムント2世で断絶。Jagiellon Dynasty
- や‐けん【野犬】
- 飼い主のない犬。のらいぬ。stray dog
- や‐げん【▽薬研】
- ①生薬(しょうやく)を粉末にするため、古くから中国や日本で用いられている器具。鉄製鋳物でV字状のみぞをもつ舟形容器と、中心に棒のついた円板とを組み合わせた道具。容器に生薬などを入れて円板とこすりあわせ、粉末をつくる。
- ②V字形にくぼんだ形。〈用例〉〜堀(ぼり)。
- やげん‐おんせん【▽薬研温泉】
- 青森県下北(しもきた)半島北部、恐山(おそれざん)北麓(ほくろく)の大畑川上流にある温泉。ヒバの原始林に囲まれた紅葉の名所で、上流には奥薬研温泉がある。
- やけん‐がり【野犬狩(り)】
- 防疫などの目的で、野犬を捕らえること。roundup of ownerless dogs
- やげん‐だい【▽薬研台】
- 罫書(けがき)作業で、円筒状の工作物をのせるV字形の溝をもった台。Vブロック。V block
- やご
- トンボ類の幼虫。すべて水生で、浅い水底や泥中などで生育。直腸内の鰓(えら)で呼吸する。動物食性で小魚などを捕らえる。
- や‐こう【夜光】
- ①暗い所で光ること。また、その光。glow in the dark
- ②月や星の光以外に夜空から来る光全体。地球上層大気の分子・原子の発する大気光、太陽系内の塵(ちり)に太陽光が反射する黄道(こうどう)光などがある。夜間大気光。night airglow
- 夜光の珠(やこうのたま)
- ①昔、中国で暗夜に光ったという宝石。
- ②金剛石。
- や‐こう【夜行】
- [一](名・サ変自)夜、動き回ること。やぎょう。nocturnal〈用例〉百鬼〜。
- [二](名)「→夜行列車」の略。
- や‐ごう【屋号】
- ①村落での住居・屋敷の通称。同姓の区別のため地形・職業などによる呼称を使用した。
- ②商家の通称。
- ③歌舞伎(かぶき)役者の家の通称。成駒(なりこま)屋・音羽(おとわ)屋など。
- や‐ごう【野合】(名・サ変自)
- ①正式な結婚によらないで男女が通じること。私通。adultery
- ②ひそかに関係をつけること。〈用例〉与野党〜して法案を通す。
- やこう‐うん【夜光雲】
- 北ヨーロッパ・ロシア・カナダなどの高緯度地方で観測される雲。日没後や日の出前の数時間、暗い空に青みを帯びて白く輝く。巻積雲・巻層雲に似ている。高度は約80km。noctilucent cloud
- やこう‐がい【夜光貝】
- 浅海の岩礁にすむ大形マキガイ。殻高約18cm。殻は重厚堅固で、内面は真珠の光沢。奄美(あまみ)諸島以南に分布。
- やこう‐せい【夜行性】
- 動物の、おもに夜間に行動する性向。nocturnal
- やこう‐ちゅう【夜光虫】
- ヤコウチュウ科の原生動物。球状で、その直径は1〜2mm。長い触手1本で浮遊する。波動などの刺激で発光。異常増殖すると赤潮(あかしお)の原因となる。noctiluca
- やこう‐どうぶつ【夜行動物】
- 夜間に活動し、昼間に休息するような周期活動をする動物。ネズミ・フクロウ・ガ・ゴキブリなど。nocturnal animal
- やこう‐とりょう【夜光塗料】
- 蛍光・燐光(りんこう)を発する顔料を入れた塗料。夜間や暗い所で発光する。硫化亜鉛・硫化カルシウムなどを原料とする。微量の放射性物質を混入したものもある。時計の文字盤・夜間標識などに利用。発光塗料。luminous paint
- やこう‐ぼく【夜香木】
- ナス科の常緑低木。高さ約3.5m。温室栽培。葉は長楕円(だえん)形。一年中、白色筒状の花が葉腋(ようえき)に数個つき、夜間に芳香を放つ。西インド諸島原産。
- やこう‐れっしゃ【夜行列車】
- 夜間に運行される列車。寝台車だけで編成されるものもあり、長距離列車が多い。夜汽車。夜行。night train
- や‐ごえ【矢声】
- 射手が、矢を射当てたときにあげる声。矢叫び。archer's cry
- ヤコービ【Friedrich Heinrich Jacobi】
- (1743-1819)ドイツの哲学者。実在(神)を把握するのは知よりも信であるとする感情哲学を唱えた。著書『スピノザ論』など。
- ヤコービ【Karl Gustav Jacobi】
- (1804-51)ドイツの数学者。モーリッツの弟。ケーニヒスベルク大教授。楕円(だえん)関数論をはじめ行列式・微分方程式・変分法など、多方面にわたり創意に富んだ業績をあげる。
- ヤコービ【Moritz Hermann von Jacobi】
- (1801-74)ロシアの物理学者・電気工学者。ドイツ生まれ。カールの兄。ドルパト大・ペテルブルグ大教授。電動機の改良を行い、また電鋳を発明。
- やこ‐ぜん【野▼狐禅】
- 禅の奥義をきわめてもいないのに、自分では悟ったとうぬぼれること・人。
- ヤコブ【Iakōb(ギリシア)】
- 『旧約聖書』中の人物。イサクの子でエサウの弟。神の祝福をうけてイスラエルと改名。12人の息子はイスラエル12部族の祖となる。
- ヤコブ【Iakōbos(ギリシア)】
- ①(?-44ごろ)十二使徒の一人。使徒ヨハネの兄弟。大ヤコブ。
- ②(?-62ごろ)イエスの兄弟。初期エルサレム教会司教。
- ③十二使徒の一人。小ヤコブ。ヤコボ。Jacob
- ヤコブセン【Jens Peter Jacobsen】
- (1847-85)デンマークの小説家。新文学運動の旗手として清新典雅な傑作を残す。長編『マリー=グルッベ夫人』『ニールス=リーネ』、短編『モーンス』など。
- ヤコブソン【Roman Jakobson】
- (1896-1982)アメリカの言語学者。ロシア生まれ。プラハ学派の理論的指導者。構造言語学、とくに音韻論の発展に寄与。
- ヤコブのてがみ【ヤコブの手紙】
- (The General Epistle of James)『新約聖書』中の公同書簡の一つ。正しい信仰のあり方をとくため、イエスの兄弟ヤコブの名で書かれた文書。ヤコブ書。
- ヤコペッティ【Gualtiero Jacopetti】
- (1919-)イタリアの映画監督。作品『世界残酷物語』『さらばアフリカ』など。
- ヤコポーネ‐ダ‐トーディ【Jacopone da Todi】
- (1230ごろ-1306)イタリアの詩人。中世の文学的な宗教表現の結実たる賛歌、とくに『聖母の嘆き』など。
- や‐ごろ【矢▼頃・矢▽比】
- ①弓道で、十分に弓をひきしぼり、まさに射る寸前の状態。
- ②矢を射るのにほどよい距離。
- ③物事をなすのに適当なころあい。
- やごろう【▼弥五郎】
- 《「五郎」は、「御霊(ごりょう)」の転》災厄・流行病(はやりやまい)などを、村外に送り出す呪術(じゅじゅつ)に使われる藁(わら)人形。弥五郎祭り。
- や‐ざ【矢座】
- 北天の小星座。夏の北天の天の川の中にある。輝星はないが矢状に並んだ星の配列が見事。この付近の天の川は北天でもっとも見事な場所の一つ。9月12日ごろの午後8時ごろに南中。面積80平方度。Sagitta
- *や‐さい【野菜】
- 食用のため栽培する草木の総称。根菜類・果菜類・葉菜類などに分けられる。蔬菜(そさい)。青物。vegetable〈比較〉くだもの。〈用例〉〜スープ。生〜。〜畑。〈数え方〉1本・1個・1株。
- やさい‐からすうり【野菜▼烏▼瓜】
- ウリ科のつる性一年草。葉は卵形で掌状、厚く柔らかい。白い五弁花が咲く。果実は長さ約5cmの長楕円(だえん)形で、赤熟する。若葉と若い果実は食用。
- やさ‐おとこ【優男】
- 顔かたちや気だての優しい、穏やかな男。effeminate man
- やさか【八坂】
- 〈村〉長野県北西部、犀(さい)川西岸の村。大町(おおまち)市の東に接し、高原野菜栽培などが主。鷹狩(たかがり)山などがある。人口1286(1994)。
- やさか【▼弥栄】
- 〈町〉京都府北西部、丹後(たんご)半島の中央にある町。農林業と機業の町で、丹後縮緬(ちりめん)の産地。人口6261(1994)。
- やさか【▼弥栄】
- 〈村〉島根県南西部、浜田市の南東に接する村。松・杉材、シイタケ、米などを産する農山村で、農産物加工も行う。人口1886(1994)。
- や‐さがし【家捜し・家探し】(名・サ変自)
- ①家の中を残らず捜すこと。家宅捜索。domiciliary search
- ②住む家を探すこと。house hunting
- やさか‐じんじゃ【八坂神社】
- 京都市東山区祇園(ぎおん)にある旧官幣大社。祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)・奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)・八柱御子神(やはしらのみこがみ)。祇園祭りや朮(おけら)参りで知られる。全国の八坂社の本宮。祇園社。祇園さん。
- やさ‐がた【優形】
- ①優しい姿。ほっそりと上品な姿。slender figure
- ②性質・顔つきの優しいこと。gentle nature
- やさか‐どり【八▽尺鳥】
- [枕ことば]《「やさか」は、長い。また、大きい。水中での息の長い水鳥、の意から》「息づく」にかかる。〈用例〉沖に住(す)も小鴨(をかも)のもころ〜息づく妹(いも)を置きて来(き)ぬかも(万葉・14・3527)。
- やさかに‐の‐まがたま【八▽尺▼瓊の曲玉】
- ①三種の神器の一つ。天照大神(あまてらすおおみかみ)の天の岩戸隠れのとき、神々が奉った曲玉。
- ②上代貴族の装身具。非常に大きな曲玉。一説に、多くの曲玉を長いひもで貫いたもの。
- や‐さき【矢先】
- ①矢じり。arrowhead
- ②矢の飛んで来るほう。矢おもて。brunt
- ③ねらう目当て。target
- ④物事の始まる直前。まぎわ。just before〈用例〉出ようとした〜に、雨が降りだした。
- や‐さけび【矢叫び】
- ①矢を射当てたときの叫び声。矢ごえ。
- ②戦場で、矢合わせのときの叫び。〈比較〉矢たけび。
- やさ・し【優し・▽恥し】(形シク)
- 〈古語〉
- ①つらい。〈用例〉世間(よのなか)を憂(う)しと〜と思へども(万葉・5・893)。
- ②恥ずかしい。みっともない。〈用例〉年のおもはむ事ぞ〜・しき(古今・雑体)。
- ③けなげだ。感心である。〈用例〉あな〜、いかなる人にて在(ましま)せば、み方の御勢は皆落ち候ふに、ただ一騎のこらせ給ひたる(平家・7・実盛)。
- ④つつましい。控えめである。〈用例〉繁樹は百八十におよびてこそさぶらふらめど、〜・しく申すなり(大鏡・序)。
- ⑤情が深い。〈用例〉あら〜や、今の物語を聞き候ひて涙落とし候ふよ(謡曲・隅田川)。
- *やさし・い【易しい】(形)
- 〈対義〉難しい。
- ①すぐわかる。平易である。easy; plain〈用例〉〜文章。〜説明。
- ②簡単だ。すぐできる。たやすい。easy; simple〈用例〉〜問題。〜仕事。〈派生〉やさしげ(形動)やさしさ(名)
- *やさし・い【優しい】(形)
- ①しとやかだ。上品である。優美である。graceful〈用例〉〜顔をした人形。〜物腰。
- ②おだやかで好ましい。すなおだ。おとなしい。gentle; tender〈用例〉気立てが〜。〜笑顔。
- ③情け深い。親切である。kind〈用例〉〜ことばをかける。〜看護婦さん。〈派生〉やさしげ(形動)やさしさ(名)やさしみ(名)
- やさと【八▽郷】
- 〈町〉茨城県中部、筑波(つくば)山東麓(とうろく)の町。野菜・果樹栽培、酪農などがさかんで、中心の柿岡(かきおか)は商業地。地磁気観測所がある。人口3万0658(1994)。
- や‐し【野史】
- 民間で作った歴史書。外史。私史。野乗(やじょう)。
- や‐し【▽香▽具師・野師・▼弥四】
- 縁日・祭礼などで、大道芸などをして人を集め、品物などをたくみに売りつけることを職業とする者。街商。的屋(てきや)。
- や‐し【▼椰子】
- ヤシ科の常緑高木の総称。熱帯・亜熱帯・温帯にはえ、種類は3000種を超える。直立した幹の頂部に、長い葉がまとまってつく独特の姿のものが多い。葉には掌状葉と羽状葉とがあり、分類上の2群となっている。果実は食用・油脂原料などになるものが多く、観賞用として植栽されるものも多い。日本ではふつうココヤシのことをさす。palm tree
- や‐じ【野次・▼弥次】
- 《当て字》
- ①やじること・ことば。hoot
- ②「→やじうま」の略。
- 野次を飛ばす(やじをとばす)
- やじる。hoot; jeer
- やじ‐うま【野次馬・▼弥次馬】
- 自分にかかわりがないのに、人のあとについて、むやみに騒ぐ人。rubberneck〈用例〉〜根性。
- やしお【八潮】
- 〈市〉埼玉県南東端、中川流域の市。繊維・機械などの工業がさかんで、ゆかた地の産地で知られる。東京に接し宅地化が進む。人口7万3145(1994)。
- やし‐がい【▼椰子貝】
- ヤシの実に似た球卵形の殻をもつ海産のヒタチオビガイ科のマキガイ。殻高約22cm、殻径約14cm。黄橙(こうとう)色の地に黒褐色斑(はん)をめぐらす。浅海の砂底にすむ。肉は食用、殻は置物や細工物用。台湾以南の南西太平洋に分布。ハルカゼ。
- やし‐がに【▼椰子▼蟹】
- 大形のオカヤドカリ科の海産動物。甲長約12cm、体重約1.3kg。海岸の湿地にすみ、鰓室(さいしつ)膜で空気呼吸する。ヤドカリとはちがって貝殻に入らない。沖縄から南洋諸島に分布。coconut crab
- や‐しき【屋敷・▽邸】
- ①家の敷地。premises
- ②広大な邸宅。mansion
- やしき‐がみ【屋敷神】
- 屋敷内や屋敷周辺の小さな祠(ほこら)に祭られる家や屋敷の守護神。稲荷(いなり)・不動などの例が多い。内神。
- やじ‐きた【▼弥次喜多】
- ①十返舎一九(じっぺんしゃいっく)の滑稽(こっけい)本『東海道中膝栗毛(ひざくりげ)』の主人公、弥次郎兵衛(やじろべえ)と喜多八(きたはち)の略称。江戸の日本橋から京都までの旅の途中、多くの失敗・滑稽を重ねる。
- ②「→弥次喜多道中」の略。
- ③滑稽者ふたりの組み合わせ。
- やじきた‐どうちゅう【▼弥次喜多道中】
- 友達ふたりの気楽な旅。
- やしき‐まち【屋敷町】
- ①大きな住宅ばかり建ち並ぶ町。
- ②武家屋敷のある町。
- やしき‐りん【屋敷林】
- 農家の屋敷の周囲に植えられた防風林。堆肥(たいひ)をつくるための落ち葉や燃料の供給源ともなっている。屋敷森。
- やしない【養い】
- ①衣食を与えて育てること。養育。bring up
- ②からだを強くするもの。滋養分。nutrition
- やしない‐おや【養い親】
- 子をもらって養う親。養子の親。養い育てた親。養父母。foster parent
- *やしな・う【養う】(五他)
- ①子を育てる。動物を飼う。植物を大きくする。bring up; bread〈用例〉子を〜。苗を〜。
- ②生活のめんどうをみる。扶養(ふよう)する。support〈用例〉家族を〜。
- ③栄養や休養を取って体力を回復する。養生(ようじょう)する。convalesce〈用例〉病を〜。
- ④体力や気力などが衰えないように保持する。蓄える。develop〈用例〉英気を〜。
- ⑤人の子を自分の子として育てる。adopt〈用例〉孤児を〜。
- ⑥教育や訓練によってだんだん作りあげる。develop〈用例〉よい習慣を〜。
- ⑦幼児や病人など自分で食事ができない人に食べさせる。〈用例〉食事を〜・ってもらう。
- や‐しま【八▼洲・八島】
- 日本国の古称。おおやしま。
- や‐しま【屋島】
- 香川県高松市北東部、瀬戸内海に突出する溶岩台地。南北5km、東西2km、標高293m。頂上部は北嶺(ほくれい)・南嶺に分かれ、古くは島であった。源平の古戦場で知られ、瀬戸内海国立公園に属する。
- やしま【矢島】
- 〈町〉秋田県南西部、子吉(こよし)川上流に沿う町。生駒(いこま)氏の城下町として発達。農林業が主。鳥海山北側の登山口でもある。人口7047(1994)。
- やじま‐かじこ【矢島▼楫子】
- (1833-1925)教育者。肥後の人。教員伝習所卒。女子学院院長としてキリスト教教育に尽力。また、日本基督(キリスト)教婦人矯風会を創立。
- やしま‐の‐たたかい【屋島の戦い】
- 源氏と平氏の合戦。一ノ谷の敗戦後、平氏はその本拠を讃岐国(さぬきのくに)屋島に置いたが、文治(ぶんじ)元年(1185)源義経(みなもとのよしつね)軍の奇襲をうけ、敗れて瀬戸内海を西下。
- やしゃ【夜▼叉】
- 《yakṣa(梵)の音写》インド神話で、富の神のベーラの従者。仏教で毘沙門(びしゃもん)天に属し、仏法の守護神。八部衆の一つ。
- やしゃ‐ご【▽玄▽孫】
- 《「やしわご」の転》孫の孫。ひ孫の子。great-great-grandchild
- やしゃじん‐とうげ【夜▼叉神峠】
- 山梨県西部、芦安(あしやす)村にある峠。標高1770m。南アルプス林道(野呂川林道)が通り、南アルプスの展望がよい。鳳凰(ほうおう)三山への登山口。
- やしゃ‐びしゃく【夜▼叉▽柄▼杓】
- ユキノシタ科の落葉低木。高さ約1m。ミズナラやブナなどの樹上に着生する。鋸歯(きょし)のある丸い葉を互生し、夏にウメに似た花をつける。秋にスグリに似た約1cmの果実ができるが、熟しても淡緑色。テンバイ。テンノウメ。
- やしゃ‐ぶし【夜▼叉▽五▽倍子】
- カバノキ科の落葉小高木。山地にはえる。高さ約7m。葉は卵形。3月に新葉の出る前に単性の小花が咲く。果実は染料として使用。砂防に植える。ミネバリ。
- やしゃる(助動四段・下二混在型)
- 尊敬の意を表す。…なさる。
- やしゃんす(助動サ変型)
- 尊敬・丁寧の意を表す。…なさいます。
- や‐しゅ【野手】
- 野球で、内野手と外野手の総称。投手と捕手を除く守備者のこと。fielder
- や‐しゅ【野趣】
- ①野山のようす。
- ②自然で、素朴なさま。ひなびたおもむき。rusticity〈用例〉〜に富む。
- やし‐ゆ【▼椰子油】
- ヤシの実の油。コプラを圧搾して得る。ラウリン酸などの飽和脂肪酸を主成分とし、オレイン酸・リノール酸を含む。せっけん・マーガリンなどの原料。パーム油。coconut oil
- や‐しゅう【夜襲】(名・サ変他)
- 夜の暗さに紛れて敵を攻めること。夜討ち。night attack
- や‐じゅう【野獣】
- ①野生の獣(けだもの)。wild beast
- ②野蛮な行為をする者。brute
- やしゅだら【▼耶▽輸▼陀羅】
- 《Yaśodharā(梵)の音写》釈迦(しゃか)が太子であったときの妃。羅ご羅(らごら)を生み、のち出家した。ヤショーダラー。
- や‐じょう【野乗】
- 民間で編纂(へんさん)した歴史書。野史。〈用例〉稗史(はいし)〜。
- や‐しょく【夜色】
- 夜のけしき。夜景。night view
- や‐しょく【夜食】
- ①夕食後、夜おそくに食べる軽い食事。late-night snack
- ②夕食。夕飯。supper
- や‐じり【▼鏃・▼簇・矢▼尻】
- 矢の先端にとりつける利器。後期旧石器時代から出現。材質は石・骨・角・木・青銅・鉄など。形状は多様。矢の根。arrowhead
- 家尻を切る(やじりをきる)
- 盗人が家・蔵などの裏手を破って忍び込む。
- やじ・る【野次る・▼弥次る】(五他)
- 《「野次」の動詞化》人の言動を、わきから冷やかし、あざけってはやしたてる。hoot; jeer〈用例〉選挙演説を〜。
- や‐じるし【矢印】
- ①持ち矢に記す紋(もん)や名。
- ②矢の形で方向を表すしるし。「→」など。
- やしろ【社】
- 神道で、神を祭る一定の地域。古代、神が来臨するときの神座となる神籬(ひもろぎ)を依代(よりしろ)とした臨時の斎場が、後世常設化して、殿社となった。神社。
- やしろ【社】
- 〈町〉兵庫県中南部、加古川中流域の町。佐保神社の門前町で、播磨(はりま)北東部の行政の中心。灘(なだ)の酒造米の産地で知られる。人口2万1157(1994)。
- やじろう【▼弥次郎】
- (?-?)日本人最初のキリシタン。マラッカでザビエルに会い受洗、天文(てんぶん)18年(1549)案内役として薩摩(さつま)に上陸。アンジロウ。
- やしろ‐じま【屋代島】
- 山口県東部、瀬戸内海の島。面積129.7km2。山口県のミカン栽培の中心で、近年は真珠の養殖もさかん。小松・大畠(おおばたけ)間に大島大橋。別称、大島。
- やしろ‐せいいち【矢代静一】
- (1927-98)劇作家。東京生まれ。早大卒。戯曲『絵姿女房』『夜明けに消えた』『写楽考』など。
- やしろ‐ひろかた【屋代▼弘▽賢】
- (1758-1841)江戸後期の国学者。江戸の人。幕府の右筆(ゆうひつ)。塙保己一(はなわほきいち)に国学を学び、『群書類従(ぐんしょるいじゅう)』の編集を助けた。編纂(へんさん)『古今要覧稿』。
- やじろべえ【▼弥次▽郎▽兵▽衛】
- 《与次郎という門付けがこの人形を使ったことから》短い立棒(人形)の両腕を半円の形にはり、両端におもりをつけ、バランスをとってたおれないようにした玩具(がんぐ)。重心の理論を応用している。与次郎兵衛。与次郎人形。balancing toy
- やしろ‐ゆきお【矢代▽幸雄】
- (1890-1975)美術史家。神奈川県生まれ。東大卒。東京美校教授。ヨーロッパ留学中にボッティチェリ研究で注目される。帰国後、日本・東洋美術を研究し海外への紹介に努める。著書『日本美術の特質』など。
- や‐しん【野心】
- ①現状の身分・能力を超えようとひそかに抱く望み。野望。ambition
- ②大きな仕事をしとげようとする意欲。大志。大望。ambition〈用例〉〜的な作品。
- や‐じん【野人】
- ①田舎者。countryman〈用例〉田夫〜。
- ②官に仕えていない人。民間人。private citizen
- ③素朴で誠実な人。simple and honest person
- ④がさつな人。野暮な人。unrefined person
- 野人、暦日無し(やじん、れきじつなし)
- 田舎に住んで自然を楽しむ人は、月日のたつのも知らずに過ごしてしまう。
- やしん‐か【野心家】
- 野心を持っている人。ambitious person
- やしん‐さく【野心作】
- 独自のすばらしいできばえを見せようとする意欲的な作品。ambitious work