- やす【安】
- ①《接頭的》
- (ア)金額や値段の安いことを表す。〈用例〉〜月給。
- (イ)粗末なこと、安易なこと、いい加減なこと、の意を表す。〈用例〉〜普請。〜請け合い。
- ②《接尾的》値段の安くなることを表す。〈用例〉株価は5円〜。
- やす
- 木や竹の柄に、先がとがった数本の細い鉄棒がついた漁具。魚介類を突き刺してとる。spear
- やす【夜▼須】
- 〈町〉高知県北東部、土佐(とさ)湾に臨む町。農業と漁業が中心。手結(てい)海水浴場、手結港がある。人口4719(1994)。
- やす【夜▼須】
- 〈町〉福岡県中央部、筑紫野(ちくしの)市の東に接する町。農業と工業が中心。ナシ・ブドウなども栽培。県立の野外活動センターがある。人口1万5021(1994)。
- やす【野▼洲】
- 〈町〉滋賀県中南部、野洲(やす)川下流の町。農業と工業が中心。近江(おうみ)富士とよばれる三上山(みかみやま)や古墳群で知られる。人口3万4022(1994)。
- やす(助動サ変型)
- 《方言。「ます」の転。動詞の連用形、および「で」に付く》京阪地方で、…なさい。…あそばせ。〈用例〉お越し〜。
- やす‐あがり【安上がり】(名・形動)
- 安い費用でできること・さま。economical
- *やす・い【安い】(形)
- ①《「廉い」とも》相対的に、安価である。low-priced; cheap〈対義〉高い。〈用例〉値段が〜。〜服。
- ②安心である。平静である。calm〈用例〉〜・からぬ思い。
- ③軽々しい。frivolous〈用例〉〜・く見られる。
- ④《俗語。上に「お」を付け、下に打ち消しをともなって》ひととおりでない、の意で、男女が親密にしているさまをうらやみ、からかい、冷やかす語。〈用例〉お〜・くないぞ。〈派生〉やすげ(形動)やすさ(名)やすめ(名・形動)
- 安かろう悪かろう(やすかろうわるかろう)
- 値段も安いが、品物も悪い。You get what you pay for.
- やす・い【▽易い】
- [一](形)らくらくとできる。たやすい。容易である。easy〈用例〉お〜ことだ。
- [二](接尾)《動詞の連用形に付いて形容詞をつくる》
- ①とかくそうなる意を表す。すぐ…する。…しがちである。〈用例〉怠け〜。まちがい〜。
- ②困難を感じないの意を表す。…するのが簡単だ。しやすい。たやすい。〈対義〉にくい・がたい。〈用例〉書き〜ペン。話し〜先生。食べ〜・く料理する。〈派生〉やすげ(形動)やすさ(名)
- やすい‐さんてつ【安井算哲】
- (?-?)江戸初期の幕府の棋士(きし)。河内国(かわちのくに)の人。囲碁四家の一つ安井家の祖で八段。徳川家康(とくがわいえやす)の招きで駿府(すんぷ)に出仕。渋川春海(しぶかわはるみ)の父。
- やすい‐そうたろう【安井▼曾太郎】
- (1888-1955)洋画家。京都生まれ。東京芸大教授。写実を基調とした堅実な作風の個性的様式を確立。昭和27年(1952)文化勲章受章。作品『金蓉(きんよう)』『秋の城山』など。
- やすい‐そっけん【安井息軒】
- (1799-1876)江戸末期の儒者。日向国(ひゅうがのくに)飫肥(おび)藩士。昌平黌(しょうへいこう)に学び、のち同校教授。著書『論語集説』など。
- やすい‐たくま【安井▼琢磨】
- (1909-95)経済学者。大阪生まれ。東大卒。阪大教授。日本における近代経済学の発展に貢献。昭和46年(1971)文化勲章受章。著書『近代経済学の理論構造』など。
- やすい‐てつ【安井てつ】
- (1870-1945)教育者。東京の人。東京女子高等師範卒。学習院講師・女高師教授を歴任後、東京女子大学第2代学長に就任。女子高等教育の発展に尽くす。
- やすい‐どうとん【安井道▼頓】
- (1533-1615)桃山・江戸初期の築城・土木家。名は成安。河内国(かわちのくに)の人。豊臣秀吉(とよとみひでよし)に仕え、大坂築城に従事。梅津川(のちの道頓堀)の開削を手がけ、今日にその名を残す。
- やすい‐なかじ【安井仲治】
- (1901-42)写真家。大阪生まれ。関西での近代写真の先駆者。絵画的写真を脱却した。作品『犬』など。
- やす‐うけあい【安請(け)合い】(名・サ変自)
- よく考えもしないで軽々しく引き受けること。make a rash promise
- やすうら【安浦】
- 〈町〉広島県南部、呉(くれ)市の東に位置する町。瀬戸内海に臨む園芸農業と養殖を中心にした町で工業もさかんになりつつある。人口1万3803(1994)。
- やす‐うり【安売り】(名・サ変他)
- ①値段を安く売ること。投げ売り。bargain sale; dumping
- ②気軽に応じること。ready to comply with
- やすおか【▽泰▼阜】
- 〈村〉長野県、天竜川中流東岸の山村。コンニャクやシイタケの産地で知られる。人口2316(1994)。
- やすおか‐しょうたろう【安▼岡章太郎】
- (1920-)小説家。高知県生まれ。慶大卒。「第三の新人」の一人。昭和28年(1953)『悪い仲間』『陰気な愉(たの)しみ』で第29回芥川(あくたがわ)賞受賞。同35年(1960)『海辺の光景』で第13回野間文芸賞受賞。同63年(1988)『僕の昭和史(一・二・三)』で第41回野間文芸賞受賞。作品『幕が下りてから』『流離譚(たん)』、評論『志賀直哉(しがなおや)私論』など。
- やすかわ‐かずこ【安川加▽寿子】
- (1922-96)ピアニスト。兵庫県生まれ。パリ音楽院卒。東京芸大教授。近代フランス音楽と現代日本音楽の作品演奏に功績。
- やすかわでんき【(株)安川電機】
- 電気機器。重電機・電子機器メーカー。大正4年(1915)設立。本社は福岡県北九州市八幡(やはた)西区黒崎城石。旧称は安川電機製作所。
- やすき【▽易き】
- 《「やすし」の連体形から》物事をするのが、たやすいこと。easy〈対義〉かたき。
- 易きに就く(やすきにつく)
- 楽なほうを選ぶ。take the easy way out
- やすぎ【安来】
- 〈市〉島根県東端、中海に臨む市。中世以来、中国山地の砂鉄を原料とした鉄の積み出し港として発展。出雲(いずも)はがねの産地で知られる。『安来節』の発祥地。人口3万1997(1994)。
- やすぎ‐さだとし【八杉▽貞▽利】
- (1876-1966)ロシア語学者。東京生まれ。東大卒。東京外語大教授。辞典の編纂(へんさん)、ロシア文学の研究などで、日本のロシア語学・文学研究の発展に寄与。
- やすぎ‐ぶし【安来節】
- 島根県安来から出た民謡。踊りは「どじょうすくい」として有名。
- やすくに‐じんじゃ【▼靖国神社】
- 東京都千代田区九段にある旧別格官幣社。明治維新前後から第2次大戦までの、国事に殉じた人々250万の霊を祭る。明治2年(1869)東京招魂社として創建、同12年(1879)改称。
- や‐すけ【▼弥助】
- 《『義経(よしつね)千本桜』に出てくるすし屋の名からともいう》すしの異称。
- やすけ‐く【安けく】(連語)
- 〈古語〉
- 《上代語。形容詞「やすし」の未然形に「く」の付いたもの。この未然形は上代のみ》心が安らかなこと。〈用例〉わたつみの恐(かしこ)き路(みち)を〜も(万葉・15・3694)。
- やす・し【安し・▽易し】(形ク)
- 〈古語〉
- ①穏やかだ。安全だ。〈用例〉世治まり、民〜・うして(増鏡・おどろのした)。
- ②たやすい。〈用例〉あやまちは、〜・き所に成りて、必ず仕る事に候(徒然・109)。
- ③簡単だ。そうなりがちだ。〈用例〉ただありのままに、〜・く付けるなり(徒然・116)。
- やすだ【安田】
- 〈町〉新潟県北東部の町。阿賀野(あがの)川北岸にあり、国道49号が通る。稲作や乳牛飼育などの農業と工業の町で、安田瓦(がわら)を産出。人口1万0596(1994)。
- やすだ【安田】
- 〈町〉高知県東部、安芸(あき)市の南東に位置する町。旧市場町。野菜や園芸農業がさかん。人口4084(1994)。
- やすだかさいかいじょうほけん【安田火災海上保険(株)】
- 保険業。損害保険会社。昭和19年(1944)設立。本社は東京都新宿区西新宿。
- やすだ‐ざいばつ【安田財閥】
- 第2次大戦前の、四大財閥の一つ。創始者安田善次郎が幕末の開国による金流出のとき、金の買い占めを行い巨富を獲得。安田保善社を中心に金融財閥として発展。戦後、財閥解体により分割。
- やすだ‐じょしだいがく【安田女子大学】
- 私立女子大学。昭和41年(1966)創立。同30年(1955)創立の安田女子短期大学併設。所在地は広島市安佐(あさ)南区安(やす)東。
- やすだしんたくぎんこう【安田信託銀行(株)】
- 金融業。信託銀行。大正14年(1925)設立。本店は東京都中央区八重洲(やえす)。
- やすだ‐ぜんじろう【安田善次郎】
- (1838-1921)実業家。越中富山の人。安田財閥の創始者。幕末・維新期に投機で成功し、金融事業を中心に活躍。大正10年(1921)暗殺された。
- やすだ‐ゆきひこ【安田▼靫▼彦】
- (1884-1978)日本画家。東京生まれ。本名新三郎。簡潔典雅な色感と線描にすぐれ、史的題材に新鮮な解釈を加えて近代的な歴史画を創造した。昭和23年(1948)文化勲章受章。作品『夢殿』『黄瀬川の陣』など。
- やすだ‐よじゅうろう【▽保田与重郎】
- (1910-81)文芸評論家。奈良県生まれ。東大卒。『日本浪曼派』創刊。民族的美意識を強調した。著書『後鳥羽院(ごとばいん)』『現代畸人(きじん)伝』など。
- やすだ‐りゅうもん【▽保田竜門】
- (1891-1965)彫刻家。和歌山県生まれ。東京美術学校卒。作品『クリスティーヌの首』など。
- やすづか【安塚】
- 〈町〉新潟県南西部、上越市の東にある町。豪雪地帯で、稲作のほか肉用牛飼育などを行う。人口4379(1994)。
- やすっ‐ぽ・い【安っぽい】(形)
- ①いかにも、安物のようにみえる。cheap〈用例〉〜背広。
- ②下品である。vulgar〈用例〉〜人間。
- ③軽々しい。取るに足らない。valueless〈用例〉〜・くうけあうとあとで困る。〜小説。〈派生〉やすっぽさ(名)
- やすで【▽馬▽陸】
- ヤスデ綱に属する節足動物の総称。頭部には1対の触角、胴部の各体節には2対の歩脚がある。体長2〜4cm。落葉・石などの下にすむ。世界各地に分布。millipede
- やす‐で【安手】(名・形動)
- ①安い種類。やすて。〈用例〉〜の服。
- ②どちらかといえば安いこと・さま。安っぽい。
- やすで‐もどき【▽馬▽陸▽擬】
- ヤスデモドキ綱に属する微小な節足動物の総称。生殖門が胸部に開き、体節が2つずつ融合している点がヤスデと共通。体長1〜2mm。体節は11あるが、初めの10節が2つずつ融合して外見は6節。歩脚は9対。触角が分岐するのも特徴的。樹皮下や枯れ葉下などにすむ。種類も少なく、採集されるのもまれ。
- やすとみ【安富】
- 〈町〉兵庫県、姫路(ひめじ)市の北西に位置する町。播磨(はりま)工業地域の後背地。兼業農家が多い。人口5681(1994)。
- やすな【▽保名】
- 歌舞伎(かぶき)舞踊。清元。七変化所作事で本名題『深山桜及兼樹振(みやまのはなとどかぬえだぶり)』の一つ。文政(ぶんせい)元年(1818)初演。
- やすながた‐いせき【安永田遺跡】
- 佐賀県鳥栖(とす)市安永田にある弥生(やよい)時代の集落遺跡。銅鐸(どうたく)・銅鉾(どうほこ)の鋳型破片が出土し、銅鐸の分布・年代を考える上で貴重な資料を提供。
- やす‐ね【安値】
- ①安い値段。inexpensive price
- ②取引市場で、その日の立ち会いでもっとも安い値段。low price〈対義〉高値。
- やす‐の‐ごき【▽養の御器】
- 門松に結びつける、わらで作った漏斗(ろうと)状の小さな器。これに年男が供物を供える。御養(おやす)。やす。
- ヤスパース【Karl Jaspers】
- (1883-1969)ドイツの哲学者・精神病理学者。実存哲学の代表者の一人。人間の実存を「限界状況」ととらえ、超越者の象徴をよみとること(暗号解読)に救済を求めた。著書『世界観の心理学』『哲学』など。
- やすはら‐ていしつ【安原▼貞室】
- (1610-73)江戸前期の俳人。本名正章。京都の人。松永貞徳に学び、師の没後「花の本二世」を称す。編著『正章千句』『玉海集』など。
- やすふく‐はるお【安福春雄】
- (1907-83)能楽囃子(はやし)方・大鼓(おおつづみ)方。堅実重厚な技法を完成。重要無形文化財保持者。
- やす‐ぶしん【安普請】
- 金をかけない、つくりの粗末な家。jerry-built house
- やすま・せる【休ませる】(下一他)
- 休むようにさせる。休める。rest
- やすま・る【休まる】(五自)
- 心身が安らかになる。静まる。feel relaxed〈用例〉気が〜。からだが〜。
- やすみ【休み】
- ①休むこと。休息。rest; pause〈用例〉〜なく歩く。
- ②学校や勤めにいかないこと。absence〈用例〉青木君は〜です。
- ③休む時間。休暇。休日。break; holiday〈用例〉昼〜。夏〜。あすは〜だ。
- ④寝ること。sleep〈用例〉お〜の時間ですよ。
- やすみ‐しし【八隅知し・安見知し】
- [枕ことば]《安らかに治める意から》「わが大君・わご大君」にかかる。〈用例〉〜わご大君の聞(きこ)し食(め)す天(あめ)の下に国はしも多(さは)にあれども(万葉・1・36)。
- やすみ‐やすみ【休み休み】(副)
- ①休みを入れながら。間をおいて。by easy stages〈用例〉〜歩く。
- ②考え考え。非難の意をこめて言う。〈用例〉ばかも〜言え。
- *やす・む【休む】(五自)
- ①活動・仕事を中止する。suspend; close〈用例〉機械の半分が〜・んでいる。店は日曜日には〜。
- ②活動・仕事を一時やめてからだを楽にする。休息する。rest〈用例〉ゆっくり〜。
- ③横になる。寝る。go to bed〈用例〉明日の朝は早いから、もう〜・みなさい。
- ④欠勤・欠席する。be absent from〈用例〉学校を〜。
- やすめ【休め】
- 《「休む」の命令形から》〈対義〉気を付け。
- [一](感)団体行動などで直立不動の姿勢から、立ったままではあるが、足をわずかに開いた楽な姿勢をとらせるときにかける号令。At ease!
- [二](名)「休め」の号令でとる姿勢。stand at ease
- やす‐め【安め】(名・形動)
- 物価の安いこと・さま。inexpensive〈対義〉高め。
- やす‐め【安目】
- ①丁半賭博(ちょうはんとばく)で賭(か)けたほうとは逆の目が出ること。負け目。
- ②麻雀(マージャン)の上がりで、上がり牌(パイ)により手段の点数の高い安いがあるとき、安いほうの牌での上がり。
- やす・める【休める】(下一他)
- ①心身を休ませる。安らかにする。rest〈用例〉気を〜。
- ②活動や動作を中断させる。rest〈用例〉手を〜。
- やす‐もの【安物】
- 値段の安い、質のよくない品物。cheap article
- 安物買いの銭失い(やすものがいのぜにうしない)
- 安物は、それ相応に質が悪く、結局は損になる。Buy cheap and waste your money.
- 安物は高物(やすものはたかもの)
- 安物は品質が悪く、結局は高くつくということ。
- やす‐やす【▽易▽易】(副)
- たいへんたやすく事を行うさま。簡単に。easily〈用例〉難問を〜と解決する。
- やす‐やど【安宿】
- 宿泊料が安く、設備や待遇もそれに相応した粗末な宿屋。
- やすらい【休らい・安らい】
- 《「やすらう」の名詞形》
- ①休むこと。休息。rest
- ②ためらうこと。
- ③深く心にとめないこと。かりそめ。
- やすら・う【休らう・安らう】
- 〈古語〉
- [一](四自)
- ①ためらう。迷う。〈用例〉心恥づかしくて〜・ひ給ふ(源氏・末摘花)。
- ②立ちどまる。たたずむ。〈用例〉過ぎがてに〜・ひ給へるさま(源氏・夕顔)。
- ③滞在する。〈用例〉其比(そのころ)宋朝(そうてう)よりすぐれたる名医わたって、本朝に〜ことあり(平家・3・医師問答)。
- ④休む。休息する。〈用例〉いといみじき花のかげに、しばしも〜・はず(源氏・若紫)。
- [二](下二他)やすませる。また、ゆるめる。〈用例〉貞任、くつばみを〜・へ(古今著聞集・9)。
- やす‐らか【安らか】(形動)
- ①穏やかなさま。無事。peaceful; calm〈用例〉〜な航海。〜な時を過ごす。
- ②心配のないさま。peaceful〈用例〉〜に眠る。〈派生〉やすらかさ(名)
- やすらぎ【安らぎ】
- 何の心配もなくおだやかで落ち着いた気分。peace of mind〈用例〉心の〜を見いだす。
- やすら・ぐ【安らぐ】(五自)
- 安らかな気持ちになる。穏やかな気持ちになる。feel at ease〈用例〉心が〜。
- やすら‐け・し【安らけし】(形ク)
- 〈古語〉
- 安らかである。〈用例〉もろ人の願ふ心の近江なるやすらの里の〜・くして(栄花・日蔭のかづら)。
- やすり【▼鑢】
- ①金属製の棒状の工具。鋼棒の表面に小さな突起状の切り刃(目)をつけたもの。工作物を平らに仕上げるのに使う。棒やすり。file
- ②→紙やすり・布やすりの俗称。file
- やすり‐ばん【▼鑢板】
- 謄写(とうしゃ)版の原紙に字や絵をかくとき、下において使う細い筋目のついた鉄板。
- やすん・ずる【安んずる】(サ変自他)
- =安んじる・安んず。
- ①(自)
- (ア)安心する。〈用例〉〜・じて暮らす。
- (イ)満足する。甘んずる。be contented〈用例〉小成に〜。
- ②(他)安心させる。set one's mind at ease〈用例〉心を〜。
- やせ【▼痩せ・▼瘠せ】
- やせること。やせている人。lean〈対義〉でぶ。
- 痩せの大食い(やせのおおぐい)
- やせている人が意外にたくさん食べること。
- やせ【八瀬】
- 京都市左京区、高野川の渓谷に臨む地区。紅葉の名所で、比叡(ひえい)山への登山口でもある。
- や‐せい【野生】
- [一](名・サ変自)動植物が自然に山野に育つこと。その動植物。grow wild
- [二](代)男が自分をけんそんしていう語。
- や‐せい【野性】
- 自然のままの性質。本能的な荒々しい性質。wild nature〈比較〉獣性。
- やせい‐てき【野性的】(形動)
- 自然・本能のままであるさま。また、粗野であるが活動的であるさま。wild〈用例〉〜な魅力。
- やせい‐み【野性味】
- 性質が自然のままである感じ。wild〈用例〉〜がある。〜に欠ける。
- やせ‐うで【▼痩せ腕】
- ①やせた腕。slender arm
- ②生活力や働きの少ない腕前。細腕。poor income〈用例〉女の〜。
- 痩せ馬に鞭を加える(やせうまにむちをくわえる)
- 弱い者に打撃を与える。
- やせ‐おとろ・える【▼痩せ衰える】(下一自)
- からだがやせて、弱くなる。grow thin〈用例〉病気で〜。
- やせ‐がた【▼痩せ形】
- やせたからだつき。slender figure
- やせ‐がまん【▼痩せ我慢】(名・サ変自)
- 無理にこらえて、平気なように見せかけること。endure for pride's sake
- 痩せ我慢を張る(やせがまんをはる)
- 無理に我慢をして平気なような顔をしている。put up with from pride
- やせ‐ぎす【▼痩せぎす】(名・形動)
- やせて骨ばってみえること・人・さま。skinny
- やせ‐こ・ける【▼痩せこける】(下一自)
- やせて肉が落ちる。ひどくやせる。get too skinny
- やせ‐さらば・える【▼痩せさらばえる】(下一自)
- やせて骨と皮だけになる。waste away
- やせ‐さらぼ・う【▼痩せさらぼう】(四自)
- 〈古語〉
- やせて骨と皮ばかりになる。やせこける。やせさらばえる。〈用例〉影のやうに〜・ひつつ(宇治拾遺・87)。
- やせ‐しょう【▼痩せ症】
- バセドー病・糖尿病などや神経性食欲不振症などで起こる病的なやせかた。羸痩(るいそう)。emaciation
- やせ‐ち【▼痩せ地】
- 養分が少なく、植物の生育条件の悪い土地。barren soil
- やせ‐つち【▼痩せ土】
- 養分が少なくて作物が育たない土。やせち。barren soil
- やせっ‐ぽち【▼痩せっぽち】
- たいへんやせていること・人。skinny person
- やせ‐ほそ・る【▼痩せ細る】(五自)
- やせて細くなる。lose flesh〈用例〉〜・った手足。
- やせ‐やま【▼痩せ山】
- 地味が悪くて、木などがよく育たない山。
- *や・せる【▼痩せる・▼瘠せる】(下一自)
- ①からだの肉が落ちる。細る。get thin〈対義〉太る・肥える。〈用例〉病気で〜。
- ②財産が減る。be reduced〈用例〉身代(しんだい)が〜。
- ③土に農作物などを育てる力がなくなる。become sterile〈対義〉肥える。〈用例〉〜・せた土地。
- ④流れが細くなる。narrow〈用例〉川が〜。
- 痩せても枯れても(やせてもかれても)
- どんなに落ちぶれても。no matter how low one falls
- や‐せん【夜戦】
- 夜間の戦い。夜いくさ。night battle
- や‐せん【野戦】
- ①山野を戦場として戦うこと。城・要塞(ようさい)の攻防と市街戦以外のすべての陸上戦。field operations; open battle
- ②戦地。戦場。battlefield; the front
- や‐ぜん【夜前】
- ゆうべ。昨夜。last night
- やせんかんわ【夜船閑話】
- 禅の書。白隠慧鶴(はくいんえかく)の著。1巻。内観法で神経衰弱や結核を克服した自身の体験を説いた書。
- ヤセンスキー【Bruno Yasensky】
- (1901-41)ソ連の小説家。ポーランド生まれ。粛清されたが、死後に名誉回復。作品『パリを焼く』『無関心な人々の共謀』など。
- やせん‐びょういん【野戦病院】
- 戦場の後方に設けられ、傷病兵を一時収容し、治療する施設。field hospital