- やに【▽脂・▼膠】
- ①樹皮から出る粘液。樹脂。resin
- ②パイプにたまるタバコの粘液。tar
- ③→目やに。eye mucus
- やに‐さが・る【▽脂下がる】(五自)
- ①やにが吸い口の方へ下がるように、雁首(がんくび)を上向きにキセルをくわえる。
- ②得意になって、にやける。look complacent
- やにっ‐こ・い【▽脂っこい】(形)
- ①やにが多い。粘り気が強い。sticky
- ②性質が、しつこい。persistent〈派生〉やにっこさ(名)
- やにょう‐しょう【夜尿症】
- 就眠中に、夢うつつの状態でしばしば尿をもらす症状。一般に4歳以上の子どもの場合は病的とされる。排尿のしつけの誤りや精神的なものなど原因はさまざまだが、大部分は自然に治る。寝小便。bed-wetting
- やにわ‐に【矢庭に・矢▽場に】(副)
- 《「矢庭」「矢場」は、矢のあたった所、また、矢を射る場所》
- ①ただちに。即座に。
- ②だしぬけに。突然。suddenly; abruptly〈用例〉〜飛びかかる。
- ヤニングス【Emil Jannings】
- (1884-1950)ドイツの映画俳優。スイス生まれ。主演作『最後の人』『嘆きの天使』など。
- や‐ぬし【家主】
- =いえぬし。
- ①家の主人。あるじ。householder
- ②家の持ち主。大家。landlord; landlady〈対義〉店子(たなこ)。
- ヤヌス【Janus】
- 古代ローマの神。門や扉の守護神で、物事の初めをつかさどる双面の神。神殿の扉の開放は戦争を、閉鎖は平和を表す。神々の序列でも最初で、ローマ暦の1月(Januarius)はヤヌスの名を冠する。
- *や‐ね【屋根】
- ①雨・日光・風などを防ぐための建物の上部のおおい。roof〈用例〉〜にのぼる。一つ〜の下で暮らす。
- ②物の上部のおおい。roof〈用例〉自動車の〜。
- ③《比喩(ひゆ)的に》一番高い所。〈用例〉ヒマラヤは世界の〜といわれる。
- 屋根を葺く(やねをふく)
- カヤ・板・瓦(かわら)などでおおって、屋根を作る。
- やね‐いた【屋根板】
- 屋根に葺(ふ)いてある板。屋根を葺くための板。shingle
- やね‐うら【屋根裏】
- ①屋根の裏側。また、天井から屋根までの空間。loft
- ②屋根のすぐ下にある部屋。屋根裏部屋。attic
- やねうら‐べや【屋根裏部屋】
- 屋根と天井の間の空間を利用して作られた部屋。納屋や物置のほか、居室としても使用される。屋根裏。garret; attic
- やね‐しょく【屋根職】
- 屋根を葺(ふ)く職人。古代からの宮廷や社寺などの檜皮(ひわだ)葺き・瓦(かわら)葺き職人、中世の草葺き屋根職人、スギ・クリなどの割り板によるこけら葺き職人などが専業化した。roofer
- やね‐ぶね【屋根船】
- 簡素な小屋をのせた小船。大型の屋形船(やかたぶね)と区別した江戸での呼称。日除け船。
- や‐の‐あさって【▼弥の▽明▽後▽日】
- 「あさって」の次の日。やなあさって。two days after tomorrow〈参考〉東京では、「しあさって」の次の日。
- やのくち‐まつり【矢の口祭(り)】
- 狩人(かりゅうど)たちが年の初めにあたって、獲物がたくさんとれるようにと餠(もち)などを供え、山の神に祈る祭り。
- やのじ‐むすび【やの字結び】
- 女帯の結び方の一種。「や」の字の形に結ぶもの。やの字。
- やの‐つねた【矢野▽恒太】
- (1865-1951)実業家。備中の人。第三高等中(現岡山大)卒。農商務省勤務を経て、第一生命保険相互会社を創立。生命保険業の発展に貢献。
- や‐の‐ね【矢の根】
- ①→矢尻(やじり)。
- ②歌舞伎(かぶき)十八番の一つ。『扇恵方曾我(すえひろえほうそが)』中の1幕。享保(きょうほう)14年(1729)2世市川団十郎が初演。曾我五郎が矢の根を研(と)いでまどろむうち、兄の十郎が夢に現れ、敵工藤(くどう)に捕らえられていると告げる。五郎ははだか馬で工藤の館へはせ向かう。
- やのね‐いし【矢の根石】
- 石器時代に矢尻(やじり)として矢の先につけた石。
- やの‐りゅうけい【矢野竜渓】
- (1850-1931)小説家・政治家。本名文雄。大分県生まれ。慶応義塾卒。立憲改進党結成に参画。郵便報知新聞社社長。政治小説『経国美談』など。
- や‐は(連語)
- 〈古語〉
- 《係助詞「や」に係助詞「は」の付いたもの》
- ①反語の意を表す。…だろうか、いや…ではない。〈用例〉色こそみえね香〜かくるる(古今・春上)。
- ②疑問の意を表す。…か。〈用例〉「乾き砂子の用意〜なかりける」とのたまひたりしかば(徒然・177)。
- ③《「やは…ぬ」の形で》勧誘・希望の意を表す。…してくれ。…てくれたらいいのに。〈用例〉ほととぎす声も聞こえず山彦は外(ほか)に鳴く音(ね)をこたへ〜せぬ(古今・夏)。
- や‐ば【矢場】
- ①弓を射る所。弓道場。
- ②楊弓場(ようきゅうじょう)。遊戯用の小さな弓を使う矢場を設け、矢場女を置いて接待させた娯楽場。
- ③《表向きは楊弓場のように見せ、矢場女に売春をさせていたことから》売春宿の別称。
- や‐ば【野馬】
- ①はなしがいの馬。のうま。
- ②かげろう。陽炎。
- やば・い(形)
- 《もと、盗人などの隠語》見つかったり、つかまえられたりしそうだ。危険だ。
- ヤハウェ【Yahweh】
- 古代イスラエルの唯一絶対の神の名。ヘブライ語でYHWHの4つの子音からなる語。ユダヤ人はこの神名をとなえるのを避けてアドーナイ(主)とよび、正式な読み方が忘れられた。16世紀ごろ、母音を付けてエホバと読まれたが、現在はヤハウェと推読する。ヤーウェ。
- やば‐おんな【矢場女】
- 矢場で矢を拾う役などをする女性。売春をかねる者が多かった。矢取女(やとりおんな)。
- やはぎ‐がわ【矢▽作川】
- 愛知県中部を流れる川。長さ117km。美濃(みの)三河高原に発し、西尾市で新旧両河道に分かれて三河湾に注ぐ。
- やはぎせいてつ【矢▽作製鉄(株)】
- 鉄鋼。鋳物用銑鉄・合金鉄を製造。昭和12年(1937)設立。平成10年(1998)倒産。
- やはぎ‐べ【矢▽作▽部・矢▼矧▽部】
- 大化(たいか)の改新前の品部(ともべ)の一つ。矢の製作にあたった部民(べのたみ)。
- や‐はく【夜泊】(名・サ変自)
- ①夜、船中にとまること。
- ②夜、船が港・川べりなどに停泊すること。
- やば‐けい【▼耶馬渓】
- 大分県北部、山国(やまくに)川の本流と支流の上流・中流域にある景勝地。花崗(かこう)岩を基底に溶岩台地が浸食を受けた地形は奇岩深渓に富み、新緑・紅葉との調和が美しい。青の洞門、羅漢(らかん)寺などがある。
- やばけい【▼耶馬▼溪】
- 〈町〉大分県北西部の町。名勝耶馬渓をもつ観光の町で、産業は稲作・シイタケ栽培などの農業や林業が中心。人口6318(1994)。
- や‐はず【矢▼筈】
- ①矢の上の端の、弦を受ける所。はず。その形の模様。
- ②竹の先にまたを付けた、かけ物をかける具。
- やはず‐えんどう【矢▼筈▼豌豆】
- →カラスノエンドウの別名。羽状複葉の小葉のつき方が矢筈を思わせることからの名称。
- やはず‐そう【矢▼筈草】
- マメ科の一年草。野原や路傍にはえ、高さ約30cm。葉は互生し複葉。秋に、淡紅色の蝶形(ちょうけい)花をつける。葉をちぎった跡が矢筈形になる。
- やばせ【矢▽橋】
- 滋賀県琵琶(びわ)湖東岸、草津市の地区。近江(おうみ)八景の一つ「矢橋の帰帆(きはん)」で知られるが、風景の変貌(へんぼう)著しく、昔の面影はない。
- やばせ‐ゆでん【八▽橋油田】
- 秋田市西部にある油田。天然ガスも産出。かつて産油量日本一をほこったが、昭和35年(1960)ごろをピークに減少。
- やはた【八▼幡】
- 福岡県北九州市南西部、洞海(どうかい)湾に臨む重化学工業地区。明治30年(1897)八幡製鉄所開設により、農漁村から工業都市に急激に発展、八幡市となる。北九州工業地帯の中核をなす。昭和38年(1963)合併で北九州市となる。
- やはた‐せいてつ【八▼幡製鉄】
- 製鉄会社。明治34年(1901)福岡県に設立された官営製鉄所が前身。昭和45年(1970)富士製鉄と合併して新日本(しんにっぽん)製鉄となる。
- や‐ばね【矢羽・矢羽根】
- 矢の端につけたワシ・タカなどの鳥の羽。矢をまっすぐ進めるために付けるもの。feathers of an arrow
- やはば【矢▼巾】
- 〈町〉岩手県中央部、盛岡(もりおか)市の南にある町。農業と工業の町で、岩手流通センターがある。人口2万1066(1994)。
- やばひたひこさん‐こくていこうえん【▼耶馬日田▽英▼彦山国定公園】
- 福岡・大分・熊本の3県にまたがる国定公園。耶馬渓・英彦山を中心に、メサ台地の万年山(はねやま)一帯と水郷の日田盆地を含む。昭和25年(1950)指定。
- やはり【矢張り】(副)
- 《「矢張」は当て字》=やっぱり。
- ①以前と同じように。依然として。still〈用例〉今回も〜うまくいかない。
- ②他の場合と同じように。同様に。too; also〈用例〉わたしたちも〜わからない。
- ③思ったとおり。案の定(じょう)。as one expected〈用例〉あの話は〜うそだった。
- ④結局は。どう見ても。after all〈用例〉いいものは〜いい。
- 矢張り野に置け蓮華草(やはりのにおけれんげそう)
- レンゲソウのような野の花は、野原に咲いてこそ似つかわしい。ものには、ふさわしい場所というものがもともとある。
- や‐はん【夜半】
- ①よなか。よわ。midnight
- ②子(ね)の時。九つ。現在の午後12時ごろ。
- や‐ばん【野蛮】(名・形動)
- ①文明からほど遠く、文化の開けていないこと・さま。未開。savage
- ②教養がなく、粗野なこと・人・さま。rude
- やばん‐じだい【野蛮時代】
- 人類が生まれてから魚類の食用、火の使用、弓矢の発明に至る時代。〈比較〉未開時代・文明時代。
- やばん‐じん【野蛮人】
- ①野蛮な人。barbarian
- ②乱暴で、無作法な人。wild man
- やはん‐らい【夜半来】(名・副)
- よなかから続いていること。
- や‐ひ【野卑・野▼鄙】(名・形動)
- 下品で、いやしいこと・さま。粗野なこと・さま。〈対義〉都雅・高尚。
- やひこ【▼弥▼彦】
- 〈村〉新潟県北部、佐渡(さど)弥彦米山(よねやま)国定公園に属する観光の村。弥彦温泉郷・弥彦神社で知られる。人口8418(1994)。
- や‐びらき【矢開き・▼箭開き】
- ①武家の男児が初めて射た鳥獣の肉を調理して、3色の餠(もち)とともに山の神に供えて祝った習俗。
- ②鹿児島地方で、正月2日の狩り初めの式。
- ③長野県安曇(あずみ)地方などで、陰暦正月2日に明きの方(かた)に向いて弓や鉄砲を射る行事。
- やぶ【▼藪】
- ①草・竹・灌木(かんぼく)などがむらがり生えた所。thicket; bushes
- ②「やぶ医者」の略。
- 藪から棒(やぶからぼう)
- だしぬけなこと。唐突なこと。out of the blue
- 藪に剛の者(やぶにごうのもの)
- ①ばかにされている者たちの中にも、立派な人物がいる。
- ②やぶ医者と見られている医者の中にも、名医がいる。
- 藪に馬鍬(やぶにまぐわ)
- できないことを、あえて行うことのたとえ。
- 藪に目(やぶにめ)
- 秘密が漏れやすいことのたとえ。〈類似〉壁に耳。
- 藪の中(やぶのなか)
- 《芥川竜之介(あくたがわりゅうのすけ)の短編の題名から》当事者の話が食い違って真相はわからないこと。
- 藪を突いて蛇を出す(やぶをつついてへびをだす)
- 不必要なことをして、災いを受けるたとえ。藪蛇。cause more trouble than necessary
- やぶ【▽養父】
- 〈町〉兵庫県北部、円山(まるやま)川上流域の町。繊維工業、また、和牛飼育・養蚕・錦鯉(にしきごい)の産地としても知られる。人口9229(1994)。
- やぶ‐いしゃ【▼藪医者】
- 《俗語》へたな医者。やぶ。quack doctor
- やぶい‐ちくあん【▼藪井竹▼庵】
- 《俗語。藪医竹庵とも書く》「→やぶ医者」を人名めかしていった語。
- やぶ‐いり【▼藪入り】
- 盆と正月に奉公人や嫁が休みをもらい、実家に帰る習慣。また、その日。元来は先祖祭りの日であったが、のち休日の意味に変化した。
- やぶ‐うぐいす【▼藪▼鶯】
- 冬の間、平地のやぶで暮らすウグイス。また、野山にいるウグイス。bush warbler in a thicket
- やぶ‐がらし【▼藪枯】
- ブドウ科のつる性多年草。山野にはえる。5小葉からなる葉は巻きひげと対生。夏に淡緑色の小花を密生。ビンボウカズラ。
- やぶ‐かんぞう【▼藪▼萱草】
- ユリ科の多年草。路傍にはえる。高さ約1m。葉は線形で幅2〜5cm。夏に黄赤色で径約8cmの重弁花が咲く。ワスレグサ。
- やぶき【矢吹】
- 〈町〉福島県、郡山(こおりやま)盆地南部の町。旧宿場町で、産業は稲作・畜産のほか製材・酒造など。人口1万8586(1994)。
- やぶ‐きり【▼藪きり】
- 木の上で「シリシリシリ」と鳴く、キリギリス科の昆虫。体長約5cm。緑色型と暗褐色型とがある。成虫の出現はキリギリスよりやや早い。本州・四国・九州に分布。
- やぶ・く【破く】(五他)
- 《「破る」と「裂く」との混交》破る。裂く。tear
- やぶ・ける【破ける】(下一自)
- 《俗語》破れる。tear; break
- やぶ‐こうじ【▼藪▼柑子】
- ヤブコウジ科の常緑小低木。山林下にはえる。高さ約20cm。葉は長楕円(だえん)形。初夏に花冠の5裂する小白花が咲き、実は球形で、秋から冬赤く熟す。観賞用。ヤマタチバナ。アカダマノキ。
- やぶさか【▼吝か】(形動)
- 〈文語的〉
- ①物惜しみするさま。けち。吝嗇(りんしょく)。
- ②《「…にやぶさかでない」の形で》ためらわずに、喜んで、気持ちよく…する。〈用例〉同意するに〜でない。
- やぶさ‐め【▽流▼鏑▽馬】
- 鎌倉(かまくら)時代の武技の一つ。射手が馬を走らせながら3か所に立てた的(まと)を鏑矢(かぶらや)で順に射るもの。室町時代以降は儀式としてのみ残る。
- やぶ‐さめ【▼藪雨】
- 沢沿いの茂みなどにすみ、「シシシ…」と鳴くヒタキ科の小鳥。全長約10cm。ウグイスに近縁の鳥だが、はるかに小さく、尾も短い。羽色も背から尾は暗褐色、胸腹部は淡黄色と全体に地味。日本各地の低山地に夏鳥として渡来・繁殖し、冬は東南アジアなどに去る。short-tailed bush warbler
- やぶ‐さんざし【▼藪山査子】
- ユキノシタ科の落葉低木。高さ約1m。葉は卵状円形。春に、葉と同時に黄緑色の小花が束生。サンザシに似た赤い果実をつける。庭木。
- やぶ‐しめじ【▼藪占地】
- 担子菌類シメジ科のキノコ。タケ・ササのやぶに群生。かさは黄褐色または黄赤褐色で、径5〜10cm、中央がくぼむ。有毒。ヤケドタケ。ドクササコ。
- やぶ‐じらみ【▼藪▼虱】
- セリ科の二年草。山野にはえる。高さ約1m。全体に剛毛。葉は卵状三角形で2回3出複葉。夏に、複散形花序に白花が咲く。果実の先端の針で衣服などにつくことから、シラミに見立てた名。
- や‐ぶすま【矢▼衾】
- ①弓の射手がすきまなく並ぶこと。
- ②矢が一面に絶えまなく飛んで来ること。
- やぶ‐そてつ【▼藪▼蘇鉄】
- シダ植物類オシダ科の常緑シダ。山林や路傍にはえる。高さ約70cm。葉は1回羽状複葉、羽片は広い鎌形(かまがた)。裏面に胞子嚢(ほうしのう)群が散在。
- やぶ‐そば【▼藪▼蕎▽麦】
- 《「藪」を名乗るそば屋で出すそばの特色から》薄緑色のそば。
- やぶた‐ていじろう【▼藪田貞治郎】
- (1888-1977)化学者。滋賀県生まれ。東大卒。東大教授。高等植物の生長物質であるジベレリンの結晶化に成功。昭和39年(1964)文化勲章受章。
- やぶ‐タバコ【▼藪タバコ】
- キク科の二年草。山野にはえる。高さ約1m。茎は太くて堅く、細毛がある。葉は大形の長楕円(だえん)形。淡黄色の小形管状花が穂状につく。
- やぶづかほん【▼藪塚本】
- 〈町〉群馬県南東部、桐生(きりゅう)市と伊勢崎(いせさき)市の中間に位置する町。農業の町で、小玉スイカ・たくあんの産地。藪塚温泉がある。人口1万6928(1994)。
- やぶ‐つばき【▼藪▼椿】
- 野生のツバキ。山椿。wild camellia
- やぶ‐でまり【▼藪手▼毬】
- スイカズラ科の落葉低木。湿った山地にはえる。高さ2〜5m。葉は有柄の広卵形で鋭い鋸歯(きょし)がある。春に咲く白い花は散房花序で、その外側を大きな装飾花が囲む。庭木用。ヘミ。
- やぶ‐にっけい【▼藪肉▼桂】
- クスノキ科の常緑高木。暖地の海岸にはえ、庭木にもする。高さ約10m。葉は長楕円(だえん)形で香気がある。初夏に、淡黄色の小花が咲く。果実は黒色。関東以西に分布。
- やぶ‐にらみ【▼藪▼睨み】
- 《卑語》
- ①物を見るとき、一方の瞳(ひとみ)が斜めに向いていること・人。斜視(しゃし)。strabismus
- ②見当ちがいの見方・考え。wrong view
- やぶ‐にんじん【▼藪人▽参】
- セリ科の多年草。山野の木陰にはえる。高さ約50cm。ニンジンに似た葉をつける。春に、複散形花序を出し、小白花が咲く。
- やぶのうち‐りゅう【▼藪内流】
- 茶道流派の一つ。安土(あづち)桃山時代の藪内宗巴(そうは)が遠祖。京都四流の一つで、三千家(さんせんけ)の上流(かみりゅう)に対し、下流(しもりゅう)と称した。
- やぶ‐へび【▼藪蛇】
- 《「藪を突(つつ)いて蛇を出す」の略》余計なことをして、思わぬ面倒をおこすこと。cause more trouble than necessary
- やぶ‐まお【▼藪▼苧▽麻】
- イラクサ科の多年草。やぶの陰にはえ、葉は卵形。高さ約1m。夏から秋に、細長い花穂を出し、淡緑色の小花が咲く。
- や‐ぶみ【矢文】
- 矢に結びつけ、射て、先方に届ける手紙。
- やぶ‐みょうが【▼藪▼茗荷】
- ツユクサ科の多年草。山地の林内などに自生。根は白く地をはう。茎は高さ約90cm。葉は長楕円(だえん)形。夏に、円錐(えんすい)花序を立て、3弁の白小花が多数咲く。
- やぶ‐むらさき【▼藪紫】
- クマツヅラ科の落葉低木。山地にはえる。高さ約2m。枝葉に毛が密生。葉は卵状長楕円(だえん)形。初夏に、萼(がく)・花冠の4深裂した淡紫色の花が咲く。庭木用。
- やぶ‐らん【▼藪▼蘭】
- ユリ科の常緑多年草。樹陰にはえる。高さ約50cm。幅1cmほどの線形葉が根生。8月ごろ、3〜8個の濃紫色の花を束生する。根は薬用。本州以南に分布。ヤマスゲ。
- *やぶ・る【破る】(五他)
- ①紙や布を裂いたり穴をあけたりして形を壊す。tear〈用例〉シャツを〜。紙を〜。
- ②固い物を傷つけて壊す。砕く。break〈用例〉ひなが殻を〜・って出てくる。
- ③決めた物事に背く。break; violate〈対義〉守る。〈用例〉約束を〜。規則を〜。
- ④備えや守りを突きやぶる。break〈用例〉関所を〜。
- ⑤戦いや試合で相手を負かす。beat〈用例〉論敵を〜。
- ⑥安定していた穏やかな状態を乱す。disturb〈用例〉眠りを〜。静寂を〜。
- ⑦ある線を越す。〈用例〉記録を〜。
- やぶれ【破れ】
- 破れること。破れた所・程度。tear
- やぶれ‐がさ【破傘】
- キク科の多年草。山地の木陰にはえる。高さ60〜90cm。葉は掌状に裂け、早春に、かさをつぼめたような形で現れる。夏に白頭花が咲く。
- やぶれ‐かぶれ【破れかぶれ】(形動)
- やけになるさま。捨て鉢。desperate
- やぶれ‐め【破れ目】
- 破れたところ。tear〈用例〉障子の〜。
- *やぶ・れる【破れる】(下一自)
- ①紙や布などが切れて分かれる。裂ける。穴があく。tear〈用例〉障子が〜。着物が〜。
- ②強い圧力などに堪えられず物が壊れる。砕ける。break〈用例〉水道管が〜。
- ③成り立たずに終わる。fail〈用例〉縁談が〜。夢が〜。
- ④戦いや試合などに負ける。be beaten〈用例〉敵に〜。
- ⑤安定していた穏やかな状態が乱される。be disturbed〈用例〉平和が〜。均衡が〜。
- ⑥ある線が越される。〈用例〉世界記録が〜。
- やぶ・れる【敗れる】(下一自)
- 負ける。敗北する。be beaten〈用例〉惜しくも決勝戦で〜・れた。
- ヤブロノイ‐さんみゃく【ヤブロノイ山脈】
- (Yablonovyy Khrebet)ロシア南東部、バイカル湖東方の山脈。最高峰クソトゥイ山は標高1680m。古生層からなり、第三紀の断層運動により、平坦な山頂と深い谷とが交錯。