- やべ【矢▽部】
- 〈町〉熊本県中東部、緑川上流域の町。農林業が主で、米・肉牛・茶などを産出。重要文化財の通潤(つうじゅん)橋がある。人口1万4378(1994)。
- やべ【矢▽部】
- 〈村〉福岡県南東部、大分・熊本県に接する山間の村。林業を主とし、ワサビ・茶・木工芸品なども生産。日向神(ひゅうがみ)ダムがある。人口2130(1994)。
- やべ‐がわ【矢▽部川】
- 福岡県南部を流れる川。長さ61km。大分・福岡県境の竹原峠付近に発し、筑後(ちくご)川の南を並流、柳川(やながわ)市で有明(ありあけ)海に注ぐ。日向神(ひゅうがみ)渓・日向神ダム・船小屋温泉が知られる。
- やべ‐ひさかつ【矢▽部▽長▽克】
- (1878-1969)古生物学者・地質学者。東京生まれ。東大卒。東北大教授。日本の化石・地質層序・地質構造など地史を研究。昭和28年(1953)文化勲章受章。
- や‐へん【矢偏】
- 漢字を組み立てている部分の名。「知・短」などの左にある「矢」。
- やぼ【野暮】(名・形動)
- 《当て字》
- ①世間・人情に通じていないこと・人・さま。know little of the world〈対義〉粋(すい)。
- ②田舎くさいこと・人・さま。武骨。unrefined〈対義〉粋(いき)。
- ③遊興の事情に疎いこと・人・さま。inelegance〈対義〉通。
- や‐ほう【野砲】
- 地上戦闘で、おもに歩兵支援のために使用する砲。かつては口径75mmのものが中心となっていた。field piece; field artillery
- や‐ぼう【野望】
- だいそれた望み。分を越えた望み。野心。非望。ambition〈用例〉〜を抱く。
- や‐ほち【夜▽発】
- 夜間、道ばたで客を誘い売春をする女。やほつ。辻君(つじぎみ)。夜鷹(よたか)。
- やぼっ‐た・い【野暮ったい】(形)
- 野暮な感じがする。unpolished〈用例〉〜服装。〈派生〉やぼったさ(名)
- やぼ‐よう【野暮用】
- やむをえずしなければならない、つまらない用事。minor business
- やま【▼岾】8画
- 部首 山やまへん 和製漢字
- 区点 5419・JIS 5633・シフト 9BB1
- 山の、特につきでた部分。
- *やま【山】
- [一](名)
- ①周囲の地表・平地から著しく盛り上がって高くなった土地。丘陵より高度や起伏が大きい。信仰や修行の場とされることもある。mountain〈対義〉川・野・海。〈用例〉〜に登る。
- ②①のような形に盛り上げられたもの。pile〈用例〉ごみの〜。
- ③数量の多いこと。a lot of〈用例〉人の〜。借金の〜をかかえる。
- ④物の一部で、盛り上がった部分。top〈用例〉ねじの〜。
- ⑤山林。forest〈用例〉〜を売る。〜持ちの家。
- ⑥鉱山。mine〈用例〉〜がさびれる。
- ⑦《鉱山経営は当たり外れが多いことから》確率の低い幸運への期待。まぐれ当たりをねらう予想。speculation〈用例〉〜をかける。
- ⑧物事の絶頂時。もっとも重大なところ。クライマックス。the climax〈用例〉話が〜にさしかかる。今夜が〜だ。
- ⑨「→やまぼこ」の略。
- ⑩《園城(おんじょう)寺(三井寺(みいでら))を「寺」というのに対して》→比叡(ひえい)山。また、→延暦(えんりゃく)寺。〈対義〉寺。
- ⑪《接頭的。動植物の名の上に付けて》野生の、山に住む、などの意を表す。〈用例〉〜ツツジ。〜猫。
- [二](助数)
- ①盛り上げられたものを数えるのに用いる語。a pile〈用例〉ミカン1〜。
- ②山林や鉱山を数えるのに用いる語。
- 山が当たる(やまがあたる)
- 自分の思っていたことが、うまくあたる。思惑通りになる。山を当てる。turn out as one expected
- 山が見える(やまがみえる)
- 先の見通しがつく。The end is in sight.
- 山から里へ(やまからさとへ)
- 《「山」は寺のこと。一般の人が寺から物をもらう意から》物事があべこべであることをいう。〈類似〉寺から里へ。
- 山高きが故に貴からず(やまたかきがゆえにたっとからず)
- 《『実語教』にあることば》どんなに外観はりっぱでも、実質が伴わなければ、すぐれているとはいえない。Do not judge a book by its cover.
- 山高く水長し(やまたかくみずながし)
- 《范仲淹(はんちゅうえん)「厳先生祠堂記」にあることば》君子の徳がすぐれていることをいう。
- 山と言えば川(やまといえばかわ)
- 人のいうことに、反対ばかりすることのたとえ。〈類似〉右といえば左。
- 山眠る(やまねむる)
- 冬の山の、寝静まったような、静かな感じの形容。〈対義〉山笑う。
- 山笑う(やまわらう)
- 春の山の、明るい感じの形容。〈対義〉山眠る。
- 山を当てる(やまをあてる)
- =山が当たる。
- ①鉱山で、うまく鉱脈をさがし当てる。dig out a mine
- ②勘などに頼り、試験の出題など、当たる可能性の少ないことを適中させる。anticipate rightly
- ③物事の急所となる点を、あらかじめいい当てる。その結果として、うまく適中する。
- 山を鋳、海を煮る(やまをい、うみをにる)
- 鉱山から金属をとり、海水から塩をとる。国内で物産が豊富なことのたとえ。
- 山を掛ける(やまをかける)
- 万一の幸運をあてにして、準備する。冒険をしてみる。山を張(は)る。speculate
- 山を越す(やまをこす)
- ①いちばん大切なところ、難所を通り過ぎる。病気のいちばん危険な状態を脱する。get over a difficulty
- ②盛りを過ぎて衰え始める。decline
- 山を成す(やまをなす)
- 山のような形をつくる。物がたくさん積んである。物事が多く重なっている。pile high〈用例〉仕事が〜。
- 山を抜く(やまをぬく)
- 《『史記』「項羽本紀」にあることば》力が強大なことの形容。
- やま‐あい【山▽間】
- ①山と山との間。たにま。山かい。かい。
- ②山の中。
- やま‐あい【山▼藍】
- トウダイグサ科の多年草。山地の林にはえる。高さ約30cm。地下茎は長く横にのび、茎は直立。葉は有柄で卵状長楕円(だえん)形。春から夏に、紫色の小花を穂状につける。古代の藍染めの染料とされた。
- やま‐あがり【山上がり】
- 死者の遺族が喪屋(もや)にこもり忌みつつしむ風習。古代の遺風と考えられ、長崎県対馬(つしま)などに残る。
- やま‐あざみ【山▼薊】
- キク科の多年草。山地にはえる。高さ約2m。葉は羽状に深裂。秋に、紅紫色で無柄の頭花が穂状に多数つく。暖地に分布。
- やま‐あし【山足】
- スキーの斜滑降などで、斜面の山側(高い方)にある足。uphill stepping〈対義〉谷足。
- やま‐あじさい【山▽紫▽陽▽花】
- ユキノシタ科の落葉低木。福島以西の山地にはえる。高さ約1m。葉は長楕円(だえん)形で鋸歯(きょし)をもつ。夏に、周縁に青色の中性花のある散房花序をつける。サワアジサイ。
- やま‐あそび【山遊び】
- 春先の野遊びのこと。3月3日あるいは4月8日に、食物を用意して山や野で酒宴を催す行事。〈比較〉磯遊び。
- やま‐あらし【山荒(ら)し】
- 山林の盗伐など、山を荒らすこと・人。stealer of forest trees
- やま‐あらし【山▼嵐】
- 山から吹いてくる強風。山に吹くあらし。mountain storm
- やま‐あらし【▽豪▼猪・山荒】
- ヤマアラシ科の哺乳(ほにゅう)類。熱帯産で夜行性。ネコぐらいの大きさで、背の毛はかたく、針状。porcupine
- やま‐あり【山▼蟻】
- ヤマアリ亜科のアリの総称。体長5〜9mm。クロヤマアリ・アカヤマアリなど日本に約60種。日本全土に分布。
- やま‐あるき【山歩き】
- ①山を歩き回ること。mountaineering
- ②→ハイキング。hiking
- やまい【病】
- ①《「疾」とも》病気。illness
- ②よくない癖。bad habit
- ③苦労の種。
- 病膏肓に入る(やまい、こうこうにいる)
- 《『左伝』「成公十年」にあることばから。「膏肓」を「こうもう」と読むのは誤り》
- ①不治の病気にかかる。
- ②とうてい治せないほど、状態が悪くなる。
- ③どうにもとめようがないほど、物事に熱中する。
- 病に冒される(やまいにおかされる)
- 病気になる。become ill
- 病の床(やまいのとこ)
- 病気で寝ている床。病床。また、病床につくこと。病気でふせっていること。sickbed〈用例〉〜に臥(ふ)す。
- 病は気から(やまいはきから)
- 病気は、気の持ちようで、よくも悪くもなる。Fancy may kill or cure.
- 病は口より入り禍は口より出ず(やまいはくちよりいりわざわいはくちよりいず)
- 《晋(しん)の傅玄(ふげん)が「口銘」の中で述べたことば》病気は口に入る飲食物がよくないから、わざわいは口から発することばに慎重でないことから、それぞれ起こる。
- やま‐い【山▼藺】
- カヤツリグサ科の多年草。山中の湿地にはえる。稈(かん)の高さ約60cm。稈頂に2cmほどの小穂、基部に苞葉(ほうよう)がつく。
- やま‐いたち【山▼鼬・山▼鼬▼鼠】
- →オコジョの異名。
- やまい‐だれ【病垂れ】
- 漢字を組み立てている部分の名。「病・疫・痛」などの「罒」。〈比較〉麻(ま)垂れ。
- やまいちしょうけん【山一▼證券(株)】
- 金融業。大手証券会社。昭和18年(1943)設立。平成10年(1998)自主廃業。
- やま‐いぬ【山犬】
- ①→ニホンオオカミの別名。
- ②野生化して山にすむイヌ。wild dog〈対義〉里犬。
- やま‐いぬ【▽病犬】
- 《「やまいいぬ」の転》
- ①悪い癖のある犬。
- ②→狂犬。
- やま‐うぐいす【山▼鶯】
- ①山にすむウグイス。
- ②→ヤマルリソウの別名。
- やまうち【山内】
- 〈町〉佐賀県南西部、伊万里(いまり)・武雄(たけお)市に接する町。稲作のほかミカン栽培などを行う農業の町で、暖地性植物群の宝庫として知られる。人口1万0218(1994)。
- やま‐うど【山▽独▽活】
- ウコギ科の多年草。山にはえている野生のウド。
- やま‐うば【山▼姥】
- 深山に住むとされる女性姿の妖怪(ようかい)。人を食う鬼女。やまんば。
- やま‐うるし【山漆】
- ウルシ科の落葉小高木。山地にはえる。高さ約3m。葉は奇数羽状複葉で、小葉は卵状楕円(だえん)形。春に、黄緑色の小花が円錐(えんすい)花序につく。秋に美しく紅葉する。
- やまえ【山江】
- 〈村〉熊本県南部、人吉(ひとよし)市の北に位置し、人吉盆地に面する村。大部分が山林で、クリなどの果樹栽培もさかん。人口4248(1994)。
- やまおか【山▼岡】
- 〈町〉岐阜県南東部、恵那(えな)市の南に接する町。寒天製造がさかんで、西部は古くからの陶土の産地。瑞浪(みずなみ)高原スキー場がある。人口5837(1994)。
- やまおか‐げんりん【山▼岡元隣】
- (1631-72)江戸前期の俳人・国学者。伊勢(いせ)山田の人。北村季吟(きたむらきぎん)門下。仮名草子・古典注釈・俳諧(はいかい)に活躍。俳文集『宝蔵(たからぐら)』、仮名草子『他我(たが)身の上』など。
- やまおか‐そうはち【山▼岡荘八】
- (1907-78)小説家。本名藤野庄蔵。新潟県生まれ。時代小説などに活躍した。作品『徳川家康(とくがわいえやす)』など。
- やまおか‐てっしゅう【山▼岡鉄舟】
- (1836-88)幕末・明治初期の剣客。通称鉄太郎。千葉周作に剣を学び、のち一刀正伝無刀流を開く。勝海舟(かつかいしゅう)とともに江戸無血開城に貢献。維新後、明治天皇の侍従。
- やま‐おく【山奥】
- 山の奥のほう。山の奥深い所。deep in the mountains
- やま‐おだまき【山▼苧▽環】
- キンポウゲ科の多年草。山地の道端にはえる。高さ約40cm。根生葉は2回3出複葉。夏、枝先に1個ずつ下向きに花が咲く。がくは紫褐色で5個、花弁も5個で黄色。
- やま‐おとこ【山男】
- ①山に住むとされる男の怪物。giant
- ②山に住む男。山で働く男。woodsman
- ③山登りの好きな人。alpinist
- やま‐おろし【山▼颪】
- ①山から吹きおろす風。
- ②歌舞伎(かぶき)下座(げざ)音楽の一つ。大太鼓を長い桴(ばち)で打って近くに山のある場面であることを表す。
- やま‐が【山家】
- 山中にある家。山里の家。cottage in a mountain village〈用例〉〜住まい。
- やまが【山香】
- 〈町〉大分県国東(くにさき)半島、八坂(やさか)川上流域の町。稲作・野菜栽培・畜産などの農林業のほか、酒造業なども行う。人口9643(1994)。
- やまが【山▼鹿】
- 〈市〉熊本県北部、菊池川中流域の市。平安時代以来の、山鹿温泉を中心とする古い湯の町。かつては河川交通の拠点で、宿場町。商業・サービス業がさかん。人口3万3945(1994)。
- やま‐かい【山▽峡】
- 山と山に挟まれた狭い所。ravine
- やま‐かがし【山▼楝▽蛇・▽赤▼楝▽蛇】
- ヤマカガシ科の有毒ヘビ。水辺に多い。全長1〜1.5m。背面は緑褐色で黒斑(こくはん)が混じり、体側に紅斑がある。頸部(けいぶ)にある頸腺(けいせん)と後牙(こうが)から毒液を射出。本州・四国・九州に分布。ニシキヘビ。
- やま‐かけ【山掛(け)】
- ①高く積むこと。pile
- ②とろろをかけた料理の総称。ヤマトイモ・ジネンジョなどをすりおろし、鶏卵・調味料をすり混ぜて、マグロやそば・豆腐などにかける。
- やま‐かげ【山陰】
- 山にさえぎられるため、日の当たらない所。recess of a mountain〈用例〉〜の家。
- やま‐かご【山▼駕▼籠】
- 旅行のとき、とくに山道などで用いたかご。竹で編み、底は円形、屋根は網代(あじろ)に作り、垂れのない粗末なもの。山輿(やまごし)。
- やま‐がさ【山▼笠】
- ①祭礼のときなどに用いる装飾された笠。
- ②福岡県福岡市櫛田(くしだ)神社で7月1〜15日にかけて行われる祇園(ぎおん)祭りの通称。博多(はかた)祇園山笠。
- やま‐かじ【山火事】
- タバコやたき火の不始末、あるいは自然発火などによる山林原野の火災。春季・乾燥時に多い。山焼け。山火(やまび)。forest fire
- やま‐がしゅう【山何首▼烏】
- ユリ科のつる性落葉植物。山地にはえる。茎には大小の硬いとげと、長い巻きひげがある。葉は卵円形で、脈が目立つ。春に、黄緑色の花が咲き、秋、球形の液果が黒熟する。
- やま‐かぜ【山風】
- 夜間、放射冷却で、山の斜面が冷えてできた冷気が、山頂から山麓(さんろく)に流れ下る風。mountain wind〈対義〉谷風。
- やま‐かせぎ【山稼ぎ】
- きこり・猟師などが、山へ働きに行くこと。
- やまが‐そこう【山▼鹿素行】
- (1622-85)江戸前期の儒者・兵学者。会津(あいづ)の人。近世古学の開祖。朱子学を批判した『聖教要録』で幕府の怒りを買い、播磨国(はりまのくに)赤穂(あこう)に配流。のち許されて江戸に戻った。著書『山鹿語録』『武家事紀』『中朝事実』など。
- やまが‐そだち【山家育ち】
- 山の中の家で育ったこと・人。いなかもの。countryman
- やま‐がた【山形】
- ①山のような形。
- ②弓の的の後ろに引く幕。
- やまがた【山方】
- 〈町〉茨城県北部、久慈(くじ)川中流域の町。肉牛の飼育・稲作・タバコ栽培などが主で、西之内和紙でも知られる。人口8912(1994)。
- やまがた【山形】
- 〈県〉東北地方南西部、日本海側の県。県庁所在地は山形市。奥羽(おうう)山脈・朝日山地など山岳が多く、豪雪地であるが、最上(もがみ)川沿いに盆地や平野が開けて、人口密度が高い。稲作・果樹栽培などの農業がさかん。面積9327km2、人口125万5556(1994)。
- やまがた【山形】
- 〈市〉山形県、山形盆地の南部にある市。県庁所在地。最上(もがみ)氏以来の旧城下町。ベニバナなどの集散で栄えた。県の商業中心地で、果樹栽培や鋳物(いもの)などの工業もさかん。蔵王(ざおう)山・蔵王温泉が有名。人口24万6842(1994)。
- やまがた【山形】
- 〈村〉岩手県北東部、久慈(くじ)市の西に接する村。林業と肉牛飼育、平庭(ひらにわ)高原観光で知られる。人口4032(1994)。
- やまがた【山形】
- 〈村〉長野県中央部、松本市の南西に接する村。スイカ・ナガイモ・アスパラガスなどを産出。人口7051(1994)。
- やまがた‐ありとも【山▽県有▼朋】
- (1838-1922)明治・大正の軍人・政治家。長州(ちょうしゅう)藩出身。奇兵隊を率い倒幕運動で活躍。維新後、兵制調査のため渡欧、徴兵制を制定。参議・初代参謀本部長・初代内相などを歴任。のち首相・枢密院議長。伊藤博文(いとうひろぶみ)が暗殺された後は元老筆頭として政界に君臨。
- やまがたぎんこう【(株)山形銀行】
- 金融業。地方銀行。明治29年(1896)設立。本店は山形市七日町。
- やまがたけんりつ‐よねざわじょしたんきだいがく【山形県立▽米沢女子短期大学】
- 公立女子短期大学。昭和27年(1952)米沢女子短期大学として創立、同45年(1970)より現名。所在地は山形県米沢市通町。
- やまがた‐だいがく【山形大学】
- 国立大学。明治43年(1910)創立の米沢(よねざわ)高等工業学校を前身とし、昭和24年(1949)より現制。本部は山形市小白川町。
- やまがた‐だいに【山▽県大弐】
- (1725-67)江戸中期の兵学者。尊王(そんのう)論者。甲斐(かい)の人。『柳子新論』を著して尊王論を説き、明和(めいわ)事件に連座して死罪。
- やま‐がたな【山刀】
- 猟師・きこり・炭焼きなど山仕事をする人や登山者が使う刃物。鉈(なた)のような形をし、刃の幅が広く地が厚い。
- やまがた‐ばんとう【山片▼蟠桃】
- (1748-1821)江戸後期の町人学者。播磨(はりま)の人。大坂で両替商を営む一方、儒学・天文学・蘭学(らんがく)を学び、合理主義精神で無神論を唱える。著書『夢の代(しろ)』など。
- やまがた‐ぼんち【山形盆地】
- 山形県中東部、最上(もがみ)川中流域にある盆地。かつてベニバナ栽培で知られた。県の穀倉地帯の一つで、米・サクランボ・リンゴなどを産出。
- やまがた‐まさお【山形▼昌▽夫】
- (1898-1981)造船学者。東京生まれ。東大卒。東大教授。わが国造船学の創始者。昭和42年(1967)文化勲章受章。
- やま‐がち【山勝ち】(名・形動)
- 平地が少なく、山が多いこと・さま。mountainous
- やま‐がつ【山▼賤】
- 猟師・きこりなど山に住む人を卑しめていった語。また、その家。
- やま‐がら【山▼雀】
- シジュウカラ科の小鳥。翼長約8cm。腹面が赤褐色。山林にすむ。「ツーツーチー」と鳴く。人になれ、また芸をよくする。日本全土に分布。
- やま‐がり【山狩(り)】(名・サ変自他)
- ①山で狩りをすること。hunt a mountain for game
- ②山中に逃げ込んだ犯人などを追って、山中をくまなく捜すこと。comb a hill
- やまが‐りゅう【山▼鹿流】
- 兵学の一流派。江戸時代前期、山鹿素行(やまがそこう)が甲州流兵学を基礎として創始。
- やま‐かわ【山川】
- 《「やまがわ」は別語》
- ①山と川。mountains and rivers
- ②山の神と川の神。
- やまかわ【山川】
- 〈町〉徳島県北部、吉野(よしの)川中流にある町。旧市場町の川田(かわた)を中心に発達。産業は果樹栽培や伝統の和紙製造など。人口1万2518(1994)。
- やまかわ【山川】
- 〈町〉福岡県南部の町。農業を主とし、ミカン・竹の子の産地。人口6406(1994)。
- やま‐がわ【山川】
- 《「やまかわ」は別語》山の中を流れる川。谷川。mountain stream
- やまがわ【山川】
- 〈町〉鹿児島県、薩摩(さつま)半島南東端の町。カツオ漁業の根拠地で、鰹節(かつおぶし)製造がさかん。鰻(うなぎ)池がある。人口1万2096(1994)。
- やまかわ‐きくえ【山川菊▽栄】
- (1890-1980)社会運動家。東京生まれ。山川均(ひとし)の夫人。社会主義の立場で婦人解放運動に活躍。昭和22年(1947)労働省婦人少年局の初代局長。
- やまかわ‐けんじろう【山川健次郎】
- (1854-1931)物理学者。会津生まれ。東大教授をはじめ、九大・京大・東大の総長、枢密顧問官を歴任。
- やまかわ‐とみこ【山川登▽美子】
- (1879-1909)歌人。本名、とみ。福井県生まれ。与謝野鉄幹(よさのてっかん)に師事、『明星(みょうじょう)』で活躍。共著歌集『恋衣(こいごろも)』。
- やまがわ‐の【山川の】
- [枕ことば]《流れの速く激しいことから》「速し・たぎつ・音・流る・流れ」などにかかる。〈用例〉嘆きせば人知りぬべみ〜激(たき)つ情(こころ)を塞(せ)かへてあるかも(万葉・7・1383)。
- やまかわ‐ひとし【山川▽均】
- (1880-1958)社会主義者。岡山県生まれ。マルクス経済学の普及に貢献。日本共産党創立に参画、のち党を離れ労農派で論陣を張った。
- やま‐かん【山勘】
- 《俗語》
- ①山師のような行為。
- ②人をペテンにかけること。さぎ。
- ③あてずっぽう。
- やま‐かんむり【山冠】
- 漢字を組み立てている部分の名。「岸・岩」などの、上にある「山」。〈比較〉山偏。
- やまぎし‐かい【山岸会】
- 社会運動家山岸巳代蔵(みよぞう)を中心に昭和28年(1953)に結成された共同体。自然と人間との調和ある共有共産的理想社会をめざした生活実践を行う。本部は三重県。
- やまきた【山北】
- 〈町〉神奈川県西端、御殿場(ごてんば)線に沿う町。丹沢(たんざわ)登山の基地で、ミカン・茶を栽培。人口1万4691(1994)。
- やま‐きちょう【山黄▼蝶】
- 本州の中部山地に局地的に生息するシロチョウ科のチョウ。開張約6.5cm。雄の羽は濃黄色、雌は蒼白(そうはく)色。食草はクロツバラ。
- やま‐ぎり【山霧】
- 山地に発生する霧。空気が山腹に沿って上昇するときできる。mountain fog
- やま‐ぎわ【山際】
- ①山に接した空。mountain ridge〈用例〉〜にかかる月。
- ②山に近い所。place near the mountain〈用例〉〜の農家。
- やまぎわ‐かつさぶろう【山極勝▽三郎】
- (1863-1930)病理学者。長野県生まれ。東大卒。ウサギの耳にコールタールを反復塗布し、皮膚癌(がん)を人工的に発生させた。明治40年(1907)学術誌『癌』を創刊。
- やま‐くさ【山草】
- ①山にはえている草。
- ②→ウラジロの異名。
- やま‐くずれ【山崩れ】
- 山の斜面上の表土や岩盤の一部が、急激に崩れ落ちる現象。降雨や雪どけ水および地震などによって起こる。landslide
- やまぐち【山口】
- 〈県〉中国地方西端の県。県庁所在地は山口市。一般に低山性の地形で、西部に石灰岩台地の秋吉(あきよし)台がある。稲作や柑橘(かんきつ)類の栽培などの農業、遠洋漁業主体の漁業がさかん。瀬戸内海沿岸では重化学工業が発達。面積6106km2、人口155万6286(1994)。
- やまぐち【山口】
- 〈市〉山口県中央部に位置する市。県庁所在地。中世、大内氏の城下町として繁栄。農業人口の多い田園都市で、県下一の広域都市。国宝の瑠璃光(るりこう)寺五重塔、常栄寺庭園など史跡・文化財に富む。湯田温泉がある。人口12万8972(1994)。
- やまぐち【山口】
- 〈村〉長野県南西部の村。中山(なかせん)道の旧宿場、馬籠(まごめ)で知られる。島崎藤村(しまざきとうそん)の生地。農業・林業が主。人口2084(1994)。
- やまぐち‐かおる【山口薫】
- (1907-68)洋画家。群馬県生まれ。東京美術学校卒。作品『紐(ひも)』など。
- やまぐち‐かつひろ【山口勝▼弘】
- (1928-)美術家。東京生まれ。日大卒。ガラス・電光・ビデオなどによる前衛的作品で国際的に活動。
- やまぐち‐かよう【山口華▼楊】
- (1899-1984)日本画家。本名は米次郎。京都生まれ。京都市立絵専卒。詩情あふれる清新な感覚で花鳥・動物を描く。昭和56年(1981)文化勲章受章。
- やまぐちぎんこう【(株)山口銀行】
- 金融業。地方銀行。昭和19年(1944)設立。本店は山口県下関市竹崎町。
- やまぐち‐さい【山口祭】
- 伊勢(いせ)神宮の式年遷宮(せんぐう)時の行事の一つ。社殿造営用材を伐(き)り出す御杣(みそま)山の山口に坐(いま)す神を祭り、伐採作業の安全を祈る儀式。やまぐちまつり。
- やまぐち‐さだお【山口定雄】
- (1863-1907)新派創始期の俳優。徳島県生まれ。歌舞伎(かぶき)から新派に転向。出演作『都新聞娘義太夫(ぎだゆう)』など。
- やまぐち‐じょしだいがく【山口女子大学】
- 公立女子大学。昭和16年(1941)創立の山口県立女子専門学校を前身とし、同50年(1975)より現制。所在地は山口市桜畠(さくらばたけ)。
- やまぐち‐せいし【山口誓子】
- (1901-94)俳人。京都市生まれ。東大卒。本名、新比古(ちかひこ)。『ホトトギス』で活躍後、素材の拡充と構成法で新興俳句に寄与。『天狼(てんろう)』主宰。句集『凍港』など。
- やまぐち‐せいそん【山口青▼邨】
- (1892-1988)俳人。本名、吉郎。盛岡市生まれ。東大卒。東大教授。高浜虚子(たかはまきょし)に師事。『夏草』主宰。句集『雑草園』など。
- やまぐち‐そどう【山口素堂】
- (1642-1716)江戸前期の俳人。名は信章。甲斐(かい)の人。松尾芭蕉(まつおばしょう)と交遊が深く、蕉風の展開に影響を与えた。脱俗清雅な句風。著書『とくとくの句合』など。
- やまぐち‐だいがく【山口大学】
- 国立大学。明治38年(1905)創立の山口高等商業学校を前身とし、昭和24年(1949)より現制。本部は山口市吉田(よしだ)。
- やまぐち‐たけお【山口▽長▽男】
- (1902-83)洋画家。ソウル生まれ。東京美術学校卒。東洋的情感のある抽象画を描く。作品『平面』など。
- やまぐち‐ひとみ【山口▼瞳】
- (1926-95)小説家。東京生まれ。国学院大卒。コピーライターとしても著名。都会的・小市民的・平均的日本人の感情と生活を描く。昭和38年(1963)『江分利満(えぶりまん)氏の優雅な生活』で第48回直木賞受賞。作品『男性自身』『血族』など。
- やまぐち‐ほうしゅん【山口▼蓬春】
- (1893-1971)日本画家。本名、三郎。北海道生まれ。東京美術学校卒。日本画に近代西欧画の手法を移入。昭和40年(1965)文化勲章受章。作品『市場』など。
- やまぐち‐ぼんち【山口盆地】
- 山口県のほぼ中央、椹野(ふしの)川の中流域にある盆地。水田農村地帯。
- やまぐち‐ようこ【山口洋子】
- (1937-)小説家・作詞家。愛知県生まれ。京都女子高中退。昭和60年(1985)『演歌の虫』『老梅』で第93回直木賞受賞。作品『プライベート・ライブ』『銀座春灯』など。