- やまと‐さるがく【大和猿楽】
- 丹波(たんば)猿楽・近江(おうみ)猿楽などに対し、中世に大和(奈良)春日(かすが)神社の神事に従事した猿楽の総称。結崎(ゆうざき)(観世(かんぜ))・外山(とび)(宝生(ほうしょう))・円満井(えんまい)(金春(こんぱる))・坂戸(さかど)(金剛(こんごう))の4座。
- やまと‐さんざん【大和三山】
- 奈良県北西部、奈良盆地の南にある畝傍(うねび)山・耳成(みみなし)山・天香久(あまのかぐ)山の3山。付近には古代の史跡が多い。
- やまと‐さんみゃく【やまと山脈】
- (Yamato Mountains)南極、昭和基地南南西の山脈。最高峰は福島岳2360m。昭和35年(1960)発見。
- やまと‐しざ【大和四座】
- 《「やまとよざ」とも》大和猿楽の4座。
- やまと‐しじみ【大和▽小▽灰▼蝶】
- 暖かい地域にすむシジミチョウ科のチョウ。開張約3cm。雄の翅(はね)は表面が青藍(せいらん)色。食草はカタバミ。東北地方以南に分布。
- やまと‐じだい【大和時代】
- 日本史の時代区分の一つ。大和地方の豪族連合から出発した大和朝廷が、全国支配を推進した時代。律令(りつりょう)制施行以前の時代。
- やまと‐せいけん【大和政権】
- 3世紀から5世紀、畿内(きない)の首長の連合政権。大和を中心とした諸豪族の連合体から出発し、5世紀後半以降、同様に地方で成立していた政治組織に対する支配を強め、大和朝廷へ移行していったと推測される。大和王権。
- やまと‐たい【大和▼堆】
- 日本海のほぼ中央部に位置する海底の巨大な高まり。300mより浅い平坦(へいたん)な頂面を示し、周囲は急斜面で下降する。好漁場。
- やまとたかだ【大和高田】
- 〈市〉奈良県、奈良盆地南西部の市。当麻(たいま)氏以来城下町として発達。紡績を主とする工業都市で、大阪への通勤者が多い。人口7万3276(1994)。
- やまとたける‐の‐みこと【▽日▽本▽武▽尊・▼倭▽建▽命】
- 大和国家成立期の伝説的英雄。景行(けいこう)天皇の皇子。名は小碓命(おうすのみこと)。天皇の命で九州の熊襲(くまそ)を討ち、その首領から日本武尊の称を奉られた。さらに東国の蝦夷(えぞ)を討ち、その帰途、伊勢(いせ)の能褒野(のぼの)で没したという。
- やまと‐だましい【大和魂】
- ①日本民族固有の、事に当たってみごとに処理する能力。
- ②日本民族固有とされた、身命をも惜しまない勇猛果敢な精神的伝統。やまとごころ。
- やまと‐ちょうてい【大和朝廷】
- 大和地方にあった日本初の統一政権。5世紀末〜6世紀初、天皇家(大王(おおきみ)家)を中心に大和地方周辺に分立する小国家・豪族を統合したと考えられる。氏姓制度と部民(べのたみ)制による支配機構を確立し、しだいに各地方の豪族を支配下に組み込む。7世紀初頭の大化(たいか)の改新以後、朝廷は難波(なにわ)・近江(おうみ)に移り律令(りつりょう)制国家へと脱皮。
- やまと‐なでしこ【大和▼撫子】
- ①日本女性の美称。
- ②→ナデシコの別名。
- やまと‐に【大和煮】
- カツオ・牛肉などをしょうゆ・砂糖・みりん・ショウガなどを合わせた調味液でよく煮たもの。多く、缶詰にする。
- やまと‐にんぎょう【大和人形】
- 手足が曲折し、衣装の着せ替えができる日本人形。江戸時代は市松(いちまつ)人形の名で流行。現在の呼称は昭和初期から。
- やまと‐の‐あやうじ【▽東▽漢氏・▼倭▽漢氏】
- 古代、大和地方南部にいた渡来人系氏族。姓(かばね)は直(あたい)。阿知使主(あちのおみ)の子孫と称し、朝廷の財政・外交に関与。
- やまと‐の‐くに【大和国・▼倭国】
- 《古くは「大倭国」。天平(てんぴょう)9年(737)「大養徳国」と改めたが、同19年(747)旧に復す。「大和国」の表記は天平宝字(てんびょうほうじ)元年(757)ごろから》旧国名。現在の奈良県。五畿(ごき)内の一国。「延喜式」では大国、15郡。国府は大和郡山(やまとこおりやま)市今国府(いまごう)町。国分寺は奈良市の東大寺で、全国の総国分寺をも兼ねた。明治4年(1871)廃藩置県により奈良県。同9年(1876)堺(さかい)県、同14年(1881)大阪府に併合。同20年(1887)再び奈良県が設置された。和州(わしゅう)。倭州(わしゅう)。大和。
- やまと‐の‐ふひとべ【▽東▽史▽部】
- 古代、文筆を専門とした渡来系技術者集団。5世紀以降、現在の奈良県および大阪府東部に住み、史(ふひと)を世襲(せしゅう)。
- やまとひめ‐の‐みこと【▼倭姫▽命】
- 垂仁(すいにん)天皇の皇女。天照大神(あまてらすおおみかみ)を伊勢(いせ)の五十鈴川(いすずがわ)のほとりに祭ったと伝えられる。甥(おい)の日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征におもむくおり、天(あま)の叢雲(むらくも)の剣を授けたとされる。
- やまと‐べい【大和塀】
- ①地長押(じなげし)から笠木(かさぎ)までのあいだにスギの皮を縦に張り、竹で水平の押さえをした塀。数寄屋(すきや)の庭などに用いる。
- ②横貫(ぬき)の内と外に、交互に板を縦に打ち付ける、大和張りにした塀。
- やまとほんぞう【大和本草】
- 江戸初期の博物学者、貝原益軒(かいばらえきけん)の著書。総数1362種の動物・植物・鉱物の名称・形状・来歴などを記載。
- やまと‐まい【大和舞・▼倭舞】
- ①雅楽(ががく)の一種。宮中で新嘗祭(にいなめさい)の前夜に行われる儀式の歌舞。歌は大和歌という。
- ②神社で行われる、神事を終えたあとの舞。
- やま‐どめ【山止め】(名・サ変他)
- 山に入り、山の産物をとるのを禁じること。
- やま‐どめ【山留め】
- 鉱山などで、土砂の崩壊を防ぐための工法。また、その支持架構。landslide protection wall
- やまとものがたり【大和物語】
- 平安中期の歌物語。作者未詳。天暦(てんりゃく)5年(951)ごろ成立、以後増補。雑多な和歌説話の集成。173段で、前半は歌人の話、後半は物語的説話を配列。
- やまと‐ゆきはら【大和雪原】
- 南極のロス棚氷上に広がる雪原。明治45年(1912)日本の白瀬隊が命名。やまとせつげん。
- やま‐どり【山鳥】
- ①山にすむ鳥。mountain bird
- ②山林にすむキジ科の鳥。日本特産。翼長約23cm。雄は全身赤褐色で、尾は長く45cm〜1m。習性はキジに似る。猟鳥。本州・四国・九州に分布。
- やま‐とりかぶと【山鳥▼兜】
- →トリカブトの別名。カブトギクもトリカブトとよばれるので、これと区別するためにヤマトリカブトの名がある。
- やまどり‐ぜんまい【山鳥▼薇】
- ゼンマイ科の多年生シダ。山地の湿原に群生する。栄養葉は羽状複葉。高さ約1m。胞子葉は赤褐色で小形。渦状の若葉を食用。ヤマドリシダ。
- やまどり‐たけ【山鳥▼茸】
- 担子菌類イグチ科のキノコ。大形でかさは径10〜20cm、黄褐色ないし暗褐色。食用。
- やまどり‐の【山鳥の】
- [枕ことば]《ヤマドリは雌雄が別れて眠ると考えられていたことから、また山鳥の尾の意から》「ひとり寝・尾上(をのへ)」などにかかる。〈用例〉秋風の吹き寄るごとに〜独りし寝(ぬ)ればものぞ悲しき(古今和歌六帖・2)。
- やまな‐あやお【山名▽文▽夫】
- (1897-1980)グラフィックデザイナー。和歌山県生まれ。商業美術の草分けとして独自のスタイルを生む。
- やま‐ない【▽止まない・▼已まない】(連語)
- 《「…してやまない」の形で》どこまでも…する。keep on doing〈用例〉祈って〜。
- やまな‐うじきよ【山名氏清】
- (1344-91)南北朝時代の武将。時氏(ときうじ)の子。足利義詮(あしかがよしあきら)・義満(よしみつ)に仕え、守護となる。のち義満の山名一族分裂策により反乱、敗死。
- やまなか【山中】
- 〈町〉石川県南部、大聖寺(だいしょうじ)川の上流・中流域を占める町。山中温泉と、ケヤキを素地とした大衆漆器(しっき)山中塗の産地として知られる。人口1万1116(1994)。
- やまなか‐おんせん【山中温泉】
- 石川県江沼郡山中町にある温泉。大聖寺(だいしょうじ)川沿いに開け、古くから北陸の名湯として知られる。
- やまなか‐こ【山中湖】
- 山梨県南部、富士山北東麓(ほくとうろく)の湖。富士五湖の一つ。五湖の東端に位置する。面積6.4km2(五湖の中で最大)、最深13.3m。湖畔は避暑・観光地で、別荘が多い。
- やまなかこ【山中湖】
- 〈村〉山梨県、富士吉田(ふじよしだ)市南東に位置する村。山中湖を中心とした観光の村で、農業もさかん。人口5636(1994)。
- やまなか‐さだお【山中▽貞雄】
- (1909-38)映画監督。京都生まれ。作品『抱寝(だきね)の長脇差(ながどす)』『盤嶽(ばんがく)の一生』『人情紙風船』など。
- やまなか‐しかのすけ【山中▼鹿▼之助】
- (?-1578?)戦国時代の武将。名は幸盛。尼子(あまこ)氏の家臣。主家の再興に奔走し播磨(はりま)の上月(こうづき)城を奪ったが、毛利(もうり)軍に攻められ、捕らえられて斬首(ざんしゅ)。
- やまなか‐ぶし【山中節】
- 石川県の民謡。南部の温泉地帯でうたわれる情緒のこまやかなお座敷唄(うた)。
- やまなか‐みねたろう【山中▼峯太郎】
- (1885-1966)小説家。大阪府生まれ。陸大中退。少年冒険小説や実録物で知られる。作品『敵中横断三百里』『亜細亜(アジア)の曙(あけぼの)』など。
- やま‐なし【山▼梨】
- バラ科の落葉高木。山中にはえる。高さ約15m。葉は卵形。春に径約2cmの白色の花が咲く。果実は径約3cmで褐色。日本ナシの原種。コナシ。
- やまなし【山▼梨】
- 〈県〉中部地方東部、内陸の県。県庁所在地は甲府市。山地が大部分で中央に甲府盆地がある。内陸性気候で寒暖の差が大きい。ブドウ・モモなどの果樹中心の農業が主体。食品などの工業もある。面積4463km2、人口87万0649(1994)。
- やまなし【山▼梨】
- 〈市〉山梨県中部、甲府盆地の北東の市。ブドウ・モモ栽培と養蚕がさかんで、酒醸造・繊維などの工業も発達。人口3万1568(1994)。
- やまなし‐いかだいがく【山▼梨医科大学】
- 国立大学。昭和53年(1978)創立。所在地は山梨県中巨摩(なかこま)郡玉穂町。
- やまなしがくいん‐だいがく【山▼梨学院大学】
- 私立大学。昭和37年(1962)創立。同26年(1951)創立の山梨学院短期大学併設。所在地は山梨県甲府市酒折(さかおり)。
- やまなしけんりつ‐じょしたんきだいがく【山▼梨県立女子短期大学】
- 公立女子短期大学。昭和41年(1966)創立。所在地は山梨県甲府市飯田(いいだ)。
- やまなし‐だいがく【山▼梨大学】
- 国立大学。大正13年(1924)創立の山梨高等工業学校を前身とし、昭和24年(1949)より現制。本部は山梨県甲府市武田(たけだ)。
- やまなしちゅうおうぎんこう【(株)山▼梨中央銀行】
- 金融業。地方銀行。昭和16年(1941)設立。本店は山梨県甲府市丸の内。
- やま‐なす【山なす】(連体)
- ①山のような。大きな。mountainlike〈用例〉〜波浪。
- ②山と積んだ。たくさんの。a mountain of
- やまな‐そうぜん【山名宗全】
- (1404-73)室町中期の武将。名は持豊(もちとよ)。宗全は法名。但馬(たじま)・備後(びんご)などの守護。嘉吉(かきつ)の乱で赤松(あかまつ)氏を討ち、その功で播磨(はりま)領などを獲得。応仁(おうにん)の乱では西軍の総帥(そうすい)として細川(ほそかわ)氏と対立、その陣中で病没。
- やま‐なみ【山並(み)・山▽脈】
- 山が連なっていること。また、その連なっている山々。山脈。連山。mountain range
- やまなみ‐ハイウエー
- 大分県湯布院(ゆふいん)町と熊本県一の宮町を結び、阿蘇(あそ)国立公園を貫通する横断道路。長さ52.4km。昭和34年(1959)開通。
- やま‐なり【山▽形】
- 山のように弧を描くこと。〈用例〉〜のスローボール。
- やま‐なり【山鳴り】
- 山が鳴りひびくこと・音。火山の大爆発の前兆の一つ。〈比較〉海鳴り。
- やま‐ね【山▼鼠】
- ネズミ目ヤマネ科の哺乳(ほにゅう)類。体長約7cm。ネズミに似るが、長い尾は長毛でおおわれている。体は淡褐色で、背中に1本の黒帯が走る。山林にすみ、冬眠する。本州・四国・九州に分布。日本固有種で、天然記念物。dormouse
- やま‐ねこ【山猫】
- ネコ科の哺乳(ほにゅう)類のうち、中形・小形の野生ネコの総称。寒帯から熱帯まで広く分布し、ヨーロッパ系・東アジア系・南アメリカ系に大別される。wildcat
- やまねこ‐ざ【山猫座】
- 北天の星座。ぎょしゃ座とおおぐま座の間にあり輝星が少ない。3月16日ごろの午後8時ごろに南中。面積545平方度。Lynx
- やまねこ‐スト【山猫スト】
- 労働組合の一部が、正規の機関決定を無視してストライキに突入すること。また、そのストライキ。wildcat strike
- やま‐の‐いも【山の芋・▼薯▼蕷】
- ヤマノイモ科のつる性多年草。日本特産で、本州・四国・九州の山地にはえる。雌雄異株(いしゅ)。葉は対生で、卵円形または心臓形。根は多肉で、でんぷん質に富む。葉腋(ようえき)に「むかご」をつける。ジネンジョ。ヤマイモ。
- 山の芋が鰻になる(やまのいもがうなぎになる)
- 物事が、急に意外なものに変化するたとえ。また、卑しい者が、急に出世するたとえ。
- やまのうえ‐の‐おくら【山上憶▽良】
- (660-733ごろ)奈良前期、『万葉集』の歌人。遣唐少録となり渡唐。のち筑前守(ちくぜんのかみ)。儒教・仏教などの知識を身につけた思想家として、老病貧死などの人生苦や、子への愛をうたった作品が多い。現実的で散文的な作風は、和歌史上特異。『類聚(るいじゅう)歌林』編集。作品『貧窮問答歌』など。
- やまのうち【山ノ内】
- 〈町〉長野県北東部、群馬県境の町。湯田中(ゆだなか)・発哺(ほっぽ)など14の温泉をもつ山ノ内温泉郷と志賀高原がある。人口1万7634(1994)。
- やまのうち‐かずとよ【山内▽一▽豊】
- (1546-1605)安土(あづち)桃山・江戸初期の武将。土佐(とさ)藩の祖。尾張(おわり)の人。織田信長(おだのぶなが)・豊臣秀吉(とよとみひでよし)に仕えたのち、関ケ原の戦いで徳川(とくがわ)方に属し、土佐20万石を領有。妻が鏡の裏に蓄えていた金で名馬を買って夫を助けた話は有名。
- やまのうち‐すがお【山内▽清▽男】
- (1902-70)考古学者。東京生まれ。東大卒。東北大・成城大教授。縄文土器の型式学的編年研究を行い、縄文文化研究の基礎を確立。
- やまのうちせいやく【山▼之内製薬(株)】
- 化学工業。医薬品会社。大正14年(1925)設立。本社は東京都中央区日本橋本町。
- やまのうち‐とよしげ【山内▽豊▽信】
- →山内容堂の本名。
- やまのうち‐ようどう【山内容堂】
- (1827-72)幕末の大名。土佐(とさ)藩主。名は豊信(とよしげ)。容堂は号。吉田東洋(よしだとうよう)らを起用して藩政を改革。はじめ公武合体(こうぶがったい)派。長州(ちょうしゅう)征伐の失敗で幕府の威信が失墜するや、将軍徳川慶喜(とくがわよしのぶ)に大政奉還を進言。維新後、新政府の議定(ぎじょう)。
- やま‐の‐お【山の尾】
- ①山のふもと。山すそ。
- ②山の尾根。山の峰続き。
- やまのおと【山の音】
- 川端康成(かわばたやすなり)の小説。昭和24〜29年(1949〜54)発表。一家の老主人の死の恐怖、性のゆらめきなどを描く。
- やま‐の‐かみ【山の神】
- ①山を支配し、守護する神。神道では大山祇神(おおやまつみのかみ)・木花之開耶姫(このはなのさくやびめ)とするが、民間信仰では多様。秋の収穫後は山にいて、春になると下り、田の神になるといわれる。さんじん。god of the mountain
- ②《俗語》頭が上がらなくなった、自分の妻の称。one's wife
- ③カジカ科の淡水魚。体長約15cm。筑後(ちくご)川付近に産する。食用。
- やまのくち【山▼之口】
- 〈町〉宮崎県南西部、都城(みやこのじょう)盆地東端の町。宮崎自動車道や日豊(にっぽう)本線が通る。畜産などの農業や瓦(かわら)造りがさかん。人口7896(1994)。
- やま‐の‐くちあけ【山の口明け】
- 山林共有地での草木などの採取が解禁になる日。採取の期間を設け、村人が平等に利用できるようにした制度。山開け。
- やまのぐち‐ばく【山▼之口▼貘】
- (1903-63)詩人。本名山口重三郎。沖縄生まれ。庶民的生活感情を、風刺と諧謔(かいぎゃく)とによって平明に表現した。詩集『思弁の苑(その)』など。
- やまのこ‐まつり【山の▽講祭(り)】
- 2月と10月(または11月)の2度行われる山の神の祭り。講を組織した信者たちが団体で行う。
- やま‐の‐て【山の手】
- ①山に近いほう。山手。〈対義〉浜手。
- ②東京都西部の台地上の地域で、東部の隅田(すみだ)川ぞいの下町に対する呼称。江戸時代、武士階級の多い屋敷町を中心に形成、拡大された住宅地域。一般には高台の住宅地をさす場合もある。〈対義〉下町。
- やまのて‐せん【山手線】
- JR東日本の鉄道路線の一つ。東京都区内を環状に走る。品川〜新宿〜池袋〜田端〜上野〜東京〜品川の長さ34.5km。明治36年(1903)上野〜東京間を除き、開通。環状運転開始は大正14年(1925)。
- やま‐の‐は【山の端】
- 山のはし。山と空とが接して見えるところ。
- やまのべ【山辺】
- 〈町〉山形県東部、山形市の西に接する町。旧城下町。地方商業の中心地で、じゅうたんの産地としても知られる。人口1万5441(1994)。
- やまのべ‐の‐みち【山辺の道】
- 歴史にみえる日本最古の道。奈良盆地東側の三輪(みわ)山麓(さんろく)から北の春日(かすが)山麓にかけての道。沿道に古墳など遺跡多数。
- やま‐のぼり【山登り】
- 山に登ること。とくに、それほど高くない山に登ること。登山。mountaineering
- ヤマハ【ヤマハ(株)】
- その他製造業。楽器会社。明治30年(1897)設立。本社は静岡県浜松市中沢町。旧社名、日本楽器製造(株)。
- やま‐ば【山場】
- 物事のいちばん重大な局面。クライマックス。climax〈用例〉試合の〜を迎える。
- やま‐ばかま【山▼袴】
- 袴の一種。仕事着用の袴の総称。もんぺ・裁着(たっつ)けなど。
- やま‐はぎ【山▼萩】
- マメ科の落葉低木。山地の草原にはえる。高さ約2m。多数に分かれた枝には微毛がある。夏から秋、枝先の葉の脇(わき)から多数の紅紫色の花を穂状につける。
- やま‐はぜ【山▽黄▼櫨】
- ウルシ科の落葉低木。山地にはえる。高さ約4m。ハゼノキに似る。葉は奇数羽状複葉。秋の紅葉が美しい。春に、やや下垂した円錐(えんすい)花序に黄緑色の小花が咲く。ハニシ。
- やま‐はっか【山薄荷】
- シソ科の多年草。日あたりのよい場所にはえる。高さ30〜50cm。葉は卵形。秋に、枝先に藍紫(らんし)色の花を多数つけた穂を出す。
- やま‐ばと【山▼鳩】
- 山にすむ野生のハト。キジバトやアオバトをさすことが多い。
- やまばと‐いろ【山▼鳩色】
- 日本の伝統色の一つ。青味をおびた黄灰色。ヤマバトの背から首に見られる灰色がかった緑。天皇の日常の袍(ほう)の色である「麹塵(きくじん)」に近い色。bluish yellow
- やまは‐とらくす【山葉▼寅▼楠】
- (1851-1916)実業家。江戸の人。明治21年(1888)日本最初のオルガンを製造。日本楽器製造(現ヤマハ)を設立し、洋楽器製造の先駆者となる。
- やま‐ははこ【山母子】
- キク科の多年草。山地や高原にはえる。高さ60cm内外。葉は細長く、下面に綿毛がある。秋に白い総苞(そうほう)に包まれた小頭花が咲く。
- ヤマハはつどうき【ヤマハ発動機(株)】
- 輸送用機器。オートバイ・小型船舶・雪上車などを製造。昭和30年(1955)設立。本社は静岡県磐田(いわた)市新貝(しんがい)。
- やま‐はんのき【山▼榛木】
- カバノキ科の落葉高木。山地にはえる。高さ18mにも達する。葉は広卵円形で、浅く5〜8裂。細長い円柱状の花穂が、枝先に数本垂れ下がる。
- やまびこがっこう【山びこ学校】
- 無着成恭(むちゃくせいきょう)によって編集発行された山形県山元村の中学生たちの詩・作文集。昭和26年(1951)刊。戦後の生活綴(つづ)り方教育復興の契機となった。
- やま‐ひだ【山▼襞】
- 山の、ひだのように見える尾根や谷のでこぼこ。
- やま‐びと【山人】
- ①山に住む人。mountain folks
- ②炭焼き・きこりなど、山で働く人。やまうど。山賤(やまがつ)。mountain worker
- ③→仙人。hermit
- やま‐ひめ【山姫】
- ①山を守り支配する女神。
- ②→アケビの異名。
- やま‐びらき【山開き】
- ①山に新しく道をつけること。
- ②その年はじめて一般の登山を許すこと。また、その日。山小屋などが開かれ、夏山シーズンを迎えること。
- ③霊山が禁をとき、主として夏期に信者や一般人に登山を許す神事。
- やま‐びる【山▼蛭】
- 山野湿地の茂みにすむヒル。体長約2cm。黄褐色でくり色のしまがある。人畜の血を吸う。本州中部以南に分布。
- やま‐びわ【山▼枇▼杷】
- アワブキ科の常緑小高木。関東以西の山地にはえる。高さ約7m。葉はビワに似て、革質で長楕円(だえん)形。初夏、円錐(えんすい)花序に白い小花をつけ、果実は赤く球形。材は堅く、農具の柄や天秤(てんびん)棒にする。
- やま‐ぶき【山吹】
- ①バラ科の落葉低木。山地にはえる。高さ約2m。八重咲きもある。晩春に径約4cmの黄金色五弁花が咲く。庭木用などに栽植。
- ②《色が①の花の色に近いことから》金貨。大判または小判。
- やまぶき‐いろ【山吹色】
- ①黄色。こがね色。bright yellow
- ②金貨。大判(おおばん)・小判。
- やまぶき‐しょうま【山吹升麻】
- バラ科の多年草。山地にはえる。高さ約1m。葉は2回3出複葉で、小葉はヤマブキに似る。春から夏に、多数の白い小花を総状につける。若芽は食用。
- やまぶき‐そう【山吹草】
- ケシ科の多年草。山地の樹陰にはえる。高さ25〜40cm。葉は羽状複葉。春に黄色の四弁花が1〜2個咲く。クサヤマブキ。
- やまぶき‐でっぽう【山吹鉄砲】
- 竹鉄砲の一種。細い竹筒に、ヤマブキの髄をちぎって詰め、一方の端から棒で強く押し出すと、空気圧で髄が「ポン」と音を発して飛び出す。
- やま‐ふじ【山▼藤】
- マメ科のつる性落葉低木。兵庫県以西の山地にはえる。フジに似るが、つるは左巻き。春に、フジよりも短い総状花序を下垂し、紫色の大形の蝶形(ちょうけい)花が咲く。芳香があり、庭木などにする。ノフジ。
- やまぶし‐たけ【山伏▼茸】
- 担子菌類ハリタケ科のキノコ。広葉樹の枯れ木に発生する。全体が白色で、表面に無数の長い針を密生。食用。中国料理に使われる。
- やま‐ぶどう【山▼葡▼萄】
- ブドウ科のつる性落葉低木。山地にはえる。葉は五角形で秋に紅葉。初夏に、黄緑色の小花が咲く。果実は黒く熟し食用。wild vine
- やま‐ふところ【山懐】
- 山に深く囲まれた所。山間のくぼ地。heart of a mountain
- やまべ
- いくつかの淡水魚の俗称。関東地方ではコイ科のオイカワ・モロコなどを、東北・北海道ではサケ科のヤマメをさす。
- やま‐べ【山辺】
- ①山のほとり。mountainside
- ②→山。mountain
- やまべ‐の‐あかひと【山▽部赤人】
- (?-?)奈良前期、『万葉集』の歌人。三十六歌仙の一人。行幸(みゆき)に従っての歌も多く、宮廷歌人的存在。清澄な自然美を端正にうたった叙景歌人。柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)と並び称された。
- やま‐へん【山偏】
- 漢字を組み立てている部分の名。「峰」「峡」などの左にある「山」。〈比較〉山冠。
- やま‐ほうし【山法師】
- 延暦(えんりゃく)寺の僧。〈対義〉寺法師。
- やま‐ぼうし【山法師】
- ミズキ科の落葉小高木。山野にはえる。高さ約6m。葉は対生し楕円(だえん)形。初夏に、4枚の大きな白い苞葉(ほうよう)の中心に、多数の小花が球状につく。赤熟した果実は食べられる。庭木にもする。ヤマグワ。
- やま‐ぼくち【山火口】
- キク科の多年草。日あたりのよい山地にはえる。高さ約1m。葉は三角状卵形。秋にアザミに似た淡紫色の頭状花をつける。果実の冠毛を火口(ほくち)に用いた。根茎・若葉は食用。
- やま‐ぼこ【山▼鉾】
- 祭礼のさいひき歩く山車(だし)の一種。山車の上に鉾(ほこ)・なぎなたなどを立てたもの。ほこやま。やま。
- やま‐ほど【山程】(名・副)
- 山のようにたくさんあること・さま。a mountain of; lots of〈用例〉言いたいことは〜ある。
- やま‐ほととぎす【山▼杜▼鵑・山▽時▽鳥】
- ①→ホトトギスの異名。
- ②ユリ科の多年草。高さ50cm内外で、山地の樹下にはえる。9月ごろホトトギスに似た花が開く。花被片(かひへん)が6枚で、白地に紫色の斑点(はんてん)がある。
- やま‐ほめ【山▽誉め】
- 正月、初めて山に入り、山の神に御幣や米などを供えて祭る儀式。木伐(き)り初めをして家に木を迎えてきたり、その木で飯を炊いて食べる所もある。山誉め祭り。