- やれ【▽破れ】
- ①やぶれたもの・所・程度。やぶれ。tear〈用例〉ひどい〜。
- ②印刷で、刷り損なった紙。〈用例〉〜を見こむ。
- やれ(感)
- ①呼びかけの声。おい。やあ。〈用例〉〜、打つな。
- ②急に強く心が動いたときの語。ああ。おお。〈用例〉〜、うれしや。
- ③並べて言うときの語。さあ。それ。〈用例〉〜映画だ、〜芝居だと遊び回る。
- やれ‐やれ(感)
- ①感動したり安心したりするときの語。〈用例〉〜、うまくやった。〜、よかった。
- ②がっかりしたり失敗したりするときの語。〈用例〉〜、また駄目か。
- や‐ろう【野老】
- ①田舎の老人。村翁。
- ②老人が自分をけんそんしていう語。
- ③ヤマノイモ科→トコロの異名。
- や‐ろう【野郎】
- ①男をののしる語。〈対義〉女郎(めろう)。
- ②「→野郎頭」の略。
- ③野郎頭の役者。
- やろう【夜郎】
- 漢時代、中国西南の部族名。漢王朝の強大なのも知らず、自らの威力をほこったという。
- やろう‐あたま【野郎頭】
- ①頭の中ほどを細く剃(そ)るか、または前髪をおいて中を剃った髪型。
- ②後頭部と鬢(びん)を残して広く頭髪を剃り、全髪を髷(まげ)にして頭頂に結ったもの。
- やろう‐かぶき【野郎歌舞▼伎】
- 歌舞伎の初期に、若衆歌舞伎が禁じられたのち、野郎頭の役者が演じた歌舞伎。〈比較〉女歌舞伎・若衆歌舞伎。
- やろう‐じだい【夜郎自大】
- 《『史記』「西南夷(せいなんい)伝」のことばから》自分の力量も知らず、仲間の間で羽振りをきかすたとえ。うぬぼれ。〈参照〉夜郎。
- ヤロー【Rosalyn Sussman Yalow】
- (1921-)アメリカの女性の医学者・物理学者。放射性沃素(ようそ)で標識したインシュリンを使い、極微量の血中インシュリン濃度の定量分析法を開発した。1977年ノーベル生理学医学賞受賞。
- ヤロスラブリ【Yaroslavl】
- ロシア中西部、ボルガ川上流右岸の河港都市。機械・化学工業を中心とする工業都市。人口63.7万(1992)。
- や‐わ【夜話】
- ①夜、集まってする話。それを筆記したもの。よばなし。
- ②くだけた論説。うちあけ話。
- ③禅宗で、修行のための夜の訓話。
- やわ【柔】(形動)
- ①やわらかいさま。soft
- ②弱いさま。壊れやすいさま。weak〈用例〉〜なつくり。
- やわ‐か(副)
- 〈古語〉
- ①反語の意を表す。どうして…か。〈用例〉いかなる新田殿とものたまへ、〜こらへ候ふや(太平記・17)。
- ②《下に打ち消しの推量表現をともなって》よもや。万が一にも。〈用例〉〜さやうには仰せ候まじ(謡曲・檀風)。
- やわた【八▼幡】
- 〈市〉京都府南部、淀(よど)川南岸の市。石清水(いわしみず)八幡宮の門前町として発達。八幡ゴボウなどの産地で知られたが、現在では隣接する大阪府などの住宅地化している。人口7万5409(1994)。
- やわた【八▼幡】
- 〈町〉山形県北西部、酒田(さかた)市の北東に接する町。ナメコ・竹の子の産地。湯の台温泉がある。人口8095(1994)。
- やわた‐そう【八▼幡草】
- ユキノシタ科の多年草。深山の林中にはえる。高さ約50cm。根出葉は大形の円形で、掌状に浅裂する。初夏に、淡黄色の五弁花が数個咲く。
- やわた‐の‐やぶしらず【八▼幡の▽不▽知▼藪】
- ①千葉県市川市八幡の呪詛(じゅそ)伝説を伝える藪。この藪に入れば再び出ることができないとか、祟(たた)りがあるとか伝えられる。
- ②《転じて》一度入り込むと迷って出られないこと。
- やわたはま【八▼幡浜】
- 〈市〉愛媛県西部、宇和(うわ)海に臨む市。生糸の集散で栄えた。トロール漁業の基地で水産加工業がさかん。伊予柑(いよかん)の産地でもある。人口3万6826(1994)。
- やわた‐まき【八▼幡巻(き)】
- 煮たゴボウに、アナゴ・ウナギなどの魚の身を巻き、つけ焼きや煮付けにした料理。名称は京都の八幡市がゴボウの産地であることに由来。
- やわ‐はだ【柔肌・柔▽膚】
- 女性の柔らかい肌。soft skin
- やわら【▽谷▽和▽原】
- 〈村〉茨城県南西部、水海道(みつかいどう)市の南東小貝(こかい)川に臨む村。農業中心であったが工場が進出し、都市化が進む。人口1万3760(1994)。
- やわら(副)
- 〈古語〉
- そろそろと。そっと。やおら。〈用例〉なほ物のおそろしければ、〜歩みよりてみれば(宇治拾遺・33)。
- やわら‐か【柔らか】(形動)
- ①手触りがふんわりしているさま。soft〈用例〉〜なふとん。〜な手。
- ②歯触りの抵抗が少ないさま。tender〈用例〉〜な肉。〜なごはん。
- ③しなやかなさま。soft〈用例〉〜な体。
- ④穏やかなさま。温和。gentle; mild〈用例〉〜な春の日ざし。〜な声。
- ⑤考え方などに融通性があるさま。supple〈用例〉〜な思考。
- やわら‐か【軟らか・柔らか】(形動)
- ①物が、わずかな力で形などがかわるさま。soft〈用例〉〜な土。
- ②かたくるしくないさま。〈用例〉〜な話し方。
- *やわらか・い【柔らかい】(形)
- 〈対義〉かたい。
- ①手触りがふんわりしている。soft〈用例〉〜セーター。
- ②歯触りの抵抗が少ない。tender〈用例〉〜ごはん。〜焼きそば。
- ③しなやかである。よく曲がるさま。soft; flexible〈用例〉体が〜。〜針金。
- ④穏やかだ。鋭くなく、温和である。gentle; mild〈用例〉〜日ざし。〜声。〜・くカーブを描く。
- ⑤考え方などに融通性がある。supple〈用例〉頭が〜。〈派生〉やわらかげ(形動)やわらかさ(名)やわらかみ(名)やわらかめ(名・形動)
- *やわらか・い【軟らかい・柔らかい】(形)
- 〈対義〉硬(かた)い。
- ①物が、わずかな力で形などがかわる状態である。soft〈用例〉〜土。豆を〜・く煮る。
- ②かたくるしくない。くだけている。mild; relaxed〈用例〉〜話。態度が〜。〈派生〉やわらかげ(形動)やわらかさ(名)やわらかみ(名)やわらかめ(名・形動)
- やわら・ぐ【和らぐ】
- [一](五自)
- ①やわらかになる。soften〈用例〉荒肌が〜。
- ②激しさや厳しさが勢いを失って穏やかになる。be mitigated〈用例〉痛みが〜。怒りが〜。寒さが〜。
- ③今まで対立していたものがうちとける。むつまじくなる。become open with〈用例〉態度が〜。
- 〈古語〉
- [二](下二他)→やわらげる(和らげる)
- やわら・げる【和らげる】(下一他)
- ①和らぐようにする。soften〈用例〉声を〜。
- ②わかりやすくする。moderate
- ヤン【Chen-Ning Yang・楊振寧】
- (1922-)アメリカの物理学者。中国生まれ。二次元格子(こうし)の統計力学などを研究。弱い相互作用における偶奇性の非保存性理論で、1957年李政道(リーツンダオ)とともにノーベル物理学賞受賞。
- ヤンガー‐ジェネレーション【younger generation】
- 若い人たち。若い世代。
- ヤンキー【Yankee】
- ①アメリカ人の通称。また、軽く卑しめて言う語。
- ②アメリカ南部の人が、北のニューイングランド地方の人をいう語。
- ヤング【young】
- 若いこと・人。若者。〈用例〉〜パワー。
- ヤング【Arthur Young】
- (1741-1820)イギリスの農業経済学者。ヨーロッパ各地を視察旅行。封建的農業に反対し、農業革命に貢献。著書『フランス旅行記』『農業経済論』など。
- ヤング【Charles Augustus Young】
- (1834-1908)アメリカの天文学者。ダートマス大・プリンストン大教授。太陽コロナのスペクトル分析を行い、太陽の反彩層を発見。
- ヤング【Lester Young】
- (1909-59)アメリカのジャズテナーサックス奏者。クールなアドリブはモダンジャズへの道を示唆(しさ)した。
- ヤング【Terence Young】
- (1915-94)イギリスの映画監督。作品『007は殺しの番号』『バラキ』など。
- ヤング【Thomas Young】
- (1773-1829)イギリスの物理学者・考古学者。光の干渉の発見、弾性率の研究、古代エジプトの象形文字の解読などの業績を残した。
- ヤング【Victor Young】
- (1900-56)アメリカの作曲家・指揮者。ポピュラー音楽の第一人者として活躍。映画『シェーン』の音楽を担当。
- ヤング‐アダルト【young adult】
- 《若いおとな、の意。サービスの対象、商品の購買層などについていう語》10代後半から20歳ぐらいまでの青少年。
- ヤング‐の‐かんしょうじっけん【ヤングの干渉実験】
- 1807年にトマス=ヤングが光の波動説を確かめるために行った干渉じまの実験。Young's interference experiment
- ヤング‐パワー
- 《和製語》若々しい力。若者のさかんな勢い。新興勢力。
- ヤング‐りつ【ヤング率】
- トマス=ヤングの発見した伸びの弾性率。断面積が一様な棒の軸方向に張力を加えたとき、ある長さだけ伸びた場合、棒の断面積にはたらく力は棒の単位長さ当たりの伸びに比例する。この比例定数をいう。Young's modulus
- やんごと‐な・い【▽止ん事無い】(形)
- 身分や家柄が高貴である。ひじょうに尊い。おそれ多い。noble; respectable〈用例〉〜うまれ。
- やんごと‐な・し【▽止ん事無し】(形ク)
- 〈古語〉
- =やむごとなし。
- ①捨てておかれない。やむをえない。〈用例〉「うちにしも、〜・きことあり」とて(蜻蛉・上)。
- ②なみなみでなく、格別だ。〈用例〉法師なれど、いと心恥づかしく、人がらも〜・く(源氏・若紫)。
- ③貴重である。大切だ。〈用例〉〜・き物持たせて、人のもとにやりたるに(枕・おぼつかなきもの)。
- ④身分が尊い。重んずべきだ。〈用例〉いと〜・き際(きは)にはあらぬが、すぐれて時めき給(たま)ふありけり(源氏・桐壺)。
- ヤンゴン【Yangon】
- ミャンマーの首都。マルタバン湾からラングーン川を34kmさかのぼった河岸に位置し、同国第1の貿易港。鉄道・道路交通の中心。人口245.9万(1983)。ラングーン。
- やんす(助動サ変型)
- ①尊敬の意を表す。…なさる。
- ②丁寧の意を表す。…ます。
- ヤンセン【Cornelius Otto Jansen】
- (1585-1638)オランダの神学者・司教。ジャンセニスムの祖。アウグスティヌスの恩恵論・予定論を奉じてイエズス会士らと論争し迫害される。
- ヤンソン【Tove Marika Jansson】
- (1914-2001)フィンランドの女流童話作家・画家。スウェーデン系の出身で、作品はスウェーデン語で書く。童話『たのしいムーミン一家』など。
- やん‐ちゃ(名・形動)
- 子どもが、だだをこねること・さま。また、その子。いたずら。わがまま。mischief〈用例〉〜坊主。
- やんぬる‐かな【▼已んぬる▼哉】(連語)
- 〈文語的〉
- 《「やみぬるかな」の転》もう、おしまいだ。今からではどうにもならない。
- やんばる‐くいな【▽山▽原▽水▽鶏】
- クイナ科の鳥。全長約30cm。沖縄本島北部で昭和56年(1981)に発見された。嘴(くちばし)と脚は鮮紅色で、飛ぶことはできない。沖縄本島の特産種で、天然記念物。
- やんばる‐てながこがね【▽山▽原手長黄金▽虫】
- コガネムシ科の昆虫。大形のコウチュウで、体長約6cm、雄は脚を含めると13cm余。夜行性。昭和59年(1984)1月に沖縄本島北部で発見。天然記念物。
- ヤンバン【両班】
- ('yaŋ-ban朝)朝鮮の高麗(こうらい)、李(り)朝における官僚および官僚を出しうる特権階級。文官は東班、武官は西班とされたのでこの称がある。李朝では重要官職をすべて独占世襲し、多くの特権をもった。りょうはん。ヤンパン。
- やんま
- おもにヤンマ科のトンボの総称。大形・敏速で、枝にぶら下がるようにしてとまる。ヤンマ科は世界に約250種。他にオニヤンマ科・サナエトンボ科・ムカシヤンマ科などがある。Aeshnidae; Aeschnidae
- やん‐や(感)
- 褒めはやす声。〈用例〉〜の喝采(かっさい)。
- ヤン‐ヨーステン【Jan Joosten van Lodensteijn】
- (1556?-1623)江戸初期、日本に漂着したオランダ人航海士。日本名耶揚子(やようす)。アダムズ(三浦按針(みうらあんじん))らとともにリーフデ号に乗り豊後(ぶんご)に漂着。徳川家康(とくがわいえやす)に仕えた。居住地をその名から八重洲(やえす)と呼んだ。
- やんわり(副)
- やわらかに。穏やかに。gently〈用例〉〜とたしなめる。