ゆる【合】
→ユリの上代東国地方の方言。
ゆ・る【淘る】(五他)
米・砂金などを水中で揺すって洗う。選別する。よなげる。
ゆ・る【揺る】(五他)
揺り動かす。揺する。
*ゆる・い【緩い・弛い】(形)
①きびしくない。穏やかだ。寛大である。mild; generous〈対義〉きつい。〈用例〉取り締まりが〜。
②激しくない。gentle〈用例〉〜流れ。〜坂道。
③薄い。かたくない。thin〈用例〉〜・く溶く。便が〜。
④ゆとりがある。引き締まらない。loose〈対義〉きつい。〈用例〉帯が〜。ひもが〜。ふたを〜・くしめる。
⑤ゆっくりしている。slow〈用例〉〜球。〈派生〉ゆるさ(名)ゆるみ(名)ゆるめ(名・形動)
ゆるが・す【揺るがす】(五他)
揺り動かす。揺する。shake〈用例〉天地を〜大音響。
ゆるがせ【忽せ】
なおざりにすること。おろそか。ゆるかせ。neglect〈用例〉仕事を〜にする。一点一画も〜にしない。
ゆるぎ【揺るぎ】
揺るぐこと。揺れること。shake
ゆるぎ‐あり・く【揺るぎ歩く】(四自)
〈古語〉
①からだを揺すりながら歩く。悠然と歩きまわる。〈用例〉あはれ、いみじう〜・きつるものを(枕・うへにさぶらふ御猫は)。
②よろよろと歩きまわる。うろつく。〈用例〉来年の国々、手を折りてうち数へなどして〜・きたるも(枕・すさまじきもの)。
ゆるぎ‐な・い【揺るぎ無い】(形)
ゆれ動かない。しっかりしている。solid〈用例〉〜地位。
ゆる・ぐ【揺るぐ】(五自)
①揺れる。動揺する。shake
②心が動く。気が変わる。〈用例〉信念が〜。
ゆるし【許し】
①許すこと。許可。容赦。permission〈用例〉〜を得る。
②罪や過失を免じること。forgiveness〈用例〉〜を請う。
③芸道で、師が弟子に与える免許の階級の一つ。〈用例〉奥〜。
ゆる・し【緩し】(形ク)
〈古語〉
→ゆるい(緩い)
ゆるし‐いろ【許し色・聴し色】
平安時代に、だれでも自由に使えた衣服の色。紅色・紫色などの淡い色。ゆるしのいろ。〈対義〉禁色(きんじき)
*ゆる・す【許す】(五他)
①注意や警戒を緩くする。打ち解ける。trust〈用例〉気を〜。心を〜。
②自分の行動に制限を加えない。束縛しない。permit〈用例〉事情が〜・せば。
③相手の自由にまかせる。思うようにさせる。allow〈用例〉肌を〜。
④文句なしにそうであると認める。admit〈用例〉自他ともに〜。
⑤相手の願いを聞き入れて、思いどおりにさせる。許可する。allow〈用例〉結婚を〜。
⑥《「赦す」とも》罪・過失・失敗などをとがめないでおく。forgive〈用例〉罪を〜。
⑦義務・責任などを免除する。exempt〈用例〉労役を〜。
ユルスナール【Marguerite Yourcenar】
(1903-87)フランスの女流小説家。本姓ド=クレイヤンクール。古典的教養とみごとな文体が特徴。作品『ハドリアヌス帝の回想』『黒の過程』など。
ユルバン【Georges Urbain】
(1872-1938)フランスの化学者。パリ大教授。希土類を研究し、イッテルビウムからルテチウムを発見。
ゆる‐ふん【緩褌】
《俗語。ふんどしの締め方がゆるい状態、の意》緊張を欠いただらしない状態。
ゆるま・る【緩まる・弛まる】(五自)
ゆるくなる。やわらぐ。緩む。loosen〈用例〉警戒が〜。寒さが〜。
ゆるみ【緩み・弛み】
ゆるむこと・程度。relaxation〈用例〉気の〜。
ゆる・む【緩む・弛む】(五自)
〈対義〉締まる。
①締めつけられていたものや固かったものがたるんだり、ゆるくなったり、やわらかくなったりする。loosen; relax〈用例〉結び目が〜。ねじが〜。土が〜。
②規則・取り締まりなどがゆるくなる。緩やかになる。loosen〈用例〉制限が〜。
③注意力・緊張感などが失われる。油断する。be off one's guard〈用例〉気が〜。表情が〜。
④暑さ・寒さなどが厳しくなくなる。やわらぐ。moderate〈用例〉寒さが〜。
⑤相場が少し下がる。slack
ゆる・める【緩める・弛める】(下一他)
①締め加減を弱くする。ゆるくする。loosen〈対義〉締める。〈用例〉手綱を〜。
②ゆるく寛大にする。loosen〈対義〉締める。〈用例〉取り締まりを〜。
③速度を遅くする。slow down〈用例〉スピードを〜。
→油断する。relax〈用例〉気を〜。
ゆる‐やか【緩やか】(形動)
①傾斜や曲線がなだらかなさま。gentle〈用例〉〜な坂。
②ゆとりのあるさま。loose〈用例〉〜に着こなす。〜な気分。
③動きが急でなく、ゆったりしたさま。gentle〈用例〉〜な川の流れ。
④厳しくないさま。寛大なさま。generous; mild〈用例〉〜な規則。〈派生〉ゆるやかさ(名)
ゆる‐ゆる【緩緩】
[一](副)
①急がないさま。そろそろ。slowly〈用例〉〜と進む。
②ゆったりしたさま。くつろいださま。leisurely
[二](形動)ゆるんでいるさま。loose〈用例〉〜のズボン。
ゆる‐らか【緩らか】(形動)
→緩やか
ゆるり‐と【緩りと】(副)
①ゆっくりしたさま。落ち着いて。at home〈用例〉追々〜話す。
②ゆったりしたさま。楽に。leisurely〈用例〉〜おくつろぎください。
ゆれ【揺れ】
揺れること・程度。動揺。shaking〈用例〉数値の〜。心の〜。
ゆれ‐うご・く【揺れ動く】(五自)
①あちらこちらへ動く。shake; vibrate
②絶えず変化する。be unstable〈用例〉〜中東情勢。
ゆれ‐も【揺藻】
水田などに発生するラン藻類の一種。藍青(らんせい)色の円盤状の細胞が1列に並んで糸状群体となる。細胞糸が自らゆれ動く種類があるため、その名がある。
ゆ・れる【揺れる】(下一自)
①ある点を中心に、上下・前後・左右に動く。swing; shake; rock; roll〈用例〉木が〜。バスが〜。
②不安定な状態になる。waver〈用例〉考えが〜。〜経済界。
ゆわい‐つ・ける【結わい付ける】(下一他)
→ゆわえつける(結わえ付ける)
ゆわえ‐つ・ける【結わえ付ける】(下一他)
むすび付ける。しばり付ける。ゆわい付ける。bind
ゆわ・える【結わえる】(下一他)
むすぶ。しばる。結わく。bind〈用例〉荷物をひもで〜。
ゆ‐わかし【湯沸(か)し】
湯を沸かす器具。kettle
ゆわ・く【結わく】(五他)
→ゆわえる(結わえる)
ユンカー【Junker(ドイツ)
《貴族の若い息子、の意》プロイセンの領地を有する貴族の称。保守的・権威主義的で、上級官吏や上級将校の地位を独占し、国家の中心をなしていた。統一後のドイツ帝国でも社会的・政治的に大きな影響をおよぼしたが、第2次大戦後消滅した。ユンケル。
ユンガー【Ernst Jünger】
(1895-1998)ドイツの小説家。作品『大理石の断崖(だんがい)の上で』『ヘリオポリス』など。
ユング【Carl Gustav Jung】
(1875-1961)スイスの精神医学者。精神分裂病者への心理療法的接近を初めて試み、フロイトの精神分析学の発展に寄与したが、その後、独自の分析心理学を創始した。無意識を個人の無意識と普遍的無意識に分け、普遍的無意識をとらえる原型は幻覚や神話などに見出されると主張。さらに自我と区別して、無意識的な自己の概念を明らかにし、自己実現の過程を重視した。著書『人間のタイプ』『人間と象徴』など。
ユンクイ‐こうげん【ユンクイ高原・貴高原】
(Yúnguì)→うんきこうげん(雲貴高原)
ユング‐シュティリング【Johann Heinrich Jung-Stilling】
(1740-1817)ドイツの文筆家。自伝的作品『ハインリヒ=シュティリングの青春時代』など。
ユングフラウ【Jungfrau】
スイス南部、アルプス山脈中の高峰。標高4158m。中腹まで登山電車が通じている。
ユンケル【Junker(ドイツ)
→ユンカー
ゆん‐ぜい【弓勢】
《「ゆみせい」の転》弓を引き絞る力の強さ。ゆぜい。
ゆんた
沖縄県八重山(やえやま)諸島の民謡。結(ゆ)い唄(うた)(共同作業の唄)の意といわれる。男女のかけ合いで歌われていたが、近年は三線(さんしん)も用いられる。『安里屋(あさどや)ゆんた』など。
ゆん‐だけ【弓丈】
《「ゆみだけ」の転》弓の長さ。ゆんづえ。
ユンチョン【運城】
(Yùnchéng)→うんじょう(運城)
ゆん‐づえ【杖】
《「ゆみづえ」の転》
①弓をつえにして休むこと。ゆづえ。
→弓丈(ゆんだけ)
ゆん‐で【弓手・左手】
《弓を持つ手、の意》〈対義〉馬手(めて)
→左手。bow hand; left hand
②左のほう。左側。left side
ユンナン【雲南】
〈省〉(Yúnnán)→うんなん(雲南)
ゆん‐べ【夜】
《俗語》きのうの晩。ゆうべ。さくや。