よこ‐ぶえ【横笛】
[一]管を横にして吹く笛の総称。「おうてき」と読むと、雅楽の竜笛(りゅうてき)のこと。
[二]
①『平家物語』に登場する女性。建礼門院の侍女。滝口入道との悲恋が伝えられる。
②薩摩(さつま)琵琶(びわ)錦心流・平家琵琶・長唄(ながうた)の曲名。①の悲恋物語が主題。
よこ‐ぶり【横降り】
雨や雪が強風に吹かれて横の方から降りつけること。slanting
よこ‐ぼう【横棒】
横にかけ渡した棒。横にまっすぐな線。〈対義〉縦棒。
よこみぞ‐せいし【横溝正史】
(1902-81)小説家。神戸市生まれ。浪漫(ろうまん)的な傾向をもつ本格推理小説を確立。作品『人形佐七捕物帳』『本陣殺人事件』『悪魔の手毬唄(てまりうた)』など。
よこ‐みち【横道】
①本道からそれた道。わき道。sidetrack
②正しい道からはずれること。邪道。wrong way
③本筋でない事柄。枝葉末節。digression
横道に逸れる(よこみちにそれる)
本筋からはずれていく。考えてもいなかった方向にいく。digress
よこみつ‐りいち【横光利一】
(1898-1947)小説家。新感覚派の代表作家。福島県生まれ。早大中退。川端康成(かわばたやすなり)らと『文芸時代』創刊。作品『日輪』『上海(シャンハイ)』は新感覚派時代の、『機械』は新心理主義文学の代表作。他に『寝園』『紋章』『家族会議』など。『旅愁』は西洋対東洋を扱った未完の大作。
よこ‐むき【横向き】
①横に向くこと。turning sideways
②わき。側面。side
よこ‐め【横目】
①わき見をすること。side glance
②流し目。sidelong glance
③漢字の部首名。「署」「罪」などの「礻」。
よこ‐もじ【横文字】
《横に書く文字、の意》西洋の文字・ことば。European language〈用例〉〜に強い。
よこ‐もの【横物】
①横に長い形の物。
②横長に表具(ひょうぐ)した軸物・額・巻き物。
よ‐ごもり【夜籠り】
①深夜であること。
②願かけのため、社寺にこもって夜を明かすこと。
よこや‐そうみん【横谷宗みん】
(1670-1733)江戸中期の金工。町彫(まちぼり)の祖。高彫色絵(たかぼりいろえ)や、片切彫(かたぎりぼり)の彫法を利用し躍動感ある作品を生んだ。作品『仁王の二所物(ふたところもの)』。
よこやま‐げんのすけ【横山源之助】
(1871-1915)明治の社会問題評論家。富山県生まれ。東京法学院卒。横浜毎日新聞の記者となり、労働事情・貧民社会の実態などを調査。著書『日本之(の)下層社会』『労働問題』など。
よこやま‐たいかん【横山大観】
(1868-1958)日本画家。水戸(みと)生まれ。本名、秀麿(ひでまろ)。東京美術学校卒。岡倉天心(おかくらてんしん)らとともに日本美術院創立に参加、同院を再興。濃彩画や水墨画に独特の清澄な精神性を示し、日本画の革新・近代化を推進。昭和12年(1937)第1回文化勲章受章。作品『生々流転(せいせいるてん)』『老子』『流燈』など。
よこやま‐たいぞう【横山泰三】
(1917-)漫画家。高知県生まれ。隆一の弟。機知に富んだ作風。『朝日新聞』に「社会戯評」を連載。
よこやま‐またじろう【横山又次郎】
(1860-1942)地質学者・古生物学者。長崎の人。東大卒。東大教授。動植物・貝類の化石を研究。多くの後進を育て、日本古生物学の基礎を築く。
よこやま‐みさお【横山操】
(1920-73)日本画家。新潟県生まれ。濃彩の画風から独特の水墨画法に移る。作品『塔』『十勝岳』『越路十景』など。
よこやま‐りゅういち【横山隆一】
(1909-)漫画家。高知県生まれ。泰三(たいぞう)の兄。漫画に新分野を開拓。作品『フクちゃん』など、動画『おんぶおばけ』。
よこ‐やり【横槍】
①敵の横合いから、やりでつっかかること。
②横から口出しをすること。interrupt in one's talk〈用例〉〜を入れる。
横槍が入る(よこやりがはいる)
第三者が、筋の通らない文句を言ってくる。interrupt
よこ‐ゆれ【横揺れ】(名・サ変自)
〈対義〉縦揺れ。
①地震で、横にゆれ動くこと。水平動。horizontal motion
②船・飛行機などが左右にゆれること。ローリング。rolling
よご・る【汚る】(下二自)
〈古語〉
→よごれる(汚れる)
よごれ【汚れ】
汚れること。汚れたところ。dirt〈用例〉〜を落とす。
よごれ‐やく【汚れ役】
映画・演劇などで、娼婦(しょうふ)や犯罪者、また、浮浪(ふろう)者などよごれた身なりの人物を演じる役。
*よご・れる【汚れる】(下一自)
きたなくなる。けがれる。become dirty〈用例〉手が〜。
よこ‐れんぼ【横恋慕】(名・サ変自)
他人の夫・妻または愛人に恋をすること。love another's mate
よ‐ごろ【夜頃・夜来】
①幾夜かの夜。数夜。また、このごろ毎夜。
②夜の間。夜のうち。
よこ‐わり【横割(り)】
〈対義〉縦割り。
①横に割ること。splitting sideways
②横のつながりがつくように組織されていること。horizontally-organised
よ‐さ【夜さ】
《「さ」は接尾語》よる。〈用例〉〜の泊りは、どこが泊りぞ。
よ‐さ【善さ・良さ】
①よいこと・程度。good point〈対義〉悪さ。
②長所。merit〈用例〉田舎の〜をあげる。
よ‐ざい【余財】
必要以上にあまった財産。discretionary assets〈用例〉〜を寄付する。
よ‐ざい【余罪】
そのほかにも犯している罪。other crimes〈用例〉〜を追及する。
よ‐ざかり【世盛り】
①全盛であること・時期。
②若い盛り。
よ‐ざくら【夜桜】
夜のサクラの花。夜見るサクラの花。
よさこい‐ぶし【よさこい節】
高知県の民謡。僧純信と娘お馬との悲恋をうたう。曲名は囃詞(はやしことば)「ヨサコイ」に由来。
よ‐さつ【予察】(名・サ変他)
前もって察し知ること。
よさの‐あきこ【与謝野晶子】
(1878-1942)歌人・詩人。本名、しよう。堺(さかい)市生まれ。鉄幹(てっかん)の妻。『明星(みょうじょう)』に詩歌を発表。情熱的で幻想美にみちた作風で、明治浪漫(ろうまん)主義詩歌の全盛期をもたらした代表歌人。歌集『みだれ髪』『舞姫』『白桜集』、『新訳源氏物語』など。
よさの‐てっかん【与謝野鉄幹】
(1873-1935)歌人・詩人。本名、寛(ひろし)。京都生まれ。落合直文(おちあいなおぶみ)に師事、短歌革新運動を推進。東京新詩社を創立し『明星(みょうじょう)』を創刊、妻晶子(あきこ)と浪漫(ろうまん)主義運動を展開。詩歌集『東西南北』『紫』、歌集『相聞(あいぎこえ)』など。
よさ‐ぶそん【与蕪村】
(1716-83)江戸中期の俳人・画家。本姓、谷口。摂津(せっつ)の人。中興期俳壇の中心作家。画家としては謝寅(しゃいん)などを号し、近世南画の大成者の一人となった。20歳以前に江戸へ下り、俳諧(はいかい)・画を学び、のち関東中心に修業に励んだ。帰京後画家として一家をなす。撰集(せんしゅう)『続明烏(あけがらす)』などを刊行し名声を馳(は)せた。清新な浪漫(ろうまん)的・唯美的な作風。句集『蕪村句集』、句文集『新花摘(はなつみ)』、新体の詩『春風馬堤曲』など。画業『十便十宜(じゅうべんじゅうぎ)画冊』など。
よ‐さむ【夜寒】
夜、寒いこと。夜の寒さ。とくに、晩秋の夜の寒さ。night cold
よ‐さり【夜さり】
《「さり」は、来る・近づくの意の動詞「去(さ)る」の連用形から》よる。夜さ。
よ‐ざる【夜猿】
森林にすむオマキザル科の夜行性サル。体長約30cm。灰褐色。顔は丸く大きな目をもちフクロウに似る。中南米の熱帯に分布。durukuli
*よ‐さん【予算】
①あらかじめ見積もりを立てること。estimate
②ある計画のために必要と判断して準備した金額。budget
③国または地方公共団体の1会計年度における歳入・歳出の計画。国会または議会の承認を経て成立。国の予算は一般会計予算と特別会計予算からなり、本予算・暫定予算・補正予算の別がある。budget
よさん‐いいんかい【予算委員会】
内閣が提示した予算案を審議する国会の常任委員会。budget committee
よさん‐げんそく【予算原則】
国の予算を編成・運用するときに守るべき原則。公開の原則、事前承認の原則など。budget principle
よさん‐せん【予讃線】
JR四国の鉄道幹線の一つ。高松と宇和島(うわじま)を結び、瀬戸内海沿岸を走る。長さ291.6km。昭和20年(1945)開通。
よさんせんぎ‐けん【予算先議権】
両院制をとる国で、下院が上院より先に予算案を審議する権限。近代憲法の原則の一つ。priority in budgetary discussions
よし【止し】
よすこと。やめること。〈用例〉いいかげんで、〜にしよう。
よし【由】
①わけ。理由。事情。reason〈用例〉〜ありげ。
②いわれ。由来。origin
③よすが。手段。way〈用例〉知る〜もなく。
④言ったことの内容。旨(むね)。儀。〈用例〉お元気の〜、なによりと存じ上げます。
よし【葦・蘆・葭】
《アシの音が「悪(あ)し」に通じるので、「ヨシ(善し)」という名がついた》→アシの別名。
葦の髄から天井覗く(よしのずいからてんじょうのぞく)
見識の狭いたとえ。〈類似〉管の穴から天を覗く。
よ・し【良し・善し・好し】(形ク)
〈古語〉
①すぐれている。〈用例〉〜・き車に乗りて(源氏・蓬生)。
②美しい。〈用例〉盛りにならば、容貌(かたち)も限りなく〜・く、髪もいみじく長くなりなむ(更級)。
③身分が高く、教養もある。〈用例〉〜・き人は、知りたる事とて、さのみ知り顔にやは言ふ(徒然・79)。
④《「吉し」とも》めでたい。〈用例〉なにか〜・き日をも問はせたまふ(大鏡・師尹)。
⑤じょうずだ。巧みである。〈用例〉〜・くかいたる女絵の(枕・こころゆくもの)。
⑥《動詞の連用形に付いて》…しやすい。〈用例〉山見れば山も見が欲し里見れば里も住み〜(万葉・6・1047)。
よし【縦】(副)
①不満足だが、そのままにしておく意。ままよ。〈用例〉〜、吹くなら吹け。
②《多く下に仮定の表現をともなって》たとい。もしも。万一。〈用例〉〜、それがあったとしても。
よし(感)
承知・承認・決意などの意味を表す語。〈用例〉〜、おれがやろう。
よ‐じ【余事】
①余力でする仕事。second job
②直接関係のない話。ほかのこと。他事。〈用例〉〜はさておく。
よし‐あし【善し悪し】
=よしわるし。
①よいことと悪いこと。good or bad〈用例〉〜をはっきりさせる。
②いい点もあれば悪い点もあること。いいか悪いかわからないこと。〈用例〉それも〜だ。
よし‐あ・り【由有り】(連語)
〈古語〉
①由緒(ゆいしょ)がある。わけがある。〈用例〉母北の方なむ、いにしへの人の〜・るにて(源氏・桐壺)。
②趣がある。おくゆかしい感じがする。〈用例〉木立いと〜・るは、「何人(なにびと)の住むにか」と問ひたまへば(源氏・若紫)。
よしあり‐げ【由有りげ】(形動)
わけがありそうなさま。〈用例〉〜な家。
よしい【吉井】
〈町〉群馬県南西部、高崎市の南に接する町。農業を主とするが、宅地化も著しい。日本三古碑の一つ、多胡(たご)碑で知られる。人口2万4158(1994)。
よしい【吉井】
〈町〉岡山県中東部、吉井川左岸の町。旧河港町の周匝(すさい)が中心。園芸農業がさかんで、工業も発展。人口6207(1994)。
よしい【吉井】
〈町〉福岡県南部、筑後(ちくご)川中流に沿う町。稲作、果樹栽培などがさかん。装飾古墳で有名。吉井温泉がある。人口1万7810(1994)。
よしい【吉井】
〈町〉長崎県北松浦半島中央部、松浦市と佐世保(させぼ)市の間にある町。かつては炭鉱で栄えた町で、農業のほか紡績工業も行う。人口6076(1994)。
よしい【芳井】
〈町〉岡山県南西部の町。ハクサイ・キャベツ・コンニャク栽培など農業が主で、石灰石も採掘。人口6812(1994)。
よしい‐いさむ【吉井勇】
(1886-1960)歌人・劇作家。東京生まれ。早大中退。北原白秋(はくしゅう)らと『スバル』を編集。耽美(たんび)享楽的な作風で幅広く活動した。歌集『酒(さか)ほがひ』『人間経』、戯曲『河内屋与兵衛(かわちやよへえ)』など。
よしい‐がわ【吉井川】
岡山県東部を南流する川。長さ133km。中国山地に発し、津山盆地をへて岡山市で瀬戸内海に注ぐ。
よしい‐じゅんじ【吉井二】
(1904-)洋画家。鹿児島県生まれ。東京美校卒。働く庶民の群像を写実的に描き続ける。平成元年(1989)文化勲章受章。
よしいひがしかしわざき‐ガスでん【吉井東柏崎ガス田】
新潟県柏崎市から、隣接の西山町に広がるガス田。
よしうえ‐しょうりょう【吉植亮】
(1884-1958)歌人。千葉県生まれ。東大卒。衆議院議員。農民短歌にすぐれた。歌集『寂光(じゃっこう)』『開墾(かいこん)』など。
よしうみ【吉海】
〈町〉愛媛県北東部、芸予(げいよ)諸島の津島と大島の西部を中心とする町。稲作・ミカン栽培のほか、漁業も行う。人口5446(1994)。
ヨジウム【jodium(ラテン)・(オランダ)】
→ヨード
よしえ‐たかまつ【吉江喬松】
(1880-1940)詩人・仏文学者。長野県生まれ。早大卒。早大教授。フランス文学の普及に貢献。著書『仏蘭西(ふらんす)文芸印象記』『吉江喬松詩集』など。
よしえ‐やし【縦えやし】(副)
〈古語〉
たとえ。よしんば。〈用例〉〜浦は無くとも(万葉・2・131)。
よしおか【岡】
〈町〉群馬県中央部、榛名(はるな)山東麓(とうろく)の町。稲作など農業が主であるが、斜面を利用した桑栽培・養蚕もさかん。人口1万4530(1994)。
よしおか‐ぜんじどう【岡禅寺洞】
(1889-1961)俳人。本名、善次郎。福岡県生まれ。『天の川』主宰。現代語俳句を唱えた。句集『銀漢(ぎんかん)』など。
よしおか‐みのる【岡実】
(1919-90)詩人。東京生まれ。詩集『僧侶(そうりょ)』『静かな家』『サフラン摘み』など。
よしおか‐やよい【生】
(1871-1959)日本の女医の先駆者。静岡県生まれ。済生学舎卒。明治33年(1900)東京女医学校(現東京女子医科大学)を創設。女子医学教育の第一人者。
よしお‐こうぎゅう【吉雄耕牛】
(1724-1800)江戸中期のオランダ通詞・医者。本名、永章。長崎の人。天文・地理・本草(ほんぞう)を研究、吉雄流の外科をはじめた。前野良沢・杉田玄白・平賀源内ら多くの有名な弟子を育てた。『解体新書』の序文を書いている。
よし‐がも【鴨】
中形のカモ科の鳥。雄の翼に鎌(かま)状の美しい簑(みの)羽(風切りの一部が変形したもの)があり、金緑色の後頭部の羽毛は冠羽状に長く伸びる。全長約50cm。狩猟鳥。アジア大陸北部で繁殖し、その南部で越冬。日本ではふつう冬鳥で、江湾・湖沼に渡来。falcated teal
よしかわ【吉川】
〈市〉埼玉県南東部、千葉県境江戸川沿いの市。早場米の産地で知られたが、武蔵野(むさしの)線の開通により東京への通勤者が増えている。人口5万1549(1994)。
よしかわ【吉川】
〈町〉新潟県、柏崎(かしわざき)市と上越市の中間に位置する町。農業の町で、酒造地へ出稼ぎの杜氏(とうじ)の多いことで知られる。長峰湖がある。人口6111(1994)。
よしかわ【吉川】
〈村〉高知県の高知平野の東端の村。暖かい気候を利用した園芸農業がさかん。人口2141(1994)。
よしかわ‐えいじ【吉川英治】
(1892-1962)小説家。本名、英次(ひでつぐ)。横浜市生まれ。大衆文壇の第一人者として、大衆小説を国民文学の位置にまで高めた。昭和35年(1960)文化勲章受章。作品『鳴門秘帖(なるとひちょう)』『宮本武蔵(みやもとむさし)』『新・平家物語』など。
よしかわ‐こうじろう【吉川幸次郎】
(1904-80)中国文学者。神戸(こうべ)市生まれ。京大教授。中国古典の研究に多くの業績がある。著書『元雑劇研究』『杜甫(とほ)私記』など。
よしかわ‐これたる【吉川惟足】
→きっかわこれたる(吉川惟足)
よしかわ‐しんとう【吉川神道】
江戸前期、吉川惟足(これたる)が創唱した神道説。吉田神道に宋学(そうがく)を取り入れて君臣の道としての神道をとき、幕府神道方として世に行われた。
よし‐きた【よし来た】(感)
承知・決意の気持ちを表す語。さあ、よろしい。さあ来い。ほい来た。
よしき‐まさお【夫】
(1908-)工学者。兵庫県生まれ。東大卒。東大教授。船舶の大型化に伴う鋼板の脆性(ぜいせい)破壊など、船体構造力学の研究の第一人者。昭和57年(1982)文化勲章受章。
よし‐きり【葦切・雀・葭切】
ヒタキ科の鳥の総称。日本にはオオヨシキリとコヨシキリの2種が夏鳥として渡来するが、ふつうはオオヨシキリをさす。その鳴き声からギョウギョウシの名がある。reed warbler
よしきり‐ざめ【葦切鮫】
外洋に多いメジロザメ科の魚。背は青く、腹は白い。長い胸びれをもつ。全長6mに達する。はんぺんやふかひれの材料。太平洋・大西洋に分布。blue shark
よ‐じげん【四次元】
三次元の空間と、時間を合わせた広がり。よんじげん。しじげん。four dimension〈対義〉一次元・二次元・三次元。〈用例〉〜空間。
よじげん‐くうかん【四次元空間】
三次元の空間と一次元の時間を合わせた空間。物理学では、空間に時間座標軸を加えて作られた四次元の連続体(連続的な点の集合)をいう。four-dimensional
よし‐ごい【葦五位】
サギ科の鳥の総称。また、その一種。水辺のアシの群落にすむ。翼長約15cm。人が近づくと嘴(くちばし)と頸(くび)を上方にのばして静止。日本全土に分布。
よしこの‐ぶし【よしこの節】
江戸後期の流行歌(はやりうた)。『潮来(いたこ)節』に由来するといわれ、江戸・名古屋・大坂で大流行した。徳島のいわゆる阿波(あわ)踊りの曲『阿波よしこの』はこれが郷土化したもの。
よしざき【吉崎】
福井県北部、金津(かなづ)町の北端にある集落。戦国時代、蓮如(れんにょ)上人が開いた寺内町で、東本願寺・西本願寺別院(吉崎御坊)がある。
よしざき‐ごぼう【吉崎御坊】
福井県坂井郡金津(かなづ)町吉崎にあった浄土真宗の寺。文明(ぶんめい)3年(1471)蓮如(れんにょ)が建立(こんりゅう)し、北陸教化の根拠地となった。
よしざわ‐あやめ【芳沢あやめ】
歌舞伎(かぶき)俳優。京坂の女形(おんながた)。屋号、橘(たちばな)屋。5世まで。初世(1673-1729)は元禄〜享保(きょうほう)前期の代表的女形。女形の地芸を確立。芸談『あやめ草』がある。
よしざわ‐けんぎょう【吉沢検校】
地歌(じうた)・箏曲(そうきょく)演奏家・作曲家。一般には2世(1800/08-72)をさす。光崎(みつざき)検校の箏曲復興の志を継承。『千鳥の曲』は有名。
よしざわ‐よしのり【吉沢則】
(1876-1954)国文学者・歌人。名古屋生まれ。東大卒。京大教授。著書『国語史概説』、歌集『山なみ集』など。
よししげ‐の‐やすたね【胤】
(931ごろ-1002)平安中期の漢詩人。菅原文時(すがわらのふみとき)に師事。出家し寂心と号。著書『池亭記(ちていき)』『日本往生極楽記(にほんおうじょうごくらくき)』。
よ‐じしょう【余事象】
事象Aに対して、Aが起こらないという事象をAの余事象という。標本空間の部分集合として考えると、Aの補集合である。complementary event
よし‐しょうじ【葦障子・葭障子】
アシで張った障子。葦戸(よしど)
よし‐ず【簀・簀】
(あし)を編んで作ったすだれ。日よけ・かこいなどに用いる。reed screen
よしず‐ばり【簀張り】
よしずで囲むこと。また、囲った小屋。
よしずみ‐こさぶろう【吉住小三郎】
長唄(ながうた)唄方の芸名。現在6世まで。4世(1876-1972)は長唄研精会を創設。長唄を歌舞伎(かぶき)から独立させた。重要無形文化財保持者。昭和32年(1957)文化勲章受章。吉住慈恭(じきょう)
よしだ【吉田】
〈町〉埼玉県北西部の山間の町。農林業が主で、園芸農業・観光ブドウ園がさかん。秩父(ちちぶ)霊場の一つ菊水寺がある。人口6464(1994)。
よしだ【吉田】
〈町〉新潟県中部、信濃(しなの)川の分流西川に沿う町。織物・洋食器などの工業がさかんで、宅地化も著しい。人口2万4699(1994)。
よしだ【吉田】
〈町〉静岡県中部、大井川河口の町。大井川の豊富な伏流水を利用した養殖ウナギの産地で知られる。人口2万6250(1994)。
よしだ【吉田】
〈町〉広島県中部、江(ごう)の川の上流可愛(えの)川流域の町。毛利(もうり)氏発祥の地で、毛利元就(もとなり)の墓や郡山(こおりやま)城址(じょうし)がある。産業は稲作のほか木工業など。人口1万1641(1994)。
よしだ【吉田】
〈町〉愛媛県南西部、宇和島(うわじま)湾に臨む町。ミカンの産地で有名。水産加工業や養殖漁業も行われる。人口1万4169(1994)。
よしだ【吉田】
〈町〉鹿児島県、薩摩(さつま)半島北東部の町。鹿児島市に接するため宅地化が進んでいる。稲作・野菜栽培なども行う。人口1万0697(1994)。
よしだ【吉田】
〈村〉島根県北東部の山間の村。農林業が主で、米・和牛・ナメコなどを産出。湯村温泉がある。人口2773(1994)。
よしだ‐いそや【吉田十八】
(1894-1974)建築家。東京生まれ。東京美術学校卒。東京芸大教授。古来からの日本建築のよさを現代に生かす作風で活躍。代表作、大和文華館・中宮寺本堂・五島美術館など。昭和39年(1964)文化勲章受章。
よしだ‐いっすい【吉田一穂】
(1898-1973)詩人。本名、由雄。北海道生まれ。早大中退。純粋な詩表現を主張、三行詩の連作『白鳥』で頂点を示した。詩集『海の聖母』『未来者』など。
よしだ‐えいざ【吉田栄三】
文楽の人形遣い。2世まで。初世(1872-1945)は昭和期の名人。初め女形(おんながた)、のち立役(たちやく)に転じた。
よしだ‐おいかぜ【吉田追風】
相撲の家元であった吉田司家(つかさけ)の当主名。文治(ぶんじ)2年(1186)吉田豊後守(ぶんごのかみ)家次が後鳥羽(ごとば)上皇から追風の名を賜ったのが始まりで、代々世襲。
よしだ‐かねとも【吉田兼倶】
(1435-1511)室町時代の神道家。本姓は卜部(うらべ)。吉田神社の神職で、吉田神道を大成した。
よしだ‐くまじ【吉田熊次】
(1874-1964)教育学者。山形県生まれ。東大卒。東洋大・東大教授。教育学を陶冶(とうや)学として体系化。明治34年(1901)初の国定修身教科書の編集に参加。著書『社会的教育学講義』など。
よし‐たけ【葦竹・葭竹】
→ダンチクの別名。
よしだ‐けんいち【吉田健一】
(1912-77)評論家・英文学者・小説家。吉田茂の長男。東京生まれ。ケンブリッジ大中退。西欧文学の確実な消化のうえに、日本近代文学の疑似性を否定。昭和45年(1970)『ヨオロツパの世紀末』で第23回野間文芸賞受賞。評論『英国の文学』、小説『瓦礫(がれき)の中』など。
よしだ‐けんこう【吉田兼好】
→けんこう(兼好)
よしだ‐げんじろう【吉田二郎】
(1886-1956)小説家・随筆家・劇作家。本名、源次郎。佐賀県生まれ。早大卒。流麗な文章と叙情的な作風で多くの読者を得た。小説『島の秋』、随筆感想集『小鳥の来る日』など。
よしだ‐しげる【吉田茂】
(1878-1967)政治家。東京生まれ。東大卒。外交官として駐英大使などをつとめ、昭和21年(1946)から同29年(1954)の間に5次、前後7年2か月にわたって内閣を組織。日本の独立回復にいたる政治・外交に重大な役割をはたし、長期保守政権の基礎を築いた。
よしだ‐しょういん【吉田松陰】
(1830-59)幕末の思想家。長州藩士。兵学を研究し、江戸で佐久間象山(さくましょうざん)らに学ぶ。ペリー来航時に海外密航を志して失敗、入獄。萩(はぎ)で松下村塾(しょうかそんじゅく)を開き、高杉晋作(たかすぎしんさく)・久坂玄瑞(くさかげんずい)ら尊攘(そんじょう)運動指導者を多数教育。安政(あんせい)の大獄で刑死。
よしだ‐じんじゃ【吉田神社】
京都市左京区吉田神楽岡(よしだかぐらおか)町吉田山にある旧官幣中社。春日(かすが)大社の分社で、祭神は武甕槌命(たけみかずちのみこと)ほか3神。室町末期、吉田兼倶(かねとも)が出て吉田神道の根本道場となった。
よしだ‐しんとう【吉田神道】
室町末期、吉田兼倶(かねとも)の創唱した神道。儒・仏・道教などの融合した部分を排して、日本固有の惟神(かんながら)の道を主張。唯一神道。卜部(うらべ)神道。
よしだ‐せいふう【吉田晴風】
(1891-1950)尺八演奏家・作曲家。熊本県生まれ。新日本音楽運動で宮城道雄(みやぎみちお)とともに活躍。アメリカへも演奏旅行を行った。作品『春謳歌(しゅんおうか)』など。
よしだ‐ただし【吉田正】
(1921-98)歌謡曲の作曲家。茨城県生まれ。日立工業専修学校卒。作品『異国の丘』『有楽町で逢いましょう』『誰よりも君を愛す』など。死後、国民栄誉賞受賞。
よしだ‐つかさけ【吉田司家】
相撲の家元とされる家柄。江戸時代中期から力士・行司に免許を与えてきたが、昭和26年(1951)から日本相撲協会に権限をゆずった。
よしだ‐てつろう【吉田鉄郎】
(1894-1956)建築家。富山県生まれ。東大卒。東京および大阪中央郵便局は代表作。独文の著書『日本の建築』によって日本建築学会賞。
よしだ‐とうご【吉田東伍】
(1864-1918)歴史地理学者。新潟県生まれ。独学で歴史学を学び、早大教授となる。著書『大日本地名辞書』『倒叙日本史』など。
よしだ‐とうよう【吉田東洋】
(1816-62)幕末の土佐(とさ)藩士。藩主山内容堂(やまのうちようどう)に起用され藩政改革を推進。一時失脚するが復帰し佐幕開国を主張。尊攘(そんじょう)派により暗殺された。
よしだ‐とみぞう【吉田富三】
(1903-73)病理学者。福島県生まれ。東大卒。人工肝癌(かんがん)を発生させ、また吉田肉腫(にくしゅ)を発見して腫瘍(しゅよう)細胞の研究発展に貢献。昭和34年(1959)文化勲章受章。
よしだ‐ともこ【吉田知子】
(1934)小説家。本姓は吉良(きら)。静岡県生まれ。名古屋市立女子短大卒。昭和45年(1970)『無明長夜(むみょうちょうや)』で第63回芥川(あくたがわ)賞受賞。作品『満州は知らない』『天地玄黄(てんちげんこう)』など。
よしだ‐ならまる【吉田良丸】
浪曲師。現在3代まで。2代(1879-1967)は本名、広橋元吉。奈良県生まれ。優美な節調で、桃中軒雲右衛門(とうちゅうけんくもえもん)とともに明治から大正にかけて人気を2分した。
よしだ‐にくしゅ【吉田肉腫】
病理学者の吉田富三が昭和18年(1943)につくった、日本で最初のネズミの腹水腫瘍(しゅよう)。現在でも癌(がん)研究に広く利用。Yoshida sarcoma
よしだ‐の‐ひまつり【吉田の火祭(り)】
山梨県富士吉田(ふじよしだ)市の浅間(せんげん)神社で、8月26・27日に行われる祭礼。大松明(たいまつ)を町中に立て、神を山に送る山じまいの送り火の行事で、富士山の怒りをしずめる祭りとも。
よしだ‐ひでお【吉田秀雄】
(1903-63)実業家。福岡県生まれ。東大卒。日本電報通信社(現電通)の第4代社長として、同社を世界有数の広告代理業に育成。
よしだ‐ひでかず【吉田和】
(1913-)音楽評論家。東京生まれ。東大卒。日本の音楽批評のスタイルを確立。著書『主題と変奏』『調和の幻想』『吉田秀和全集』全16巻など。
よしだ‐ぶんごろう【吉田文五郎】
文楽の人形遣い。3世まで。3世(1869-1962)は昭和期の名女形(おんながた)遣い。吉田栄三(えいざ)と栄三・文五郎時代を現出。重要無形文化財保持者。
よしだ‐ぶんざぶろう【吉田文三郎】
文楽の人形遣い。3世まで。初世(?-1760)は吉田姓の始祖。江戸中期大坂竹本座で活躍。三人遣いの大成者。冠子(かんし)の筆名で作劇。
よしだ‐みつよし【吉田光由】
(1598-1672)江戸前期の数学者。京都角倉(すみのくら)氏の一族。中国の『算法統宗』を翻案して和算の入門書『塵劫(じんごう)記』を著述。
よしだ‐よししげ【吉田重】
(1933-)映画監督。福井県生まれ。東大卒。作品『秋津温泉』『エロス+虐殺』など。