ラウ【羅宇】
《Laos(マライ)の転。ラオス国から産する竹を使ったことから》キセルの、雁首(がんくび)と吸い口をつなぐ竹の部分。ラオ。
ラウール‐の‐ほうそく【ラウールの法則】
不揮発性の物質の希薄溶液における蒸気圧降下率は溶質のモル分率に等しく、溶媒および溶質の種類に無関係であるという法則。1886年フランスのラウールが実験的に見いだした。Raoult's law
ラウエ【Max Theodor Felix von Laue】
(1879-1960)ドイツの物理学者。結晶のX線回折現象の理論的分析を行う。1914年ノーベル物理学賞受賞。
ラウエ‐はんてん【ラウエ斑点】
連続X線を静止した単結晶の小片にあて、その後方に置いた写真フィルムに適当時間露出するとき得られるX線回折像を構成する多くの斑点。Laue spot
ラウオルフィア【rauwolfia】
生薬(しょうやく)の一つ。キョウチクトウ科インドジャボクの根。レセルピンなどのアルカロイドを含む。インドでは、古くからヘビにかまれたときの傷の治療などに用いた。その他血圧降下・精神安定・鎮静催眠などに用いる。
ラウシェンバーグ【Robert Rauschenberg】
(1925-)アメリカの画家。現代の多元性を象徴する技法(コンバイン‐ペインティング)を創始。ポップ‐アートやハプニングの先駆者。作品『モノグラム』など。
らうす【羅臼】
〈町〉北海道東部、知床(しれとこ)半島東岸の町。海岸美と温泉に恵まれた観光と漁業の町で、イカ・コンブ漁などがさかん。知床観光の基地。人口7574(1994)。
ラウス【Francis Peyton Rous】
(1879-1970)アメリカの病理学者。ニワトリで、移植が可能な肉腫(にくしゅ)を発見、そのウイルスの分離にも成功。ラウス肉腫の名が付けられている。1966年ノーベル生理学医学賞受賞。
らうす‐だけ【羅臼岳】
北海道東部、知床(しれとこ)半島中央にある円錐(えんすい)形火山。標高1660m。秘境の山で知られ、登山基地は羅臼・岩尾別(いわおべつ)温泉。
ラウ‐だけ【羅宇竹】
《「羅宇」は当て字》キセルのラウに使用する竹。本来はラオスから渡来した黒斑(くろふ)竹が用いられた。ラオだけ。
らう‐た・し【労たし】(形ク)
〈古語〉
→ろうたし(労たし)
ラウドスピーカー【loudspeaker】
音声をマイクで電気信号に変換したのち、増幅してスピーカーから拡大した音声として出す機器。拡声器。
ラウリン‐さん【ラウリン酸】
化学式CH3 (CH2) 10COOH 炭素の数が12個の飽和脂肪酸。ヤシ油や月桂樹の果肉中にグリセリドとして存在。洗剤・界面活性剤・可塑剤の原料。ドデシル酸。ドデカン酸。lauric acid
ラウレル【Jose Paciano Laurel】
(1891-1959)フィリピンの政治家。上院議員・司法長官を経て、1943年大統領に就任。第2次大戦後、戦争責任を問われるが、のち政界に復帰。
ラウンジ【lounge】
①ホテル・劇場・空港・列車などに設けられている休憩室や娯楽室。待合室・喫煙室などをさす場合もある。
②長いす。寝いす。
ラウンジ‐ウエア【lounge wear】
リラックスするときの衣服。ゆったりした形でロング丈が多く、色や柄も明るいものが多い。
ラウンジ‐チェア【lounge chair】
安楽いすの一種。背もたれに傾斜のある1人掛けのゆったりした休息用の椅子。
ラウンド【round】
①1周。1巡。
②ゴルフコースで、プレーヤーが各ホールを1巡すること。ふつう18ホールをワンラウンド、9ホールをハーフラウンドという。
③ボクシングで、試合中の回。1ラウンドは3分間で、ラウンド間の休憩は1分。
ラウンド‐カラー【round collar】
襟型の一つ。襟先の丸い襟の総称。ピーターパンカラーなど。
ラウンド‐テーブル【round table】
①円形または楕円形(だえんけい)の食卓。
→円卓会議。round table conference
ラウンド‐ナンバー【round number】
端数のつかない、最後のけたが0で終わる数字。概数。
ラウンド‐ネックライン【round neckline】
襟ぐりの形の一種。丸襟ぐりの総称。基本型は首のつけ根の線にそったもの。
ラウンド‐ミッドナイト【'Round Midnight】
ピアノ奏者セロニアス=モンク作曲のモダンジャズの名曲。バーニー=ハニゲン作詞。
ラエ【Lae】
ニューギニア島北東部、パプアニューギニアの港湾都市。同国の行政・経済の一中心。人口8.1万(1990)。
ラエネク【René-Théophile-Hyacinthe Laënnec】
(1781-1826)フランスの内科医。1816年に聴診器を発明した。結核の病理学にも多くの業績がある。著書『間接聴診法』。
ラオ【羅宇】
→ラウ
ラオコーン【Lāokoōn(ギリシア)
ギリシア神話のトロイヤの王子。アポロンの神官。ギリシア軍の大木馬を城内に入れるのに反対したため、女神アテナは大蛇を送り、彼と2人の息子を殺した。それを題材としたヘレニズム時代の有名な群像彫刻がある。Laocoon
ラオス【Laos】
(Lao People's Democratic Republic)東南アジア、インドシナ半島内陸部、メコン川中流域を占める人民民主共和国。首都ビエンチャン。もと王国。1953年フランスから独立。農業が基幹産業で、米・チーク材を産出。面積23.7万km2。人口453.3万(1993)。正称ラオス人民民主共和国。
ラオチュー【老酒(中)】
(lǎojiǔ)中国の代表的醸造酒。一般には紹興酒(しょうこうしゅ)のうち、良質で、長期間熟成したものをいう。アルコール分は低く風味がさわやか。ろうしゅ。
ラオメドン【Lāomedōn(ギリシア)
ギリシア神話のトロイヤ王。プリアモスの父。アポロンとポセイドンをだましたので、神々は海の怪獣を送り、国を荒らした。
ラ‐おん【ラ音】
肺の聴診のときに聞かれる、肺に由来する病的な雑音。気道の腫脹(しゅちょう)、分泌物の貯留などでおこる。湿性ラ音と乾性ラ音に区別される。ラッセル音。rale
ラガー【rugger】
→ラグビー。また、その選手。
ラガーツ【Leonhard Ragaz】
(1868-1945)スイスの神学者。チューリヒ大教授。社会主義社会の中に神の国の現実を求め、政治的活動に入る。キリスト教社会主義運動の指導者として知られる。
ラガー‐ビール【lager beer】
ビールの種類の一つ。日本では、生ビールに対して容器に詰めたあと、加熱殺菌した製品をいう。
ラカディブ‐しょとう【ラカディブ諸島】
(Laccadive Islands)アラビア海東部の珊瑚礁(さんごしょう)島群。主島カバラッティ島。インド領。ラッカディブ諸島。
ら‐かん【羅漢】
→阿羅漢(あらかん)」の略。
ラカン【Jacques Lacan】
(1901-81)フランスの精神分析学者。フロイト主義者として出発。犯罪学・言語学・哲学の諸分野にわたり活躍。構造主義の理論家。著書『エクリ』など。
ら‐がん【裸眼】
多く、視力をいうときに用いる語で、眼鏡をかけないで見るときの目。naked eye
ら‐かんちゅう【羅貫中】
(?-?)中国、元(げん)末明(みん)初の小説家。本名は羅本。『三国志演義』の作者。『水滸伝(すいこでん)』を施耐庵(したいあん)と合作したといわれ、『平妖(へいよう)伝』の作者ともされる。
らかん‐まき【羅漢槙】
マキ科の常緑小高木。庭木にされる。高さ約5m。イヌマキより葉は小さく、枝に密生して直立する。中国原産。
らかん‐まわし【羅漢回し】
大勢が車座にすわって、それぞれが滑稽(こっけい)な表情・身振りをして順にまねていく遊び。まねしそこなった者が負けで、江戸時代に酒席の遊びとして始まった。
ラキ‐かこうれつ【ラキ火口列】
アイスランド南部にある火山。1783年、地震をともなう割れ目噴火や玄武岩質溶岩の流出などが数か月続き、島の人口の4分の1が死亡。Laki crater row
ら‐ぎょう【裸形】
身に何もまとっていないこと。はだか。nakedness
らぎょう‐へんかくかつよう【ラ行変格活用】
文語動詞の活用の型の一つ。四段活用に似るが、終止形だけ異なる、特殊な活用。「あり・をり・はべり」の語。そのほか、「あり」の結合してできた形容動詞タリ活用・ナリ活用、助動詞「り・たり・けり」も、この型に属する。ラ変。
ラク【咯】9画
部首 口くちへん
区点 5130・JIS 533E・シフト 9A5D
[音] ラク・カク

いいあらそう。うったえあらそう。
→カク[咯]
ラク【洛】9画
部首 氺さんずい
区点 4576・JIS 4D6C・シフト 978C
[音] ラク

①中国の川の名。陝西(せんせい)省の秦嶺からながれだし、河南省をへて、黄河にそそぐ。「洛水」
②中国の都市名。洛水のほとり、北側(陽)にある洛陽のこと。河南省洛陽市。
③つらなる。まとう。
④「洛洛(らくらく)」は、水のながれくだるさま。
⑤都。京都。「上洛」「洛外・洛中・洛内」
ラク【烙】10画
部首 火ひへん
区点 6364・JIS 5F60・シフト E080
[音] ラク・カク

やく。こがす。鉄を熱して、からだ・ものにおしつける。「烙印」
ラク【珞】10画
部首 王たまへん
区点 6468・JIS 6064・シフト E0E2
[音] ラク・レキ

「瓔珞(ようらく)」は、くびかざり。珠玉をつないでつくったくびかざり。
→レキ[珞]
ラク【落】12画
部首 ⻌くさかんむり 教育小3
区点 4578・JIS 4D6E・シフト 978E
[音] ラク
[訓] おちる・おとす
→ 字形参照

①おちる。おとす。おち。〈類似〉墜(つい)。〈対義〉騰(とう)。「下落(げらく)・墜落・騰落」「落下(らっか)・落葉・落雷」
②合格しない。〈対義〉及(きゅう)。「及落」「落選・落第」
③ぬけおちる。ぬかす。「脱落」「落伍(らくご)
④せめおとす。せめおとされる。「陥落」「落城」
⑤おちぶれる。おとろえる。「没落・零落」「落魄(らくはく)
⑥おさまる。まとまる。「落着」
⑦さと。人家のあつまったところ。「集落・村落・部落」
⑧建物ができあがる。「落成」
⑨さびしい。わびしい。「落莫(らくばく)
⑩わだかまりがない。「洒落(しゃらく)・磊落(らいらく)
ラク【絡】12画
部首 糸いとへん 常用
区点 4577・JIS 4D6D・シフト 978D
[音] ラク
[訓] から・からまる
→ 字形参照

①まとう。からむ。からまる。「籠絡(ろうらく)
②つながる。つづく。「短絡・連絡」「絡繹(らくえき)
③すじ。すじみち。「脈絡」
ラク【楽】13画
部首 木 教育小2
区点 1958・JIS 335A・シフト 8A79
[音] ガク・ラク・ゴウ
[訓] たのしい・たのしむ
→ 字形参照
 ※旧字・異体字あり

①たのしい。たのしむ。このむ。〈対義〉哀(あい)・苦(く)・悲(ひ)。「安楽・快楽・歓楽・娯楽」「楽園・楽土」
②たやすい。やさしい。〈比較〉易(い)。「楽勝・楽楽」〈用例〉(名)〜をしたがる。(形動)それくらいは〜にできる。
③心身につらいことがなく、落ち着いてやすらかな気持ち。ゆったり。「楽寝(らくね)」〈用例〉(形動)〜な姿勢。痛みが〜になる。どうぞお〜に。
④雅楽の曲。「太平楽」
⑤千秋楽のこと。興行のおわり。「楽日(らくび)」〈用例〉(名)〜の日。→ガクゴウ[楽]
ラク【樂】15画→楽の旧字

区点 6059・JIS 5C5B・シフト 9ED9
楽有れば苦有り(らくあればくあり)
楽をしたあとには苦しみがやってくる。After pleasure comes pain.〈類似〉楽は苦の種(たね)、苦は楽の種。苦有れば楽有り。
楽は苦の種、苦は楽の種(らくはくのたね、くはらくのたね)
楽をすれば後で苦しみを味わわなければならないし、苦しみを耐え忍べば後で楽をすることができる。安逸を戒め、忍耐を勧めた箴言(しんげん)
ラク【酪】13画
部首 酉ひよみのとり 常用
区点 4579・JIS 4D6F・シフト 978F
[音] ラク
→ 字形参照

ちちじる。ちちざけ。牛や羊などの乳からつくった飲み物・乳製品。「乾酪・牛酪・乳酪」「酪農」
ラク【犖】14画
部首 牛うし
区点 6424・JIS 6038・シフト E0B6
[音] ラク

①まだらうし。ぶちのうし。いろいろな色の毛がいりまじっている牛。
②「犖犖(らくらく)」は、あきらか。くっきりしている。
③「卓犖(たくらく)」は、すぐれたさま。
ラク【駱】16画
部首 馬うまへん
区点 8149・JIS 7151・シフト E970
[音] ラク

①かわらげ。馬の毛色で、からだが黒くたてがみが白いもの。
②「駱駝(らくだ)」は、ウシ目ラクダ科に属する哺乳(ほにゅう)類。
らく(接尾)
〈古語〉
《四段・ラ変以外の動詞や助動詞「つ」「ぬ」「しむ」などの終止形、上一段動詞の未然形に付く》
①上の活用語を名詞化する。…すること。…することには。〈用例〉見〜少く恋ふ〜の多き(万葉・7・1394)。
②《文末に用いて》感動・詠嘆の意を表す。…ことよ。〈用例〉草枕旅に久しくあらめやと妹(いも)に言ひしを年の経ぬ〜(万葉・15・3719)。
らく‐いち【楽市】
戦国時代末から安土(あづち)桃山時代、大名が独占的な座の特権を廃して商工業者の自由な営業を認めたこと。またその市場。〈参照〉楽座。
らく‐いん【烙印】
焼いて物に押す金属製の印。器具や動物に押し、所有者名などを表記した。また刑罰として額(ひたい)などに押した焼き印。brand
烙印を押される(らくいんをおされる)
消すことのできない不名誉の評判をとる。branded
らく‐いん【落胤】
貴人が、妻でない女に生ませた子。おとしだね。
らく‐いんきょ【楽隠居】(名・サ変自)
のんきに隠居すること・人。comfortable retirement
ラグー【ragoût(フランス)
煮込み料理。シチュー。
ラグーサ【Ragusa】
イタリア南部、ラグーサ県の県都。イルミニオ川右岸の丘陵地に位置。油田地域の中心地。人口6.8万(1987)。
ラグーザ【Vincenzo Ragusa】
(1841-1927)イタリアの彫刻家。明治9年(1876)来日、工部美術学校で教える。日本に初めて西洋彫刻技術を伝えた。作品『日本の婦人』など。
らくう‐しょう【落羽松】
スギ科の落葉針葉高木。高さ約50m。葉は線形で羽状につき、秋には枝とともに落ちる。材は軽く、桶(おけ)・屋根板に使用。アメリカ原産。ヌマスギ。bald cypress
ラ‐クール【Paul La Cour】
(1902-56)デンマークの詩人。内省的実存的詩風で、芸術派の中心的存在。詩集『生きた水』など。
ラグーン【lagoon】
→せきこ(潟湖)
らく‐えき【絡繹・駱駅】(形動トタル)
人や車の往来の絶えないさま。〈用例〉人馬〜。
らく‐えん【楽園】
楽しい所。安楽に暮らせる所。楽土。エデン。パラダイス。paradise
らく‐がい【洛外】
〈対義〉洛中。
①都のそと。outside of the capital
②京都の市外。
らく‐がき【落書(き)・楽書(き)】(名・サ変自他)
門や壁などにいたずら書きをすること。また、そのいたずら書き。社会などに対する風刺を記した落書(らくしょ)・落首(らくしゅ)も落書きの一種。scribble; graffiti
らく‐がん【落雁】
①空からまいおりるガン。〈用例〉堅田の〜。
②干菓子の一種。打ち菓子に属する。みじん粉・きな粉などに砂糖・水あめを加えて練り、木型につめて抜き、焙炉(ほいろ)で乾燥して作る。
らく‐ご【落伍・落後】(名・サ変自)
《「伍」は、隊列の意》隊・行進などの列から後れること。また、競争に取り残されること。drop out〈用例〉トップグループから〜する。
らく‐ご【落語】
大衆演芸の一つ。小咄(こばなし)から発達した日本独自の話芸。滑稽(こっけい)みを主眼とし、結末に「さげ」「落ち」がつく。おとしばなし。おわらい。
らくご‐きょうかい【落語協会】
大正12年(1923)設立の落語家・色物(いろもの)芸人の組織。戦前戦後を通じ最大の組織で、何回かの分裂を経たが、現在東京都内のほとんどの定席(じょうせき)に出演している。
らくご‐げいじゅつきょうかい【落語芸術協会】
昭和4年(1929)に結成された落語家・色物(いろもの)芸人の組織。
らく‐さ【落差】
①河川や水路などで、上下流の2点間の水面の高低差。head
②《転じて》物事の考えなどの、水準の高低の差や隔り。ギャップ。gap〈用例〉理論と実験の〜。
らく‐ざ【楽座】
安土(あづち)桃山時代、座の特権を廃して、商工業者の自由な営業を認めたこと。また、その政策。領国内の経済発展のため各大名が実施。〈参照〉楽市。
らく‐さつ【落札】(名・サ変他)
入札して、目的物を自分のものにする権利を得ること。make a successful bid〈対義〉入札。
らく‐さん【酪酸】
化学式C3H7COOH グリセリドとして家畜の乳脂肪中に存在。不快な酸敗臭のある無色の液体。合成香料などに利用。butyric acid
らくさん‐きん【酪酸菌】
バチルス科、グラム陽性で嫌気性の大形桿菌(かんきん)。butyric acid bacteria
らくし‐しゃ【落柿舎】
向井去来(むかいきょらい)が京都嵯峨(さが)に営んだ草庵(そうあん)。元禄(げんろく)4年(1691)4月芭蕉(ばしょう)が滞在し『嵯峨日記』を著す。
らく‐じつ【落日】
入り日。夕日。落陽。setting sun
らく‐しゅ【落手】(名・サ変他)
①受け取ること。入手。落掌(らくしょう)
②碁・将棋で、悪い手をさすこと。
らく‐しゅ【落首】
落書(らくしょ)のうち戯(ざ)れ歌の形をとったもの。lampoon
らく‐しょ【洛書】
中国古代の伝説中の文によったという図。皇帝禹(う)が洪水を治めたとき、洛水から現れた亀(かめ)の背にあったもので、『書経』の「洪範九疇(こうはんきゅうちゅう)」はこれによるとされる。
らく‐しょ【落書】
①昔、政治に対する批判や権力者に対する風刺を匿名(とくめい)で書いて、道に落としておいたり、人目につく所に張ったりしたもの。落とし文。lampoon
②らくがき。graffiti
→落首。lampoon
らく‐しょう【落掌】(名・サ変他)
入手。落手。
らく‐しょう【楽勝】(名・サ変自)
らくらくと勝つこと。have an easy win〈比較〉大勝。〈対義〉辛勝。
らく‐じょう【落城】(名・サ変自)
①城が落ちること。fall of a castle
②物事を維持できず、なげだすこと。
③《俗語》口説かれて承知すること。
らく‐しょく【落飾】(名・サ変自)
髪の毛をそり落として仏門に入ること。落髪。剃髪(ていはつ)
らく‐す【絡子】
→掛絡(から)の別称。
らく‐すい【洛水】
中国、河南省西部を流れて洛陽の南側を通り黄河(こうが)に注ぐ川の古称。現在は洛河(らくが)
ラクスネス【Laxness】
→ラックスネス
らく‐せい【洛西】
〈対義〉洛東。
①都の西。west of the capital
②京都の西の地域。
らく‐せい【落成】(名・サ変自)
工事などが完成すること。完工。竣工(しゅんこう)。completion〈対義〉起工。〈用例〉〜式。
らく‐せき【落石】(名・サ変自)
山の上などから石が落ちること。また、落ちる石。falling rocks〈用例〉〜事故。
らく‐せき【落籍】(名・サ変自他)
①(自)
(ア)戸籍簿から名前が抜け落ちていること。
(イ)名前を除いて仲間から身を引くこと。
②(他)芸者などを身受けすること。ひかすこと。
らく‐せつ【落屑】
表皮の角質層が大小の薄いかけらとなってはがれ落ちる現象。また、その細片。皮膚に異常があるときにおこるが、正常でもみられる。desquamation
らく‐せつ【落雪】(名・サ変自)
山やがけなどで、積もった雪がくずれ落ちること。また、その雪。なだれよりも小規模なものをいう。snowslide
らく‐せん【落選】(名・サ変自)
①選に漏れること。be rejected〈対義〉入選。
②選挙で落ちること。be defeated〈対義〉当選。
らく‐そう【落想】
思いつき。着想。
らく‐だ【駝】
ラクダ科の動物。背に脂肪を蓄えるこぶがある。体高約2m。「砂漠の舟」として、砂漠の生活に不可欠。ヒトコブラクダは中近東・アフリカ産で、家畜。フタコブラクダは中央アジア産で、家畜のほか野生。camel
らく‐たい【落体】
重力によって地面に向かって落下する物体。ガリレオは落体運動を分析して、重力加速度は物質によらず一定であることを発見した。falling body
らく‐だい【落第】(名・サ変自)
試験や審査に合格しないこと。flunk〈対義〉及第。
ラグタイム【ragtime】
ジャズ形成の一要素となったピアノ音楽。シンコペーションをきかせたリズムをもつ。19世紀末、黒人ピアニストの間から発生。
らくだのシャンツ【子】
中国の小説家老舎(ろうしゃ)の長編小説。1936〜37年執筆。北京(ペキン)の人力車夫の生涯を描く。
らく‐たん【落胆】(名・サ変自)
がっかりすること。失望すること。力落とし。disappoint〈用例〉反対されて〜する。
ラクタンティウス【Lucius Caelius Firmianus Lactantius】
(240ごろ-320ごろ)ローマのキリスト教神学者・修辞学者。北アフリカ生まれ。コンスタンチヌス帝の子を教育し、宗教政策にも関与。千年王国説を主張。著書『神的提要』など。
らく‐ちゃく【落着】(名・サ変自)
物事のけりがつくこと。完結。settle〈用例〉1件〜。
らく‐ちゅう【洛中】
=洛内。〈対義〉洛外。
①都の中。inside of the capital
②京都の市内。
らくちゅうらくがい‐ず【洛中洛外図】
京都内外の名所や庶民生活を描いた図。室町末期から江戸時代にかけて盛行し、風俗画に新生面を開く。屏風(びょうぶ)が多く、絵巻や扇面もある。
らく‐ちょう【落丁】
本や雑誌のページが抜け落ちていること。落葉。have a missing page〈比較〉乱丁。
らく‐ちょう【落潮】
→ひきしお
②物事が落ち目になること。
③相場が下がり始めること。
らく‐ちん【楽ちん】(名・形動)
《幼児語》楽で気持ちがよいこと・さま。comfortable
らく‐てん【楽天】
物事のよい面を見ること。人生をよいものと考えること。〈比較〉楽観。〈対義〉厭世(えんせい)
らくてん‐か【楽天家】
楽天的な人。オプティミスト。optimist
らくてん‐しゅぎ【楽天主義】
人生・世界を、もともとよいものと考え、人の性質も善であるとし、自分の生活に満足して、現実を肯定する主義。オプティミズム。optimism
らくてん‐てき【楽天的】(形動)
運命や境遇を与えられたものと見て、それに満足し、くよくよしないさま。optimistic〈対義〉厭世(えんせい)的。〈用例〉〜な生き方。
らく‐ど【楽土】
安楽な所。楽園。〈用例〉王道〜。
ラクト‐アイス【lacto ice】
アイスクリームの一種。乳固形分と衛生面の規制だけで、乳脂肪分の規定がない大衆的な製品。
らく‐とう【洛東】
〈対義〉洛西。
①都の東。east of the capital
②京都の鴨川(かもがわ)から東の地域。
らくとう‐こう【洛東江】
韓国(かんこく)南東部の川。太白山脈南部から、大邱(たいきゅう)盆地を南に流れ、釜山(ふざん)西方で鎮海湾に注ぐ。長さ530km。ナクトンガン。
ラクトース【lactose】
→にゅうとう(乳糖)
ラクトグロブリン【lactoglobulin】
乳汁中にふくまれるグロブリンの総称。牛乳中の全たんぱく質のうちカゼインを除いた部分にきわめて多い。
ラクトン【lactone】
エステルの特性をもつ原子団を環内に含む環式の有機化合物。γ(ガンマ)‐ラクトンはポリエステルの原料、δ(デルタ)‐ラクトンは香料などに利用。
らく‐ない【洛内】
→らくちゅう(洛中)
ラグナレク【Ragnarök】
《「神々の没落」の意で、「黄昏(たそがれ)」は誤訳》北欧神話でいう世界終末の日。神々と魔軍との一大決戦で、神々は没落し世界は滅びる。ワーグナーの『神々の黄昏』で有名。
らく‐なん【洛南】
〈対義〉洛北。
①都の南部。
②京都の町の、南の地域。