ろう‐あ【唖】
聴力障害があって聞こえないために、話すことができなくなる状態。また、その人。先天性や2歳以下で聴力障害をきたすと、耳からの言語の記憶ができないため、放置すると話すことができなくなる。deaf-mutism〈用例〉〜者。
ろういろ‐うるし【蝋色漆】
→ろいろうるし(蝋色漆)
ろう‐えい【朗詠】
[一](名・サ変他)詩歌をふしをつけてうたうこと。〈用例〉漢詩を〜する。
[二](名)雅楽の声楽曲の一種で、漢詩の句を一定の曲節で歌うもの。
ろう‐えい【漏洩・漏泄】(名・サ変自他)
《「ろうせつ」の慣用読み》秘密、あるいは液体などがもれること。もらすこと。leak〈用例〉機密の〜。
ろう‐えき【労役】
①骨の折れる仕事。力仕事。labor
②肉体労働をして、役務をはたすこと。〈用例〉〜に服する。
ろう‐えん【労演】
《「勤労者演劇協会」の略》第2次大戦後、働く人が、よい演劇を安く鑑賞できるようにつくられた観客組織。昭和23年(1948)東京勤労者演劇協同組合がつくられ、以後は各地に組織ができて、同38年(1963)全国労演に発展。
ろう‐えん【狼煙・烟】
《昔、中国で煙をまっすぐあげるためにオオカミの糞(ふん)を入れて燃やしたことから》のろし。狼火。signal fire; beacon
ろう‐おう【老翁】
年をとった男。おきな。old man
ろう‐おう【老媼】
年をとった女。老婆。おうな。
ろう‐おう【老鶯】
春が過ぎ初夏になっても鳴いているウグイス。
ろう‐おく【陋屋】
=陋居。
①狭くて、むさ苦しい家。
②自分の家をけんそんして言う語。
ろう‐おん【労音】
《「全国勤労者音楽協議会連絡会議」の略》よい音楽を安く、多くの人に提供することを目的とした音楽鑑賞組織。昭和24年(1949)大阪で設立。
ろう‐か【老化】(名・サ変自)
①年をとることで、人間の肉体の一部、あるいは各部が衰えること。senile deterioration〈用例〉〜現象。
②生物学で、受精ののち個体が性的に成熟して生殖を営んだあと、しだいに年老いていく現象。ageing
③化学で、ゴムやプラスチックなどが時間とともに弾性を失いもろくなること。ageing
ろう‐か【弄火】
火をもてあそぶこと。火遊び。play with fire
ろう‐か【弄花】
花札(はなふだ)で遊ぶこと。
ろう‐か【狼火】
のろし。狼煙。signal fire; beacon
*ろう‐か【廊下】
家屋内の細長い通路。回り廊下・渡り廊下・中廊下・片廊下などがある。廊。corridor〈用例〉〜を走る。〜に立たされる。
ろう‐が【蝋画】
古代絵画の一技法。紀元前4世紀ごろ発明され、建築物や彫刻の彩色にも広く応用された。蝋をまぜた絵の具で板や大理石上に描き、熱したへらで焼きつけて、表面に光沢をもたせる。
ろう‐かい【老獪】(名・形動)
経験を積んでいて、非常にずる賢いこと・さま。cunning〈用例〉〜な政治家。〈派生〉ろうかいさ(名)
ろう‐がい【労咳】
漢方で、肺結核のこと。肺病。pulmonary tuberculosis
ろう‐かく【楼閣】
たかどの。楼台。lofty building〈用例〉空中〜。
ろう‐がた【蝋型】
鋳金(ちゅうきん)の技法の一つ。金銅仏・銅印そのほか精巧なものを作るのに適する。蜜蝋(みつろう)で原型を作り、鋳型土でぬり込め、中の蝋を火で焼き流し、できた空洞に溶けた金属を流し入れて鋳造する。
ろう‐がっこう【聾学校】
聴覚に障害のある児童・生徒に対し、普通教育に準じて必要な教育を行う学校。school for the deaf
ろうか‐とんび【廊下鳶】
遊女屋で、遊女を待ちわびて客が廊下を歩き回ること。転じて、用もないのに廊下を行ったり来たり、うろつき回ること・人。
ろう‐かん【琅かん】
①中国産の美しい玉石。半透明で暗青色。
②美しい竹。
ろう‐かん【蝋管】
初期の蓄音機で録音に用いられた蝋を塗った円筒。蝋に音の溝を刻みつけて録音した。1885年にアメリカのグラハム=ベルらが製作したグラフォフォンが最初。
ろう‐がん【老眼】
目の老化現象。水晶体の弾性が減少して調節ができないため、近くをよく見ることができなくなった状態。また、その目。老視。presbyopia
ろうがん‐きょう【老眼鏡】
老眼を矯正するための眼鏡。farsighted eyeglasses
ろう‐き【老驥・老騏】
①老いた駿馬(しゅんめ)
②年老いた英雄。
老驥千里を思う(ろうき、せんりをおもう)
→老驥櫪(れき)に伏すとも志千里に在り」と同意。
老驥櫪に伏すとも志千里に在り(ろうきれきにふすともこころざしせんりにあり)
《曹操の詩「碣石篇(けっせきへん)」の一節。すぐれた馬は、年老いても千里を走ることを考える、の意》英雄は年老いてもなお志を高く持っている、ということのたとえ。
ろう‐き【牢記】(名・サ変他)
しっかり覚えること。銘記。
ろう‐ぎ【老妓】
年をとった芸者。
ろうき‐ほう【労基法】
→労働基準法」の略。
ろう‐きゅう【老朽】(名・サ変自)
古くなって役に立たなくなること・もの。decrepit〈用例〉〜化。〜家屋。
ろう‐きゅう【籠球】
→バスケットボール
ろうきゅうか‐すいでん【老朽化水田】
作土から鉄・マンガン・カルシウム・有機物などが溶解脱落して、イネの秋落ちを起こすようになった水田。degraded paddy
ろう‐きょ【陋居】
→ろうおく(陋屋)
ろう‐きょ【籠居】(名・サ変自)
家の中にとじこもっていること。閉居。
ろう‐きょう【老境】
年をとった境涯。mental stage in the declining age〈用例〉〜に入る。
ろう‐きょく【浪曲】
→なにわぶし(浪花節)
ろう‐ぎん【労銀】
労働によって得る賃金。労賃。
ろう‐ぎん【朗吟】(名・サ変他)
詩歌を声高らかに、節をつけてうたうこと。朗詠。recite
ろう‐く【老躯】
年をとったからだ。老体。老骨。one's old bones〈用例〉〜をひっさげての出馬。
ろう‐く【労苦】
骨折り。苦労。辛苦。labor〈用例〉〜に報いる。
ろう‐くみ【労組】
→ろうそ(労組)
ろう‐けい【老兄】
①年をとった兄。aged big brother
②年長の友人に対していう敬語。
ろう‐けち【纈・纈】
→ろうけつぞめ(臈纈染め)
ろう‐けつ【纈・纈】
→臈纈染め」の略。
ろう‐げつ【臘月】
陰暦12月の異称。師走。極月(ごくげつ)
ろうけつ‐ぞめ【纈染(め)】
染色法の一種。蝋(ろう)や樹脂などで模様を防染する技法。蝋のひび割れにより、ひび入りの模様ができて変化に富む。ろうけち。ろうけつ。batik
ろう‐けん【老健】(名・形動)
年をとっても健康であること・さま。old but healthy
ろう‐けん【陋見】
①つまらない意見。
②自分の意見をけんそんしていう語。私見。
ろう‐げん【弄言】
ことばをもてあそぶこと。むやみにしゃべること。多言。talkativeness
ろう‐こ【漏壺】
漏刻に用いたつぼ。底に小孔があり、満たした水の減り具合を漏箭(ろうせん)で読んで時刻を知る。
ろう‐こ【乎】(形動トタル)
しっかりして動かないさま。強固。firm〈用例〉〜たる自信。
ろう‐こ【牢固】(形動トタル)
しっかりして丈夫なさま。堅固。firm〈用例〉〜たる守り。
ろう‐ご【老後】
年をとってのち。one's old age〈用例〉〜の楽しみ。
ろう‐こう【老公】
身分の高い老人をいう敬語。〈用例〉水戸(みと)のご〜。
ろう‐こう【老巧】(名・形動)
経験を積んで、たくみなこと・さま。老練。experienced〈用例〉〜な手さばき。
ろう‐こう【巷】
狭くて、汚い裏町。むさ苦しい路地。
ろう‐ごうきん【鑞合金】
鑞付けに使用する合金の総称。約400℃以上の融点をもつ硬鑞と、それ以下のはんだで代表される軟鑞がある。
ろう‐こく【漏刻・漏剋】
①中国伝来の水時計。水を入れた漏壺(ろうこ)から常時一定の量の水を落とし、その水位の変化によって目盛りが時刻を示す装置。日本では中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)が斉明(さいめい)6年(660)に初めてつくったとされる。
②漏箭(ろうせん)に刻む目盛り。
ろう‐こく【鏤刻】(名・サ変他)
→るこく(鏤刻)
ろう‐ごく【牢獄】
ろうや。ひとや。監獄。prison
ろうこく‐はかせ【漏刻博士】
律令(りつりょう)制の官職の一つ。陰陽(おんよう)寮に属し、時刻を知らせる役目をつかさどった。
ろう‐こつ【老骨】
老体。老躯(ろうく)。one's old bones
老骨に鞭打つ(ろうこつにむちうつ)
年をとったわが身を励まして、仕事などをする。work in spite of advanced age
ろう‐こつ【鏤骨】
→るこつ(鏤骨)
ろう‐さい【老妻】
年をとった自分の妻をいう語。one's aged wife
ろう‐さい【労災】
①労働上の災害。労働災害。
②「→労働者災害補償保険」の略。
ろう‐ざいく【蝋細工】
蝋を使っていろいろなものを作ること。また、作ったもの。waxwork
ろうさい‐ぶし【弄斎節】
江戸初期の流行歌(はやりうた)。隆達節のあとをうけて、弄斎という浮かれ坊主の創始したものという。元和(げんな)・寛永(かんえい)年間(1615〜44)ごろ、遊里を中心に歌われた。
ろうさい‐ほけん【労災保険】
→労働者災害補償保険」の略。
ろうさ‐きょうしんしょう【労作狭心症】
狭心症の一つ。運動時や食事の最中、また排便時などに起こる。effort angina
ろう‐さく【労作】
①骨折って働くこと。labor
②苦労して作ること。また、その作品。力作。tour de force
ろうさく‐きょういく【労作教育】
工作・調理・園芸など身体的活動による作業を中心とした、自主性・能動性を養うための教育法の一つ。education through working
ろう‐ざん【老残】
おいぼれて生きながらえること。wasted with age〈用例〉〜の身。
ろうざん‐ぎょう【籠山行】
最澄(さいちょう)が定めた天台宗の修行の一つ。比叡(ひえい)山に12年間籠(こも)り、止観業(しかんごう)(天台学)と遮那業(しゃなごう)(真言学)を修すること。
ろうざんゆうき【老残遊記】
中国、清(しん)末の長編風刺小説。劉鶚(りゅうがく)作。1906年刊行。清末の官僚社会を痛烈に批判する。
ろう‐し【老死】
[一](名・サ変自)年をとって死ぬこと。老衰死。die of old age
[二](名)《仏教語》十二因縁の一つ。老いることと死ぬこと。
ろう‐し【老師】
①年をとった教師・師匠。old teacher
②年をとった僧。
ろう‐し【労使】
労働者と使用者。labor and management
ろう‐し【労資】
労働者と資本家。labor and management
ろう‐し【牢死】(名・サ変自)
牢の中で死ぬこと。獄死。death in prison
ろう‐し【浪士】
主家を去って禄(ろく)を離れた武士。浪人。〈用例〉赤穂〜。
ろうし【老子】
中国、周代の思想家。姓は李(り)。名は耳。字(あざな)はたん。道家の祖。太上老君と尊称された。隠棲(いんせい)にさいし『老子』を残したと伝えられる。『老子』は、『道徳経』ともいい、道学の諸思想を収めた箴言(しんげん)集で、宇宙の本体としての道と無為自然の教えを説く。
ろうし‐きょうぎせい【労使協議制】
経営者と労働者または労働組合が、生産性向上や福利厚生など経営に関する問題について協議する制度。joint labor-management consultation system
ろうし‐きょうちょう【労使協調】
労働者と使用者が企業の繁栄・維持のために協力し合うこと。労働運動の分裂をまねく要因ともなる。労資協調。labor-management cooperation
ろうし‐きょうちょう【労資協調】
→ろうしきょうちょう(労使協調)
ろうし‐ぐん【娘子軍】
→じょうしぐん」の慣用読み。
ろう‐じつ【老実】(名・形動)
事に慣れていて誠実なこと・さま。
ろう‐じつ【臘日】
①暦注の一つ。大寒にもっとも近い辰(たつ)の日。
②12月8日。この日に粥(かゆ)をたく行事があった。臘八。
③1年の最後の日。大晦日(おおみそか)。大年。おおつごもり。
ろう‐しゃ【聾者】
耳の聞こえない人。deaf
ろうしゃ【老舎】
(1899-1966)中国の小説家・劇作家。本名は舒慶春(じょけいしゅん)。満州族出身。北京(ペキン)の市民生活を愛情をこめてユーモアのある筆致で描いた。戯曲『竜鬚溝(りゅうしゅこう)』、小説『駱駝祥子』、大河小説『四世同堂』など。
ろう‐じゃく【老若】
→ろうにゃく(老若)
ろう‐じゃく【老弱】
①年寄りと、幼い子。老幼。young and old
②年をとって弱くなること。また、その人。become frail with age
ろう‐しゅ【老手】
手慣れて、巧みな腕前・人。
ろう‐しゅ【老酒】
→ラオチュー
ろう‐しゅ【楼主】
①楼と名のつく所の主人。
②遊女屋の主人。
ろう‐じゅ【老儒】
年をとって学識の高い儒者・学者。
ろう‐じゅ【老樹】
年月をへた木。老木。old tree
ろう‐しゅう【老醜】
年をとって、みにくくなっていること。ugliness of old age〈用例〉〜の身をさらす。
ろう‐しゅう【陋習】
悪いならわし。evil custom〈用例〉旧来の〜を破る。
ろう‐じゅう【老中】
江戸幕府の職制の一つ。常置の最高の役職で、将軍を補佐して全政務を総括。譜代(ふだい)有力大名から選任され、定員は4〜5名。月番交代制で、重要事項は合議で裁決。
ろう‐じゅう【郎従】
→ろうどう(郎等①)
ろう‐じゅく【老熟】(名・サ変自)
経験を積んで、練れていること。円熟。老成。
ろう‐しゅつ【漏出】(名・サ変自他)
もれ出ること。もらして出すこと。
ろう‐じょ【老女】
①年をとった女性。old woman
②武家の侍女の長。
ろう‐しょう【老少】
老人と若者。老若(ろうにゃく)。young and old
ろう‐しょう【老松】
年月をへた松。おいまつ。
ろう‐しょう【老将】
①年をとった将軍。old general
②経験を積んで、戦いに慣れた将軍。veteran general
ろう‐しょう【労相】
→労働大臣の通称。
ろう‐しょう【朗笑】(名・サ変自)
明るく笑うこと。ほがらかな笑い。hearty laugh
ろう‐しょう【朗誦】(名・サ変他)
声高く読み上げること。また、となえること。朗読。recite〈用例〉詩を〜する。
ろう‐じょう【老嬢】
年のいった、未婚の女。婚期をかなり過ぎた女性。オールドミス。spinster
ろう‐じょう【籠城】(名・サ変自)
①敵に囲まれて城にこもること。be besieged
②閉じこもって外出しないこと。stay at home
ろうしょう‐ふじょう【老少不定】
《仏教語》死は年齢に関係なく、だれがいつ死ぬかわからないこと。
ろう‐しょく【朗色】
ほがらかな顔つき。機嫌のよいようす。cheerful looking
ろう‐しん【老臣】
①年をとった家来。old retainer
②重臣。key retainer
ろう‐じん【老人】
年をとった人。年寄り。老年の人。老人福祉法では65歳以上をいう。old people; the aged〈用例〉〜ホーム。
ろうじんかてい‐ほうしいん【老人家庭奉仕員】
老衰や心身障害により介護が必要な65歳以上の老人の身の回りの世話をするため、その家に地方公共団体から派遣される人。
ろうじん‐せい【老人星】
りゅうこつ座のα(アルファ)星カノープス。2月ごろの夕方、日本や中国など北半球の中緯度地帯で真南の地平線すれすれに見える。全天第2の明るい恒星。南極老人星。
ろうじんせい‐ちほう【老人性痴呆】
→老年痴呆の旧称。
ろうじん‐の‐ひ【老人の日】
→敬老の日の旧称。
ろうじん‐びょう【老人病】
老年になって多く現れる病気。老年痴呆(ちほう)・骨粗鬆(こつそしょう)症など。老年病。diseases of old people〈比較〉成人病。
ろうじん‐びょういん【老人病院】
老人保健法で制度化された、おもに慢性疾患の老人を収容する病院。介護を重点にした医療が必要なことから、医師・看護婦の配置などに特例が設けられている。都道府県知事の特例許可を受けた病院と、特例許可外の病院とがある。geriatric hospital
ろうじん‐ふくし【老人福祉】
老人の生活安定や健康保持をはかり、生きがいを与えるための公私の社会福祉サービス。昭和38年(1963)老人福祉法が制定された。welfare for the aged
ろうじん‐ホーム【老人ホーム】
老人福祉法に基づき地方公共団体および社会福祉法人が設置する、老人が余生を送るための福祉施設。養護老人ホーム・特別養護老人ホーム・軽費老人ホームの3種類がある。民間の有料施設もある。senior citizens' home
ろうじんほけん‐ほう【老人保健法】
国民の老後における健康の保持と適切な医療の確保を図り、国民保健の向上および老人福祉の増進を図ることを目的とする法律。昭和57年(1982)公布。同62年(1987)改正。
ろうじん‐もんだい【老人問題】
老人の経済的自立・社会的適応や、それから派生する諸問題。高齢化社会の到来で新たな対応が必要とされる。problems of a graying society