わい‐ら(代)
《方言》
①おまえら。目下の複数の相手に用いる。you
②自分。自分たち。単数にも複数にも用いる。
ワイラー【William Wyler】
(1902-81)アメリカの映画監督。フランス生まれ。作品『嵐(あらし)が丘』『我等(われら)の生涯の最良の年』『ローマの休日』『ベン・ハー』など。
わい‐りょく【歪力】
→おうりょく(応力)
ワイル【Claus Hugo Hermann Weyl】
(1885-1955)ドイツの数学者。スイスのチューリヒ工大、アメリカのプリンストン高等学術研究所教授。解析学・微分幾何学から量子力学・数理物理学まで広範囲の業績を残す。
ワイル【Kurt Weill】
(1900-50)アメリカの作曲家。ドイツ生まれ。ジャズの手法を取り入れ、親しみやすいスタイルで劇音楽を作曲。ブレヒトと協力したオペラ『三文オペラ』など。
ワイルダー【Billy Wilder】
(1906-)アメリカの映画監督。オーストリア生まれ。作品『サンセット大通り』『七年目の浮気』『アパートの鍵(かぎ)貸します』など。
ワイルダー【Thornton Niven Wilder】
(1897-1975)アメリカの小説家・劇作家。肯定的世界観に立ち、人間存在の永遠かつ本質的な課題を追究。小説『サン‐ルイス‐レイ橋』、戯曲『わが町』『危機をのがれて』など。
ワイルド【wild】(形動)
野蛮なさま。粗野で乱暴なさま。荒々しいさま。〈用例〉〜なタッチの絵。〜な魅力。
ワイルド【Oscar Wilde】
(1854-1900)イギリスの詩人・劇作家・小説家。世紀末文学を代表する作家。芸術至上主義の立場から、唯美主義を誇示する作品を書いた。小説『ドリアン=グレーの肖像』、喜劇『ウィンダミア夫人の扇』、悲劇『サロメ』、獄中記『深淵(しんえん)より』、童話集『幸福な王子』など。
ワイルドキャット【wildcat】
→やまねこ(山猫)
ワイルド‐ピッチ【wild pitch】
野球で、投手の暴投。走者のいるときだけ記録される。
ワイル‐びょう【ワイル病】
黄疸(おうだん)出血性レプトスピラによる感染症。感染したネズミの尿から口や皮膚を通してうつり、筋肉痛・発熱・出血・肝障害などの症状があらわれる。1886年、ドイツのアドルフ=ワイルが報告、稲田竜吉(いなだりょうきち)・井戸泰(いどゆたか)が病原体を発見。Weil's disease
ワイル‐フェリックス‐はんのう【ワイル-フェリックス反応】
発疹(はっしん)チフス・発疹熱・恙虫(つつがむし)病などリケッチアの各診断に用いられる凝集反応試験。Weil-Felix reaction
わい‐ろ【賄賂】
職務に関して受けた不法な報酬。金品はもちろん、遊興飲食の供応、地位の供与、情交なども含まれる。まいない。そでの下。bribe
わい‐わい(副)
①大勢の人がさわぐ声・さま。din of a crowd〈用例〉小学生が〜とさわぐ。
②口うるさく催促するさま。pester〈用例〉〜せきたてる。
ワイン【wine】
ブドウの果汁を発酵させて造る醸造酒。色により、赤・白・ロゼに分かれ、性質により、ナチュラル・発泡性・アルコール強化ワインに分かれる。ぶどう酒。
ワインガルテン【Romain Weingarten】
(1926-)フランスの劇作家。「新演劇」の先駆者。戯曲『アカラ』『夏』など。
ワインガルトナー【Felix von Weingartner】
(1863-1942)オーストリアの指揮者・作曲家。ドイツ古典派、とくにベートーベンの作品で高名。
ワイン‐グラス【wine glass】
ぶどう酒を飲むためのグラス。足つきで、深形。赤ワインのグラスは白ワイン用より大きめ。
ワインドアップ【windup】
野球で、投手の投球準備動作の一つ。投球前に両腕を頭上に伸ばし振りかぶる。
ワインバーグ【Steven Weinberg】
(1933-)アメリカの理論物理学者。弱い相互作用と電磁相互作用を統一するゲージ理論への貢献、とくにその存在を予言した中性カレントが実証されたことにより、グラショー・サラムとともに1979年ノーベル物理学賞受賞。
ワインヘーバー【Josef Weinheber】
(1892-1945)オーストリアの詩人。詩集『高貴と没落』『ここに言葉あり』など。
ワイン‐レッド【wine red】
赤ぶどう酒のような濃い赤紫色。ワインカラー。
ワウ【wow】
おもにレコードプレーヤーのターンテーブルの回転むらのうち、1秒間に6周期以下のもの。それ以上のものをフラッターという。
わ‐えい【和英】
①日本と英国。
②日本語と英語。Japanese and English languages
③「→和英辞典」の略。Japanese-English dictionary〈対義〉英和。
わえい‐じてん【和英辞典】
日本語から、それに相当する英語を見つけ出すための辞典。Japanese-English dictionary
わおう‐ぶ【倭王武】
古代中国南朝の史書『宋書(そうしょ)』「夷蛮(いばん)伝」などにみえる倭の五王の一人。雄略(ゆうりゃく)天皇にあてる説もある。
わ‐おん【和音】
①日本風になった漢字の音。平安時代には、正音(漢音)に対する呉音のことをいった。
②音楽で、高さの異なる2つ以上の音が同時に響いたときの合成音。ヨーロッパの機能和声で用いられる和音は、3つの音を3度で積み重ねた三和音。かおん。chord
わか【若】
[一](名)「→若様」の略。
[二](接頭)若いこと、若いほう、の意を表す。〈用例〉〜奥様。〜だんな。〜夫婦。
わ‐か【和歌・倭歌】
①漢詩に対する語。日本文学の代表的な詩歌形態の一つ。五音と七音を基調とした長歌・短歌・旋頭歌(せどうか)などの総称。やまとうた。〈数え方〉1首。
→短歌のこと。
わ‐が【我が・吾が】(連体)
《文語では代名詞「わ」に助詞「が」の付いた連語とする》
①わたくしの。われわれの。わたくしたちの。my; our
②自分の。one's own
我が家の仏尊し(わがいえのほとけとうとし)
→吾(あ)が仏尊し」と同意。
我が意を得たり(わがいをえたり)
《自分の推測などが当たったときなどに言う》果たして自分の思ったとおりだ。That's just what I thought.
我が田へ水を引く(わがたへみずをひく)
《「我田引水(がでんいんすい)」の読み下し》自分の都合のよいように言ったりとりはからったりすること。
我が世の春(わがよのはる)
もっともよいとき。全盛時代。heyday; prime〈用例〉〜を謳歌(おうか)する。
ワガーノワ【Agrippina Vaganova】
(1879-1951)ロシア・ソ連の女流舞踊家。1897年ペテルブルグのマルインスキー劇場でデビューし、1915年より同座の主任。
わか‐あゆ【若鮎】
若く、元気のいいアユ。
わ‐かい【和解】(名・サ変自)
①互いに心がやわらいで、うちとけること。なかなおり。reconciliation〈用例〉父親と〜する。
②争っている当事者が互いに譲歩して争いをやめる契約。法律では、民法上の和解と裁判上の和解がある。compromise〈比較〉示談(じだん)
わ‐かい【和諧】
やわらぎ調和すること。なかよくすること。
*わか・い【若い】(形)
①生まれてからまだあまり経験を積んでいず元気さかんである。その年ごろである。young〈用例〉〜ころ。〜人。
②十分でない。未熟だ。immature; green〈用例〉考えが〜。筆づかいが〜。
③年が下である。young〈用例〉3つ〜。
④年齢から考えられるより元気だ。youthful〈用例〉気が〜。
⑤数や番号が小さい。low〈用例〉番号の〜順に並べる。〈派生〉わかげ(形動)わかさ(名)
若い時の苦労は買うてもせよ(わかいときのくろうはこうてもせよ)
若いときの努力や労苦は、年がいってから大いに役に立つので、みずから進んでしろ。
わかい‐しゅ【若い衆】
=わかいしゅう。
①年の若い男。青年。young people
②商家で、若い男の店員。young male employees
③町内・村内で祭事など種々の世話をする若者。わかいし。young people〈比較〉若衆。
わかい‐つばめ【若い燕】
女が愛人にしている、年下の若い男。young lover
わがいのち‐を【我が命を】
[枕ことば]《自分の命が長く続くようにの意で、「長し」と同音を含むことから》「長門(ながと)」にかかる。〈用例〉〜長門の島の小松原幾代を経てか神(かむ)さびわたる(万葉・15・3621)。
わかいひと【若い人】
石坂洋次郎(いしざかようじろう)の小説。昭和8〜12年(1933〜37)発表。青年教師、不良性のある女学生、純粋な女教師の3人が展開する学園青春小説。
わかい‐もの【若い者】
①若者。青年。young people
②若い使用人。若い衆。young male employees
③子分。わかいもん。young follower
わか‐いんきょ【若隠居】
まだ若いのに、家職を退き、または家の責任をゆずって隠居すること・人。
わか‐えだ【若枝】
伸びだして間もない、やわらかい枝。sprig
わか‐えびす【若恵比須・若夷・若戎】
江戸時代、京や大坂で元日の朝に売られた縁起物の札。夷神の姿を刷ったもので、これを門口に貼(は)ると福を得るといわれた。
わか‐がえり【若返り】
わかがえること。rejuvenation〈用例〉首脳陣の〜を図る。
わか‐がえ・る【若返る】(五自)
①年を忘れて若々しい気分になる。feel young again〈用例〉水泳を始めて〜・った。
②ある集団の構成メンバーの年齢が若くなる。〈用例〉チームが〜。
わか‐がき【若書(き)・若描(き)】
若いころの作品。多く、詩文・書画についていう。
わかき【若き】
〈文語的〉
《文語の形容詞「若し」の連体形から》若い人。〈用例〉老いも〜も。
わか‐ぎ【若木】
はえてからまだ年のたたない木。わかき。sapling〈対義〉老い木。
わかきウェルテルのなやみ【若きウェルテルの悩み】
《原題Die Leiden des jungen Werthers(ドイツ)》ゲーテの書簡体小説。1774年刊。友人の婚約者ロッテへの恋で破滅する青年の激しい情熱を描く。
わか‐ぎみ【若君】
①年若い主君。幼君。
②貴人・主君の若い子息。若様。
わ‐がく【和学・倭学】
日本古来の文学・歴史・法制・故実などを研究する学問。国学。〈対義〉漢学・洋学。
わ‐がく【和楽】
→邦楽。〈対義〉洋楽。
わがく‐こうだんしょ【和学講談所】
江戸後期の和学学問所。寛政(かんせい)5年(1793)塙保己一(はなわほきいち)が幕府の公許のもとに創設。『群書類従』など史料の編纂(へんさん)を行う。
わか‐くさ【若草】
春先、まだ芽を出したばかりのやわらかい草。green grass
わかくさ【若草】
〈町〉山梨県中部、釜無(かまなし)川西岸の町。農業が主で、粘土(ねんど)がわらの産地でもある。物々交換の十日市(2月)で知られる。人口9894(1994)。
わかくさ‐いろ【若草色】
若草のように鮮やかな黄緑色。同種の色名に若菜色・若芽色・若緑などがある。スプリンググリーン。chartreuse green
わかくさ‐の【若草の】
[枕ことば]《若草がやわらかくてみずみずしいことから》「つま・新(にひ)」などにかかる。〈用例〉かすが野はけふはなやきそ〜つまもこもれり我もこもれり(古今・春上)。
わかくさものがたり【若草物語】
《原題Little Women》アメリカの女流小説家オールコットの少女小説。1868〜69年刊。マーチ家の4人の姉妹、メグ・ジョー・ベス・エミーの成長の姿を描く物語。
わかくさ‐やま【若草山・嫩草山】
奈良市街東方の山。標高342m。芝草におおわれた優美な山で、1月15日の山焼きは有名。3段重ねにみえる山容から三笠(みかさ)山ともよばれる。
わかくさやま‐やき【若草山焼(き)】
早春、奈良市街東方の若草山で、斜面の芝を焼く山焼きの行事。
わが‐くに【我(が)国】
自分の国。自分の属している国。my country
わか‐げ【若気】
若者にありがちな、血気にはやる、無分別な気持ち。youthful impetuosity
若気の過ち(わかげのあやまち)
若さのあまり血気にはやって失敗すること。また、その失敗。
若気の至り(わかげのいたり)
《若者が、失敗したことなどについて、恥じ入る、また、いいわけの気持ちでいう》若さにまかせて、無分別なことをやってしまうこと。youthful follies
わが‐こと【我が事】
自分に関係がある事柄。自分の事。one's own affair〈用例〉〜のように喜ぶ。〜成れり。
わか‐さ【若さ】
①年を比べた場合、下であること。youth〈用例〉年の〜を強調する。
②元気さかんなこと。youthfulness〈用例〉〜にあふれる。
③未熟であること。経験がじゅうぶんとは言えないこと。immaturity〈用例〉言動に〜が目立つ。
わかさ【若狭】
→わかさのくに(若狭国)
わかさ【若桜】
〈町〉鳥取県南東端の町。林業の町で、町域の大部分は山林。氷ノ山(ひょうのせん)観光の基地でもあり、氷ノ山後山(うしろやま)那岐山(なぎさん)国定公園に属する。人口5859(1994)。
わか‐ざかり【若盛り】
年が若くて、元気のいちばんさかんなころ。
わか‐さぎ【魚・若鷺】
キュウリウオ科の小形魚。全長約15cm。背面は暗灰色、側面は銀白色。冬季、湖表面に穴をあけて釣る。食用。汽水域から淡水域にすみ、日本では北海道から九州に至る各地の湖沼に生息。
わかさ‐ぬり【若狭塗】
福井県小浜(おばま)地方でつくられる漆器(しっき)。彩(いろ)漆を乱雲形に塗り、金銀箔(はく)を付着させ、透(すき)漆を塗って研ぎ出したもの。慶長(けいちょう)年間(1596〜1615)から始まったとされる。
わかさ‐の‐くに【若狭国】
旧国名。現在の福井県南西部。北陸道の一国。「延喜式」では中国、3郡。国府は小浜(おばま)市府中(ふちゅう)、国分寺は同市国分(こくぶ)。明治4年(1871)廃藩置県により小浜県。のち敦賀(つるが)県、同9年(1876)滋賀県を経て、同14年(1881)福井県。若州(じゃくしゅう)。若狭。
わか‐さま【若様】
貴人の男の子をいう敬語。
わ‐かざり【輪飾り】
(わら)を輪に編み、下方に数本の藁を垂らした正月の飾り物。ウラジロ・ユズリハなどを添えて、門口や柱に飾る。
わかさ‐わん【若狭湾】
福井県中部の越前(えちぜん)岬と、京都府北西部の丹後(たんご)半島経ケ岬を結ぶ湾入。沿岸はリアス式海岸で、敦賀(つるが)・小浜(おばま)・舞鶴(まいづる)・宮津など小湾がある。湾岸一帯は若狭湾国定公園に指定され、三方(みかた)五湖・天橋立(あまのはしだて)などの景勝がある。
わかさわん‐こくていこうえん【若狭湾国定公園】
福井県と京都府の臨海部を占める若狭湾岸の国定公園。天橋立(あまのはしだて)・音海(おとみ)断崖(だんがい)・若狭蘇洞門(そとも)などの海食風景や三方五湖・気比(けひ)の松原などがある。昭和30年(1955)指定。
わかし
ブリの幼魚名。
わか・し【若し】(形ク)
〈古語〉
→わかい(若い)
わ‐がし【和菓子】
日本独特の菓子。おもにあんを用い、季節感を出し細工が細かい。生菓子・干菓子・あめ菓子などの種類に分かれる。〈対義〉洋菓子。
わか‐しお【若潮】
①潮の干満の差が大きくなってくること。また、その潮。
②西日本で、1月1日に海からくんでくる潮水。〈比較〉若水。
わか‐ししき【和歌四式】
四歌学書『歌経標式(かきょうひょうしき)』『喜撰(きせん)式』『孫姫(ひこひめ)式』『石見女(いわみのじょ)式』の総称。四家式。四家歌式。
わか‐じに【若死に】(名・サ変自)
若くて死ぬこと。早世。夭折(ようせつ)。die young〈対義〉長生き。
わか‐しゅ【若衆】
①元服前の前髪のある男児。若者。わかしゅう。
②江戸時代、歌舞伎(かぶき)役者で、男色(なんしょく)の対象となった少年。歌舞伎若衆。陰間(かげま)
わかし‐ゆ【沸(か)し湯】
沸かした湯・ふろ。heated water
わかしゅ‐かぶき【若衆歌舞伎】
前髪立ちの少年役者によって演じられた歌舞伎。寛永(かんえい)6年(1629)、女歌舞伎が禁じられてから興ったが、承応(じょうおう)元年(1652)禁止。〈比較〉女歌舞伎・野郎歌舞伎。
わかしゅ‐がみ【若衆髪】
江戸時代、元服前の男子の髪型。垂れ前髪を置き、中剃りして元結いで根元を締め、頭上で縦に二つ折りにする。若衆髷(わげ)
わかしゅ‐ぐみ【若衆組】
→わかものぐみ(若者組)
わか‐しらが【若白髪】
若いうちから生える白髪。福白髪。prematurely graying hair
*わか・す【沸(か)す】(五他)
①水などをにえたたせる。熱くする。boil〈用例〉湯を〜。ふろを〜。
②金属をとかす。とろかす。melt〈用例〉コールタールを〜。
③観衆を熱狂させる。excite〈用例〉満場を〜・した好プレー。
わか・す【湧(か)す・涌(か)す】(五他)
①虫などを発生させる。let breed〈用例〉うじを〜。
②ある感情や考えを心の中に起こさせる。stir〈用例〉興味を〜。
わか‐ず【分(か)ず】(連語)
《「分く」の未然形に打ち消しの助動詞「ず」が付いたもの》区別しないで。分かたず。〈用例〉昼夜を〜働く。
わか・せる【沸(か)せる】(下一他)
熱狂させる。沸かす。excite〈用例〉観衆を〜。
わか‐ぞう【若造・若蔵・若僧】
若者や未熟な者を見下げていう語。youngster〈用例〉〜のくせに、生意気だ。
わがそこく【わが祖国】
《原題Má vlast(チェコ)》スメタナ作曲の連作交響詩。1879年完成。ボヘミアの歴史と自然を独自の音楽語法で表現。『モルダウ』はとくに名高い。
わかたいじっしゅ【和歌体十種】
平安前期の歌論書。序文から壬生忠岑(みぶのただみね)著、天慶(てんぎょう)8年(945)成立とされているが、異論もある。歌体を10種に分け、例歌をあげ、歌の内面にもむかう批評をめざしている。忠岑十体。
わか‐だいしょう【若大将】
①年齢の若い大将。young leader
②年齢の若い、主家の主人。また、主家の若い息子。young master
わか‐たか【若鷹】
1歳のタカ。
わか‐たけ【若竹】
その年に生え出た竹。今年竹。
わかたけ‐に【若竹煮】
春の新ワカメと竹の子を煮た料理。木(き)の芽を添え、季節感を出す。若竹汁は、その吸い物。
わか‐だんな【若那】
①商家で主人の長男をいう敬語。〈対義〉大旦那。
②主人や大家(たいけ)の子息をいう敬語。
わかち【分(か)ち・別ち】
区分。区別。けじめ。distinction〈用例〉老若(ろうにゃく)の〜なく。
わかち‐あ・う【分(か)ち合う】(五他)
互いに分け合う。share〈用例〉喜びや苦しみを〜。
わかち‐あた・える【分(か)ち与える】(下一他)
分け与える。divide〈用例〉貧しい人に財を〜。
わかち‐がき【分(か)ち書き】
文章を書くとき、一定の方針で語句の単位を切り、その切れ目ごとに間隔をおく書き方。分別書法。〈参考〉小学校低学年の国語教科書などにみられる。
わかちくけんせつ【若築建設(株)】
建設業。土木会社。とくに海上土木工事。明治23年(1890)設立。東京本社は東京都目黒区下目黒。
わか・つ【分(か)つ・別つ】(五他)
①分ける。別々にする。divide; separate〈用例〉上下に〜。袂(たもと)を〜。
②区別する。distinguish〈用例〉男女を〜。
③《「頒つ」とも》分配する。distribute〈用例〉実費で〜。
④判断して見分ける。〈用例〉是非を〜。
わかつき‐れいじろう【若槻礼次郎】
(1866-1949)政治家。島根県生まれ。東大卒。大正15年(1926)憲政会総裁を継ぎ首相となる。昭和5年(1930)ロンドン軍縮会議首席全権。翌年民政党総裁となり再び首相、辞職後は重臣。
わか‐づくり【若作り】
化粧・服装などを年よりも若く見えるようにすること。youthful make up
わがつま‐さかえ【我妻栄】
(1897-1973)民法学者。山形県生まれ。東大卒。東大教授。判例や社会学的視点を重視し、民法学で指導的役割を果たす。昭和39年(1964)文化勲章受章。著書『民法講義』など。
わか‐て【若手】
働きざかりの若い人。また、集団の中の若いほうの人。young person〈用例〉〜は元気がいい。
わか‐とう【若党】
①武士の従者で年の若い者。young servant
②武士の従者で身分が低く、馬に乗る資格を持たない者。若徒。
わが‐とう【我が党】
同志。〈用例〉〜の士。
ワガドゥーグー【Ouagadougou】
西アフリカの内陸国、ブルキナファソ(旧オートボルタ)の首都。同国中部の商工業都市で、主産業はナッツ類など農産物の集散加工。人口44.2万(1985)。
わがとうそう【わが闘争】
《原題Mein Kampf(ドイツ)》ヒトラーの著書。1925〜26年刊。ナチズムを理解するうえで不可欠の文献。著者の前半生の自伝を語りながら政治観・歴史観・政治綱領を述べたもの。
わかと‐おおはし【若戸大橋】
福岡県北九州市の洞海(どうかい)湾入り口にかかる大吊(つ)り橋。若松区と戸畑区を結ぶ。長さ2068m。昭和37年(1962)完成。
わか‐どころ【和歌所】
勅撰(ちょくせん)和歌集の編纂(へんさん)のため宮中に臨時に設置された役所。天暦(てんりゃく)5年(951)『後撰(ごせん)和歌集』撰進のさいの「撰和歌所」に始まる。
わか‐どしより【若年寄】
①江戸幕府の職制の一つ。老中(ろうじゅう)を補佐し幕政を運営。小禄(しょうろく)の譜代(ふだい)大名から3〜5名を選任。月番交代制で、旗本(はたもと)・御家人(ごけにん)を管轄。
②若いのに老人じみている人。
わか‐との【若殿】
①幼い君主。
②主君の跡取り。〈対義〉大殿。
わかとの‐ばら【若殿原】
①貴人・武家の若い子弟たち。
②若い侍たち。
わか‐どり【若鳥・若鶏】
生後3か月ぐらいのひな鶏。食用鶏として品種改良されていて、大規模に飼育される。chicken
わか‐な【若菜】
①初春にはえる、食用の草・野菜類。
②宮中で、正月の初の子(ね)の日に内膳司(ないぜんし)が羹(あつもの)として奉った7種の新菜。のち、1月7日の「七草粥(ななくさがゆ)」となる。
わかなしゅう【若菜集】
島崎藤村(しまざきとうそん)の処女詩集。明治30年(1897)刊。伝統的詩情と西欧詩のロマンチシズムを融合した清新な調べのなかに、新時代の青春の苦悩を表現。日本近代詩を確立する役割を果たす。
わかな‐むかえ【若菜迎え】
正月5日もしくは6日に、七草粥(ななくさがゆ)の準備として7種類の菜を採集すること。
わが・ねる【綰ねる】(下一他)
たわめ曲げて、輪のように丸くする。
わか‐の‐うら【和歌浦】
和歌山市南西部、和歌浦湾岸の地区。『万葉集』の歌枕(うたまくら)で知られた名所で、玉津島神社がある。海食美の新・奥和歌浦とともに瀬戸内海国立公園に属する。
わかのはな‐かんじ【若乃花幹士】
(1928-)大相撲の元力士。青森県生まれ。本名、花田勝治(はなだかつじ)。第45代横綱。優勝10回。引退後は年寄二子山(ふたごやま)。日本相撲協会理事長。相撲博物館館長。