わり【割(り)】
①割ること。division〈用例〉〜ばし。
②損得の割合。ratio〈用例〉〜に合わない。〜のいい仕事。
③割り当て。配分。allotment〈用例〉部屋〜。時間〜。
④相撲で、取組表。〈用例〉あすの〜を見る。
⑤めいめいが同額を支払うこと。割り勘。Dutch treat〈用例〉〜でいこう。
⑥薄めること。dilute〈用例〉ウイスキーの水〜。
⑦《「…のわりに(は)」の形で》…に応じた程度よりは。…に相応しないで。considering; for〈用例〉年の〜に若く見える。病気の〜には元気そうだ。
割りが合う(わりがあう)
→割りに合う」と同意。
割りが利く(わりがきく)
労力や投資などの量にひき比べて、得られる効用や利益が大きい。
割りが良い(わりがよい)
他と比べて利益が大きい。profitable〈対義〉割りが悪い。
割りが悪い(わりがわるい)
他と比べて妙味が少ない。〈対義〉割りが良い。
割りに合う(わりにあう)
引き合う。割りが合う。pay
割りを入れる(わりをいれる)
①仲裁者を立てる。
②衣服や帯などの布と布の間に他の布を裁ち入れて、幅広く仕立てる。
割りを食う(わりをくう)
割りのあわない目にあう。損をする。do not pay; lose
わり【割】
歩合・比率の単位。元高の10分の1。〈用例〉1〜引き。
*わり‐あい【割合】
[一](名)
①全体に対する部分の、また、物と物との量的関係。歩合(ぶあい)。比率。割。ratio; rate〈用例〉5対3の〜。値引きの〜。〜が高い。
②全体を分割してあてがう、個々の負担分。割り当て。割り前。割り勘。allotment
③《「…のわりあいに」の形で》…に比較して。…にしては。〈用例〉年の〜に若い。
[二](副)案外に。思ったより。比較的。わりと。わりに。comparatively〈用例〉〜広い。〜元気。
わりあい‐に【割合に】(副)
比較的に。思いのほかに。わりあいと。comparatively〈用例〉〜簡単だった。
わり‐あて【割(り)当て・割当】
割り当てること。割り前。allotment〈用例〉〜を決める。
わりあて‐がく【割当額】
割りあてられた金額や物の量。allocation
わり‐あ・てる【割(り)当てる】(下一他)
分けて、それぞれにあてがう。分配する。配当する。割り振る。allot; distribute
わり‐いし【割(り)石】
建築の基礎用などのために、適当な大きさに割った石。
ワリー‐しょとう【ワリー諸島】
(îles Wallis)→ウォリスしょとう(ウォリス諸島)
わり‐いん【割(り)印】
①相互の関連性を確認するため、分離した複数の書類にまたがって1つの印章を押すこと。書類が数枚からなるとき、そのつづり目に押すものは契印(けいいん)という。割り判。tally impression
→契印。joint seal
わり‐がき【割(り)書き・割書】(名・サ変自)
①本文の中で、注を2行に割って書き入れること。また、その注。割り注。
→角(つの)書き
わり‐かし【割りかし】(副)
《俗語》わりかた。わりあい。わりに。
わり‐かた【割(り)方】
[一](名)割る方法。
[二](副)《俗語》わりあい。わりに。
わり‐かん【割(り)勘】
《俗語。「割り前勘定」の略》めいめいで平均した金額を出して、代金を払うこと。Dutch account; go Dutch
わり‐き・る【割(り)切る】(五他)
①余りが出ないように割る。divide
②迷わずに断定を下す。きっぱりと結論を出す。take a resolute attitude〈用例〉〜・って考える。
わり‐き・れる【割(り)切れる】(下一自)
①割り算で、きっちり割れる。divisible
②よく納得・了解できる。satisfied〈用例〉〜・れない気持ち。
わり‐く【割(り)句】
ある単語を2つに割って、俳句形式の短詩の最初と最後に入れる遊び。また、その句。
わり‐ぐり【割(り)栗】
《「割りぐり石」の略》割り砕いた石。道路・建築物などの土台用。
わり‐げすい【割(り)下水】
地面を掘り割りとした下水道。
わり‐ご【破(り)子・破(り)籠】
中に仕切りのある弁当箱の一種。ヒノキで折り箱のように作り、かぶせ蓋(ぶた)をする。また、その中に入れた携行用の食物。弁当。のちには曲げ物や行李(こうり)のこともいった。
わり‐こう【割興】
《「割引興業債券」の略》日本興業銀行が発行する割引金融債。
わり‐ごえ【割(り)声】
そろばんで、割り算のときに唱える九九の声。「二一天作(にいちてんさく)の五」など。
わり‐こみ【割(り)込み】
①人を押し分けて入り込むこと。cut in
②劇場で、連れでない人と枡(ます)席でいっしょに見物すること。追い込み。
わり‐こ・む【割(り)込む】(五他)
①人を押し分けて、列の中などに無理に入り込む。cut in〈用例〉列に〜。
②人の対話に口を出す。break into〈用例〉話に〜。
わり‐ざん【割(り)算】
ある数が他の数の何倍になっているかを、求める計算。除法。division〈対義〉掛け算。
わり‐した【割(り)下】
《「割り下地」の略》だし汁に、しょうゆ・みりん・砂糖などで調味した、なべ料理用の煮汁。すき焼きや鶏(とり)なべなどに用いる。
わり‐じょうゆ【割(り)醤油】
しょうゆをだし汁や酢・かんきつ類などで割ったもの。しょうゆ味をやわらげる。
わり‐す【割(り)酢】
酢を半量程度の水で割り、甘味が感じられる程度に砂糖を加え、みりんを少量加えたもの。すしだねの下味(したあじ)に用いる。
わり‐ぜりふ【割(り)詞】
歌舞伎(かぶき)で、一つのせりふを何人かで分けて言うこと。また、そのせりふ。
わり‐だか【割高】(名・形動)
品質・分量などのわりに、値が高いこと・さま。他にくらべて値段が高いこと・さま。comparatively dear〈対義〉割安。
わりだし‐だい【割(り)出し台】
フライス盤などのテーブル上に取り付け、円周を等分割するための付属装置。index head
わり‐だ・す【割(り)出す】(五他)
①割り算をして答えを出す。計算して答えを出す。算出する。calculate〈用例〉単価を〜。
②ある根拠に基づいて結論を出す。考え出す。figure out〈用例〉犯人を〜。
わり‐ちゅう【割(り)注・割(り)註】
割り書きにした注。
わり‐つけ【割(り)付け】(名・サ変他)
①わりあてること。allotment
②書籍・雑誌・パンフレット・ポスターなどの印刷用原稿を作製するとき、絵画・写真・文字などをスペース内に配置する作業。また、配置されたもの。レイアウト。layout
わり‐つ・ける【割(り)付ける】(下一他)
①割りふる。allot
②割り付けをする。lay out
わり‐と【割と】(副)
→わりに(割に)
わり‐な・い【理無い】(形)
①やむを得ない。〈用例〉〜用事で欠席する。
②りくつで割り切れないほど親密である。〈用例〉〜仲。〈派生〉わりなさ(名)
わり‐な・し(形ク)
〈古語〉
《「理(ことわり)無し」の意》
①道理に合わない。分別がない。〈用例〉心をぞ〜・きものと思ひぬる(古今・恋4)。
②つらい。苦しい。〈用例〉一昨日(をととひ)より腹を病みて、いと〜・ければ(源氏・空蝉)。
③しかたがない。やむをえない。〈用例〉いみじう酔(ゑ)ひて、〜・く夜ふけてとまりたりとも(枕・宮仕人のもとに)。
④はなはだしい。〈用例〉猶〜・く恋しうのみおぼえければ(伊勢・65)。
⑤するすべがない。どうしようもない。〈用例〉御文なども通はむことのいと〜・きを思(おぼ)すに、いと胸いたし(源氏・帚木)。
わり‐に【割に】(副)
=わりと。
①一般と比較して。比較的に。わりあい。わりかた。comparatively〈用例〉〜大きな家。
②思ったよりも。案外に。〈用例〉〜うまくいった。
ワリニヤーノ【Valignano】
→バリニャーノ
わり‐ぬい【割(り)縫い】
裁縫の技法の一つ。印どおりに縫ったあと、縫い代を縫い目から両側に折り返す(割る)始末の方法。割り接(は)ぎ。
わり‐ばし【割(り)箸】
使い捨ての白木製の箸。下方から中ほどまで割り目が入れられている。使用するとき2つにさいて一膳(いちぜん)として使う。chopsticks
わり‐はん【割(り)判】
→わりいん(割り印)
わり‐びき【割引】
[一](名・サ変他)何割か安くすること。discount〈比較〉割り戻し。〈対義〉割り増し。
[二](名)「手形割引」の略。
わりびき‐さい【割引債】
額面金額から利息相当分を差し引いた価格で発行され、満期時に額面金額で償還される債券。期間1年の金融債と期間5年の中期国債などがある。discount bond〈対義〉利付債。
わりびき‐しじょう【割引市場】
商業手形・銀行引受手形などの売買を行う公開の金融市場。ロンドン割引市場・ニューヨーク割引市場など。discount market
わりびき‐せいさく【割引政策】
中央銀行が市中銀行の割引手形を再割り引きするさいに、金利などを操作して、市中銀行の貸し出し策を調整すること。discount policy
わりびき‐てがた【割引手形】
買い取り日から支払い期日までの利息を額面金額から差し引いて、金融機関に裏書き譲渡された手形。商業手形・荷為替手形・銀行引受手形の3種類。bill discounted
わりびき‐はっこう【割引発行】
債券をその券面額未満の価格で発行すること。多くの債券で行われるが、額面価格の株式については商法で禁止。discount issue〈対義〉額面発行。
わり‐び・く【割(り)引く】(五他)
①値段から何割か引く。割引をする。discount
②少なく見積もる。内輪に評価する。discount〈用例〉その話は〜・いて聞いたほうがよい。
③手形割引をする。discount
わり‐ひざ【割(り)膝】
ひざを少し開いて座ること。また、その座り方。
わり‐ピン【割りピン】
半円状の線材をU字状に折り曲げた形のピン。穴に差し込んだのち先端を開く。ボルト・ナットのもどり止めなどに用いる。cotter pin
わり‐ふ【割(り)符】
証印をおした木片などを割ったもの。一片ずつ所持し、後日合わせて証拠とする。割り札。割符(わっぷ)
わり‐ふだ【割(り)札】
→わりふ(割り符)
わり‐ふり【割(り)振り】
割り当て。配分。assignment; allocation; distribution
わり‐ふ・る【割(り)振る】(五他)
割り当てる。assign; allocate; distribute〈用例〉役を〜。
わり‐ほぐ・す【割(り)解す】(五他)
卵などを割って中身をかきまぜる。whip
わり‐まえ【割(り)前】
それぞれに割り当てた額・量。allotment; share
わり‐まし【割(り)増し・割増】(名・サ変他)
一定の額に、その何割かの額を加えること。また、加えた額。プレミアム。extra; premium〈対義〉割引。〈用例〉〜料金。
わりまし‐ちんぎん【割増賃金】
通常の賃金に、一定比率で加算される賃金。残業・休日勤務・危険作業などについて支給される。extra pay
わり‐むぎ【割(り)麦】
あらくひいた大麦。ひき割り麦。ground barley〈対義〉丸麦。
わり‐もどし【割(り)戻し】(名・サ変他)
割り戻すこと・金。リベート。rebate〈比較〉割引。
わり‐もど・す【割(り)戻す】(五他)
受け取った金額の中から、その何割かを返す。rebate
わり‐やす【割安】(名・形動)
品質・分量などのわりに、値が安いこと・さま。他にくらべて値段が安いこと・さま。cheap〈比較〉格安。〈対義〉割高。
わり‐やま【割(り)山】
林野の利用形態の一つ。所有は共同のまま利用を個別にした入り会い方式。割り山植林地が個別所有地となる傾向もあった。〈比較〉共有林。
わ‐りんご【和林檎】
バラ科リンゴの近縁種。古くから日本にあり高さ約3m。葉は楕円(だえん)形で、白花を房状につけ、リンゴより小形の果実をつける。中国原産。
わる【悪】
[一](名)
①悪いこと。不正。evil deed〈用例〉また〜をした。
②悪い人。悪人。bad lot〈用例〉近所の〜。
[二](接頭)
①悪い、不快である、の意を表す。〈用例〉〜達者。〜がしこい。〜酔い。
②度が過ぎるの意を表す。〈用例〉〜ふざけ。
[三](接尾)悪い、の意を表す。〈用例〉意地〜。性(しょう)〜。
*わ・る【割る・破る】(五他)
①たたいたり、ぶつけたり、切ったりして、小さい部分に分ける。split; break; crack〈用例〉竹を〜。クルミを〜。
②まとまっているものを分裂させる。分離させる。separate〈用例〉2人の仲を〜。世論を〜。
③割り算をする。divide〈対義〉掛ける。〈用例〉10を5で〜。
④1つのものを分配する。わりあてる。allot〈用例〉仕事を3人に〜。
⑤ある液体を他の液体で薄める。dilute〈用例〉ウイスキーを水で〜。
⑥隠さず言う。talk frankly〈用例〉腹を〜・って話す。
⑦秘密を漏らす。reveal〈用例〉口を〜。
⑧一定の範囲を越えて外へ出る。〈用例〉土俵を〜。
⑨おし分けて入る。〈用例〉けんかに〜・って入る。
⑩数量や相場が、ある一定の値以下になる。fall bellow〈用例〉2000円台を〜。定員を〜。
割って入る(わってはいる)
押し分けて入る。むりやりに中へ入る。force one's way through
わる‐あがき【悪掻き】(名・サ変自)
①むだと思われるのにあせってあれこれすること。useless struggle〈用例〉いまさら何をしても〜だ。
②悪ふざけすること。practical joke
わる‐あそび【悪遊び】(名・サ変自)
①よくない遊び。trick
②女遊び。whoring
③ばくち。gamble
*わる・い【悪い】(形)
〈対義〉良い。
①人として良くない。正しくない。社会的に批難されるようなようす。bad; wrong〈用例〉〜行い。〜子。
②ふつうから外れて好ましくない。めぐりあわせがよくない。bad; wrong〈用例〉縁起が〜。つごうが〜。〜相手。
③感じがよくない。不愉快。unpleasant; unwell〈用例〉感じが〜。気分が〜。
④病気である。故障がある。wrong; sick(米); ill(英)〈用例〉家内が〜ので、欠席する。エンジンの調子が〜。
⑤品質がよくない。ふつうより劣っていて、適さない。また、くさっている。bad; inferior〈用例〉〜ミルク。〜・くなった卵。
⑥劣っている。weak〈用例〉頭が〜。
⑦まちがっている。wrong〈用例〉その答えは〜。発音が〜。
⑧気の毒である。すまない。sorry〈用例〉待たせては〜。〈派生〉わるが・る(五自)わるげ(形動)わるさ(名)
悪い事は言わない(わるいことはいわない)
《ためらう相手を説得するときなどにいう》自分は、けっして結果の悪くなるようなことをすすめているのではない。言われたとおりにしなさい。
悪い事は出来ぬもの(わるいことはできぬもの)
悪事は隠していても、いつかは露見する。Murder will out.
悪い酒(わるいさけ)
けんかをしたり、乱暴したりするきっかけとなる飲酒。酒癖の悪いこと。
悪い奴程良く眠る(わるいやつほどよくねむる)
悪人ほど良心がないので、罪を気にせず安眠するものである。
悪くすると(わるくすると)
なりゆきが悪くなった場合には。if things do not go well
わる‐がしこ・い【悪賢い】(形)
悪いことにかけて賢い。ずる賢い。cunning; sly〈派生〉わるがしこさ(名)
わる‐ぎ【悪気】
悪い心。悪意。malice〈用例〉〜があってしたわけではない。
悪気を回す(わるぎをまわす)
邪推する。
ワルキューレ【Walküre(ドイツ)
→ワルキュリエ。
②ワーグナーの楽劇『ニーベルングの指輪』第1夜の題名。
ワルキュリエ【Valkyrja】
《戦死者となるべき者を選ぶ女たち、の意》北欧神話の戦いの乙女たち。オーディンにつかえる娘たちで、多くは白鳥の姿で戦場に駆けつけ、戦死者をきめ、倒れた勇士を天上のワルハラに運ぶ役をする。
わる‐くち【悪口】
人をあしざまに言うこと・ことば。あっこう。わるぐち。slander
わる‐さ【悪さ】
①悪いこと・程度。bad〈対義〉よさ。〈用例〉そのときの間の〜といったらなかった。
②いたずら。mischief〈用例〉〜をして困る。
ワルザー【Martin Walser】
(1927-)ドイツの小説家。現代社会批判の作品を描く。作品『フィリプスブルクの結婚』『ハーフタイム』など。
ワルザー【Robert Walser】
(1878-1956)スイスの小説家・詩人。日常生活を優美なひびきの文章でつづった。小説『店員』『タンナーの兄妹』など。
わる‐さわぎ【悪騒ぎ】
まわりの迷惑も考えないで、さわぐこと。
わる・し【悪し】(形ク)
〈古語〉
→わろし(悪し)
わる‐じゃれ【悪落】
①相手の気持ちを損ねるような、たちのよくないしゃれ。joke in poor taste〈用例〉〜で怒らす。
②下手なしゃれ。poor joke
ワルシャワ【Warszawa】
ポーランドの首都。同国中部、ビスワ川中流にまたがる。政治・文化・工業都市で、水陸交通の要地。行政上はワルシャワ首都県特別市を構成。第1次・第2次大戦でドイツ軍に破壊され、再建を繰り返した。人口165.3万(1992)。ワルソー。
ワルシャワ‐じょうやく【ワルシャワ条約】
(Warsaw Treaty)北大西洋条約に対抗して、1955年にソ連・ポーランド・東ドイツ・ハンガリー・ルーマニア・ブルガリア・アルバニア・チェコスロバキアの間で結ばれた友好協力相互援助条約。91年条約の効力停止。
ワルシャワじょうやく‐きこう【ワルシャワ条約機構】
(Warsaw Treaty Organization)ワルシャワ条約に基づき1955年設立されたソ連・東ヨーロッパ諸国の集団安全保障機構。東西冷戦の終結に伴い91年解体された。WTO。
わる‐ずれ【悪擦れ・悪摺れ】(名・サ変自)
世慣れて、人がずるくなること。〈用例〉〜していないところが気に入った。
ワルソー【Warsaw】
→ワルシャワの英語名。
ワルター【Bruno Walter】
(1876-1962)アメリカの指揮者。ドイツ生まれ。20世紀前半を代表する名指揮者の一人。モーツァルト・マーラー作品を得意とした。著書『主題と変奏』など。
ワルター‐フォン‐デル‐フォーゲルワイデ【Walther von der Vogelweide】
(1170ごろ-1230ごろ)ドイツ中世最大のミンネゼンガー(叙情詩人)。伝統的恋愛歌(ミンネザング)の枠を超えて、多彩な主題に率直な感情を吐露し、近代詩への道を開いた。
わる‐だくみ【悪巧み】
悪いたくらみ。悪計。trick
わる‐だっしゃ【悪達者】(名・形動)
芸など、巧みであるが、品のないこと・さま。悪巧者(ごうしゃ)
ワルタリ【Mika Waltari】
(1908-79)フィンランドの小説家。大部な歴史小説『エジプト人』で一躍世界的に有名になる。作品『不死のトゥルムス』など。
わる‐ぢえ【悪知恵】
悪事にかけての、才能。cunning〈用例〉〜にたけている。
ワルツ【waltz】
4分の3拍子のはなやかな舞曲。また、その曲でおどるダンス。オーストリアやドイツのバイエルンに生まれ、18世紀末以来広く流布。円舞曲。
ワルデン‐はんてん【ワルデン反転】
光学活性体が置換反応を起こした場合に、光学活性ではあるが、立体配置が逆向きの生成物を生じることをいう。ワルデン転位。Walden inversion
ワルド【Abraham Wald】
(1902-50)アメリカの数理統計学者・経済学者。ルーマニア生まれ。コロンビア大教授。数理経済学・数理統計学を研究。また、品質管理の分野では逐次検定法の開発者として知られる。
ワルトトイフェル【Emil Waldteufel】
(1837-1915)フランスの作曲家。多くの円舞曲を残す。円舞曲『女学生』『スケーターズ‐ワルツ』など。
ワルトハイム【Kurt Waldheim】
(1918-)オーストリアの外交官・政治家。ウィーン大卒。1971年第4代国連事務総長に就任し、81年まで在職。86年からオーストリア大統領。
わる‐どめ【悪止め・悪留め】(名・サ変他)
しつこく引き止めること。
わる‐なすび【悪子】
《茎・葉に鋭い刺(とげ)がはえて始末に悪いことから》ナス科の多年草。北アメリカ原産の帰化植物。道ばたに見られ、高さ約70cm。卵形中裂の葉の両面に毛が密生。夏から秋、ナスに似た淡紫色花が咲く。
わる‐のり【悪乗り】(名・サ変自)
調子に乗って、ことばや行動が度を越すこと。overdo
わる‐ば【悪場】
登山で、岩壁や滝など、通行困難で危険なところ。dangerous spot
ワルハラ【Valhöll】
《戦死者の館、の意》北欧神話で、戦士の赴く天国。オーディンは戦場で倒れた勇士をここに迎え、ラグナレク(魔軍との決戦)に備える。勇士は昼は試合をして鍛え、夜は盛大な饗宴(きょうえん)をする。
ワルヒャ【Helmut Walcha】
(1907-)ドイツの盲目のオルガン奏者・チェンバロ奏者。教会オルガン奏者として活躍。バッハ演奏家として有名。
わる‐び・れる【悪怯れる】(下一自)
責められて、気後れする。未練そうに、もじもじする。be abashed〈用例〉〜・れない態度。
わる‐ふざけ【悪ふざけ】(名・サ変自)
ひどくふざけること。度の過ぎたふざけ方。nasty trick〈用例〉〜が過ぎる。
わる‐もの【悪者】
悪事をする者。悪人。悪漢。bad person
わる‐よい【悪酔い】(名・サ変自)
酔って頭痛・吐き気などを起こすこと。また、そうした酔い方。drunken sickness
ワルラス【Marie-Esprit-Léon Walras】
(1834-1910)フランスの経済学者。ローザンヌ学派の創始者。経済学に数学を導入し、限界効用理論と一般均衡理論を提示することによりミクロ経済学の基礎を築いた。主著『純粋経済学要論』。